「なんで?」

 遅くなりましたが、先週土曜日、3月21日の図書館おはなし会の報告です。
 春分を過ぎて、あちこちに「春」がやって来ました。三連休のなか日でしたが、おはなし会目指して常連さんが集まってくれました。担当はウーカーさんです。

 子ども 9人 おとな 5人

手あそび 「ぎおんのよざくら」
おはなし 「ものをいう卵」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』村上郁 再話/語りの森
絵本 『たまたまたまご』内田麟太郎 文/北村裕花 絵/文研出版
絵本 『たいせつなたまご』キッチンミノル/白泉社
絵本 『バナナおいしくなーれ』矢野アケミ/大日本図書
手あそび 「さよならあんころもち」

 さあ、「ものをいう卵」です。かわいいピンクの本『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』に入っています。HPのヤンさんのおはなしでは、ATU480「親切な少女と不親切な少女」に分類され世界中に分布しているとのこと。そしてこの話型のおはなしは語り女子ならばどんな思いであれ、素通りできないおはなしですよね。
 この日もじゅうたんコーナーには女の子が多かったのですが、その中に、常連のおはなし大好きの女の子がいて「なんで、笑っちゃダメなの?」「ムチってなに?」などなど、頭の中の「?」を次つぎ聞いてくれます。それだけイメージを作り上げたい気持ちがあるのでしょうね。
 「ものをいう卵」のお母さんは継母ではありませんが、大人が継子いじめと聞いて持つイメージと、生の声で聞くこのおはなしは全くの別物です。コミカルなところもあり、聞きやすく、イメージしやすく、テンポよく進んでいきます。
 そしてラストにお母さんは、かわいがっていた悪い子のローズを中に入れないで、ピシャンと、ドアをしめてしまいました。するとまた常連さんの女の子が
 「 なんで ⁈ 」
 あ~ほんとに、ほんとになんでなんでしょうね。なくならない戦争、なくならないいじめ、なくならない排除、人間関係には「なんで?」が満載です。
 小さな女の子の「なぜ?」は、世界中に古く深く分布されたこのおはなしたちの姿を、もう一度「考えて」と言っているようで、いや、でも考えたくない。
「考えて」「考えないで」「考えて」「考えないで」と、帰る道々なんか葛藤してしまいました😓
 絵本は「たまご」づくし、みんな借りて帰っていました😊

春眠あかつきを・・・・🤤


テレビ観ててもとちゅうで寝てる。
本読んでてもとちゅうで寝てる。
動画観ててもとちゅうで寝てる。
ストレッチしながらとちゅうで寝てる。

え?
わたしのことよ。

それは平和やということや。

嫌なこと気がかりなことがわんさかあるのに、考えてるうちにとちゅうで寝てる。

図書館でリクエストしたら下が先に届いた『プロジェクト・へイル・メアリー』
1週間後に上が届いたから、上下合わせて一気に1週間で読まないといけませんでした。
とちゅうで寝ながらぎりぎりセーフ、読めました。
けっこう軽いSFで、ま、おもしろかった。
そしたら、なんと、映画化されたんやね。
映画を観に行ってもきっととちゅうで寝るやろうな。

江戸時代に、雪の越後の国を描いた『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』って随筆があってね。もう何十年も前に読んだんだけど。
その『北越雪譜』が出版されるまでの人間模様が小説になってるのを見つけた。
木内昇著『雪夢往来(せつむおうらい)』
時々とちゅうで寝ながら読んだ。
山東京伝とか滝沢馬琴とかが出て来て、学生時代を思い出して懐かしかった!
近世を勉強してたんでね。
読書日記に書いたから見てね⇒こちら

ヒノキ花粉はなんぎやけど、やっと暖かくなっていいなあ。
花もきれいに咲いてるし。

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今日のおはなしひろばは「太陽を射る」
聴いてくださいね~

 

語法クラス5回目🌷

近所を車で走っていて、一面菜の花畑を見ました。
一瞬でしたが、きれいでした。
春を感じますね~
気分も上向きになって、お勉強にも力が入るというものです。
昔話の語法クラスの報告です(‘◇’)ゞ

