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4月の語りクラス

手遊び ぱっぱっぱ

ぱっぱっぱ なんだろう  ぴっぴっぴ しっぽだよ  ぱっぱっぱ なんだろう ぴょんぴょんぴょん うさぎだよ  ぱっぱっぱ なんだろう  にょ~ろにょろ へ~びだよ

炭焼き長者     『日本の昔話5』おざわとしお再話/福音館書店

いのししとかめ   『語りの森昔話集4』語りの森

めしを食わないよめさん 『語りの森昔話集1』語りの森

がまんの石と刀   『子どもに語るトルコの昔話』こぐま社

宝下駄       『語りの森昔話集5』語りの森

ねむりねっこ    『語りの森昔話集2』語りの森

紙のおうちのヤンネマン 『世界の民話26オランダ・ベルギー』より再話 ヤンさん

初級・中級の合同『語りクラス』、今年度新たにスタートしました。今回はウーカーの報告です。参加者は18名でした!皆さんの楽し気なおしゃべりの声で、新しいクラスもすぐに和みの雰囲気。メンバーは、語り歴が数年の方から30年以上の方までおられます。合同クラスの良い点はまさにそこだと思います。中級の方のテキストの読み込み方に驚きます。初級の方のおはなし選びの悩みには、立ち止まって考えさせられました。お一人お一人の講評の言葉が、自分に向けられているものとなり、身に沁みます。自分はどうだろうか?ちゃんと考えているか?考え抜いているか?その周辺に求めるものが潜んでいるように思います。自分で考えて、自分で気がついて、自分で納得するための努力はしたいと思います。それでもわからない時はヤンさんどうぞお導きをお願いします!

今回、特に感じたことが一つありました。おはなしのタイプ別による、語り手の好みの事です。気に入っている話か、苦手な話か、ということです。かつては私もありました。そう思い込んでました。語る場がいくつかできて、語る機会が増えた頃に、苦手だな、難しいなとしていた話を、あえて自分で選んびました。そして、猛練習で準備をして、子どもたちの前で語ることで、そういう物差しをすっかり外せました。ちゃんと準備をすると自分が楽しかった~となります。どれだけおはなしと向き合ったかがほんとうに大事と、ヤンさんがいつも言われますが、その事が語りに表れます。それに対する返答を子どもたちが教えてくれてるのだと思います。次はどんなおはなしをして喜んでもらおうか、こんなおはなしも聞けるかな?どんな顔するかな?自分の好みはその後に自然とついてきます。これは、私の実体験を通しての気持ちの流れです。楽しかった、また聞きたいな、とみんなが感じるおはなし会の内容は、聞き手に合わせたプログラムです。教えていただいた事を、ここ数年で体感してやっと少し分かってきました。それまでは、言葉だけがそこにあって、まったく分かっていませんでした。自分の課題はたくさんあるので、そこに向き合って語りクラスで出していきたいです。真面目そうに書いてますが、ただの事実です(^^)/ 今後の語りクラスのエントリーは、優先順位がありますのでご参考に。①おはなし会が近くて、切羽詰まっている人 ②三か月以上エントリーしていない人 ③それでも空きがある場合のエントリー希望者 人数が増えたので、発言も増えて盛り上がります。学びが深いので、たっぷり時間を使います。来月も楽しみです。

次回は5月14日㈫

4月のあったかペーチカ

犬神山のおおかみ 語りの森HP

炭焼き長者 『日本の昔話5』おざわとしお再話/福音館書店

屋根がチーズでできた家 『子どもに語る北欧の昔話』こぐま社

いのししとかめ 『語りの森昔話集4』語りの森

いたちのこもりうた 『同名絵本』松谷みよ子/ポプラ社

猿婿 『日本の昔話1』おざわとしお再話/福音館書店

だんごどっこいしょ 『だんごどっこいしょ-日本の民話6-』ポプラ社文庫

鬼のつぼ 『語りの森昔話集5』語りの森 

近所を歩いても、少し遠くへ行っても、出かけたその道中でも、桜が満開です。思い出とともにある桜。新たに見つけた桜の景色。年の巡りは続きます。私の花粉症は治りました!

