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語りの森を作った魔女

富士山を見に👁️👁️

富士山、小さいころからずっとあこがれてたんですよ~
東海道新幹線は絶対山側の席を取るし。
でも、チラッとしか見えへんし。
いっぺん飛行機から見たときは感動した!
でも、すぐに飛び去ったし。

でね、いっぺん本気で富士山を見ようと思った。
あこがれに会わないと死んでも死に切れん。

行って来ました!

富士宮駅からバスで田貫湖へ。

最高に晴れてて、2泊3日、堪能しました。


富士宮駅からの富士山。
右の宝永山の火口もばっちり見えています。


浅間大社から見た富士山


まずは旅の無事を祈り、ここまで来れたお礼をします。


国指定の天然記念物湧玉池(わくたまいけ)。
富士山の湧き水でできた池で、水がすきとおっていてとってもきれい。


同じく。
鴨がいっぱいいました。


着いた日の夕方、宿の窓から。雲が夕焼けでピンクに染まってる。


つぎの朝、日の出前。
春にはダイヤモンド富士がみられるそうなんだけど。この日はだいぶ東(右手)からお日さまがのぼりました。


田貫湖(たぬきこ)

田貫湖の周りを歩いて一周します。
杖をつきつき、4キロを2時間かけて歩きました。

田貫湖は、人造湖。もともとたぬき沼っていう湿原だったんだけど、昭和の初めに、田畑に水を入れるために、堤防を作って湖にしたんだって。
だから、たぬきに「田貫」って漢字を当てたそうです。

田貫湖から少し山に入ったところに小田貫湿原っていうのがあるって、地図にあったので、行ってみました。
ところが、行けども行けども山の中に入って行くばかり。
結局行きつけず、引き返しました。
こだぬきに化かされましたあ。

宿の近くに田貫湖ふれあい塾っていう小さな博物館があって、そのあたりの自然が学べるの。職員さんや研究員さんが常駐していて、今回は、ガイドをお願いして、いろいろ教えてもらいました。
クイズなんかも出してくださって、まるでブラタモリ。
1時間半ほどのお勉強で、富士山自然博士認定証をもらった~

温泉はちょっと熱かったけど、お湯につかりながらの富士山は、最高でした。


笠をかぶった富士山。
富士山が笠をかぶるとつぎの日は雨ということなんだけど、夜が明けると晴天。


またまたピカピカの富士山でした。

足腰はもうパンパンだったけど、自分の足で歩けてよかった。
これからも、リハビリと筋トレをがんばって、あちこち行くぞ。

といいつつ、2日後は、孫を連れて、奈良公園を歩いてきました。

 

 

 

ふかいことをおもしろく📖

図書館でふと手に取った一冊、井上ひさしの『創作の原点 ふかいことをおもしろく』PHP研究所
井上ひさしさんといえば、「ひょっこりひょうたん島」。子どものころ、父の週刊誌をとばし読みしていて、この人の連載記事を読んでは笑っていたのを思い出します。
小説家にして劇作家です。

標題の『創作の原点 ふかいことをおもしろく』は、インタビューをもとにまとめたもの。とっても読みやすかったです。
でね、この歳になったから心に響く言葉もあった。
たとえば、

明日命が終わるにしても
今日やることはある

自分が使いこなせる言葉で
ものを考えることが大切

「それ、わかりませんので教えてください」
と無知のふりをして聞き返せばいい
やっぱり無知が一番かしこいのです

井上ひさしさんが、座右の銘にしていた言葉
むずかしいことをやさしく、
やさしいことを深く、
深いことを面白く
は有名ですね。

それが語りと再話にもぴったり当てはまると気づいて、うれしくなりました。

かつて昔話の語り手は、人生や自然や命のありかたといったむずかしいことを、子や孫にやさしい言葉でやさしく語ったのね。
再話者は、資料に記録されているそのやさしい言葉を深く読み取り聞き取って、人間が伝えてきた大切なことをくみ取る。
その深いことを、たのしくおもしろい語りにして次の世代に伝えるのが語り手の仕事。

今日やれることを精いっぱいやっていこうと思えた本でした。

 

 

 

ハサハサハサと・・・だれやっ!

ゆうべ。
ぐっとひと眠りして目が覚めた。

ハサハサハサ。ハサハサハサ。

何かおる(っ °Д °;)っ

うちには、巨大グモがいて、追い出しても追い出しても入ってくるので、「うちのタランチュラ」と呼んでかわいがっている。

それかな?

真っ暗闇の中、ハサハサハサ。ハサハサハサ。
走っている・・・?

いや、どうも空中を飛んでおる。
うちのタランチュラは、障子を駆け巡るが、空中は飛ばない。

だれやっ!

そっと起き上がって明かりをともした。
ふっと音が消えた。
みまわすと・・・・おった!

天井近くの壁に、真っ黒なものが張り付いていた。

携帯を取り出し、夫に電話する。
「ふくろうがおる!」
「へ?」
「ふくろ。ちがう、こうもり」

最近言葉がすぐに出ないのだ。

それから窓を開けて棒を持ってふりまわして、やんややんやの大騒ぎでこうもりを追い出した。

とっても静かなおとなしいこうもりだった。
人間だけが騒がしかった。

どうしてうちの中に入って来たのかなあ。

 

 

魔女がやってきた!🧙‍♀️

『魔女がやってきた!』
マーガレット・マーヒー作 尾崎愛子訳 はたこうしろう絵
徳間書店

わたし、マーガレット・マーヒーのファンなんです。
『足音がやってくる』『めざめれば魔女』『贈り物は宇宙のカタログ』『クリスマスの魔術師』などなど
翻訳が出るのを待って夢中で読みましたね。
「魔法使いのチョコレートケーキ」「葉っぱの魔法」は覚えました。子どもたちに語るチャンスはなかったけど。

そのマーヒーの、魔女の出てくる短編を5話集めた本がこれです。
しかも、挿絵が、大好きなはたこうしろうさん!
これは買わんわけにはいかんでしょ╰(*°▽°*)╯

どの話も、とっても楽しいです。
一番好きなのは「魔女のお医者さん」
サビナみたいな美しくて強い魔女になりた~い。

3年生の孫に送ります。

 

 

10月のおはなし会👻

ようやく10月も後半。秋になって、おはなし会を再開。
8月9月と2か月も休んでいたので、ちょっとドキドキしながらのおはなし会です。
図書館の毎週土曜日のおはなし会のほかに10月は子ども園で語りました。

10月21日(月)
4歳さん 1クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「あなのはなし」
ろうそくぱっ

わたし「べつにどこへも、ただ世の中を見たいと思ってね」
子ども「また!」
やっぱりこの子たちも繰り返しが好きですね。
おはなしが終わったら、てんでに自分の靴下に穴が開いていないか確認していました(笑)
わたし「もし穴が開いてたら、いっしょに旅に行きね~」

5歳さん 1クラス
ろうそくぱっ
おはなし「ヤギとライオン」
おはなし「くさかった」
ろうそくぱっ

きのうころしたあ♬
やっぱりこの子たちもこの歌好きですね。
おはなしが終わったら、「みじか~い」っていうので、絵本も持って行ってなかったので、「くさかった」をしました。
オチはやっぱり先生が喜んではりました(笑)

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写真は、マツタケです。
息子が滋賀の山の中で採って来ました。
うちには2本だけ送ってくれました。
国産のとれとれは、香りも歯ごたえもちがうなあヾ(≧▽≦*)o