6月のあったかペーチカ

目をやればそこかしこに紫陽花が咲いてます。きれいですね〜。しとしと降る雨の日、6名の参加がありました。そして、吹田おはなしの会のOさんも再び足を運んでくださいました。

「かも取り権兵衛」『日本の昔話2』おざわとしお/再話 福音館書店 

「うりひめの話」『語りの森昔話集2』村上郁/再話 語りの森

「広岡の腰痛地蔵」『子どもと家庭のための奈良の民話三』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版

「小僧さんとねこの絵」『語りの森昔話集5』村上郁/再話 語りの森 

「きつねの伝言」『子どもと家庭のための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版

「コックのペレ」語りの森HP

「魔法の笛」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/編 実業之日本社

Мさん絵本紹介

「きれてる」鈴木のりたけ/作 ポプラ社

「シロナガスクジラ」加藤秀弘/作 大片 忠明/絵 福音館書店

「いいえ、いえです」tupera tupera/作 白泉社

「めくってびっくり!色いろへんしんん カラーズ」パトリック・ジョージ/作 おおはまちひろ/訳 パイ インターナショナル

「わにおのわのじはどうかくの?」乾 栄里子/作出口 かずみ/絵 福音館書店

「ちんあなごのしんかいツアー」大塚 健太 /作 くさかみなこ/絵 講談社

「まるさんかくしかくみつけた」かしわら あきお/作 PHP研究所

知っているおはなしでも何回聞いても楽しいですし、語り手によって違うので、イメージされる物も変わりますね。日常語の違いもありますし。後になって思えばそんな違いも楽しんだ「かも取り権兵衛」でした!私もそろそろレパートリーに入れさせてもらおうかな〜とも思いました🥰

それぞれ練習という形を取りつつも、すっかりおはなしの世界に導かれた楽しい時間となりました。みなさん、子ども達との素敵なおはなし会になることでしょうね。そこに繋がる今日の時間。Mさんの絵本読み聞かせも至福の時です。ボランティア活動の枠を出て、人生の一部を共有できる事をしみじみ嬉しく思いました。どなたでも参加できますので、お気軽にご参加下さい〜!

■次回7/5(日)10:00頃から

ほのぼの、おはなし会

 真夏のように暑くもなく、寒くもなく、梅雨を前に皆さんお出かけされたのでしょうか、図書館にあまり人もいなくて……。5月30日土曜日のおはなし会の報告です。

子ども 2人 おとな5人

手遊び ちいさなはたけ
おはなし 「とりのみじいさん」『日本の昔話』おざわとしお/福音館書店
絵本 『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック/じんぐうてるお 訳/冨山房
絵本 『せんたくかあちゃん』さとうわきこ/福音館書店
絵本 『だいじょうぶかしらねずみくん』五味太郎/偕成社
絵本 『たべほうだい』吉井英人/ニコモ
手遊び さよならあんころもち

 常連さんの女の子がひとり、にこにことはじまるのを待っていてくれましたが、今日のお客さんはこのかわいい女の子と、絵本の読み聞かせのボランティアをしている大学生の女の子ふたりと、元かわいい女の子、そして途中から来てくれた小さい小さい女の子とお母さんの計7人でした😊

 いつもとかわらない「とりのみじいさん」、ヤンさんのあやちゅうちゅうの唄が心地いいんです。『かいじゅうたちのいるところ』何度聞いても楽しいです。『せんたくかあちゃん』もこれからの季節にピッタリ。細かいところまで面白いですよね。 
 そういえばヤンさん、洗濯の説明?をちゃんとしていました。
 ヤンさんに「せんたく好き?」と聞かれて、みんな「うーん……」といったところから始まるんですけど、私、そのへんがとってもおもしろくて。 かあちゃんに洗われて干されている子どもたちの並んだおへそを見て、かみなりが喜んでいると、
 ヤンさんが「かみなりって、おへそたべんねんで」と分かっているか確認しつつ、女の子が「ふーん」という顔だったのか、間髪入れず、「ほんまやで」。
こういうやりとりってとっても楽しいんです。
 五味太郎の絵本とおまけの絵本もあり、とってもゆったりゆっくりおはなし会を楽しめて心のせんたくできました😊 来週も楽しみです!

