先日すっきりと晴れた日に入門講座が最終日を迎えました。いよいよ皆さん9月からの講座で学ばれ選んで覚えたおはなしを発表会形式で語ります。今回の発表会は4名の受講者さんと、講座主催サークルききみみずきんから2名、そしてヤンさんが2話という構成になりました。
【プログラム】
1. にんじんとごぼうとだいこん
「語りの森昔話集4」語りの森
2. さるとかにのもち争い
「語りの森昔話集4」語りの森
3. ついでにペロリ
「おはなしのろうそく3」東京子ども図書館
4. おならじいさん
「語りの森昔話集4」語りの森
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ききみみずきんサークルメンバー
★おおかみと七ひきの子やぎ
「語るためのグリム昔話集1」小峰書店
★小さな赤いセーター
「おはなしのろうそく8」東京子ども図書館
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ヤンさん
★だめといわれてひっこむな
「おはなしのろうそく5」東京子ども図書館
★なまくらトック
「おはなしのろうそく2」東京子ども図書館
【受講者さんの声】
Aさん 覚えられなかったです(と言いながら覚えられていました)。でもお話しするのは好き。習い事教室に来る子どもたちの休憩時間に(本を読みながらでも)肉声でおはなしすると喜んでくれます。子どもが求めている気がします。
Bさん 久しぶりの暗記でした。でも講座で習った通り段落ごとだと覚えられました。絵本ボランティアをしていて、そこで語りに触れる機会があって今回この講座を受講しました。
Cさん 仕事を辞めて15年振りに人前で話す機会だったので足がガクガクするほど緊張しました。家で練習してるのと全く違いました。絵本ボランティアサークルを立ち上げましたが今回受講して語りの方が好きかもしれないと思いました。子どもが絵本の絵を見てるより、子どもの反応を見られる語りの方が好きかも、と感じました。
Dさん 実はずっと以前に覚えたおはなしを6ヶ月かかって思い出し先日語りました。今思えば昔覚えた事があるという事だけで選んだので、そのおはなしへの思い入れがありませんでした。今回の講座で選んだのは、今、好きなおはなし。なので練習も楽しくおもしろかったです。講座で教えてもらった方法で1ヶ月で覚えられました。
ヤンさん「繰り返しのおもしろいけどしんどい所はどうでしたか?」
Dさん「娘の指摘(応援)を受けてがんばりました。」
【ヤンさんから】
今日新しい語り手が4名誕生しましたね。
実は京田辺市は語りボランティアから読書推進ボランティアに進んだ町なんです。
絵本は取り組みやすいけれど(絵を見ないで)耳から聞いて楽しむことが子どもの脳にはきっととってもいいと思う。
絵本ボランティアされてる方も二本立てでぜひ「語り」を続けていただけたらと思います。
【講座を終えて】
受講者の皆さまお疲れさまでした。4名それぞれのお声に違った柔らかな温もりがあり、おはなしを届けたいという想いや愛が伝わってくるステキな発表会でした。おはなし選びも練習も真摯に向き合われたことがひしひしと感じられました。今は緊張からも解き放たれて軽くなった心で語られてますか?それとも次は何を覚えようかなと新しいテキストを探されていますか??そう、そうやって おはなしのことを考えたり おはなしを聞いたりしてどんどん『おはなし』に触れる機会が増える、、、そんなお仲間が増えるととてもうれしいなぁと思います。これからも皆さまとおはなしのご縁が続きますように。