日別アーカイブ: 2025年12月29日

12月の大人のためのおはなし会

毎日が慌ただしく過ぎて行きます。さすが師走。報告が遅くなってしまいましたが、大人のためのおはなし会はゆったりとした一時でした。ほとんど常連さん6名の方が来てくださいました。

テーマ〈音楽〉

絵本「うたがみえる きこえるよ」エリック・カール/作 偕成社

おはなし「ムズィカ」『語りの森昔話集6』 語りの森

おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/実業之日本社

手遊び ひとつとひとつでどんなおと

絵本「ネコとクラリネットふき」岡田淳/作 クレヨンハウス

絵本「つきよのおんがくかい The  Moon Light Jam Session」山下洋輔/文 柚木沙弥郎/絵 秦好史郎/構成

絵本「ドオン」山下洋輔/文 長新太/絵

おはなし「ヘレーじいさん」『語りの森昔話集3』語りの森 

1冊目の絵本は題名のとおりでした。文は最初だけ、後は絵のみの絵本です。無色から始まり、ページをめくるごとに、カラフルな色や形が描かれ、クレッシェンドしていきます。歌や音楽がいきいきと想像され、自由に響いていました。「ムズィカ」は音楽という意味の男の子の名前です。ヴァイオリンの音色でみんなを幸せにし、悪魔もやっつけました。その後も、直に歌うおはなし、音を感じる手遊び、クラリネットの音色を食べて大きくなる猫、ジャズセッションそのもの(ジミーさんすばらしかったです!)、鬼と人間が太鼓の叩き合戦をしていたのに、ドオン!とみんなの音があって笑い合うおはなし、持っていた雄鶏と歌を交換してもらって幸せなヘレーじいさんのおはなし。誰もが内に音楽的要素を持っていて、外からの音色やリズムと結びつきます。そして、人間の呼吸や感情に深く影響があるのだと思います。世界はいつも困難なことばかりですが、おはなし会で音楽の可能性をたっぷり感じました!一貫したテーマでの体感記憶は、心に長く留まることと思います。

次回は1/16(金)、テーマは〈囲炉裏端〉です。お楽しみに〜

↑こちらはボンバルボンの絵本に出てくる溶岩ケーキを模しました、米粉と黒ゴマのケーキです。おはなし会の後は打ち合わせですので、糖分摂取が欠かせません。スタッフでおはなしと絵本を持ち寄ってプログラムを考えますが、私はプログラムの順序や理由付けが、分かる時と分からない時があります。お菓子に助けてもらいながら、少しだけまなんでます。プログラム構成は言うまでもなくピカイチ、そして、聞き手としての体験が必ず学びになりますので、語り手の皆さんもぜひ遊びに来てくださいね〜!