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語りの森を作った魔女

乗鞍高原🏞️

暑さを逃れて高原にやって来た。1500メートルを越えないと涼しくないと、息子が言うので、乗鞍まで来た。
ええとこや~

原生林の径。シラビソの林。

牛留池。
うまくやれば逆さ乗鞍岳が写る。

ここからバスで50分ほど登ると乗鞍岳。

ここはお花畑ね。お花の季節は盛りを過ぎたけど、まだ楽しめた。

白いコウメバチソウと紫のイワギキョウ。

赤いのは、ヨツバシオガマ。

黄色のウサギギク。

白い小さなイワツメグサ。

とはいえ、雨ばかりの旅でした。
最終日にやっと晴れて、ほら、牛留池。青がきれいでしょ。逆さ乗鞍も。

って、どれが乗鞍岳か分かる?

 

 

 

夏のおはなし会 その2

学童保育でのおはなし会の報告。

おはなし「うりひめのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館(日常語で)
おはなし「くさかった」語りの森HP 村上再話
おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
おはなし「ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店
絵本『あっ!』中川ひろたか文・柳原良平絵/金の星社
絵本『にているね!?』五味太郎作/福音館書店
おはなし「たこやき」村上再話/『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』

いかにも夏休み~って感じのプログラムでしょ?
雰囲気として、あ~!ムラカミさん、あそびにきてくれたん!?って感じで始まりましたよ。

「うりひめのはなし」がうきうきと終わって、
わたし「はい、おしまい(子どもたちと合唱ね)」
こども「うりと違って、桃やで!」
わたし「へえ~!ほな、なにが出てきたん?」
こども「桃太郎やん!」
わたし「あ、そうか。おいもが流れてきた話もあったなあ」
わたし「知らん!」
わたし「知らんか?いも太郎と違うで。ほら、むかしな、あるところにな、・・・」
前回となりのクラスでは、箱が流れてきた「花咲かじい」のことをちょっとしゃべりましたが、今回は「くさかった」をまるごとやりましたよ。

「ヤギとライオン」「ちいちゃいちいちゃい」は、こどもたち、爆笑につぐ爆笑。
わたし「(心の中で)だいぶ退屈してるんやなあ―笑」
『あっ!』は赤ちゃん絵本です。なんで?というほど受けました。笑って笑って、「もっかい!」
二度目読みはじめたら、「もっとスピード出して!」とか、「おばちゃんは笑ったらあかん!」とか、注文が飛び交う(笑)
『にているね!?』は、もちろん、似てるとか似てないとか、みんなわあわあいうんだけど、なぜ似てるかとかどこが似てないとか、各自が自説を主張するもんだから、五味太郎さんの文章よりずっと長い話になってしまった。咀嚼して飲みこんで消化して、ハイ次のページって感じ。ねえ、五味さん、こんな読み方でもいいのかしら???
結局、もう一冊準備していた本は読む時間が無くなって、
わたし「どうしよかなあ、終わろか」
こども「おはなしして!」
わたし「たこやき、したことあったっけ?」
こども「知ってる」「知ってる」「え~、知らん!!!」
で、「え~、知らん!!!」の女子の叫びにみんながおつき合いすることになりました。
このはなしは、何べんも聞いてる子でも、本で読んでる子でも、やっぱり面白いみたいです。

暑い暑い夏のおはなし会でした。
ちゃんちゃん。

残暑お見舞い💓 さよなら入門講座💓

今年の夏も暑いです。
毎年どんどん暑くなるような気がする。
温暖化のせいか、加齢のせいかわからんけど。
みなさま、いかがおすごしですか?

