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語りの森を作った魔女

1月のおはなし会2🎍🎍

ちょっと前の報告です。
1月の下旬に小学3年生のおはなし会がありました。

子どもたちがお話を覚えてきて、保護者の前で語ります。
そのお話は、語りの森昔話集から選ばれます。
わたしも、聞かせてもらいます。
それがねえ、とってもすてきなの。
朗らかで、元気で、一生懸命語ってくれます。
年末年始にかけての一番落ち着かない時期に、よく頑張って覚えたなあと感心します。

子どもたちの語りが全部終わると、わたしからのお返しの語りです。
プログラムは、以下の通り。

「ホレばあさん」『語るためのグリム童話2』小澤俊夫監訳/小峰書店
「はらぺこピエトリン」『子どもに語るイタリアの昔話』剣持弘子編訳/こぐま社
「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社

残り時間が少なかったので、2話が終わった段階で、
わたし「おはなししようか?じゃんけんにしようか?」
子ども「おはなし!!!!」
もう3年生ですが、「ひなどりとねこ」笑い転げていました。

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きのうのホームページ更新は《外国の昔話》「ヤネケンとミーケン」
語ってくださいね~

語るしあわせ

おだやかなあさのひかりの中で、おはなしの練習をしています。
来週水曜日に語るおはなしの練習です。
3話の予定で、おまけの話をもう1話、準備しています。

声に出すおはなしの一言ひとことに、これまで聞いてくれた子どもたちのかがやく眼差しと、すずめのようなおしゃべりがよみがえります。
覚えたときにはぺらぺらの平面だったおはなしが、何十年も語っているうちに、子どもたちによって丸く大きく色どり豊かに育てられたのです。

子どもたちからもらった宝物です。

いま、おだやかな光の中で、語りながら、自分の声に耳を傾けます。
すると、おはなしが、人生のいろいろなことを思い出させてくれます。
そして、今を生きる意味を教えてくれます。
どれもこれも、子どもたちからもらったもの。おはなしの神さまからいただいたものです。

さあ、もうひとふんばり。
がんばりましょう。

 

 

1月のおはなし会🎍

こども園のおはなし会です。

1月20日(月)
4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ねずみ浄土」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

クラスの色があって、黙って聞くクラスと、わちゃわちゃ反応しながら聞くクラスの落差がおかしかったです。
でも、どちらのクラスも、「こうこうと風を切って飛んでいく音がして」のところは、しいんとして、わたしもいっしょに暗闇を飛んでいるような気になりました。
「ねずみ浄土」は、お話を始めたばかりのときから語っています。類話もほかに再話したり語ったりしていますが、最初のこの話がいまは一番しっくりきます。

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「がちょうはくちょう」『おはなしのろうそく27』東京子ども図書館
絵本『のんびりしてたら』五味太郎/ポプラ社
ろうそくぱっ

このクラスは、女の子はもちろんお話好きなんだけど、男の子も打てば響くように返してくれるので、ハラハラドキドキの話がぴったりです。

わたし「お土産の赤いスカーフをくれました」
子ども「スカーフて何?」
わたし「(待ってました!)これよ」ってスカーフを出してかぶって見せました。
子ども「どろぼうやん!」
わあって笑うから、スカーフを鼻の下でくくってみせて、「こうやったらどろぼう!」
それからあごの下でくくって「ほら、おねえさんでしょ!」
子ども「赤ずきんや!」
もうずっとおしゃべりしていたかったです。

1月21日(火)
3歳さん1クラスずつ3回

ろうそくぱっ
おはなし「にんじんとごぼうとだいこん」『日本・中国・韓国の昔ばなし集3』日中韓こども童話交流事業実行委員会
ろうそくぱっ

わたし「こんにちは」
子ども「こんにちは!」
わたし「はじめまして」
子ども「はじめまして、おめでとうございます!」
わたし「おめでとうございます!」

そやなあ、出会えたこと、めでたいことやなあ。
初めての子どもたち。
おはなしを初めて聞く子どもたち。
きらきらした目をぱっちりあけて、好奇心いっぱいで聞いてくれました。
先生がたも、どのクラスもとっても嬉しそうでした!

