入ってきたのは~🐺

毎日暑いですね。
どうにかならないのかこの暑さ!
とはいえ、図書館に行くとそれなりに親子連れが来ていらっしゃって、夏休みの風景だなと思いました。
8月8日の図書館のお話会の報告です(‘◇’)
参加してくれたのは子ども9人、大人10人でした。

手遊び ちーちゃん ぱーちゃん
おはなし 「おおかみと七ひきの子やぎ」『語るためのグリム童話1』小澤俊夫/監訳 小峰書店
絵本 『こんとあき』林明子/作 福音館書店
絵本 『バスまだかな』北村人/著 偕成社
絵本 『おばあちゃんのいえはちょっとへんやねん』山崎たかし/作・絵 ニコモ
手遊び さよならあんころもち

おはなしは、子やぎがオオカミから身を隠すスリル満点の場面にすすみ、ヤンさんが「そこへ入ってきたのは…」でちょっと止まって子どもたちの顔を見ると、5~6歳の男の子が「おおかみ」と見事に答えてくれました!
それを受けて、「そう! オオカミは…」と話が続くわけです。
男の子も大満足でしょうね。
ヤンさんが、その日の子どもたちのようすを見ながら子どもたちと双方向でやり取りすることができるように語る、ライブならではの語り方を勉強させてもらいました。
もう一点、まだまだ修行中の語り手として驚きの場面がありました。
おはなしが終わり、ヤンさんが「さあ、絵本読もか~」といったら、先ほどの男の子の弟が、ウルトラマンの写真絵本をヤンさんに渡したんですよ。
弟君は、幼くておはなしは聞けないので、ずっとお母さんに絵本を読んでもらったり何やら言いながら自分で絵本をめくったりしていたんですよ。
ヤンさんには背を向けて。
それが、絵本読もか~のとたんにくるりと向きを変えて持っていた絵本を一直線に持って行ったんですよ!
わたしの驚きは2点。
ひとつめ、「背中で聞いてたんか!」
ふたつめ、「ウルトラマン!?」
自分だったら「あとで読もうな…」とかなんとか言ってやんわりお断りすると思うんです。
というか、それしかできないと思います。
でも、ヤンさんは受け取って読んだんです。
絵本は、ウルトラマン〇✕が倒した怪獣を見開きごとに何頭(匹?)も載せてある、物語がまったくない図鑑みたいなものです。
どうやって読むんやという絵本ですが、ページを開くごとに〇✕のところが変わるわけで、ウルトラマンがいちいち変わるからそれに反応しながら進めていかれました。
弟君とお兄ちゃんは自分の知ってる内容なのでよろこんでかぶりつきでした。
でも、女の子たちはどうだったのかな。
わたしはその子たちの表情は見えなかったんですが、とちゅうで兄弟のお母さんがその場の雰囲気を見てか、大人の判断か(笑)、兄弟を引き戻そうとされたのですが、ヤンさんは「最後まで行きますね」といって最後のページまで読まれました。
弟君は当然のことながら満足してました(^^)
そのあとに、長い物語の『こんとあき』
ウルトラマンのあとの『こんとあき』!
ひえ~~~(わたしの心の声)
お見事でございます!
帰りに語り手仲間と語りあわずにはいられませんでした。
「自分にはできない、できない。ほんま、勉強になりましたなあ~」
いいものを見せてもらってラッキーでした。
来週は、お話会はお休みです。
(図書館は開いてます)
次回は、8月22日ですよ~(^O^)/

8月のあったかペーチカ

夏休みでもぺーチカはありましたよー!火曜日にしましたので、違った顔ぶれになるかも?と思ったのですが、ちゃんと告知できていなかった…いつものメンバー!それはそれで嬉しい。8人が参加しました。

