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児童文学を読む会 3回目

大きな台風が過ぎ、木が倒れていたり折れていたり、屋根の一部が無くなっていたり無残にめくれていたり、自然の驚異に改めて呆然としています。
そして、北海道の大きな地震のニュース。
これ以上被害が大きくならないことを祈ります。

リリアン・H・スミスの『児童文学論』を読む勉強会がありました。
第8章絵本を読みました。
この日は半分まで進みました。(P230最終行まで)
いい絵本を見極めるには、「子どもの目で見、大人の目で味わう」のだそうです。
子どもの目で見るというのは、どういうことでしょうか?
面白くないと思ったにもかかわらず、子どもがとっても喜ぶなら、子どもの目では面白いということでしょう。
これが、いつまでたっても苦手な私でして、ついつい大人の目で面白いかどうかを見てしまいます”(-“”-)”

「画家が、独創的な想像力をもっているかを見分ける」
これも、難しいです( ;∀;)

お手本は、20年、30年と読み継がれている絵本ですね。
勉強会で、8章に出てくる順にみんなで絵本を確認していきました。
マザーグースの「バイ・ベイビー・バンティング」「ヘイ、ディドル・ディドル」(朗読と曲を聞きました)
『かしこいビル』ウィリアム・ニコルソン
『100まんびきのねこ』ワンダ・ガーグ
『アンガスとあひる』マージョリー・フラック
『長ぐつをはいたねこ』ウォルター・クレイン
『マドレーヌ』ベーメルマンス
『ハメルンの笛ふき』『窓の下で』ケイト・グリーナウェイ
『ジョン・ギルピンのゆかいなお話』ランドルフ・コールデコット
よいとお墨付きの絵本を次々に見ていくのは、何とも楽しい作業です。
特に、ウォルター・クレインやケイト・グリーナウェイの絵は好みですが、絵が素晴らしくても文章も素晴らしくないとよい絵本とは言えません。
同じ画家の書いた絵本でも、文章が釣り合うものではないとしたら、よい絵本とは言えないと著者は言っています。
美しく、深く、難しい絵本の世界です。
とっても楽しいのに、「よい絵本を見分ける自信がつきました」とは、いつまでたっても言えないもどかしさ(笑)
展覧会、画集でよい絵をたくさん見ましょう。
好きな画家だけ追っかけていてはいけません。
「はい、先生、分かりました」と、上手にお返事出来たところで、今日はおしまいです。
次回は11月2日、第8章の続きです。
本章に出てくる作品と同じ作者の他の作品を読んできましょう(^^)/

8月のおはなし中級クラス

こんにちは、ジミーです。
今週の火曜日に中級クラスの勉強会があり、はじめて参加させてもらいました。
急におじゃま虫(見学)させていただきましたが、ありがとうございました。
では、報告させていただきます(*^-^*)

「ねこ先生ととらのおでし」 『白いりゅう黒いりゅう』岩波書店
「黄金の鳥」 『語るためのグリム童話3』小峰書店
「三人兄弟」 『グリムのむかしばなしⅡ』のら書店
「三枚のお札」 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
ヤンさんの語り
「はんてんをなくしたヒョウ」 『大きいゾウと小さいゾウ』大日本図書