この度もさまざまなおはなしが語られました。ヤンさんの「いたちのこもりうた」私は、ぼろぼろと泣いてしまいまして、次の語り手さんにご迷惑をおかけしました。「猿婿」がはじまっても、後を引いていて、鼻もすすらずでしたので、目から鼻からと大変でした。不信感を与えてしまい、すみません(^^; 松谷みよ子さんの力もすごいという事ですね。体感してしまいました。そして、おはなし談義では、普段の練習の仕方、短い話の持ちネタ、語りを続ける事が次に繋がる、といような話で盛り上がりました。だれでも語りに、聞きに、遊びにきてください~!

次回:5月7日㈫ 10:00~13:00頃

3月の中級クラス

暑さ寒さも彼岸まで、春はすぐそこまで来てますね。年度末ですし、たくさんの紙と布を整理して、新しい季節をすっきり迎えたいと思う今日この頃です。

【手あそび】   

たんたんたん ぽぽ たんたんたん ぽぽ たんぽぽたんぽぽ たんたんたん

【語り】

おはなしのだいすきな王さま 『山の上の火』岩波書店

アリョーヌシカとイワーヌシカ 『まほうの馬』岩波書店

さるとかにのもち争い(日常語) 『語りの森昔話集4』語りの森

舌切りすずめ(日常語) 『語りの森昔話集4』語りの森

むかでの医者むかえ   語りの森HP

ヤンさん 鬼のひとり娘    語りの森HP

おはなしのだいすきな王さま テキストに少し手を加えて語られました。お百姓の何度も繰り返されるセリフを同じにしすぎると、それに答える王さまのセリフが何だったか、語り手自身が分からなくなり、王さまの言葉を間違える。王さまがイライラしてくる様子、その王さまの言葉のエスカレートする事を活かす。王さまが困りだすのがおもしろい、王さまの答え方の方に集中して語る。また、テキストの文によっては、はっきり耳に届けずに言う必要がある場合、飲み込むように語る。

アリョーヌシカとイワーヌシカ 弟と姉さんの掛け合いの詩の部分、このおはなしの重要な部分になるので、練習の中で語り方を考えていくとよい。「こういう風に聞き手に受け取ってほしい」という工夫をする。

さるとかにのもち争い さるが木に登って餅を食べていて、『そうしてるうちに、木の枝が折れて、ふくろから、おもちが落ちてきました。』という場面がどうなってるのかイメージがしづらいとのことでした。司書さんでもある中級メンバーの方が、国会図書館の検索で原話をその場で見てくれました!『木の枝にかけていた袋』と原話に記述。わー!とみなさんで納得して、分かってよかった~と解決しました。なので、そのように言葉を加えられました。原話の確認は大事ですね。

舌切りすずめ 何年も前に、他のテキストで覚えたおはなしだったそうですが、すっかり忘れてしまったので、混ざって困ることもなく、覚えられたとのことでした。「したきりすずめ~どっこどこ~ちゅんちゅん」を歌にされていました。

むかでの医者むかえ 語られたHさんは、遠方にしばらく行かれるという事で、クラスでの語り納めとなりました。目の前のことに時間を使って、気持ちゆったりと行ってきてください!

ヤンさんの「鬼のひとり娘」、大元はたった三行のはなしとのこと!サカタシズコさんという方がお父さんから聞いた話。お父さんは狂言を見るのがお好きだったそうで、その「首引(くびひき)」を娘さんに話したものだそうです。そして、娘のシズコさんがお孫さんに語ったものだそうです。おはなしは個人的なもの、それが始まりだったりするんですね。お父さんが狂言を見て、シズコさんに話したのは100年くらい前のことでしょうか。そんな繋がりがあって、一つの昔話を聞いているんだと思うと、私たちは伝承の途中にいるってことが、はっきり分かりますね。一人で百年語ることはできませんが、そうやって思いが繋がって、下の世代へと語り継がれるんだなと嬉しくなりました。ヤンさんの見ている景色が少し見えた気がしました。

中級クラスの報告を1年半ほどさせて頂きましたが、振り返りがとても勉強になりました。フルーツさんからもお知らせがありましたが、来年度から、初級クラスと中級クラスは合同となり「語りクラス」となります。初回は4/9㈫です。事前に秘密基地をひらいて、エントリーされているお話の出典をチェックし、テキスト持参の上での参加となります。みなさまお忘れなきを。どんな学びの会になるか、どんな新しい出会いがあるか、楽しみです。フルーツさんと交代で報告をしていきますので、よろしくお願いします(^^♪