①「さるの海岸見物」『語りの森昔話集2』村上郁/再話 語りの森

②「王さまとオンドリ」『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社

③「七羽のからす」『語るためのグリム童話2』小澤昔話研究所/再話 小峰書店

④「かきねの戸」『語りの森昔話集1』村上郁/再話 語りの森

⑤「なまくらトック」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館

●手遊び あじのひらき

⑥「かきねの戸」『同上』

Mさん絵本紹介

「いしとぼく」小寺卓/文 きくちちき/絵 アリス館

「おばあちゃんのいえはちょっとへんやねん」山崎たかし/作・絵 ニコモ

「てんてんきょうだいとまるねえちゃん」山田慶太/作 田口麻由/絵 ポプラ社

「うるさいぞう!」丸山誠司/作 絵本館

「りんごりらっぱ」あべけんじ/作 福音館書店

最初、語る方が2人でしたので、じゃあ語ろうかとジミーさん、それなら私もと。しばらくすると、お一人登場、終盤にまた1人と増えたましたので、このようなプログラムとなりました。絵本も色々読んでいただきました!そして、何より語法クラスの勉強が活きている🥰と感じるような時間になりました。私自身のことで言ったら、耳が良くなったというか、「あ、ここ!」と気が付くような聞き方ができた箇所ががいくつかありました。おしゃべりタイムの時は、先輩の語法の指摘もあって、「それは語法で言ったら〜」と言われると、中堅のみなさんの納得が早い!引っかかっていた方も、そうか〜なるほど、となります。「でも、私はこう思う」という流れにならず、ここで解決して次の話題にいけたんです。新たなステージにみなさんで進んでるな〜と感じました。私も忘却が早いので、おはなし会で語るものについては、語法を意識して確認したいです。

語法という軸を持っていることで、語り手として迷い続けることなくいられます。かたや、誰かがこう言っている、あの人がこう言っている、自分はこう思っているとなると、聞き手の耳とずれる場合もあります。時間をかけて自分で掴むものであっても、なるべく早めに掴みたいですし、語法が語り手を導いてくれるのは、本当にありがたいです。そんな風に思えるようになったのもヤンさんが開講してくださった連続語法クラスのおかげです。

語り手のみなさんにおはなしを聞いてもらう、語りについてアウトプットする、とにかく語りを楽しむ、そんな場所です!どなたでもお越しください☺️

次回は9/6(日)です。

語法クラス第8回

一年余りに渡って学んできた、語法クラスもいよいよ大団円。

最終回の今回はテスト!ヤンさんの「心臓が体の中にない巨人」の語りを聴いて(読むのではなく、耳で聴きながら)語法を見つける。少しずつ区切った範囲で見つけた語法を順に答えていくのですが、さすが皆さんここまでよく勉強してこられていて、次々に平面性、一次元性、昔話の好む色、三回の繰り返し…と指摘されていきます。順番が近づくにつれて、「ああ、これも言われちゃった、もうない!」と焦りました。

「心臓~」は学んだ語法にぴったりと収まるところが多くて、本当に面白いなと思いました。変に脚色しなくても、子どもたちが夢中になるのがわかります。いろいろなエピソードが出てきて長くて難しそう、という印象を持っていた方でも、これなら語れそう…と思われたのではないでしょうか。ないがしろにされているけど実は勇気ある主人公、強かで賢く美しいお姫様、ピンチに駆けつける動物たち、とりわけ聡明なオオカミといった魅力的な登場人物たちを思い浮かべると、その間は現実から遠く離れてメルヘンの世界にいられるようです。昔話は、聴くだけでなく語るのも楽しいですね。

さて、皆さんいかがでしたか?もしかしたら、頭では理解したけど、まだなんだか曖昧模糊…完全に納得できないところがある…という人もいるかもしれません。必ずしも自分の語りのレパートリーにすべての語法が入っているというわけでもありません。でも、一通り学んだのですから、これから先、お話を語るたび、聴くたび、読むたび、そして新しいおはなしをおぼえるたびに、語法を思い出して、そのおはなしの中で語法を探すのを習慣づけたいですね。そうしているうちに、いつか「このことか!」と感じられる時が来るのではないでしょうか。

教科書(『昔話の語法』)を読み、講義を聴く形式の勉強会はこれでいったん一区切りですが、語法の学びは続きます。今後は、年に1~2回のペースで、一話を取り上げてその中から語法を見つけて議論するかたちの勉強会に移行します。前回の宿題の皆さんの答えを見ていると、なかなか充実した勉強会になるのではないかと楽しみです。

暑い暑い日々は続きます。皆さま、どうぞ無理せず、夏を無事に乗り切って、秋にまたお会いしましょう!

