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語りの森を作った魔女

老いの坂を‍‍👵

ご近所の方と立ち話をしていてね。

わたし「この頃午後がね・・・」
Aさん「昼からは寝てばかりいるわ」
Bさん「昼からは体も動かへんし」
わたし「頭も働かへんし」

老いの坂を上ってるなあと思います。
いえ、下っているのではありません。
膝が悪いので、下り坂はつらい。上ってるんです。
上ってどこまで行くのかわかりませんが、行ける所まで行きます。

きのうはホームページの更新でした。
ところが、どないしてもHOMEの写真がアップできない。
htmlでやってると、ほんの1字違っただけで受け付けてくれないんですよ。
そして、「弥三郎ばあさん」の音声ファイルが行方不明。
しかたがないから今朝早くおきて録音しました。

こけつまろびつ、老いの坂を上っています。
再話したい話が、まだまだまだまだあるからです。

****************

きのうのHP更新は《日本の昔話》「弥三郎ばあさん」
怖い話を楽しんでね~

 

土と風と蚊と👩‍🌾

雨が降ると土が潤って、雑草がよく抜ける。
で、ここんとこ、ゆうがたになると畑に行く。

そろそろ、夏野菜ができ始めててね、収穫は楽しい~
きのうはトマトときゅうりを3個ずつ。三度豆がい~っぱい。
今日は、またまた三度豆。

食卓は三度豆攻撃。
三度豆のおしたし、三度豆のごまあえ、三度豆のバター炒め、三度豆と厚揚げの煮物。三度豆と豚肉の炒め物。
サラダにも、カレーにも、チャーハンにも三度豆。
お・い・し・い O(∩_∩)O
自分で育てた三度豆は、最高!

むしっ、むしっと雑草を引きぬいて行く。
汗とのたたかい。汗が目に入って、いたい~
午後5時半になると、蚊が攻撃を開始する。
ふい~ん、ふい~ん
血やったらあげるから、かゆくするのだけは許して~と、いくらお願いしてもきいてくれない。

暑い、暑い、かゆい、かゆいと悶えながら、見あげると青空。白い雲。
風の音と鳥の声。ホトトギスかな。
まわりには、命、命。

*********

今日のおはなしひろばは「長柄のひとばしら」
日本独特の古い教訓が語られています。
知っとくことは必要かとUPしました。
知らなければ批判もできないしね(*^▽^*)

 

 

グリム童話、いいんだけどなあ🤗

4年生以上に語る機会がめっきり減ったので、これまで語ってきたレパートリーのうち、とくに語りごたえのあったグリムの話をみなおしてみようと、この1月から月1、2話のペースでもどしています。

でもね、子どもたちに語っていたときは手応えがよくて私自身も学ぶことの多かったグリムなんですが、いま、口に上らせると、なんか違和感があるんです。
こんなじゃなかったんだけどなあって。
夢中になって語れないんですよ。

その原因を考えました。

まず。
おはなしを選ぶとき、この話で子どもに何を伝えようかと、一生懸命考えます。皆さんも同じですよね。
グリム童話はそれがわかりやすいのです。
そりゃそうですよね。
グリムさんは、近代ドイツを作り上げるために、倫理的、教育的に再話したという経緯があるんですから。
200年も前の再話なのに、現代の日本に住むわたしでも、けっこう共感できるんですよ。子どもに伝えたいことが見える。
200年前のドイツと現代の日本。その程度なら、人間ってあんまり変わらないのかな・・・

おっと、話がそれそうや。もどって。

わたしが語ったグリムの話は、どれも、子どもたちの反応がとてもよかったです。
(だから、わたしも好きになった)
そして、子どもって、とっても正義感が強くて、まっとうで、賢いなあって、思いました。
このわたしの子ども観は、(主に)グリムを語ることで得たと思います。

ところがいま、それらの話を戻しながら感じる心の動きは、み~んな、過去の記憶なんですよ。
新鮮味がなくて面白くない。
かつて子どもたちといっしょに発見した主人公の人生のコアな部分は、もうわたしにはじゅうぶんなんです。

わたし自身のために語るには、グリム童話は良い子ちゃん過ぎるっていう感じかな。

きのうの語りクラスで、「靴をはきつぶすお姫さまたち」を聞かせていただいたんだけど、今の私には、グリムの「踊って踊ってボロボロになったくつ」ではなくて「靴をはきつぶすお姫さまたち」⇒こちらの主人公のほうが、魅力的。

