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あったかペーチカ

デイジーさんに変わり、今回はピンチヒッターのジミーが報告します(^_^)
4月5日(火)、春らしいよく晴れた日にあったかペーチカの会が開催されました。
嬉しいことに、お子さん連れのママさんたちが来てくださって、大きな椅子にちんまりと座っているお子さんたちやベビーカーに乗っている赤ちゃんを見ることができて、とっても幸せでした!

おはなしのプログラム
「まほうの鏡」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
「三本の金髪を持った悪魔」『語るためのグリム童話2』小峰書店
「長ぐつをはいたねこ」かたりの森HP 外国の昔話 → こちら
「まほう使いの弟子」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「ルンぺルシュティルツヒェン」『語るためのグリム童話3』小峰書店
「ひとり、ふたり、さんにんのこども」『おはなしのろうそく26』東京子ども図書館
「三つのオレンジ」『語りの森昔話集5ももたろう』語りの森

ほぼ、しっかりした話ばっかりがそろいましたね。
「ひとり、ふたり、さんにんのこども」で、みんなほっとしたんじゃないですか?
聞くのに集中していたら肩こってたんじゃないですかね(笑)

初めに、恒例の「ペーチカの歌」をみんなで歌いました。
それから、Kさんが手遊びをしてくれました。
おもしろかったけど、まずはついて行くのにエネルギーを使い、指を合わせるのにもエネルギーを使い、終わったあとには全く覚えられていないという…。
自分の衰えを確認する結果になる手遊び!
めげるもんかと誓ったのでありました(笑)
参加できて楽しかった~~
次回は5月1日(日)です。
またみんなで集まりましょう(^_^)

3月のプライベートレッスン

桜も菜の花も、いろんな花が咲き出しましたね。
まさに春!な感じです🌷
3月のプライベートレッスンの報告です(^^♪

1日目
日常語のテキストに変える
「めしを食わないよめさん」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
2日目
語り
「仁王と賀王」『日本の昔話2』福音館書店
3日目
日常語のテキストに変える
「とほう」語りの森HP日本の昔話 → こちら

「めしを食わないよめさん」では、よめさんが正体を現した後は鬼になるわけですが、元はよめさんだから女の鬼なんだろうなあとわたしはなんとな~く今まで思っていました。
受講者さんは〝鬼ばば〟ではないかと考えられていて、そのことが話題になりました。
鬼ばばと聞くと、やまんばと同一な感じがします。
じゃあ、鬼の女とやまんばは一緒でしょうか?ということです。
そんなの考えたことがありませんでしたので、興味深く聞かせてもらいました。
昔話というのは、聞き手のどのような解釈も許容しますから、不正解はないわけです。
ですから、受講者さんは〝鬼ばば〟で、再話者のヤンさんは鬼の女とやまんばは別物だろうと解釈したので原話のとおり〝鬼〟にした。
どちらも正解ということです。
わたしは、考えたこともなかったことを知れて、これまたオッケイ?(笑)
要は、どこまで突き詰めてイメージをしっかりしたものにしておくか、ということでしょうかね。
漫然と読んでいたらスルーしてしまう。
痛いところを突かれた気持ちでした。
次はどんな話について勉強できるか、楽しみです(*^▽^*)

3月の中級クラス🌷

急に暖かくなりましたね。
昼間は暑いくらいの時もあり、半袖短パンの人も見かけました!
寒暖の差の激しさにビックリです( ゚Д゚)
3月の中級クラスの報告です。

「鬼とあんころもち」『子どもに贈る昔ばなし14鬼とあんころもち』小澤昔ばなし研究所
「山の上の火」『山の上の火』岩波書店
「長ぐつをはいたねこ」『完訳ペロー童話集』岩波書店
「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
「三つのオレンジ」『語りの森昔話集5ももたろう』語りの森
「三本の金髪を持った悪魔」『語るためのグリム童話2』小峰書店
ヤンさんの語り
「なまくらトック」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館

