先週火曜にありました、語りクラスの報告です。
👐手遊び 『じゃがいもほりにいこ♪』
じゃがいも ほりにいこ~ 花さか ひらいた~✋ はさみで ちょんぎるぞ~✌
えっさかほいさか じゃんけんポン👊
語り
➀「かしこいモリー」 『おはなしのろうそく17』東京子ども図書館
➁「うろこ玉」 『語りの森HP』
➂「トレディチーノとオオカミ」 『語りのメソッド イタリアの民話をたずねて』三弥井書店
➃「だればいちばん兄さんか」 『子どもに語るモンゴルの昔話」こぐま社
➄「靴をはきつぶしたお姫さま」 『語りの森HP』
ヤンさんの語り
「おおかみときつね」 『語るためのグリム童話4』小峰書店
小学4年生向け、「ごんぎつね」/新美南吉作を学習するときに「きつね」をテーマで語られるそうです。
弱い立場のきつねが強いおおかみに勝つ。確かに子どもたちの世界でも同じような状況がありますね。
私もこのおはなしを覚えたのですが、まだ一度も子どもたちに語っておらず、語りたくなりました。
さて、今回は全てのおはなしで「テキストに手をいれる」が話題にあがりました。
手をいれるべきか、また入れるならどのように、どの言葉を変えて、付け足せば
聞き手がよりイメージできるのか。
例えば、「かしこいモリー」でモリーが大男の家に戻る場面が3回繰り返されますが
少しずつ言葉が違います。
➀もどっていって、大男の家にしのびこみ、、ベッドの下にもぐりこみました
➁大男のうちへ出かけ、中にしのびこみ、またベッドの下にかくれました
➂大男の家にもどり、ベッドの下にかくれました
語り手の立場なら同じ言葉に揃えたくなりますが、
同じ言葉で繰り返すと、どの場面か分からなくなることがある。
言葉が違うことで、今はこの場面を語っているとはっきり分かる。
また、テキスト通りに覚えて、初めて不備が自分で分かるようになる。
語り歴5年未満の初級クラスでは、「テキスト通りに覚える」のが基本と言われていましたね。
では、手をいれたほうが 良いのほうがよい例
※「かしこいモリー」で王さまがモリーにいう場面
むすこの嫁にしてやるがなあ ⇒ むすこと結婚させてやるがなあ
このおはなしは低学年向けであり、嫁にしてやるという意味が理解できない子どもがいる。
※「うろこ玉」でねこが加えていたうろこ玉を川に落とした場面
川の中をくまなく探しましたが ⇒ 川の中を隅々まで探しましたが
動物のくまが頭に浮かんでしまう。
テキストに手をいれるのは、聞き手(語り手)がきっちりとイメージできる(おはなしについてこれる)ために入れるべきであって、単に覚えにくいからという理由だけでいれるものではないということを再認識した勉強会でした。
次回は、7月8日(火)です。
最後におはなし会の報告です。この勉強会の前に1年生朝学習のおはなし会にいってきました。
♪オルゴール
🕯ひとり、ふたり、さんにんのこども
📚ふしぎなナイフ
♪オルゴール
4月のクラスでヤンさんにアドバイスをいただいたおはなしを語ってきました。
3人の子どもを思い切り演じ、少し笑われましたが(笑)、3人いるんだとイメージはしてもらえたと感じました。
途中からは子どもとやりとりしながら楽しく語れたのですが、最後の場面で
ジェニィ とけいが、ひとつ、ふたつ、みっつなりました。 「何時かな?」
子ども ・・・???
ジェニィ 三時です。 「何の時間かな?」
子ども 「おやつ!」
ジェニィ そうおやつの時間です。
とけいを立てて語らなかったのが原因でしょうか。来週にもう一つのクラスで語る予定ですので意識して語ってきます。
ジェニィさん、報告ありがとうございます。
テキストのこと、とってもわかりやすく書いてくださってますね~
みなさん、まだテキストに手を入れたらだめなのか、もうテキストに手を入れてもいい段階まで来てるのか、ご自分できちんと判断して下さるのを祈る思いでおります(笑)
「ひとりふたりさんにんのこども」の報告もありがとう~
「時計が、ひとつふたつみっつなりました」で、3時だってわからなかったんですね。
じつは、4歳児のクラスでも、今年、わからなかったんですよ。
去年くらいまでは分かっていたのに、なんでかなって、思っていたのです。
それで、いま、ジェニィさんが、1年生で分からなかったって書いてらっしゃって、はっと気がついた。
子どもが、時を知らせる時計を知らないんじゃないか?
ひとつなったら1時、ふたつで2時、って教えてくれる時計が身近になかったら、三つなっても3時だって気がつかないよね・・・?
以前は幼稚園に時報付きの大きな古い時計があったんだけど、今度、行ったら先生にたずねてみよう。
もしそうだったら、さてさて、どんな対策をたてようか~
ヤンさん、コメントありがとうございます!
「ひとりふたり〜」、私ももしかして時計の音を聞いたことがないのかな?!とも思いました。自分の周りにも1時になったら音が鳴る時計はあっても、その音はメロディであって、昔ながらの ボン という音ではありません。
もう一つのクラスではどうなるか、、、ボン ボン ボン から特に子ども達の反応をしっかり見ながら、とけいを立てて語りたいと思います。
ジェニイさん、報告ありがとうございます。
わたしは、この日に聞かせてもらった「靴をはきつぶしたお姫さま」がとても面白かったので、いつか覚えようと思いました。
すでに本では読んでいるのに、語ってもらって、勉強会でみなさんの意見も聞いてべんきょうすると、話が生き生きと伝わってきて自分もやりたくなりました。
時計の話は、なるほどそうかもしれません。
柱時計の音が聞けることってほとんどありませんよね。
わたしが子どものころでさえ、学校にある大きな振り子時計は止まってました。
インテリアの一部か歴史の証人みたいな存在でしたから。
ジミーさん、コメントありがとうございます!
語りクラスで単におはなしを聞くだけでなく、皆さんの意見やヤンさんからの講評を聞いて、知っていたけれど、覚えようと思っていなかったおはなしを語りたくなることがありますね。
私の場合、今回の『おおかみときつね』もそうですが、来月4年に語る予定の『魔法のかさ』も他の方の語りを聞いて、覚えたくなったおはなしなんです。
毎月刺激をもらえる語りクラス、大好きです❤️