あ~、たのしかった!

淡路島

2泊3日で淡路島を楽しんできました。
南あわじのほんの一部をうろついただけだけど。

1日目は、福良(ふくら)の町を半日ぶらぶら歩きました。
去年も来たから、町の東西南北も分かってるし、新たな発見もありました。この写真は福良の子どもたちが描いた七福神の絵です。

昭和の時代を歩いているかのような福良の商店街に、小さな水族館があります。
ギョギョタウン!
去年来たときは、魚屋さんかと思って通りすぎたんだけど。
入ってみると、小さな水槽がいっぱい置いてあって、鯛やらイワシやらが楽しそうに泳いでいました。海水で育てるのは大変なんだそうです。
さかなくんの絵も掲示してありました。
スタッフは、5,6人のお爺さんたち。
海辺の町だから、漁師さんたちが、「これあげるわ」といって魚を持ってきてくださるそうです。
地元の小学生が勉強に来るんだって。
あったかい雰囲気の水族館だから、もし福良に行ったときは、ぜひ訪れてくださいね。

2日目は、沼島(ぬしま)へ。
イザナキとイザナミが、天の浮橋から、天の沼矛(ぬぼこ)で、こおろこおろと地面をかき混ぜて、矛を引き上げたときに、ぽたりと落ちてできたのが、オノコロ島(=沼島)。
つまり、日本で最初にできた土地、という神話です。
そのときの矛を突き刺したのが、上立神岩(かみたてがみいわ)。これは伝説ね。


上立神岩

沼島へは船で渡ります。10分ほど乗ります。

沼島は、中央構造体の上にあって、結晶片岩でできた島です。
片岩はとてもきれいで、表面がキラキラしています。
いくつか持って帰って、うちの庭に飾りました。

3日目は、淡路島の芸能といえばこれでしょう。
淡路人形浄瑠璃を楽しみました。
演目は『玉藻前あさひの袂』「神泉苑の段」。
九尾のきつねが玉藻の前を殺して化ける話。首(かしら)の早変わりがめっちゃゆかい!


このポスターの右側の写真、顔が怖いでしょ。九尾のきつねです。


えべっさんのとなりにいる人だれや?
恵比寿さんは、福の神です~

温泉もお魚料理も、満足満足でしたO(∩_∩)O

 

 

 

 

 

ふゆごもり☃️

朝から寒いなあと思ってたら、初雪がちらつきました。
雪の多い地方の方には申し訳ないのですが、生まれたところもそのあと暮らしてきたところもめったに雪が降らないので、雪を見るとわくわくするのです。
まるで子どものころに返ったような無垢のうれしさです。

お正月休みのだらだら感がぬけきれず、こうなったらもう冬ごもりするしかないな。
朝起きるのもお日さまがのぼってから。
お茶とコーヒーを入れて、新聞を見ながら朝ごはん。
ヨーグルトにすりごまとVCをかけて、めっちゃすっぱい!
納豆にもずくをかけて、めっちゃねばねば!
それから、大好きなグラハム食パンに四つ葉バターをうす~くぬって、トースト。
家人が起きてくるまで、ぼ~っと。いつまで朝ごはん食べてるねん!

子どものころ、戦争体験者の母親から、あんたは戦争経験してないからな、といわれるたびに、自分が悪いことをしているような後ろめたさを感じていた。そんな子どもでした。
けど、今はもう、じゅうぶん高齢者なので、後ろめたさではなく幸運をよろこんだらいいんやってわかっております。

それで、新聞読んでため息をつきながらも、ふゆごもり、ふゆごもり、と、自分を甘やかしている。
ええんちゃう?

あ、そうそう。
今年の11月か12月に、あったかペーチカで「貧乏神大会」をします。
みなさん貧乏神の話を持ち寄って語り合いましょう。

インフルエンザが、猛威を振るっています。
明日は小寒。
寒さはこれからです。
みなさまご自愛くださいね。