ジミー のすべての投稿

7月🌤大人のためのお話会

7月の大人のためのお話会は、お暑い中にもかかわらず、思いのほかたくさんのかたが来てくださいました。
その中の大部分は数回目以上の常連さんで、このお話会も定着してきたのかなとうれしくなりました。
先月来てくださったかた2人と新規のかたの合わせて3人の男性を含み、全部で15名の方が来てくださいました(^^)

絵本『ぼくはふね』五味太郎/作・絵 福音館書店
おはなし 「魚のなる木」 語りの森HP → こちら
おはなし 「さるの海岸見物」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
絵本 『わたしはふね』曹文軒/作 石川えりこ/絵 小学館
おはなし 「くじら大王」『子どもと家庭のための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版
絵本 『クジラがとれた日』小島曠太郎 えがみともこ/作 ポプラ社

今回のテーマは〝海🌊〟
「魚のなる木」はパラオ、「くじら大王」は奈良の話です。
外国と日本の話に、船の絵本、くじらの絵本。
美しいプログラムとなっております(自画自賛!)
終了後メンバーだけの時間に、絵本の読み方についてヤンさんから改めて基礎的なことを学びました。
わたしは、ベテランとは言えませんが、年月だけは重ねまして中堅となり、でもこうやって基礎を繰り返すことの大切さと、それができる師と仲間がいることのありがたさを実感いたしました。
そして来月は、8月22日、テーマは〝怖い話〟です。
子どもたちにはめったにできない、あるいは決してしないような話を、メンバー総出で語ります。
まさに、大人対象にしかできないお話会!!
一同、怖い話を思いっきり語れるチャンスと張り切って練習しています~~
みなさんのおいでをお待ちしております(^O^)/

7月🌞再話クラス

近畿地方、梅雨が明けましたね。
とたんにこの暑さ💦

7月の再話クラスは、諸処の事情で予定していた3話のうち、1話だけの再話検討となりました。
「藺草ずきん」『イギリス民話集』河野一郎/編訳 岩波書店
話型はATU923「塩のように愛す」、ATU510B「ろばの皮」だそうです。
なるほど~~
時間に余裕ができたので、まさに重箱の隅をつつくように細かいところまで意見が出て、最後の最後まで疑問点を絞り出すような検討ができました。
短い話ではないとはいえ、1話に3時間近くかけるというのは、異例のことで、勉強になりました。
だから、かなり完成に近づく指摘になっています。
今回の担当さんはラッキーでしたね。
時間が余った時のためにヤンさんが用意してくださっていた資料、日本の昔話「長柄の人柱」は、ゆる~い宿題になりました。
資料の上部が原話、下部がヤンさんが再話されたもの。
これを教材にしてみんなで検討し、再話を完成させようということでしたが、時間がなくてできませんでした。
いつかみんなで検討する日のために、自主練として原話と再話を比べて読んでみるという声が上がったので、やろうと思う方はどうぞということになりました。

日本の昔話の原話は、書かれた土地の言葉がわからない、あるいはその土地の人でもすでに使われておらずに意味が分からないという問題があります。
ですから、できるだけ自分がわかる土地の言葉で書かれた原話から再話することを心掛けるということを教わりました。
その点、外国の昔話は共通語で翻訳してあるので問題ないことになります。
そういわれますと、おっしゃる通り外国の昔話ばかりを選んで再話しておりました。
でも、確かに地元の昔話を集めた本を読むと、少々古い言い方でもすいすい頭に入ってきます。
魔法昔話が大好きでその辺ばっかりあたってましたが、日本の昔話も語れるようにならないとなと、反省した次第です。

うちの一番若くて元気なのが、この暑さにやられてダウンしております。
みなさまくれぐれもお体を大切に。
次回は、9月24日です。
みんな、元気でお会いできますように~~(^O^)/

ぴぴらぴ~🐦

6月29日、土曜日の図書館のお話会、プログラムのテーマは〝鳥〟でした。
わたしはその前日、ケン〇ッキーの鳥の日パックを食べていたので、お話会中、ひとりでウケていました(笑)
参加人数は、子どもが16人、大人が9人でした。
前回に引き続きたくさん来てくださいました。
図書館全体も人数が多かったです。
大きな七夕の笹飾りが入り口にあり、短冊を書く子どもたちが楽しそうでした。

手遊び おおきなはたけ
おはなし 「鳥のみじさ」『日本の昔話3』おざわとしお/再話 福音館書店
絵本 『とりさんなんのぎょうれつ』オームラトモコ/作・絵 ポプラ社
絵本 『ねないこだれだ』せなけいこ/作・絵 福音館書店
絵本 『とべたよとべたよ』わかやましずこ/作 童心社
絵本 『とりがいるよ』風木一人/作 たかしまてつを/絵 角川書店
絵本 『こすずめのぼうけん』ルース・エインズワース/作 堀内誠一/絵 石井桃子/訳 福音館書店
手遊び さよならあんころもち

『こすずめのぼうけん』は、何度読んでもらっても〝いいなあ~〟と思います。
心が洗われる思いがします。
一冊だけ、鳥に関係ない絵本が入っていますよね。

それは、1歳過ぎくらいのまだしゃべれない女の子が、『ねないこだれだ』を持ってヤンさんの前に進み出たからです。
「これ、読んで!」ポーズを取られたら、かわいくて読まないわけにはいきませんよね~(^O^)
知っている絵本ですが読んでもらったら、結構怖い内容だったのが面白かったです。
だって、寝ないとお化けに連れていかれるんですよ(笑)
そして、お話会終了後にその子のお母さんが、子どものころお話会に来ていたことが判明!!
親子二代で来てくれたということで、「長く続けてこられたヤンさん、すごい✌(‘ω’)✌」という言葉しかありませんでした(≧◇≦)