おじいさんに親切にしていいことがあるという人生より、自分の勘と力を信じて、やっちゃえ~~~っていう生き方のほうに、惹かれます。
あと少しグリムの思い出に浸ったら、こんどは、そんな話を覚えたいなあって思っています。

おっと、大丈夫です、再話するときには、いろんな価値観の話をまんべんなく選ぼうと考えています。
語りの森は、みなさんに、できるだけいろいろな話を提供したいってスタンスでやっています。いま、ご自分にぴったりの、好きな話を選んでくださいね。

 

ありがと~!三匹のくま🐻

先週のおはなし会でのこと。

初めて参加したという1年生の男の子。
このあいだ、学校でおはなし会があったという。

わたし「へえ~、何小学校?」
男の子「T小学校」
わたし「へえ~~~」

わたしが体調不良で助っ人をサボった学校ではないか!

男の子「あの時、来た?」
わたし「行ってへんなあ」

こういうとき、いつも、子どもがおはなし会をどう受け止めたのか、知りたいと思う。けれども、子どもに「面白かった?」とか「どうやった?」とか尋ねるのは間違い。子どもは大人の顔色を見て答えるからね。ほんとのことを知りたかったら、こう尋ねないとだめなのですよ。⇒ 「何のお話やった?」

わたし「何のお話やった?」
男の子「三匹のくま」
わたし「ああ、大きいでっかいくまの話やな」
男の子「うん。小さいちっぽけなくま(手で小さいことを見せる)」
わたし「そうそう、小さいちっぽけなくま~笑」
わたし「ひとつだけ?」
男の子「ほかにもあった」
わたし「何の話?」
男の子「・・・・わすれた」

1時間の授業の中で、ほかにストーリーテリングもあったし絵本もあったし手遊びも、ブックトークもあったのに、この子の心に残ったのは、「小さいちっぽけなくまの話」

そっか~。
うれしいなあ。
はるかむかし、イギリスで語りつがれ、ジェイコブスさんが活字で広めた「三匹のくま」。
語りの森昔話集に再話できたことが、うれしい。
その再話を語ってくれたことが、うれしい。
T小学校で20年あまりおはなし会をつづけてきたこと、いまは心強い後輩たちが引き継いでくれていることが、うれしい。

そうやって、人から人へ、語り継がれるわくわくする想い。

その子は、「三匹のくま」のことを「小さいちっぽけなくまの話」といった。
ほらね、子どもは一番小さい主人公のくまに心を寄せてることが分かるでしょ。
小さいちっぽけなくまの小さいちっぽけな声のおかげで、おばあさんはにげていったんだから。

全国の語り手さんたち!
わたしたち、ひとりひとりの小さな小さな活動が、人類の歴史のあったかいぶぶんを育んでるんですよ~
がんばろうね!!!

 

 

まいった、まいった😓😭😢

先週土曜日のおはなし会がおわってほっとして、晩ご飯を食べてぼ~っとしてたら、いきなり痛い!
きりきりと、胃が痛い!
なんで?

だいたい胃腸は丈夫なので、原因も分からなくて、しかも明日は病院休みやし

え?
まさか、アニサキス?
カツオのたたきを食べた~o(≧口≦)o

夫「ストレス違うか?」
わたし「そや、めっちゃストレスや」
夫「おはなし、もうやめたら?」
わたし「ちがう、あんたがストレスなんや!」
夫「・・・おたがいやろ」

胃が痛いときは、黙っとくのがいちばんです。
けんかになるから。

結局原因不明で、すこーしずつ、すこーしずつ、痛みはひいていきました。
で、ぺーちかもお休み、リハビリもお休み、ホームページの更新もできず。
学校のおはなし会の助っ人もお休み・・って助っ人になってない。ごめんなさい。

ずっと、普通食が食べられず、おかゆだけだったから、エネルギーが、ぷすん、ぷすん・・・・
でも、なんとか今日の図書館のおはなし会はやり終えました。

今晩から、普通に食べられるようになって、うれしい!

なんか、いっぱい食べたい気分!
ティラミスとか。
あかん。がまん、がまん。

Ⅾuolingoで英語学習してるんだけど、娘はスペイン語、娘のパートナーは英語やっててね。
しんどくて休んでたら、ふたりでつついてくれるの。がんばれ~って。
ありがたいというか、なんか楽しくてね~

ああ、めっちゃ落ち込んでたのが、ふつうに心が動くようになった。

年をとったらどうしても人に迷惑をかけるんやから、できるだけ健康でいようとしみじみ思ったできごとでした。