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語りの森を作った魔女

ふゆごもり☃️

朝から寒いなあと思ってたら、初雪がちらつきました。
雪の多い地方の方には申し訳ないのですが、生まれたところもそのあと暮らしてきたところもめったに雪が降らないので、雪を見るとわくわくするのです。
まるで子どものころに返ったような無垢のうれしさです。

お正月休みのだらだら感がぬけきれず、こうなったらもう冬ごもりするしかないな。
朝起きるのもお日さまがのぼってから。
お茶とコーヒーを入れて、新聞を見ながら朝ごはん。
ヨーグルトにすりごまとVCをかけて、めっちゃすっぱい!
納豆にもずくをかけて、めっちゃねばねば!
それから、大好きなグラハム食パンに四つ葉バターをうす~くぬって、トースト。
家人が起きてくるまで、ぼ~っと。いつまで朝ごはん食べてるねん!

子どものころ、戦争体験者の母親から、あんたは戦争経験してないからな、といわれるたびに、自分が悪いことをしているような後ろめたさを感じていた。そんな子どもでした。
けど、今はもう、じゅうぶん高齢者なので、後ろめたさではなく幸運をよろこんだらいいんやってわかっております。

それで、新聞読んでため息をつきながらも、ふゆごもり、ふゆごもり、と、自分を甘やかしている。
ええんちゃう?

あ、そうそう。
今年の11月か12月に、あったかペーチカで「貧乏神大会」をします。
みなさん貧乏神の話を持ち寄って語り合いましょう。

インフルエンザが、猛威を振るっています。
明日は小寒。
寒さはこれからです。
みなさまご自愛くださいね。

ゆく年くる年🎍

新しい年が明けました。
みなさまいかがお過ごしですか。
なにごともないおだやかな日をむかえられましたでしょうか。

昨年は病院にお世話になることが多かったけど、年年歳歳、そうなっていくんやなあと思います。
できなくなってから後悔しないように、今できることを精いっぱいやりたいし。
できなくなったからといって悲しまないように、心をゆるやかに育てておきたいと思います。

もう以前のように全力投球で子どもに語るパワーはないけど、子どもに伝えたい話がいっぱいある。
ここに公開することで、みなさんが語ってくださることを願って、よい再話ができるように努力したいと思います。

世の中は、自然災害や戦争が絶えないし、しかもそれが他人ごとではないという不安が、日々大きくなっています。
でもね、そんななかでも人々が語り継いできた宝物がある。そのことに勇気づけられて、今年も頑張って歩いて行きたいです。

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昨年最後のHP更新は、《外国の昔話》「東風夜雨」です。
中国の昔話でね、前半は笑い話みたいなんだけど、ラストはじーんときます。
語ってくださいね~

今年もバンバンいきますよ~

 

 

 

おはなし会12月🎄

他県の小学校におはなし会に行って来ました。
3年生の授業です。
国語で昔話を学習するので、図書室ではたくさんの昔話を読んでいるのですが、本来の形、つまり語りで経験させたいとの趣旨で、毎年お招きいただいています。

プログラム
「七羽のからす」『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館
「みじめおばさん」語りの森HP
じゃんけん ちーちゃんぱーちゃん
「かしこいモリー」『おはなしのろうそく1』

初めてお話を聞く子どもたち、興味津々で集中していました。
「かしこいモリー」は、ふだん、1年生か2年生の1学期のメインの話として組むことが多いのですが、去年ここでおまけの話として語ったら、よろこんでくれたので、今年もやってみました。
3話目で疲れているかと思いきや、手をたたいて喜んでいました。
5歳から10歳が昔話年齢というけれど、こういうことなのかなと思いました。

冬休みに、子どもたちは昔話をひとつ覚えます。
1月は発表会。
これがまた楽しいんです。
何の話を語ってくれるのか、わくわくしています。

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今日はいいお天気のクリスマスです。
どうかみなさまおだやかに、年末年始をおすごしくださいませ。

 

 

フランスからお便り🎁

今年もそろそろ暮れようとしています。
いろいろ、ばたばた、やらんならんことに追いかけられています。
でも、そんななかでも、ふと目を背けてお月さんやら夕焼雲やらをぼお~っとながめるひとときがあります。
あったかい紅茶とナッツを楽しみながら、平穏をよろこびます。
世の中のことに目をとじて、たまにはこのひと時を味わってもいいんやないかと思ったりします。

と思っていたとき、夏にフランスに越していったババ・ヤガーの仲間からメールが届きました。

写真はストラスブールのノートルダム大聖堂。
クリスマス市でにぎわっているところ。
フランスとドイツのあいだにあって、両方の文化が入り混じっているそうです。めっちゃ興味深いですね。
クリスマス市では、いろんな国の言葉が飛び交っているとのこと。
異郷で暮らすのは苦労も多いだろうけれど、おもしろいだろうなあって、いろいろ想像をふくらませています。

お元気そうで何より。
またお便り楽しみにしています。

こども園おはなし会 11月12月🤶

まとめて失礼!
こども園のおはなし会です。

11月18日

4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』 瀬川拓男・松谷みよ子著/偕成社
ろうそくぱっ

「ならの木の実」は「どんぐり」に変え、「長者」は「大金持ち」に変えましたが、それでも足りません。まず「小判」が分からない。「昔のお金」と説明しましたが、お金がいっぱい落ちてくるのに感動できない子どもたち。そやなあ、カード払いやからなあ。大金持ちのありがたみが分からへんのかなあ。「倉」も分かりません。そんなこんなで、とっても盛り上がりに欠ける「おはなしかめさん」になってしまいました。
時代は変わる(;´д`)ゞ

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「三枚のお札」『日本昔話百選』稲田浩二・和子/講談社
ろうそくぱっ

これはてっぱん。
子ども「はや!」「みじか!」
わたしはストレス発散。

12月16日

4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

クリスマスも近づいてきたからでしょうか。
どちらのクラスもノリノリで、「7にんのはらぺこぼうず」からずっと笑い続けでした。こんなときは、笑いの合間を縫って次の言葉をいうんだけど、「おじさんぽじさん」と言おうものなら、またひっくり返って笑っています。
「おしまい」っていったら、ころんころんひっくり返った子どもたちで床がいっぱいでした~

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「三匹の子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子訳/福音館書店
絵本『たれてる』鈴木のりたけ/ポプラ社
ろうそくぱっ

このクラスは、絵本を読めとうるさいので、持って行きました。が、まずは「三匹の子ブタ」
初めは余裕で聞いてたんだけど、かぶの所まで来るとぐっと集中しましたね。1匹目と2匹目がおおかみに食べられたので、これはちょっと違うぞって思ったらしい。3匹目がどうなるか、スリル満点で聞いてました。
りんごの所まで来ると、「4時!」「4時!」
シャンクリンの町まで来ると、「2時!」「2時!」
「ははあん、それじゃきみは、ぼくをみてこわがったんだな」のあたりからは、子どもたちみんな子ブタになって、めっちゃ得意そうな顔。
「なべのなかにスポンと落っこちてしまいました」で、「やった~!」
おしりをなでて熱い熱いとして見せる子もいます。でもね、
「おおかみを煮て晩ご飯に食べてしまいましたとさ」っていったら、一瞬きょとんとしてから、お腹をかかえて大笑いしていました。やっぱり、ころんころんひっくり返った子どもたちで床がいっぱいになりました。