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語りの森を作った魔女

4月1日 🌷🌷🌷

わたしは、嘘つくのがへたです。
いままでいっぺんもエイプリルフールに成功したためしがない。
やられたこともない。
いや、やられても気づかずにスルーしていたのかもしれない。
いや、かわいそうに思って、やめといてやろうって思ってくれたのかもしれない。

でも近所の子はいうやろね、いっつもウソ話してるやんって。

ところで、占いって信じます?
なんか、嘘くさいって思ってたんですけどね、大野自転車屋のおっちゃん(だれって? 知る人ぞ知る地元の有名人)の姓名判断には感服しました。
初めて会ったのに、私のかつての職業も、今のこのマイナーな活動(笑)もぴたりと当てはったのです。
だから、将来についての予言、信じましたよ。信じていますとも。
え? 言~わない(笑)

いつも見ている占いのサイトがあります。
石井ゆかりさんの「筋トレ」☆彡
当たる当たらないよりも、毎日を生きる勇気が出る。
来週の占いに、こんなことが書いてあった。
クールに構えるより、あつくるしさ、あつかましさ、濃さ、めんどうくささが扉をあけるための大切な鍵となるかもしれないって。
引き算よりはむしろ足し算によって状況がクリアになるって。

4月1日、いま、ヤンには自分に課した二つのミッションがあります。
状況は必ずしも楽観的じゃない。
ちょっとひるんでいた心に、筋トレはハッパをかけてくれました。
ようし、行くぞ~

みなさま、よろしく~

カルミナ・ブラーナ ♫

オーフォルトゥナ~
ヴェル・・むにゃむにゃ

メロディーはむずかしくないし、きれいだし、ここちよいのですよ。
けど、この呪文はどうやって覚えるねん!?

お話はね、意味のある言葉のつながりだから、覚えられますよ。
けど、これって、何語?
といってもわたし日本語しか分からんけど。

毎日毎晩、寝てても歌えるように・・ってどこかで聞いたことあるなあ(笑)

今年の夏のコンサートに向けて頑張っています。
みなさん、聴きに来てくださいね~

大編成のオーケストラに、200人以上の合唱団、少年合唱団も共演です。
感動まちがいなし。

♪♪♪

7月9日(日)14:00
京都コンサートホール(大ホール)
指揮:高関健
京都市交響楽団
合唱:京都ミューズ・カルミナ・ブラーナ合唱団2017
少年合唱:京都市少年合唱団
独唱:ソプラノ幸田浩子、テノール二塚直紀、バリトン大沼徹

気になるお値段は
S關6000円、A席5500円、B席5000円
団員から買えば各500円引きですよ~

♪♪♪

ミキクヴォクヴェニ~テリ~ス
ヌンクペルルドゥム
ドルスムヌドゥム

わあ~ん、たすけてえ~

今日は何の日? 🙌

今日は、さくらの日。日本さくらの会というところが決めたんだそうです。
うちの歳時記カレンダーをみると、25日の土曜日が七十二候のうちの「桜始開」。
「さくらはじめてひらく」と読んで、桜が開き始めるころをいうんだって。
このところ関西地方は寒くって、桜が待たれます🌸

今日から絵本週間が始まります。📚 
アンデルセンのお誕生日が4月2日でね、その前後2週間が絵本週間。
これは、全国学校図書館協議会が決めたそうです。
図書館に行って、新しい絵本に出会いましょう。

そして、今日はね、今日はね~
なんで今日は何の日?って聞いてると思う?

ホームページをリニューアルしてちょうど一年目なんですよ🙌
あっというまでしたね~
毎週更新するはずだったのに、先先週一回休んでしまった。ぐやじい。
まだまだ紹介したい昔話がわんさかあるからね、懲りずに読んでやってくださいませ。

閲覧してくださった人は、延べ15,616人です。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

語りの森総会

みなさま、総会をやりますよ~

ババ・ヤガーでは日常語の語り勉強会、初級講座、中級講座、再話勉強会と四つ、通年で勉強会しています。その通常会員さんや単発の勉強会に来られる会員さんが、一堂に会するのが、総会です。
4月7日。こちら→
合唱もしますよ~
会員でないかたも、みなさまお誘いあわせの上、遊びに来てくださいね。
むりやり勧誘とかはないので、気楽にどうぞ。
あめちゃんとかあります(え?ジミー、そんなん予定にないって?)