3月のあったかペーチカ

朝晩は寒く、昼間は少し暖かいですかね。でもそんな日差しも束の間で、雲行きが怪しくなって雪まじりの雨がパラパラ!午後の洗濯物には注意ですね。

ものをいうたまご 『語りの森昔話集4』語りの森

じいにすいつこう『子どもと家庭のための奈良の民話一』村上郁再話/京阪奈情報教育出版

なら梨とり 『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館

三匹の名付け親 『語りの森昔話集3』語りの森

しんぺいとうざ『語りの森昔話集3』語りの森

福の神はくさったさくらんぼの中に 語りの森HP

かめのピクニック 『語りの森昔話集2』語りの森

こんなにおはなしを連続で聞く事ができるなんて、おかげ様で聞く力や集中力が上がりましたよね~という話題から、おはなし談議が始まりました。おはなしを始めた頃の感覚とは違って、今は色んなおはなし一つ一つにじんわり喜びや幸せを感じながら小一時間も聞けるようになったという声があり、みなさんで共感しました。「なら梨取り」を語られた方は、ご自身が子どもの頃に遊んでいた山の中、沼のような池、そんな景色が出てきて自分を癒してくれると言われました。語り手それぞれのおはなしについての思いや覚えたいと思った理由などを好きなように話してもらうのですが、その事からみなさんで対話しながら話が広がっていきます。おはなしの語りの練習はもちろん大事ですが、このようなおしゃべりの中でおはなしの世界が広がり、それぞれの関連付けによる理解があるので、そのことが語りの成長に繋がるようです。語りに奥行きがでるって事ですかね。「このおはなしを伝えたい」という、語り手の思いとともに、子どもたちに、周りの人たちに、きっと届くことと思います。心の栄養がたっぷり注がれました。言葉のシャワーを浴びました。次はどんな話がきけるかな~と楽しみです。

次回は4/7㈰です。どなたでもお気軽にどうぞ~🌸

2月のあったかペーチカ

しおちゃんとこしょうちゃん 『おはなしのろうそく27』東京子ども図書館

豆まきの由来 『子どもと家庭のための奈良の民話一』村上郁再話/京阪奈情報教育出版

長い春のために 【語りの森HP】

三本の金髪を持った悪魔 『語るためのグリム童話2』小峰書店

雪女 『日本の昔話5』おざわとしお再話/福音館書店

まめ まてまて  【語りの森HP】

大工と鬼六 『日本の昔話2』おざわとしお再話/福音館書店

立春を迎え、厳しい寒さの中にも春の気配を感じられるようになる頃、花の香りがただよってくることを楽しみにしたいです。プログラムは、この時期に語られるおはなし、今後も語っていく好きなおはなし、まだ本番を迎えていないおはなしなど、語り手の思いも受け取りました。おはなし談議では、おはなし一つ一つにおいて、語り手の思うところに焦点を当てて意見が交わされました。「私はこんなイメージをした」それが、聞き手によって違ったのでその違いを楽しく思いました。そして、それを受けて語り手さんはきちんと自分のイメージが届けられるような語り方をしてみます、と言われていました。他の話題でも、あーだこーだみなさんで言い合いながら「クラスの勉強会の前だし、今言ったことは忘れてください!」なんてことにもなりました(笑)

Kさんから感想を頂きました。

久しぶりのおはなしの時間、心が喜び、からだに沁みました。おはなしには大きなパワーがあるんだなとあらためて感じました。信頼関係がある方が語るのを聞くと、さらにその力が大きくなるんだなあと思いました。1年ぶりのペーチカは変わらぬ温かい場所でした。実はちょっとドキドキ緊張していました。でも、皆さんが温かく迎えてくださって、安心して、おはなしを楽しめました。ありがとうございました。

予約のいらない、ふらっといって語れる、聞くだけもでOK、あったかペーチカ語りの場です。みなさま、ぜひどうぞ~

今後の予定:3/5㈫、4/7㈰