「日常語の語り」カテゴリーアーカイブ

プライベートレッスン🌻

まだまだ暑さが厳しいですが、みなさんお元気ですか?
とはいえ、小学校はもうすぐ始業式ですね。
わたしも、かつては始業式を心待ちにしていましたが、始業式が速くなっているので子どもたちは登下校が大変でしょうね。
ほんとに、まだまだ暑いですから。
久しぶりプにライベートレッスンがありましたので報告します(^o^)

1話目 語り「幸運の種まき」『語りの森昔話集6』語りの森
前にあったかペーチカの会で語られたのを聞きました。
そのときも思ったんですが、わたしはこの話が大好きなんで、聞かせてもらうとほんとにいい話だなと思いました。
間違って人を殺してしまうところが出てくるんですが、読んでいるよりも、耳で聞いているときのほうが、物語の中の一つのエピソードとして全体の流れの中に含まれているから衝撃は弱められていてよかったです。
あるいは語り手さんの優しい声のおかげもあると思います。
衝撃の場面をさらっと語る技術というか。
いつか、自分も覚えたいと改めて思いました。
6年生に語るために覚えたということでした。

2話目 日常語のテキスト作り 「ねずみの小判干し」『おはなしのろうそく26』東京子ども図書館
ずいぶんと、テキストを自分の言葉にすることに慣れてこられていて、ほとんどのところはオッケイでした。
言葉を迷っておられるところを数か所と、ヤンさんから新たなアドヴァイスが数か所でした。
あとは覚えるだけ!
とにかく、自分がやったことを先生に見てもらってきちんとしたテキストにしてから覚えるというのが大事だと再確認できました。
1年生くらいに語る予定だそうです。
冬の終わりから春にかけての雪解けの時期にちょうどいい話です。

3話目 テキストの修正 「小石投げの名人タオ・カム」『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社
基本的に、テキストの修正をするというのはしてはいけませんね。
おはなし入門講座では、語れるであろう出典本を示してもらって、その中から選ぶというように指導してもらっています。
初心者のあいだはその中から選び、
選んだ話は一言一句そのまま覚えましょうということです。
そいう段階を過ぎた後で、修正をするならば次のような箇所です。
耳で聞いて分からないところ。
分からない言葉。(年齢によって理解度が違うから)
同音異義語。
それらを修正するわけですが、この話は語れる本のリストに入っていますからそのままでも語れます。
それでも言葉を変えたいというならば変えても大丈夫なところをヤンさんに教えていただきました。
リスト以外の本から話を選ぶことも増えてくると思いますが、修正の必要が多いテキストは選択肢には入れないほうがいいかもしれません。

経験を積むと選ぶか選ばないかの目も養われますよね。
だからまだ目が養われていない初心者には、語れるテキストをヤンさんは示してくれているわけです。
語り手の心に響く名言が出ました。
〝言いにくいからとか、口に乗りやすいからという理由でテキストを変えるのは、自分を甘やかしている〟
そして、テキストを作った人はプロだから、語り手がわかりやすいと思って言葉を変えるのはおこがましい、もっとテキストと作った人に敬意をもって向き合いましょうとも。
自分を甘やかすことなく、謙虚にテキストと向き合わないといけないということですね。
まさに修行です。

プライベートレッスンは、突き詰めて考えられる時間だなあと、つくづく感じました。
大事なことを再確認できて大変良かったです。

ヤンさん、今年は超多忙のためにプライベートレッスンが実施できていなくて久しぶりでした。
3話とも、それぞれの語り手さんに沿った細かい指導で語り手さんもわたしも濃い時間をいただきました\(^o^)/

大人のためのお話会🌊

まだまだ暑い8月20日。
この暑い中、大人のためのお話会に来てくれるかなあ~とちょっと心配もありましたが、常連さん、初めてのかたたち8人が来てくださいました。
今回のテーマは〝海〟
担当は、ウーカーさんとジミーです。

絵本 『たくさんのふしぎ∥海は』吉野雄輔/文・写真 福音館書店
おはなし 「コックのペレ」語りの森HP → こちら
おはなし 「一休さんの大きな話」(日常語)語りの森HP → こちら
絵本 『うみのむこうは』五味太郎/作・画 絵本館
手遊び ぐーちょきぱーで(海の生き物バージョン)
絵本 『うみがめのおじいさん』いとうひろし/作 講談社
おはなし 「山の鯨・海のいのしし」(日常語)『日本の民話1動物の世界』瀬川拓男・他/編 角川書店
絵本 『うみのたからもの』たかおゆうこ/作 加瀬友喜/監修 講談社
おはなし 「さるの海岸見物」(日常語)『語りの森昔話集2』語りの森