想像の翼を広げられるところ

 クーラーをつけると温度差が体に悪いから‥‥なんて言って我慢できたのが、今や遠い昔になってしまいました。暑さが命の危険につながる今日この頃、なんとか工夫して乗り切りたいですね🥵 8月に入り図書館も夏休みモード全開、ご家族揃って子どもに絵本を読んだり、交代で見つつその間に自分の読みたい本を探したり‥など、とても賑やかでした。8月1日土曜日の図書館おはなし会の担当は先輩のAさんです。

 子ども12人 おとな14人

手あそび そうめんつるつる
おはなし 「エパミナンダス」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本 『うみべのハリー』ジーン・ジオン 文 マーガレット・ブロイ・グレアム 絵/わたなべしげお 訳/福音館書店
絵本 『しま』マルク・ヤンセン/福音館書店
絵本 『きゅうり』長谷川義史/アリス館
手あそび さよならあんころもち

 むかしむかし、私の子ども時代に、地域の文化センターには図書館やプラネタリウムが併設されていて、夏休みともなれば、毎日学校のプールへ行き、その帰りにその図書館へ行き、プラネタリウムがやっていれば見て、図書館へ行ってはあれこれ本を見たり、読んだり、探したりして、お昼に家へ帰り、食べる寝る以外は借りた本を読む‥‥という、今思えば贅沢な毎日を過ごしていました。図書館といっても、その頃は子どもには優しさのない、ラックに本が置いてあるだけの無骨な図書館で、静寂だけが取り柄のようなところでした。
 子育て時代になると日本のあるところに、とってもオシャレな図書館が登場しはじめて、なんて羨ましいと思ったものでしたが、心のどこかで「ハコじゃないんだよな」という信念めいた思いも感じていました。
 私にとって図書館は、子ども時代に時間を気にせず永遠に本を読んで想像の翼を広げられたところです。時代とともに図書館の在り方も変わったし、これからもっと変わっていくかもしれませんが、絶対に変わらないのは「ここに来れば本がある」ですよね!
 家族で図書館に来て楽しく過ごすなんて、なんて幸せなことでしょう! でも、もし、まだ、私のような子どもがいたら、そういう子どもの居場所であってほしいと思っています。
 さてさて、夏休みですから、とってもたくさんの男の子女の子、お父さん、お母さん、常連さんから、何してるのかなあ~の方、お一人様、などなどいろいろな方が、じゅうたんスペースに座ってくれたり、すぐ立ち去ってしまったり、連絡事項を伝えにきたり、と出入りが激しいおはなし会ではありましたが、「エパミナンダス」が終わるとみんなが「わ~、あはは」「パチパチ」と拍手してくれて、面白さをわかってくれて良かったです~。

世界で読み継がれる子どもの本100🛋️

コリン・ソルター著/金原瑞人+安納令奈訳/原書房 2020年

コリン・ソルターは児童文学の研究者ではありません。歴史作家で、『歴史を変えた100冊の本』『歴史を変えた100のスピーチ』『歴史を変えた100の手紙』などの著者です。
え?そっちも読みたいって?
そして、子どもの本100冊を選んだのは、出版社のスタッフたちでした。お気に入りの児童書をあげていったんだそうです。
だから、あんまりお勉強っぽくなく気楽に読んでいけるかなと思います。

リストの中になつかしい大切な作品をみつけたら、喜んでほしい。初めて知る作品や作家をみつけたら、ぜひ、読んでみてほしい。児童書の前ではだれもが、永遠の子どもなのだから。・・・「はじめに」より

このガイドブックを手にあらためて子どもの本を読み直してみようと思います。

****************

ところで、ここんとこほぼ毎日「奈良の民話」をUPしてるの、どなたか気づかれましたか~?