6月のプライベートレッスン

今日で6月もおしまいです。
一年の半分がもう過ぎてしまいました。
今月のプライベートレッスンの報告です(^^)

1日目
語り
「魚のなる木」語りの森HP外国の昔話 → こちら
日常語のテキストになおす
「ぼっこ食いあねさま」語りの森HP日本の昔話 → こちら
ひとりで一度に2話、エントリーされました。
〝せっぱつまっている〟とはおっしゃっていましたが、なんというエネルギーでしょうか!
すごいです。
つぎつぎと話を覚えていかれる熱意に頭が下がります。
「ぼっこ食いあねさま」は、8月の大人のためのお話会用の怖いおはなしです。
わたしもその日のための怖い話をただいま覚えております。
7月の語りクラスにエントリーしているので〝せっぱつまっている〟状態で、わたしも頑張らねばと決意を新たにいたしました。

2日目
テキストを日常語になおす
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3』語りの森
こちらは残念ながら参加できませんでした。
原話(『丹波和知の昔話』稲田浩二編/三弥井書店)を見つけられ、それを読んでからテキストにトライするということを先に聞いていました。
興味がわいて期待値が上がるというのに参加できず_| ̄|○
「しんぺいとうざ」は好きな話なので、語られる日を楽しみにしております。

連日の雨…☔
自分は張りぼての人間か? と思うくらいわたしは雨でぬれるのが嫌いなんです。
大学生くらいの男性が、結構な雨でみんなが傘をさしている中、たたんだ傘を右手に持ち、左手は荷物なしの状態で平気でぬれながら道を歩いているのを見ました。
「なぜ? Why?? 持っているなら傘させよ」
まったくわたしには異星人に見えました。
梅雨明けまで、わたしにとって理解できない光景が他にも見られるのかも…。
それはそれで生活の彩というか、単調な生活に一石を投じておもしろいかもしれません(笑)

語法勉強会「ヘンゼルとグレーテル」

相変わらず、梅雨の曇り空と雨のくりかえしで、からっと晴れた日が恋しいです。
6月25日、第28回語法勉強会「ヘンゼルとグレーテル」がありました。

資料としたテキストは、『語るためのグリム童話1』(小澤俊夫/編訳 小峰書店)です。
いつものように、昔話の語法の指摘をしてもらい、その後にこのテキストとグリム童話の2版と7版のテキストとで、三種類のテキストの比較の結果を説明してもらいました。
「ヘンゼルとグレーテル」の話は、創作を思わせる、つまり昔話的でない個所があるので、テキストの比較をしてそれらを丁寧にみていくという作業をしたもらったわけです。
翻訳されているグリム童話の2版は『完訳グリム童話Ⅰ』(小澤俊夫/訳 ぎょうせい)です。
7版はいろいろの訳が出ています。
グリム童話は、エーレンベルク稿から7版まで、グリムさんが版を重ねるごとに手を加えておられるので、「ヘンゼルとグレーテル」も2版より7版がだいぶ長くなっているのがよくわかりました。
どの部分を長くしているのか、家に帰ってから改めて2版を読んでみると、短いぶん2版はやっぱり簡潔です。
主人公の幸せに向かって、始めから終わりまで一直線に進むために昔話の語法があると思います。
そこが、創作の物語と大きく違うところです。
個人的には、「ヘンゼルとグレーテル」は、前半のふたりが親に捨てられるところの説明が話の筋になっているので長く、どういう風に明るく語ってみても悲しいので(笑)、覚えるのには二の足を踏んでいました。
でも、お菓子の家という夢のようなアイテムもあるし、女の子の成長の話としてはいい話だと思います。
好みの問題でしょうが、わたしは2版のほうが耳で聞くのにわかりやすいし、かわいそう感が少ないと感じました。
ただし、そのままではわたしは語れませんから、振り出しに戻る状態になってしまいますが。
今回の勉強会は、語法の勉強に加えて、テキストの版の比較をしてもらって新たに分かったことがありました。
わたしは、グリム童話を覚えるときは他を当らずに『語るためのグリム童話』一択だったのでしたが、「ちょっと待てよ~、ほかの版も比較したほうがいいよ~、早まるなよ~」と言ってもらったことで、教訓になりました。
グリム童話は大好きなので、これからはテキストを決めるまで慎重に比較してから覚える段階に進みたいと思いました。

テキストを決めるときや再話を勉強しているときに思うのですが、何か探し物をしているのと似ています。
今日も、探し物があって天上収納に入ったのですが探し物はなく、関連するものは出てきたけれど使えずすてることにし、となりにあった物が全く別物ですが別の用途で使えるから持って降りたということがありました。
で、探していたものはないので買うことになるのですが、ごちゃごちゃの天上収納に上がって探さないとこの要件は完結しないというのが、テキスト決めや再話に
似ていると思います。
わたしだけですかね?
どうもすいません<m(__)m>

今回も梅雨の湿気を忘れさせてくれるような、楽しい勉強会でした(^O^)/