語法クラス7回目

『昔話の語法』4章を講読し終えました。ヤンさん本当にありがとうございました。お疲れさまでした。今回は4章の総まとめでした。クラスは今後も続きますが、ひとまず一段落しました。

「純化と含世界性」

物語を形作る最小単位の要素(主要人物、出来事、アイテムなど)をモティーフといいます。昔話では、社会的モティーフ(喧嘩、求婚、戦い、労働…)や超越的モティーフ(山姥、化け物、妖精、魔女…)などが、ともに昔話モティーフとして物語を形成しています。

ごくこく日常的な事柄と民間信仰的な(ヨーロッパの場合は魔法的な起源を持った)出来事や登場者とを両方ひっくるめて受け入れています。

なぜ、そんなことが昔話は可能なのか?リュティさんはこの点をこたえてくれました。

昔話がこれらを受け入れる時

社会的出来事、民間信仰的起源の出来事、登場者の中身を抜き、実態は詳しく述べずに、言葉だけを残しています。例えば山姥だったら、民間伝承的な背景があります。それは、山の自然に対する畏怖や、農耕儀礼に根ざした山の神の零落(おちぶれ)というものです。昔話ではその背景には一切触れられず、「山姥がいました」と言うだけです。

この操作を「純化作用」とよんでいます。

これまで学んできた「一次元性、平面性、孤立性、抽象的様式」の表れへ移行・変容も入ります

つまり、この純化作用によって、昔話は世界のあらゆる出来事を自分の中に取りこむことができます。

含世界性の獲得です。

だから、山姥への驚きはない⇒一次元性

原始文化民族の娘小屋を認めることができる「ラプンツェル」、その説明はなく、主人公を狭い空間に閉じ込める⇒抽象的様式

「傘屋の天のぼり」傘屋がどんな仕事をしていたかは述べられない⇒孤立性、平面性

「尻鳴りしゃもじ」では、本来の道具の機能については述べられない⇒平面性

という具合にです。

以下、リュティさんの言葉に集約されていました。

「すべての要素は純粋になり、軽く、半透明になって、容易にくみあわさって一つのアンサンブルを作り出す。そのアンサンブルの中では、人間存在のあらゆるモティーフが鳴りひびいている」

それぞれの楽器が自分のパートで役割を果たし、他を邪魔せずに調和して、一つの音楽を作り上げている、そんなアンサンブルで昔話が成り立っているんですね。

「昔話というガラス玉のなかに世界がうつっている」

そして、含世界性において、ヤンさんが小澤先生から頂いた言葉は「命の全体を語っている、子どもの成長の全体を語っている」ということ。より一層具体的で納得しました。「三匹のこぶた」みんな誰かの命を頂いて生きている。「わらしべ長者」子どもの成長には時(タイミング)がある。私はこの2つのおはなしを思い浮かべました。

世界の前にガラス玉を置いたら、昔話ができた。そんな印象を受けるリュティさんの言葉です。そして、これまでも単発でされてきた語法勉強会でもヤンさんから教わった事を少し思い出しました。昔話は、世の中の真実や普遍性、知恵や大事なことが詰まった、先人からの贈り物、人類の記憶なんですね。それは物語としては語られることでしか届けられないんだと改めて思いました。また、語法が分かると、おはなしのテーマや何が言いたいかが分かってくるので、そこに向けて語れるようになる、手を入れられるようになるとのこと。そんな嬉しいことが待っているなら学ぶしかないですね!まだまだ、迷う事、分からないことも多々あります。それが分かるようになる未来が今後きっとあります。みなさんと共に。それが楽しみです🥰

報告や感想をお届けすることにかなり難儀しました…間違いなどありましたらコメントで教えてくださいね!

「ヨーロッパの昔話 その形と本質」も合わせて読み返しましょう。byヤンさん

■宿題(〆切7/14)

①p203~p286の中で、最も印象的なフレーズを一箇所抜き出す(頁数、行数も提示)

②なぜそれを選んだのか。自分のレパートリーから具体例を示しながらその理由を説明する

今後も続けようと思う人は…③自分のレパートリーで語法分析したい話を一話、出典とともに挙げる

A4半分に収まるというくらいで

■次回は7/28㈫ 今後の進め方の見本となるような講義になる予定です

おいしいものいっぱい🍽

あちこちで、バラがきれいに咲いておりますね。
すっかり暖かくなって…、と思っていたらとても暑くなってびっくりしましたΣ(・ω・ノ)ノ
昨日の図書館のお話会は、その数日前の暑さが一変して、風の強い涼しい日でした。
この気温差がつらい😢
お話会に来てくれたのは、子ども7人、大人4人でした。

手遊び ちいさなはたけ
おはなし 「ついでにペロリ」『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館
おはなし 「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
絵本 『おかゆ』神田ひかり/作 川崎由紀/絵 エンブックス
絵本 『オムライス ヘイ!』武田美穂/作 ほるぷ出版
絵本 『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』渡辺朋/作 高畠邦生/絵 童心社
絵本 『うどんのうーやん』岡田よしたか/作 ブロンズ新社
手遊び さよならあんころもち

