暑いけど、コロナ期間、時間はあるので、気になっていた本を少し読んでる。
中村桂子さんの『中村桂子ナズナもアリも人間も』
平凡社の語りおろし自伝シリーズで、のこす言葉ブックレット。2018年発行。
中村桂子さんといえば、福音館書店から『いのちのひろがり』という絵本が出てて、4年生以上で科学関係のブックトークの時に使います。まだ最近の本ですが。松岡達英絵。
そうです。バリバリの理系のかたです。生命誌の研究をされています。1936年生まれ。
日常の生活をてらいなく丁寧にしかも軽やかに過ごしてられる様子が、めっちゃかっこいい。
いま、人と人が接触するのを避け、体温を感じない関係が普通になっていきそうな気配に、とっても不安を感じてるのね。
このままではいけない。
でも、おはなしおばちゃんとして、何ができるだろうって。
この本はコロナ禍より前に出されているんだけど、こんなことが書いてあった。
現代社会は、AIに振り回されて、人間が自分で考えることを止める恐い世界に入りつつある。この方向に行ったら、人間はおしまい。機械にふり回されず幸せに生きる道を自分たちでさがそうって。
勇気が出た。
中村さんが設立に関わった生命誌研究館(ー科学のコンサートホール)っていうところが大阪府高槻市にあるんだって。
落ち着いたら行ってみたいな。
ホームページだけでも面白いから、見てね。
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