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語りの森を作った魔女

今週のお話会

5月7日(月)
支援学級 朝学習
『まあすけのぼうし』馬場のぼる作/ポプラ社
『しろさんとちびねこ』→こちら
『ぼく・わたし』→こちら
『うたってくださいことりさん』五味太郎作/偕成社
『だいすき』田島征三作/偕成社
6年生が決めてくれた順番で読みました。
子ねこの兄弟がゴロゴロ4匹、って雰囲気のあたたかいお話会でした。
たまたま担任の先生がいらっしゃらなかったんだけど、6年生がちゃんと仕切ってくれました。

5月9日(水)
小学2年生 授業 二クラス合同
おはなし 「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
じゃんけん「ちーちゃん、ぱーちゃん」
おはなし 「竹の子童子」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
絵本  『じごくのそうべえ』田島征彦作/童心社
直前に会場のことでちょっとごたごたしたので、わたしのほうに余裕がなく、ほんとうは「ホットケーキ」を語るはずだったのですが、『じごくのそうべえ』の読み聞かせに切り替えました。「ホットケーキ」で予想される彼らの反応に太刀打ちできるか、エネルギーに自信がなかったの(笑)
「ジャックと豆の木」はテッパンですね。
「竹の子童子」は、HP≪日本の昔話≫「竹の子童子」の音声をきょう語ったものに更新しておいたので聴いてください。子どもたちがいっしょにおまじないを唱えています。

5月10日(木)
幼稚園5歳児 一クラスずつ2回
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「雌牛のブーコラ」 語りの森HP《外国の昔話》→こちら
てあそび 「ろうそくぱっ」
お弁当を食べる三回のくりかえしは、いつも人気のある場面です。きょうも、「なん回食べるねん!」とつっこみを入れていました。そう、関西の子は、幼稚園児でもつっこみを入れるのです(笑)
この子たちはじょうずに聞く学年で、後半は、目をまん丸くして息をつめて聞いていました。「三枚のお札」の逃走の場面と同じ反応です。

子どもにひけをとらない、おとなのかがみ。

かこさとしさんが亡くなられた。

絵本作家は数あれど、かこさんは、最高の絵本作家。という思いは、わたしの個人的な好みにとどまらないと思う。
たしか絵本の会で最初に取り上げたのもかこさとしさんだったかな。

子どもにかかわる大人は、まず子どもから学ぶべしと、ヤンは、つねづね思っている。
かこさんの絵本を読んでいると、それがよくわかる。
子どもの遊びと科学者の眼で絵本が作られているんだけど、子どもにぴったり寄り添って離れない。

「子どもにひけをとらない、おとなのかがみ」の言は、今朝の新聞に載っていた中川李枝子さんのことば。
生きとし生けるものすべてに深い愛情をいだいていたかこさんのことを、中川さんがこのように追悼しておられたの。
読んだとたんに涙が止まらなくなった。
あ、中川さんもそうなんだと思った。同じ価値観。
昨日、たまたまある先生と、『ぐりとぐら』はどうしてあんなに子どもの心をとらえるのかと話していたところなのでね。

じつは最近、身近なところで、子どもにかかわる大人たちの無責任さと鈍感さと虚飾をまざまざと感じることが相次いで、情けなくって、腹が立って、でも何もできないし、よけい腹が立って、早朝に目覚めて眠れない日が続いているの。

で、けさ、中川李枝子さんの言葉!
分かる? 「子どもにひけをとらない」だよ! って叫びたい。
大人はもっともっと謙虚になって、子どもの中に光っている宝石をじっと見つめて、ああ、わたしはもうこれを持っていないんだ、と恥じ入るべきだと思う。

昨日、支援学級に絵本を読みに行った。
6年生になった彼が、新1年生をまるで弟のように膝に抱えて、いっしょに本を見ていた。
誰も強制しているわけではない。ごく自然に。
初めて学校に入って心細いはずの一年生だけど、こんな6年生がいてくれてよかった。
ね、子どもはすごい。
あたたかい、愛にあふれた朝のひとときでした。
それを保障する責任が大人にはあるはずでしょ?

