わたしたちの話すことば

 寒いけど冷たさも冬のなごりかなと、日に日に春の気配を感じる今日この頃、遅くなりましたが、2月14日土曜日の図書館おはなし会の報告です。少し暖かくなったせいかな?図書館の賑わいはも一つでしたが、子どもたちが3時のおはなし会目指して集まってくれました😊
 
 子ども 8人  おとな3人

手あそび うめにうぐいす
おはなし 「大工と鬼六」『日本の昔話2』おざわとしお/福音館書店
絵本 『よなかのこうえん』環 ROY 文/MISSISSIPPI 絵/福音館書店(「読んで~」の子どものリクエストで)
絵本 『ゆきのひ』エズラ・ジャック・キーツ/木島始 訳/偕成社
絵本 『だんだんやまのそりすべり』あまんきみこ/西村繁男/福音館書店
絵本 『ぱんですよ』大森裕子/白泉社
手あそび さよならあんころもち

 むかしむかし、渋谷に絵本専門店がオープンしたらしい、ということで友人に誘われて、「絵本専門店?なにそれ?」と思いながら、お店に行ったのですが、 そんなに広くない店内に子どもは一人もいなくて、大人がいっぱい。
 店員の読み聞かせにぐるりとおとなが囲んで、読んでくれたのが赤羽末吉の『大工と鬼六』でした。絵が美しく記念に買って帰り、今でもきれいに本棚にあるのですが、この本はボランティアを初めてもあまり登場することがありませんでした。
 ところが10~11年位前におはなし会でヤンさんが日常語で「大工と鬼六」を語ったのを聞いて目から鱗、え~この話こんなにおもしろいの!
 もう、すぐに覚えて、すぐに子どもたち語りました。そんな「大工と鬼六」なんですが、最近はヤンさんは日常語の語りでなく、「 ~ 川がありました」となっています。
 はて?あんなに楽しく盛り上がるおはなしだったのになぜ? 時代?文化? たったの10年と思うのに、とにかく変わっていくんですね。今では東北のおじいちゃん、おばあちゃんだって限りなく標準語に近いアクセントです。私はとっても名残惜しかったのですが、しかたがないのですね。
 今の子どもたちの言葉に合わせて自然と心に入っていく言葉で聞いてもらわないと、そうでないとおはなしが楽しめないですものね! 幼い子どもたちのときには、日常語にはしないそうです。この日図書館の子どもたちも変わらず、鬼の名前をとっても楽しんでました😊
 絵本は冬のテッパン、『ゆきのひ』と『だんだんやまのそりすべり』。来年は雪でそりすべりできたらいいね!大人は大変だけど😄

全国の佐々木さんゆかりの神社⛩️


泊まった休暇村から、琵琶湖を臨む。

この日は、安土へ行きました。
JR安土駅から、南に向かってとっとこ歩いて行くと、沙沙貴神社があります。ささきじんじゃと読みます。
ここのロウバイが見ごろだって、たまたま前日のニュースで言っていたので、行ってみました。
あたり!でした。


檜皮葺の門です。

その門を内側から見た所。雪が残っています。


拝殿。


本殿とロウバイ。

本殿にはわれらがスクナヒコの神がまつられています。
ロウバイの香りがさわやかに満ちていて、春の訪れをささやいていました。

観光客もなく、落ち着いた神社でした。
でも、全国の佐々木さんがお参りに来るそうです。

ところで、近江八幡市には、織田信長が建てた安土城の跡があります。
JR安土駅から北に向かってとっとこ歩きましたが、膝がもたなくて、とちゅうのセミナリヨ跡といわれているところで引き返しました。
セミナリヨは、天正10年にイタリア人宣教師によってつくられた、日本最初の神学校だそうです。
今は、のどかな公園です。


セミナリヨ跡の史跡公園から臨む。

これは、安土駅前の信長さんです。

安土駅前には、喫茶店すらなくて、とりあえず電車に乗ろうと、来たのに乗りました。で、京都まで帰ってきたら、どの喫茶店にも人がいっぱいで、結局、家でお茶を入れて飲みました・・・

 

 