今回は、どこかのお話会に行ったような、そんな感じになりました。
中級クラスはベテランばっかりとはいえ、どんな時もありますからね(笑)
でも今回、わたしは最初から最後まで、心の中でも、実際にも、相槌を打ちながら聞いておりました。
語り手さん、それぞれの個性が楽しめました(^_^)
ありがたや、ありがたや。
「三本の金髪を持った悪魔」のところで、悪魔の金髪はどんなふうに生えているのかという話題になりました。
三本しかないのか説は、悪魔が母親に頭のしらみを取ってもらうので髪の毛はたくさん生えているはずだということになり、削除されました。
全部が金髪説は、金髪であることに貴重だとか魔法の力があるのではないかということで削除され、何色か分からないけれども金髪以外の髪の毛の中に金髪が混ざって生えているんだろうということで落ち着きました。
悪魔の金髪にふしぎな力があるから王さまもとって来いと言ったんじゃないか、母親はしらみを取りながらそのまばらな金髪を探して抜いたんだろうと思います。
わたしも、タイトルからだと金髪が三本だけのようにも取れるのではっきりしませんでしたが、今回話題に出た〝ブラウンか何かの色のボウボウの髪の毛の中に白髪のように金髪が混じっている〟説で納得できました!
来月はまたどんな勉強会か、楽しみです(*^▽^*)

3月の日常語クラス

駅の改札の壁に、「ご卒業おめでとう」っていう手書きのポスターが出ていました。
桜の花を形どった飾り付きです🌸
そうそう、そんな季節ですね。
駅員さん、忙しいのに駅を利用する人たちのために心を込めてはるんやなとうれしくなりました。
次は、「入学おめでとう」のポスターを期待しております(^_^)

金曜日に三か月ぶりの日常語クラスがありましたので報告します。
語りで確認
「河童の薬」『日本の昔話3』福音館書店
「かちかち山」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
ヤンさん「ねずみのもちつき」 語りの森HP → こちら
テキストの検討
「花さかじいさん」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
「産神さまの運定め」『日本の昔話2』福音館書店
「ラ・レアールの修道院長」『語りの森昔話集5ももたろう』語りの森
「和尚おかわり」『日本の昔話1』福音館書店

「かちかち山」は、おばあさんが殺されてしまってしかもばば汁にされてしまうという、内容としてはきつい部分がありますので、語り手さんは自分の素のトーンより一段上げて、軽めで明るめに語ることを意識されたそうです。
聞かせてもらって、それは大成功だったと思います。
うさぎが、「たぬきさん、たぬきさん、やけどはどうや?」って聞くところなんか、声を出して笑いました。
わたしもこの話覚えます~~
覚えたい!と思う程の面白さでした(^o^)/

ヤンさんが語ってくれた「ねずみのもちつき」は愛媛県の昔話です。
お正月のおもちをつくために小豆を買いに行きます。
まず小豆を買いに行くのはなぜかというと、この地方はお雑煮にあんこのおもちを入れるからだそうです。
場所が変わると食べ物も随分違うんですね。
びっくりしました。
日常語の語りっていうのは、聞いているとほっこりします。
味が出るというか、優しい感じに聞こえて癒されるというか…
やっぱり日常語による語りは、聞いていて楽しいです。
次回も楽しみです(*^▽^*)

2月のプライベートレッスン

二月ももうすぐ終わりですね。
毎年、1月と2月のすぎるのは速い~~!
でもまだまだ暖かくなりませんね。
来週は気温が上がるそうで期待しております。

2月のプライベートレッスンは、テキストを日常語になおすレッスンでした。
タイトル
「春の野原で」
出典『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森

これから春に向けて、季節がちょうどいい話ですね。
しゃれこうべが出て来る不思議な話です。
(ざっくりしすぎ…笑)
テキストを日常語になおすに当たり、今回も話題に出たのは、練習するときに語りながら同時に自分の声を耳で聞いて確認するということです。
語りの練習をしているときはまず言葉が間違っていないかと、考えた通りに語れているかが気になりますから、それに加えて同時に耳で聞くというのは三つの動作を同時にしなくてはならなくなります。
それなら、録音しておいてあとでじっくり聞く方が丁寧にやれるのではないかと思うかもしれません。
でも、録音した場合は、その時の一度の自分の語りしか聞くことができません。
語りながらでしたら、即座に何回も自分の語り方を考えながらいろいろに試せます。
断然効率的です。
ですから、テキストを完全に覚えておいて、言葉が間違っていないかというアンテナは張らないでいいようにしておきましょう。
そうすれば、同時に三つではなくて、二つになりますから。

それと、テキストを日常語になおすという作業を続けていかれると、自分の言葉に対してするどく、かつ繊細になっていかれるのが分かりました。
熱心な今回の受講者さんは休むことなくレッスンを続けておられるので前進されている、いや、驀進されている姿に、同席させていただくわたしとしてもたいへん勉強になります。
勉強になるのはどのレッスンもそうなんですが、継続は力だなとつくづく思いました。

もうすぐひな祭り。
今年もうちのお雛様は出さないままでしょう。
ごめんなさい、お雛様…。
では、また、来月のプライベートレッスンを楽しみにしています。