さてさて、おはなしサークルがらがらどんの「おはなし入門講座」ですが、この秋で、いったんお休みにしようと思います。
入門講座を始めて20年以上がたちます。
いろんな人たちが応援してくれて、たくさんの語り手が生まれました。
弟子たちは、師匠を追い抜いて、りっぱに育ちました。

いえ、とちゅうでやめた人もたくさんいます。
でもね、その人たちは、図書館や幼小中などでは語らなくても、わが子や地域の子とお話を楽しむひとときが確かにあったと思います。
人生の必要なときに必要なものと出会った。
そのきっかけ作りができたことを、とってもありがたく、嬉しく思います。

おっと、お休みするのは、がらがらどん入門講座だけやからね。
ババの勉強会は続けるからね~
それに、どこかのサークルとかで依頼があれば行きますよ~

それでね、もし、おはなしを始めようかなって迷っている人がいたら、今年がラストチャンスです。
お知り合いにも声かけてあげてね。

来年以降、もっと丁寧な再話をしたいな、ホームページをもっと充実させたいなと思っています。
とはいえ、今は暑くて頭がするめですが。

立秋も過ぎましたが、きっと厳しい残暑が続くでしょうから、みなさま、ご自愛くださいませませ。

レクイエム🎼

きょうから、八月。
八月になってしまうと、もう肝がすわって、あきらめの境地。
暑い!
室内でも熱中症の恐れがあるなんていい出したのは、いつからかしら?

広島の日があって、長崎の日があって、敗戦の日がある。
だから、夏にレクイエムを歌うのは意味があるのです。

今年は、モーツァルトのレクイエムを歌いました。
大阪中之島のフェスティバルホールは、ほぼ満席でした。
その中に、亡くなった父と母と義父がすわっていたと、思います。

母は歌が好きでした。
毎日、毎日、朝も昼も晩も、童謡や歌謡曲を歌っていました。
PTAコーラスで習った曲を、とっても楽しそうに歌っていました。
目立つのが好きな人で、いつも人の輪の中心にいました。
わたしはおとなしい子だったから、フェスで歌っているのを見たら、びっくりしただろうなあ。

母と娘というのは、いろいろあるものです。
別れてから何年もたっても、消えないわだかまりもあります。
でも、そんな濃厚な関係を飲みこんで、母に聞かせるレクイエムです。

限られた命を感じながら、歌えることに感謝して、すてきな宵を過ごしました。

聞きに来てくださったみなさま、ありがと~

さあてと、つぎは冬の第九だぞい😍

夏のおはなし会🍉

夏休みになると、幼・少・中のおはなし会がなくなって、図書館と学童保育だけになります。
目新しい話を聞いてもらいたいし、それに、レパートリーの貯金もしておこうと思うんだけど、毎年計画倒れです。
むか~しむかしの夏休みの宿題とおんなじね。
みなさんはいかがですか?

きょうは、学童のおはなし会。
二クラスに分かれたので、たった14人。和気あいあいと30分を過ごしました。
おはなし「うりひめの話」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館(日常語で)
おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
絵本『あそびにいこう』マイク・クラウト作/福本友美子訳/マイクロマガジン社
絵本『かめくんのさんぽ』なかのひろたか作/福音館書店
おはなし「ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店

子ども「川から流れてきたはなし、知ってる!」
わたし「あ、そうなんや。桃が流れてきた話は?」
子ども「ももたろう!」
わたし「ほな、箱が流れてきた話は?」
子ども「はこ太郎!」
わたし「・・・・」
わたし「あんな、箱の中に犬が入ってるねん」
子ども「はこいぬ太郎!」
わたし「あれれ?ここ掘れワンワンっていうの知らんか?」
子ども「・・・?」
ううむ。つぎは「花咲かじい」をしなくては。季節はずれやけど。

「うりひめ」は、瓜の季節にぴったり。「ヤギとライオン」は、夕立の季節にぴったり。
『あそびにいこう』は、「ちいさなエリオット」シリーズで、夏の巻です。遊園地の乗り物に、子どもたちはワクワク。こわがり屋の主人公のエリオットに、笑いが起きます。でも、この子たちはやさしいので、やっとエリオットが安心して楽しんでいるのを見て、喜んでいましたよ。
『かめくんのさんぽ』は幼児向きだけど、こういうのも一冊入れておくと、1年生がほっとするのです。
最後の「ちいちゃいちいちゃい」で、みんな飛びあがって、おちまい!