まずは、宿題の答え合わせから。
そして私の出した宿題は、きっちり間違っておりました。
いいわけですが、宿題を出すときには、自信のあるのとないのがあれば、自信がないのを出します。
あってるのか間違ってるのか知りたいのでね。
そして、玉砕_| ̄|○(笑)
間違っていたのは、時間の一致と条件の一致だったのですが、特に条件の一致は数が少ないので見つけるのは大変。
みなさんも苦心されていたようです。
条件の一致は、先に条件が提示されている場合と、明確に条件が提示されていなくても条件がはっきりしている場合にのみ適用され、条件が明確でなければ状況の一致になります。
「まぬけなトッケビ」で、トッケビが「3文貸してくれ、明日返すから」と頼み、相手のその日の稼ぎがちょうど3文で、貸してあげた、というのは条件の一致。
「おいしいおかゆ」で、食べる物が無くなって森に行ったらおばあさんが不思議なお鍋をくれたのは、状況の一致。
娘は、おかゆをさがしに森へ行ったわけではないので、条件とはならないわけです。
あと、多くの人が、関節的結合機能を〝間接〟と間違えていて、もちろん私もしっかり間違えてました。
ノートや本を見ながら時間をかけて仕上げた宿題なのに、漢字を間違えて意味が変っていることに全く気付きませんでした。
でも、これで覚えられたかも(笑)

宿題は、自分の持ちネタの中から探してくることになっています。
それは、語法を学ぶことで練習の時はもちろん、おはなしを語るときに、語法を見つけながら語るためです。
語法を見つけながら語ると、語り手は奇跡の発見のたびに驚きが生まれ、その驚きが聞き手にも伝わります。
語り手が聞き手に〝聞かせる〟のではなくて、昔話のもともと持っているものをそのまま届けられて、聞き手に自由に感じてもらえる、そういうことをヤンさんはおっしゃっていました。
私は、語るときに〝伝えようという気持ち〟が大事だと思っていましたが、ヤンさんの話を聞いて、一歩進んだ考えになれたように思いました。
勉強会に通い続けるとこういう風に、「あれ、なんか自分、いいこときけたんじゃない? 先に進んだよね!」ということがありますよね。
これがうれしくて続けられます。
勉強会に来なくてもおはなしは語れますけど、そしてそういうのもありだと思いますが、私は勉強を続けるというのがベースになっているなとつくづく感じました。

さて、本編です。
『昔話の語法』小澤俊夫 福音館書店 P240~P249後ろから7行目まで進みました。
四 孤立性と普遍的結合の可能性の孤立性から自己への判決のところまでです。
語りの森HP昔話の語法でいうと、孤立性再び孤立的に語る~昔話の形式意志までです。
一次元性から学んできて、平面性、抽象性と続きましたが、それらはすべて孤立性のためにあるというか、突き詰めると孤立性に行き当たります。
ここで、それぞれの関係を今まで平面で見ていたのが、立体になったような気がします。
今まで宿題で出た内容が、同じ物だけれども○○性が違うということは、入れ子になっているというのでは頭の中で整理できない感じがします。
入れ子というよりは、3D映像のように立体的に考えたほうが、頭の中で形になりそうな、……、かな?
すぐにわからなくてもあせらない。
このもやもやしながら考える時間が長いことが、ボケ防止にもなると思うので、宿題も頑張ってまとめてみたいと思います。
しかし、今回の締め切りは4月14日!
おぼえているあいだに急いでやらねば~~💦!

七万年のものさし😯

福井県には、恐竜博物館など、生命の長~~~い歴史を学べる博物館がありますね。
今回は、三方湖のそばにある年縞(ねんこう)博物館に行って来ました。

福井県の三方五湖のうち、水月湖(すいげつこ)は穏やかな湖です。
その湖底に、1年に0.7ミリずつ、プランクトンとか鉄分とか時には葉っぱとかが積もっていきます。季節によってちょっとずつ異なるものが積もります。だから、バウムクーヘンのように縞になります。
その縞を年縞(ねんこう)といいます。
水月湖はあまりにおだやかな湖なので、7万年ものあいだ、しずかにしずかに積もりつづけて、それが45メートルにもなりました。