今回のお話会のテーマは❝食べる❞でしょうか?
「ついでにペロリ」でおかゆが出てくるので次のおはなしはそのものズバリの「おいしいおかゆ」。
続く最初の絵本はこれでもかと『おかゆ』。
絵本でおかゆの作り方がよくわかりました。
そしてみんながだいすきなオムライスの絵本。
オムライスにはケチャップがついてますね。
そしたら次の絵本はレストランで白いドレスの上に赤いケチャップをこぼしてしまう話(笑)
わたしはこの絵本が大好きなので一度読んでほしかったんです。
夢がかないました!
ほとんどのページが、「がががが~ん」「びびびび~ん」などの、擬音ばっかりの絵本ですがこのナンセンスさがたまらなく好きなんです。
最後は、関西弁が面白いうどんの絵本で締めくくりでした。
あとで聞いたところによると、ヤンさんは『うどんのうーやん』ではなく『かいじゅうたちのいるところ』を読む用意もされていました。
絵本の最後に家に帰ってきたらご飯が用意されていた場面があるからですが、この日の顔ぶれをみて変えられたそうです。
このことや、大人のためのお話会で新美南吉のあとにとっさに順番を変えて手遊びを入れられたことなど、お話会のそのときの状況を瞬時に判断するということがすごいです。
自分にはまだまだできないし、気づけないなあと思いました。
いやあ、勉強になりました。
絵本が終わって、ヤンさんがお腹いっぱいになったということを言われると、子どものひとりが「このあとあんころもちたべる~!」といったんです!!
ああ、覚えてくれてるんだなと、とっても嬉しくなりました\(^o^)/

5月のおはなし会🍀

まだ5月なのに梅雨が明けたかと思うほどの夏日が続きます。
大人は暑い暑いとヒーヒー言ってますが、子どもは元気です!
こども園のおはなし会で遊んで来ました。

5月18日(月)
4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

わたし「あるところに貧乏な女の子がいました」
子ども「びんぼうってなに?」
わたし「お金とか食べるものとかがちょっとしかないの」
わたし「それでね、あるとき、食べる物が何もなくなってしまいました」
子ども「・・・・」
わたし「そこで、女の子は食べ物を探しに森へ出かけて行きました」
子ども「もり???」
わたし「うん。ほら、森にいちごとか栗とか、あるやん」
わたし「すると、ひとりのおばあさんに会いました」
子ども「!!!!爆笑」

ここでなんで大笑いしたのか、私にはさっぱりわかりません。
でもここから目を真ん丸にして集中し始めました。

おかゆが、台所、家じゅう、となりの家とあふれるたびに、きゃあきゃあ言ってましたが、最後は耳をおさえて、「もうやめて~~~」

そして、ふたクラスのうちひとりだけが、言ってくれたんです。
女の子「ちいさなおなべや、やめとくれ」
それも、はずかしそうに、いちばんうしろから、そっと!

わたしね、もう40年近く「おいしいおかゆ」語ってるけど、ずうっと、なんとかして子どもたちから「ちいさなおなべややめとくれ」を引き出したかったんですよ。
だって、主人公の女の子だけが、おなべを止めることができる。
それを子どもが実感できて初めて、この話を楽しめると思うからです。

5月20日(水)
5歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「わたしがテピンギー」『魔法のオレンジの木』ウォルクスタイン採話・清水真砂子訳/岩波書店
おはなし「暗~い、暗~い」『語りの森昔話集4』⇒こちら
ろうそくぱっ

子ども「おばけ、して!!!」
お部屋に入った瞬間、そうさけびます。
わたしはおばけするためにここに来てるのかい?
子ども「おばけは後やで」
はい、プログラムまで組んでくれました。

「テピンギー」は継子話ですが、”継母だから意地悪だ”というふうに聞こえないように気をつけて語りました。それで、違和感なく受け入れてくれたようです。

テピンギーが友だちに同じ色の服を着てもらうでしょ。
「あしたは、赤い服を着てね」をよろこぶ女の子、「そのとなりにも赤い服を着た女の子が~~」をよろこぶ男の子。二手に分かれたのがおかしかったです。
男の子たちは即物的なのね。
女の子たちは頭を使うのがおもしろい。

さてお待ちかねのおばけです。
子ども「きょうはちがうバージョンでやって!」
!!ヴァージョンって、そんな言葉しってるんや。

わたし「暗~い、暗~い、箱が・・・」
子ども「ひゃあ、つぎやで~~~」
わたし「暗~い、暗~い、箱の中に、暗~い、暗~い、ガチャガチャがありました」
子ども「ひゃあ~~~~」

あ~、おもしろかった!

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今週のホームページ更新は《外国の昔話》
「大食い娘」⇒こちら
語ってくださいね~