おはなしと絵本で海を満喫できたかなあ~
お話会の最中は必死なところがあるのでそんなに余裕はないのですが、終ってからふり返ってみると「楽しくできたな」と思うのは我ながらげんきんだなと思います。
「山の鯨・海のいのしし」を4年生以上のおまけで使えるとアドヴァイスしてもらってうれしかったこと、分かっていたのにできていなかったことがあったことが、お話会後の打ち合わせの時間に確認できてよかったです。
お話会のあとの次回以降のための打ち合わせの時に、その日の語りについて気づいたこととかアドヴァイスをもらえるのがとても勉強になり、これが大変ありがたいです。
勉強して、お話を覚えて語る、これで終わりではないんですよね。
このあと振り返りがあって、語りやテキストの修正を経て、機会があれば同じ話を何度も語って聞き手の反応を見て、少しずつ完成形に近づけていく。
だから初めて人前で語った時からが本当のスタートかもしれません。
そのあとどれだけ磨いていくかが大事。
でも、お話会の機会はそんなに次々来るものではないし、新しい話も覚えたいしで、一話を丁寧に追っていくことを忘れてしまいがちだなあと、昨日改めて思いました。
ヤンさんが、アンデルセンの話を再話している話を聞いたらワクワクしてそっちのほうも気になるしね。
おぼえる能力がついて行かない_| ̄|○
と、こんな風に書くとまじめに反省しているみたいに見えますが、昨日は手作り水ようかんをたんまりいただきながら、いつものように楽しく打ち合わせをしたのでした(笑)
次回の大人のためのお話会は、9月11日(金)。
テーマは、〝食べる〟です。
食欲の秋にふさわしいプログラムです。
来てくださったかた、みんながお腹が鳴ること間違いなし!(断言・笑)
みなさまのご参加をお待ちしています~~

9月🐺大人のためのお話会

朝晩がすっかり涼しくなって、長かった夏が過ぎて、ようやく秋を感じられるようになりましたね。
でも、最高気温は30度の日もあり、昼間はまだ暑さにおびえております。
体調を崩さないようにみなさんお気を付けください。
とはいえ、元気に9月も大人のためのお話会を開きました(*^_^*)

9月のテーマは❝オオカミ❞
おはなし 「三びきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子/編・訳 福音館書店
絵本 『セルコ』内田莉莎子/文 福音館書店
 〃 『オオカミがとぶひ』ミロコマチコ/著 イースト・プレス
おはなし 「おおかみのおんがえし」『子どもと家庭のための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版
手遊び ちーちゃんぱーちゃん
おはなし 「おおかみ神社」『子どもと家庭のための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版
絵本 『ひとりぼっちのオオカミ』ケイティ スリヴェンスキー/文 BL出版
おはなし 「おばあちゃんのはなし」ジャック・ザイプス/著 阿吽社
絵本 『オオカミクン』グレゴワール ソロタレフ/作 ポプラ社

オオカミが出てくる昔話といえば、「三びきの子ブタ」と「赤ずきん」ではないでしょうか?
ということで最初は「三びきの子ブタ」ではじまりました。
これは悪いオオカミです。
子ブタを次々に食べてしまいます。
でも三匹目の子ブタは策を弄してオオカミをほんろうし、最後には鍋で煮て食べてしまいます。
悪者打ち取ったり!
「おばあちゃんのはなし」は、「赤ずきん」として知られるようになる前の、時代をさかのぼったら元はこんな話でしたというおはなしです。
「赤ずきん」の原型ともいう話で、オオカミではなくて狼男です。
聞き手の子どもを怖がらせて楽しませる話で、最後は逃げきって生き延びます。
面白いのは、「三枚のお札」のように、トイレに行きたいといってベッドから逃げ出し時間稼ぎをすることです。
自分にくくられたひもを外の木に結び変えて逃げるんです。
いっしょや~~ん!
そして日本の昔話はいいオオカミと怖いオオカミの話です。
日常語で語られました。

どちらも同じ奈良の昔話ですが、ちょうどこの日、奈良からいらしてくださった二人組のお客様がおられて、とっても喜んでくださいました。
初めてのお客様だったのでいろいろ話を聞かせていただき、喜んでくださっていたのでこちらもこの状況の一致に、メンバー一同とってもうれしかったです。
絵本もいろいろなオオカミが見られて楽しかったです。
『ひとりぼっちのオオカミ』は、人になつかないのがオオカミですが、人間と友だちになる最初のいっぴきを描いた絵本です。
ほかのオオカミとは違っていて、独りぼっちだったオオカミが人間に寄り添うことからだんだん人間の友だちの❝犬❞にかわっていったんだろうとのことで、なるほどなと思いました。
最初のいっぴきとは、ふつうとは違う個体だったんだと妙に納得しました。
みんなちがってみんないい、ですよね。