その45メートルの年縞を見に行きました。
研究者たちがそうっと掘り出して横に並べてあるのです。

7万年前といえば、わたしたちホモ・サピエンスがアフリカを出発したころです。
わたしたちが世界中に広がって行くとき、水月湖の年縞も一年一年積もっていきました。

大山の火山灰も縞になっています。鳥取県の大山が大噴火してその灰が福井県まで飛んできたんですね。縞しまを数えていったら、その大噴火は約6万年前だったことが分かります。

積もっている縞の成分によって、気候変動も分かります。
だから、年縞は、地球の変化を知るものさしといえるんですね。
年縞は世界じゅうにあるんだけど、水月湖のものが世界一長いそうです。

最初の縞からひとすじひとすじ見てると、いっきにさかのぼって7万年前の地球に生きているような気持になります。
奇跡を見ているような感動でした。

日常のささいなごたごたは、気にかけるのもあほらしくなり、逆に、ささやかな楽しみや幸せは奇跡のようにいとおしくなりました。

年縞博物館の公式ホームページです。⇒こちら

 

これは、博物館そばの三方湖。
野鳥が観察できます。
この向こうに水月湖があります。

博物館には縞(しま)という名のカフェがあります。

福井梅カレーと、年縞コーヒー。
おいしかった~
食べたかった名物の年縞SANDは売り切れだったあ。

年縞博物館のある縄文ロマンパークには、若狭三方縄文博物館もあります。
ところが、たまたま整理休館日で、入れませんでした(;´д`)ゞ

 

これは野外に復元された竪穴式住居。

中に入れます。

 

小浜線の車窓から。
山には雪が残っていました。

敦賀で途中下車して、丸三商店で焼きサバを買って帰りました。

非日常を楽しめた日帰り旅でした。

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今日のおはなしひろばは、「うぐいすの内裏」
聴いてくださいね~

 

七匹目は、柱時計の~🐐

ようやく、暖かくなってきましたね。
とはいえ、昨日は風が強くて、気温は多少上がっても体感温度は「寒~い(ブルブル)」日でした。
図書館のお話会に来てくれたのは、子ども11人、大人5人。
長椅子にちょこんと電線の雀たちのようにかわいく座って聞いてくれてました。

手遊び うめにうぐいす
おはなし 「おおかみと七ひきの子やぎ」小澤俊夫/監訳 小峰書店
絵本 『わたしとあそんで』マリー ホール エッツ/文・絵 よだじゅんいち/訳 福音館書店
絵本 『おおきいかめちいさいかめ』山田ゆみ子/作 福音館書店
絵本 『ありんこぐんだんわはははははは』武田美穂/絵・文 理論社
絵本 『うしはどこでも「モー!」』エレン スラスキー ワインスティーン/作 ケネス アンダーソン/絵 桂かい枝/訳 鈴木出版
手遊び さよならあんころもち

「おおかみと七ひきの子やぎ」の話の中で、子やぎたちが次々に隠れていくところがありますが、最後の子やぎが柱時計の中に隠れた時に、ひとりの男の子が、「この子は助かる~」と言ったんですよね。
こういうナイスな突っ込みを聞くたびに、子どもたちがおはなしの世界に没入していることがわかって感動します。
すでに知っているのかもしれませんが、そうだとしても語り手ヤンさんに向かって言う一言の間がとってもナイスなんです。
するどいというか、もうこれしかないという間合いなんですね。
この男の子に、わたしはありがとう!と言いたいです。
『わたしとあそんで』を読んでもらうと、「ああ、春が来たな~」とうれしくなります。
全編に黄色のトーンで統一されているのも、美しく優しい絵本ですね。
優しい気持ちになります。
今回の絵本はどれも動物が出てくる絵本でした。
『わたしとあそんで』のあとの三冊は、おもしろ要素のある絵本ばかりで心軽く楽しめました。
わたしも大声で「モ~~~」と言いたかったけど、何分図書館のオープンスペースですので、勇気が出ませんでした(笑)
おはなしの部屋だったら言えたのにな、残念。