どのおはなしもそれぞれ楽しく聞かせていただき、見学者の気楽さで申し訳ない気持ちですがほんとによい時間を過ごさせていただきました。
今回の勉強会では、ヤンさんが「三人兄弟」のテキスト比較をしてくださり、それがいい勉強になりました。
「三人兄弟」はグリム童話です。
グリム童話は、1版から7版まで版がありますが、「三人兄弟」は1版から入っています。
(途中から入っている話もあります。)
版が進むにつれて、グリムさんが手を加えている話がありますので、読み比べてみる場合は1版・2版・7版を比較します。
「三人兄弟」は、2版と7版で変化はほぼないということがこの日の説明で分かりました。
ところで、中級クラスで語られた「三人兄弟」は、グリム童話を〝ワンダ・ガアグ編/絵 松岡享子/訳〟で出版された本をテキストにされました。
ヤンさんは資料として『語るためのグリム童話』(小峰書店)のテキストを用意されました。
みんなで、ふたつの「三人兄弟」のテキストを読み比べるという作業をしました。
それによって、面白いことが分かりました。
ワンダ・ガアグさんのテキストは、亡くなった父親から受け継ぐ家に対する愛着の描写が多く、いかに三人兄弟が家を大切に思っているかがテーマで、グリムさんのほうは家ではなくて兄弟愛をテーマにしている、と同じ話なのにテーマが違うように読めるのです。
わざわざ、ふたつを並べてみて初めて分かるのって、驚きでした。
でも、テーマって大事だと思うんです。
脈々と語り継がれてきた昔話のテーマが、同じ話なのによく読むと違うというのは、「…………、、、ええ!!」っていう気持ちでした。
再話を勉強中なのですが、再話では昔話に対して伝承された形に最高の敬意をはらいながら文章を整えていきます。
だから、今回の比較はほんとに驚きました。
おはなしを覚えるときに、複数のテキストを比べてみるといろいろ違うかもしれませんね。
それと類話も比較できたら「なお、よし!」です。
「三人兄弟」はATU654ですから、この番号と同じ話を見つけて読むこともいい比較になるし、おはなし選びのいい方法ですね。
類話の中に、思わぬ掘り出し物があることも( ´艸`)
どんな話に出会えるかと考えると楽しいのですが、なかなか時間がないのが悩みです。

なお、グリムさん・ガアグさん、と書きましたが、このおふたりに呼び捨てはどうかと思ったからで、別に知り合いではありません。(分かってる!)
ヤンさんは、知ってます。(もういい!!)

第8回昔話の語法勉強会👸

先週の金曜日、第8回昔話の語法勉強会がありました。
今回昔話の語法をさぐるおはなしは「かえるの王さま」です!
キターーーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/
っていうか、まだ来ていなかったのが不思議です。
何でいままでリクエストしなかったのか、大好きな話なのに…_| ̄|○

わたしはこの話を語っていますからおはなしは頭に入っているんです。
覚えている話だと、語法勉強会がより頭にすっと入ってきますね。
次々と、すっと入ってきてよかったです。
ただ、語法は定期的に勉強をしないと忘れますね。(あかんやん)
去年は昔話の語法講読会がありましたし、集中して勉強したんですがそれが終わると、あとは自分の頭に定着した部分だけで臨むことになりますから、やっぱり全部が全部は語法を覚えていませんでした(´;ω;`)ウッ…
この日は、語法について初めてのかたもおられたのでヤンさんは初歩から丁寧に進めてくださったのに…です。

テキスト(『子どもに語るグリムの昔話2』こぐま社)の最後に、エーレンベルク稿を付けてくださっていたので、7版(今回のテキスト)と比較できたのもよかったです。
7版はかなり長くなっているので、グリムさんが再話された軌跡がわかります。
ちなみにわたしが覚えているテキスト(『語るためのグリム童話1』小峰書店)は2版を主にしてありますので3つの比較もできます。
再話をするということのお手本みたいなものですね。
勉強することってホントにたくさんありますね。
わたし:「時間が無いがな」
天の声:「そんなん、みんな無いがな」
おっしゃる通り<(_ _)>
今後も精進します<(_ _)>

7月のがらがらどん

毎日暑いですが、みなさま体調の変化はございませんか?
家にいても熱中症の危険はあるそうですから気を付けましょう。

7月のがらがらどんの報告です。
吉四六さんの生き絵 『かたりつぎたい日本の昔話6』小峰書店
それからのうさぎ 『読んであげたいおはなし松谷みよ子の民話上』筑摩書房
竜宮童子 『日本の昔話2』福音館書店
ミアッカどん 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店
りこうなまほうの鳥 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
三枚のお札 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
カンチルとワニ 語りの森ホームページ → こちら
絵本の紹介