さて、来月からの日程とテーマをお知らせしておきますね。
10月17日(金)テーマ❝くだもの❞ おいしい果物がいっぱい出てきますよ
11月27日(木)テーマ❝猿❞ 動物シリーズのひとまず最後です
12月19日(金)テーマ❝音楽❞ 歌や楽器が出てくるおはなしと絵本、とにかく音楽いっぱいです
大人のためのお話会、次々に準備して、みなさまのお越しを待ってます~~♫

8月 プライベートレッスン

夏休みがとっくに終わって、8月は今日で最後。
学校が始まっても、まだまだ暑さは続く今日この頃です。
8月のプライベートレッスンは、3話でした。

1話目
「貧乏神の土産」
テキストを日常語に変えて、語りもされました。
残念ながら、参加できなかったので報告できません。
Mさん、よければ、出典やレッスンのようすをコメントでお知らせくださいね。
よろしくお願いしますm(__)m

2話目 語り
「おばあちゃんの話」『赤頭巾ちゃんは森を抜けて』兼岡糸子他/訳 阿吽社
フランスの古くから伝わる「赤ずきん」のおはなしで、一般に知られている赤ずきんの話とはだいぶ違います。
「くらいくらい」とか「ちいちゃいちいちゃい」のおはなしのように、怖がることを楽しむために、聞き手のようすを見ながら、語り手と聞き手が相互に交流するエンタメ的な話でとても面白かったです。
ペローの赤ずきんのように、男はおおかみだから気を付けるんですよ、みたいな感じがないんです。
7月のあったかペーチカの時にしてもらった、赤ずきんミニ講座に詳しく報告してくれていますので、どうぞそちらもご覧ください。 → こちら

3話目 テキストの整理
「鉄のストーブ」『語るためのグリム童話6』小澤俊夫/監訳 小峰書店
受講者さんは、同じ物が違った表現になっているところの言葉をそろえたり、必要ないと思う文を取るという作業をされていて、それでよいのかどうかを見てほしいということでした。
最初から順を追って見て行き、説明してもらいながらテキストを整理できて、悩みが無くなってから覚えるというのが、理想だということが改めて分かります。
これで心置きなく覚えられますよね。
この話は長い話なので、初めにヤンさんが整理の目的を聞かれたときに、短くするつもりかどうか聞かれました。
受講者さんはそれは考えておられなかったようですが、もしそれもしようと思ったらもっと考えることが多くなって、とてもプライベートレッスン一回では終わらなかっただろうなとあとで思いました。
テキストは多くの場合、整理や手直しが必要なように思います。
しかしそれはとても難しいことで大変だと、まだまだ至らなさを感じた次第です。
でも、何回も機会を増やすことが道を進むことなので、カメの歩みでも少しずつ歩んでいきたいなあと思いました。
何事も、やり続けないとですね(^^)/

6月のプライベートレッスン

なんと、もういち年の半分が過ぎてしまいました!
一週間の終るのが早いと思っていますが、一年が終わるのも早いとは!
学校へ行っているときは一時限が終わるのが遅く、休みが来るのが遅かったのに…。
待つのが嫌になってましたのに…。

6月のプライベートレッスンの報告をします(^^♪
一日目 テキストの整理
「ひとつぶのサッチポロ」『北海道児童文学全集第14巻』萱野茂 立風書房
残念ながら参加できませんでしたので分からないのですが、語りもされたのかな~
アイヌのおはなしは独特ですから、とても興味があります。
よければ様子を教えてください~
二日目 テキスト整理
「トリレヴィップ」『子どもに語る北欧の昔話』福井信子他/編訳 こぐま社
7月の語りクラスにエントリーされている話です。
原話を見つけられてそれを今回のテキストと照らし合わせ、疑問点を解消してテキストにを入れるためにプライベートレッスンを受けられました。
ここまで丁寧にテキストに向き合うとテキストの完成度がぐんと上がりますね。
勉強になりました(*^_^*)
三日目 テキストを日常語になおす
「つるの恩返し」『語りの森昔話集3』村上郁/再話 語りの森
たぶん、はじめてテキストを日常語になおされたのではないでしょうか?
ですがはじめてとは思えないくらい、ご自分の言葉になおされていました。
このかたは奈良のかたで、京都南部のわたしと普段しゃべっていて全く違いは感じないのに、今回勉強としてテキストを見ていると「やっぱりちが~う!」「かなりちが~う!」ということがわかり、面白かったです。
語りを聞けるのを楽しみにしております(*^_^*)

暑い暑いといいながら、それでもわたしは冬よりも夏が好きです。
でも、体がしんどい、体力が持たない、どうしたらいいんでしょうか(笑)
みなさん、どうぞご自愛くださいね。