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長い話して~~

昨日は、30度近い気温になって驚きました。
暑くて半袖でないと居られないくらいなのに、来ている服は入れ替え前の冬服という残念な状態…(笑)
子どもたちは当然、元気に夏服でお話会に集まってくれました。
参加してくれたのは、子ども12人、大人6人。

手遊び ころころたまご
おはなし 「馬方やまんば」『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店
 〃   「ながいはなし」出典不明
絵本 『たんぽぽのたねとんだ』すずきゆりいか/文 ごんもりなつこ/絵 福音館書店
 〃 『おじさんあそびましょ』長新太/作 絵本館
 〃 『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック/作 じんぐうてるお/訳 冨山房
 〃 『へびのみこんだなにのみこんだ?』tupera tupera/作 えほんの杜
 〃 『ぱんつさん』たなかひかる/作 ポプラ社
手遊び さよならあんころもち

「馬方やまんば」のあとに、男の子が「長い話して~」といったので、ヤンさんが「じゃあ、長い話するわな」といって、天からうどんが下りてきて、引っぱっても引っぱってもいつまでも続くという、きりなし話をしたんですね。
そしたら、その男の子が、話が長いのをしてほしいんだとちゃんと反論して、面白いなと思うと同時に、子どもってすごいなと思いました。
そんなに大きい男の子ではないんですが、常連さんなのでどんどん聞けるようになってるんですね。

それと、新しい手遊び❝ころころたまご❞が、昨日からスタートしましたよ~♬♪
わたしはまだ覚えられなくて、見ながらついていくのに必死ですが、❝ころころたまごは、おりこうさん❞というフレーズが頭から離れません。
かわいい手遊びです。
みんなも楽しく覚えてね~~(^O^)

4月の大人のためのお話会

桜が散りましたね🌸
今年は、ゆっくり眺められたような気がするので、開花期間が長かったのかもしれませんね。
あくまで、わたしの狭い行動範囲内の印象ですが…。

今月の大人のためのお話会の報告です。
参加してくださったのは10人でした。
4月の分から、広報に日時を載せてもらえるようになり、それをご覧になったかたが来てくださったようで、メンバーみんな喜んでおります(*^_^*)

絵本 『フォックスくんのあそびかた』五味太郎 ブロンズ新社
おはなし 「高野谷の狐」『遠州伝説集』御手洗清/著 遠州タイムス社
 〃   「九尾のきつね」『語りの森昔話集1』村上郁/再話 語りの森
絵本 『きたきつねのゆめ』手島圭三郎 福武書店
手遊び ぎおんのよざくら
おはなし 「きつねの恩返し」『日本の昔話3』福音館書店
絵本 『きつねのおはなはん』中川正文/作 二俣英五郎/絵 福音館書店
おはなし 「きつねとがちょうたち」『語るためのグリム童話5』小澤俊夫/監訳 小峰書店

4月のテーマは〝きつね〟でした。
きつねというと人をだますと言われていますが、おはなしや絵本の中のきつねは、だましたりだまされたり、あるいはそんなこととは関係なくほっとさせてくれる内容のものもあります。
世界中のいろいろなきつねを、このお話会でゆっくり感じてもらえてたらうれしいです。
でもほんとにたくさんのきつねを集められたと思います。
怖いの、面白いの、じ~んとくるもの、きつねのいろいろなタイプを見られました。
来月は〝とり〟、その次は〝へび〟です。
動物シリーズもいいですね。
テーマとなる動物のいろいろな面が見えるようにプログラムを考えておりますので、どうぞご期待ください!

この日、初めてご参加くださったかたの中に、若い男性がおられたんですよね。
マスクや帽子ではっきりとはわかりませんし、じろじろ見るわけにはいかないので(おばちゃんの心としては、じろじろ見たいけど笑)かなりお若いと思います。
で、そのかた、けっこう楽しんでくださってたんですよね。
それで思ったんですが、「もしかして、子どものころに学校や図書館でヤンさんのおはなしを聞いていたんじゃない?」
大人になってから懐かしくなって来てみたとか…。
ほんとうの事はわかりませんけど、じゅうぶんあり得ると思うんですよね~~
そうだったらすごいですよね!

次回の大人のためのお話会は、5月20日(火)です。
みなさん、おまちしてま~す(^O^)/

3月の再話クラス🌷

急に気温が上がってきて、勉強会で暖房を入れるか入れないか、何度に設定したらちょうどいいのか、もうどうしたらいいのかわからない(笑)
各自が着る物で調整しながら、そしてある者は花粉と戦いながら(換気のために窓は閉められないからね)、再話クラスが行われました。

再検討
「とびじいさん」『北欧の民話』山室静/著 岩崎美術社 → 完成
「アズビンの馬」『新編世界むかし話集九アフリカ編』山室静/著 文元社 → 再々検討
新作
「笛吹峠」『鈴木サツ全昔話集』鈴木サツ/語り 小澤俊夫・他/編者 鈴木サツ全昔話集刊行会 → 再検討