抽選で語りに当たった人、秘密基地に順番を載せていますので、確認しておいてくださいね。

あ、そうそう、秘密基地っていうのは、べつになんか特別のことが書いてあるのではなくって、通常会員さんの連絡事項を載せてるだけです。でもなんかわくわくするでしょ。
秘密基地の来年度の通年の勉強会の予定を更新しました。
語りの森手帳に間違ってシールを貼ってしまったあなた、はりなおしておいてくださいね

ケッテンメルヘン

昨年末、昔ばなし大学のヤンが所属している再話研究会でのこと。
あ、再話研究会ってね、いくつかのグループがあって各グループで再話してきて小澤先生に見ていただくっていう勉強会なの。
で、あるグループがインドネシアのむかしばなし「ありとこおろぎ」を再話してきてて、めっちゃうれしかった。
好きなんです、この話。

語りの森でも《外国の昔話》→こちらにヤンが再話して入れてますよね。ちっちをぽちっとすると、コメントが読めるでしょ。で、「類話はたくさんある」って書いたんだけど、これは学術的に知っていたんではなくって、資料をいっぱい読んでて気がついた、いわば感覚的に知っていただけなんですね。

小澤先生「これは、ケッテンメルヘンって言ってね」
わたし「ケ?」
小澤先生「ケッテン」
わたし「(しつこく)ケッテンメルヘン?」
小澤先生「(しんぼう強く)そう、ケッテンメルヘン。ケッテンは「鎖」。だから鎖話っていうのかなあ、次々鎖のようにつながっていく」

やった~
手がかりはつかんだ。
ところが帰ってから、辞典でもネットでも「ケッテンメルヘン」が見つからない。
うんうんうなって、はっと気がついた。
『国際昔話話型カタログ』ATUだ!
索引を引いた。「鎖」の項に「連鎖説話2000~2100」とあった。
同書p.950「累積譚2000-2100」。
これだこれだ!
つまりATU2000からATU2100の話型群が、ケッテンメルヘン。日本語では累積譚。

キーワードは「累積譚」
調べてごらん、みつかるから。

語りの森《昔話の雑学》のページ→こちらに、みつけたケッテンメルヘン52話をリストにして載せました。親切やね~

でね、再話するときの一番大事なことは、「語りたいな」とか「ほらこんな面白い話、聞いてよ」とか、っていう気持ち。
でもそれだけじゃだめで、なんでかっていうと、よく似た話(類話)が世界じゅうにいっぱいあるでしょ。だからひょっとしたらそれよりもっと素敵なバージョンの話があるかもしれないでしょ。
あとでそれを見つけたら、ああ、こっちのほうが好きって思うかもしれない。
再話作業ってエネルギーいるからね。いまさら別の類話でやり直す気にならない(ヤンはね。あかんたれやし)。

だから、いいたいことわかりますよね、すぐにその話に飛びつかないで類話を読もうってことなんです。
結果その話になっても、背後の世界が広がる。イメージがふくらんで、語るときの世界が豊かになるのですよ。

さて、「ありとこおろぎ」
52話のなかでもやっぱりいちばん好きだった。
ぶたもここやしもからすも・・・みんなとっても正直というか子どもらしいでしょ。
で、こおろぎは「川に落っこちたありを助けるんだ」って走りつづける。ながいながいながいことかかって。
聞いてる子どもたちは、もうありは死んじゃってるって思うんだけど、ちゃんと助かる。
最後の言葉がいかしてる。
「友達はお互いに助け合わなくっちゃね」って、笑っていうのよ。
友だちのために、わたし、ここまでできるかな?
子どもたち、ここまでできるかな?

昔話は未来への希望。

現実の世界は、大人が作っていて、決して子どものお手本になるようなものではない。
でも、こうありたいという思いは、大人も失ってはいけないと思う。
理想主義かもしれないけれど、こんな時代だからこそ、理想がほしい。
こうありたい心が語られている話を、再話し、語りたいと思うのです。