2月の大人のためのおはなし会

テーマは〈暖炉〉で、11人の方が来てくれました。

絵本「だんろのまえで」鈴木まもる/作・絵 教育画劇

おはなし「靴をはきつぶすお姫さまたち」語りの森HP

絵本「ぼくたちゆきんこ」マーティン・ワッデル/作 サラ・フォックス=デイビーズ/絵 山口文生/訳 評論社

手あそび うめにうぐいす

おはなし 「がちょうはくちょう」おはなしのろうそく27 東京子ども図書館

おはなし「長い春のために」 語りの森HP

絵本「わすれられないおくりもの」スーザン・バーレイ/作・絵 小川仁央 評論社

三年目に突入しているおはなし会ですが、たくさんの方に聞いていただけるようになって、ありがたい限りです!前半はジミーさん、後半はウーカー担当でした。暖炉が出てくるというテーマで、さまざまなおはなしや絵本がありました。パチパチと燃える火で心が温まったでしょうか。参加者の男性の方と話しましたら、「朗読」をされているそうで、それとの違いを楽しまれたようでした。嬉しい。語りをしている仲間やご友人、絵本の読み聞かせをされている方(これからかな?)の参加も多く、普段からおはなしや絵本に携わって子ども達の前でも活動されているんだろうなと想像します。またおはなしが大好き!という常連さんもついて、皆さんで一つの会を共有できる時間をとても幸せに思います。(個人的な反省点はいくつかありますが、それも発見ありがたい◯)

次回テーマは〈山〉、3/13(金)です。おたのしみに!

語るためのテキスト

ストーリーテリングの勉強会で、気になること。
みんな、語りたい話をコピーして(手書きも含め)それをテキストにして覚えていきますよね。
そのテキストなんだけど、わりに簡単に言葉を変えてもいいと思ってるふしがある。
あ、一部の人ですけどね。

たしかにわたしはわたしが語るためのテキストに手を入れます。
でも、それはわたしのテキストであって、あなたはわたしではない。

勉強会で、どうしても困っている人には、手助けします。
また、自分でも変えられるように力をつけてほしいとも思う。
わたしは、一字一句変えてはいけないとは思っていない。
けど、なんでもかんでも変えるといいとは思わないでほしい。

どうしても困ってからにしましょうよ。

2月の語りクラス

「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」とは昔の人は上手に言ってくれたもので、正しく私にどんぴしゃり!
節分の豆を買っておいて食べ忘れていたことに気がついた今週…
このままバレンタインも見て見ぬふりをして来週に突入してやろうかと目論み中…
そんな中、入門編を受講された2名の方が体験参加されて、年明け最初の語りクラスが開催されました。午前中にお話会で語られてから駆けつけて下さった方もいらして、今年も語り手達が熱心に学びを深めながら、元気に活動する一年になることを確信した会になりました♪

手遊び歌お豆のかぞえうた(兵庫)
手拍子しながら「がってんだ!」の合いの手を入れる手遊び
*『ひとつひろったまめ』でYouTubeで検索すると歌詞がわかる動画が探せます。
*歌のリズムや「がってんだ!」の合いの手入りがわかるサイト等見つけた方はぜひコメント下さいね!

語り
マローンおばさん/『マローンおばさん』/こぐま社
腹を立てた貧乏神/『語りの森昔話集6』/語りの森
馬方やまんば/『日本の昔話5』/福音館
ふしぎなたいこ/『ライオンとやぎ』/こぐま社
命のろうそく/『語りの森昔話集6』/語りの森
だんごころころ/語りの森HPこちら→

ヤンさんの語り
恐いものなしのジョヴァンニン/『イタリア民話集・上』岩波文庫

今回の私の学びより一つ書かせていただくと
お話の中の「言葉」を説明しなければいけない場合について
これ、結構あります。聞き手が小さい子の時には、その生きてきた長さがまだ短いがゆえに経験が少なくて知らない場合、外国のお話でその土地独特の事柄や宗教がからんでいる場合、そして昔話であるがゆえ、今はもう使わない道具や家具などの場合。
あまりに説明が多い場合には、その聞き手達にその話は適していないと判断しなければいけないこともありますが、説明してでも聞いてほしい、伝えていきたい話がある。そこに語り手のそのお話への理解と情熱を感じますし、そういう話には昔話らしい語法がすっきりとはめ込まれているのだろうな、と思わせてもらいました。
あと、日常語で語る場合にはその説明もお話の語りの一部となりやすい、ということも、説明は苦手ですが日常語での語りが大好きな私には嬉しいことでした。その説明も、短くわかりやすくに加えて、聞き手がその情景をイメージできるような例の示し方をすることを心がけること。なるほどなるほど、確かにその通りです。肝に銘じます!

次回は3月10日(火)です。