かこさんの本で好きなのはいっぱいあるけれど、『ぼくのいまいるところ』が一番好きです。
あなたの一押しは何ですか?

連休明け ☔

京都は、きょうは穏やかな雨がしっとりと若葉を濡らす一日でした。
みなさま大型連休はどう過ごされましたか?

年中連休の老夫婦は、じっと家におりましたよ。
わざわざ人の多いときに出かけなくてもよくなって、年をとるのもいいものだなと思います。
まあ平日でも、年金生活手元不如意だから、遠くまではいけないけど。
探せば、体力気力に応じた愉しみもあるものですね。
初めて老人になるので、いろいろ新鮮です(笑)

我が家は子どもたちは帰省しなかったので、静かでしたよ。
ただ、息子が、昨日いきなり帰ってきて、「釣ってきたし」といって、モンコウイカを持ってきてくれました。
泊まりもせずに下宿にもどりましたが。
さっきは、娘から電話。あ、いや、孫から。
なんか、おたがいに通じないながら、きゃあきゃあしゃべって、満足しておねんねしたようです。

今朝、今日はブログを書こうと思った時間帯は、るんるんだったんだけど。
おはなし会⇒授業⇒ミーティングと、トリプルやると、夜はくたくた。
年をとるとこうなるんやな、と、これも新鮮。いや、自嘲(笑)
それで、今年度は、一日にひとつのことしかやらない、お話会のはしごはしない、と決めた。
そしたら! 
今週一週間と5月後半から7月中旬まで毎日、お話会と講座でぎっちりつまってしまった~

よおし、古希になったらぜったい引退するぞ!
で、毎日まいにち、読書と再話三昧。ときどき気まぐれに子どもに語る。
それを、ずうっと、死ぬまで続ける。
と想像するだけで、ふっと気持ちが癒えた🌞

半日研修 🏫

先日、語りの森の重役たち(笑)で、研修会に行ってきました。
研修プログラム (予定)
1、大阪市立東洋陶磁美術館 特別展「フランス宮廷の磁器 セーブル、創造の300年」
2、中央公会堂見学
3、中之島図書館見学

だが、腹がへっては戦はできぬ。まずは、北浜レトロで早めのランチ。
ねえねえ、北浜レトロって知ってる~?
対岸のバラ園から見たら、まるでバージニア・バートンのちいさいおうち。
明治45年築っていうから、戦争で焼けなかったのかなあ。

店内に入ってみよう。1階は紅茶やお菓子や小物を売っててね。こんな感じ。
  

2階がレストラン。
サンドイッチランチが、ものすごいボリューム。飲み物とケーキ付で1100円。安い! しかも、お・い・し・い 💖

めっちゃ満腹、満足で、難波橋を渡って美術館へ。

ああ、美術館、というのが悪かった。しかもフランス宮廷! で、このメンバー。
134点もの作品ひとつひとつに突っ込みを入れながら、休憩もせず。
時には、あの磁器の端にとまっているのは「蚊」ですか?と学芸員さんにたずね。
答えは、「蟻」でした。
いや、美しい磁器に、テントウムシとか昆虫がリアルに描いてあるのですよ。
あと、こんなのね。
  

ふらふらになって出てきたら、もう夕焼け小焼け(笑)
研修の続きはまた改めて。

美術展は7月16日までやっています。
北浜レトロは、予約したほうが賢いです。

児童文学を読む会 🐶

もうすぐ締切ですよ~
申し込み、忘れていませんか~
申し込んでないのに申し込んだつもりになっていませんか~
え?
不安やって?
そやねん、ヤンも最近しょっちゅうそんなことがあるねん。
わすれねっこっていう妖怪やねん。

ストーリーテリングって、子どもと本をつなぐひとつの方法でしょ。
子どもの本って、読んだことありますか? おはなしのテキスト以外でですよ。

お話を聞いて、ことばから想像する力を身につけた子どもたち、こんどは語り手がいなくても文字で読んで楽しめるようになる。
さあどんな面白い世界が待っているのか、一冊でも二冊でも、私たちも読んでみましょうよ。