今回の3話は、それぞれ全く違う内容の話ですが、共通して考えたことがありました。
それは、言葉にしろ内容にしろ、むかし語られていたころと今の状況が変わっているということに、わたしはもっと敏感にならないといけないなということでした。
「とびじいさん」は、わたしの担当の話なのでずっと向き合ってきましたが、一か所❝気が狂った❞という言葉が出てきます。
自分では、話全体を見てみて修正するところはもう思いつかなかったので、最後に「この表現を使うのはどうか…?」と指摘してもらって「あっっ!」と気づいた次第です。
おはなしおばさんとしては、言葉に敏感になっていないといけませんね。
❝おかしくなった❞という言葉に修正しました。
大人であれば会話の中や小説などで❝気が狂う❞は普通ですが、おはなしおばさんは子どもに語りますからね。
話によって、言葉を変えたり、表現をやさしくしたり、場合によっては子どもではなくて大人に語るようにと話の活かし方を繊細に考えなくてはいけないなと気づかされました。
いや、それはもう、勉強を始めた時からそう教わっているんだから、これでできているだろうという慢心か?!Σ(・ω・ノ)ノ!
それがいちばんこわい。
まだまだ先は見えないのに、こんなことに気づかないとは_| ̄|○
再話は難しいというか、訓練ですね。
言葉に敏感になる訓練だと思います!
運動は苦手だし、軍隊式も嫌いで今まで縁がない言葉だと思っていましたが、❝訓練❞してるんだと知りました。
我ながら気づくのが遅くてがっかりです(笑)

はなたれ小僧さま

今週の図書館は人がたくさんで、お話会の前のじゅうたんコーナーには何組も親子が絵本を読んでいました。
集まってくる顔ぶれを見ると、「はなたれ小僧さま」はちょっと難しいだろうなという年齢がおおい。
ヤンさんは、「ちょっとみんなには難しいかな、頑張って聞いてください~」といって始められました。

参加者は子ども14人、大人13人。
手遊び うめにうぐいす
おはなし 「はなたれ小僧さま」『舌切りすずめ新装版講談社青い鳥文庫日本のむかし話2』松谷みよ子他/作 講談社
 〃   「世界でいちばんきれいな声」『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館
絵本 『うしろにいるのだあれ』ふくだとしお/作 新風舎
 〃 『あめのちゆうやけせんたくかあちゃん』さとうわきこ/作・絵 福音館書店
 〃 『おばけのかわをむいたら』たなかひかる/著 文響社
手遊び さよならあんころもち

聞けるかなと思っていた「はなたれ小僧さま」ですが、始まってみると常連さん2名ほどを中心によく聞いていたので驚きました。
続いて、小さい子どもさんにも楽しめる「世界でいちばんきれいな声」を語られると、ヤンさんの❝~と言えるでしょうか?❞のセリフに❝言えないィ~~❞と、思いっきり楽しんで答えてました(*^_^*)
絵本も楽しいものばかりで、子どもたちの反応を見ながらヤンさんがページをめくるタイミングを狙っているので、子どもたちも目を離さずずっと吸い付いている感じでした。
『おばけのかわをむいたら』は、バナナみたいなお化けの皮をむいていくと次々に何かが現れるナンセンスですが、終った時に子どもが、❝もういっかい~!❞といったんです。
ヤンさんが、❝じゃあ、高速でもういっかい行くで(笑)❞といって読み始めると、子どもたちが次に何が出てくるのか全部先に言うんですよね。
一回読んでもらっただけで覚えているとは恐るべき記憶力!
ただ楽しんでいるだけでなくて、すごく集中してるんですね。
恐れ入りました<m(__)m>

見てるだけ、見てるだけ~👀

早いもので昨日から3月に入りました。
明日はひな祭りです。
今週は少し気温が上がっていたので、ひな祭りや桃の花のイメージがぴったり来ますね。

昨日の図書館のお話会は、子ども9人、大人10人でした。
手遊び うめにうぐいす
おはなし 「いぬとにわとり」『おはなしのろうそく31』東京子ども図書館
 絵本 『ゆうたはともだちゆうたくんちのいばりいぬ』きたやまようこ/作 あかね書房
 〃  『セルコ』内田莉莎子/文 ワレンチン ゴルディチューク/絵 福音館書店
 〃  『ゴムあたまポンたろう』長新太/作 童心社
 〃  『にぎやかなおでん』犬飼由美恵/文 出口かずみ/絵 教育画劇
 〃  『はぐ』佐々木マキ/作 福音館書店
手遊び さよならあんころもち

この日ヤンさんは、出来るようならば「大工と鬼六」を語ってから「いぬとにわとり」をしようと思っていたそうです。
お話会の始まり時には、小さい子どもさんが多かったのでとっさの判断で「いぬとにわとり」だけにされたそうです。
そのあとの絵本で、しっかりした物語の『セルコ』を読んで、おはなしにしっかり食いついてきていた子どもさん(二人ほど真ん前で聞き入っている子がいた)も満足できるようにされました。
わたしは「いぬとにわとり」の❝見てるだけ、見てるだけ❞の繰り返しが大好きで、ワクワクして聞いています。

昨日は、元気な子どもさんが二人いて、何がそんなに楽しいのかくるくる同じ円周を走り続けたり、ヤンさんにまとわりついたりしていました。
そして当然、ほかの子どもたちはじっとしておはなしや絵本に注目している状態で、その子たちにも目を向けないといけない。
ヤンさん、ほんとにお疲れさまでした。

のどが大変だったんじゃないでしょうか。
でも、「大変だけど楽しかった」とおっしゃっていたので、さすがです。
最後のほうで、お母さんに抱きかかえられて退場になった子どもさん、次も来てくれるかなあ~。
続けて来てくれて、おはなしや絵本に興味を持ってくれるといいなあ~。