「吉四六さんの生き絵」で、〝生き絵〟という言葉が分かるかなあという心配があると語り手さんがおっしゃいました。たしかに、いきなり聞いて分かる言葉ではありませんね。アクセントを工夫しても知らない言葉だとどうしても分からない。
話を聞いていると内容で分かるかもしれません。分からないかもしれません。困りました。
でも、聞き手が困っていたら話が進みませんから、やはり聞き手の顔にハテナ(・・?が出たり、質問されたりしたときに短い言葉で言えるように用意しておく必要があると思いました。
短い言葉で、おはなしの世界にすぐ戻れるように説明するって、いつも難しいなと思います。

「りこうなまほうの鳥」をさせていただきました。みなさんがいろいろな意見を言ってくださいました。ありがとうございました。
このおはなしは、読んだとたんに心をわしづかみにされた、熱狂的に大好きな話なんです。
りこうなまほうの鳥がする話を聞いた者は、悲しまないという約束を守れずに悲しんでしまうためにこの鳥を捕まえることができません。
ヤンさんが、それがこの鳥の使命だと言われたので、その言葉にもハッとしました。悲しまない人がいたら、鳥は当然捕まえられるんですよね。もう、籠の鳥です。アカマツの枝にとまって、自由に暮らすことはできません。でも、ずっと昔からこの鳥は大自然の中で美しい歌をさえずっているんです。みんなが、どうしても悲しんでしまうからです。人間ってまだまだ捨てたもんじゃない、まだまだイケる!と、人類の希望を感じました。
そうです、この話は人類の希望なんです! 大袈裟ですか? でも私はそう思いながら、中学生さんに語ろうと思います。

「三枚のお札」は日常語で語られました。今月の日常語クラス(→ブログはこちら)で語られました。その時のアドバイスをもう取り入れて修正後の語りをされました。
速い! お見事でございました!! わたしも覚えます、一年以内に(笑)

ほかにもたくさんのおはなしと絵本を紹介していただきました。そして、ちょっと覗いてみようと来てくださったご新規さんもいらっしゃって、今回も楽しい時間でした。
8月は夏休みで一回お休み、次回は9月9日です(^O^)/

絵本の読み聞かせ講座📖 実習編

講座の第4回と5回の報告をします。
この2回は実習です。
4回目は、地域のボランティアとか、仕事の一環としてとか、大勢の子どもたちの前で読み聞かせをする、これからしたいと思っている人の実習でした。
まず、ヤンさんから絵本の持ち方、タイトルや作者の読み方、めくるタイミングなどなどのおはなしがあり、「じゃあ、読みたい人手を挙げてください~」の運びとなります。
第3回の終わりに、各々が1冊絵本を選んでくることになっていましたから、全員用意しているんです。
だからみなさん、次々に手を挙げられて、時間いっぱいたくさんの絵本が読まれました。
第5回は、自分の子どもや孫に絵本を読んであげたい人の実習でした。
こちらも次々と手が挙がりました。
一冊絵本が読み終えられると、ヤンさんが読み方のアドバイスや絵本についてのプラスアルファの知識を教えてくれます。
わたしは近眼なので、常に一番前の真ん中に座ります。
そこから絵本を読んでもらうとほんとに絵がよく見えて素晴らしさが分かります。
そしてその絵本について教えてもらうこの至福の時間(*`艸´)ウシシシ
2回の実習でたくさんの絵本を読んでもらったのはほんとに楽しい経験でした。
絵本を人に読んでもらうことは、ボランティア同士の勉強会とか選書ではありますが、練習とはいえ、ほんとに読んでもらっているというのはほぼありません。
わたしが子供のころは幼年雑誌かキン〇ーブックしかなかったですから、1ヵ月のうちに暗記してたそうです。
それほど、種類がなかったんです。
ですからいま、絵本の読み聞かせ講座に参加して絵本を読んでもらえるのはラッキーだと思います。
ほんとに楽しかったです。
ところで、わたしはボランティアとして絵本を読む者ですから、お勉強しなくてはなりません。
忘れていたわけではありません。
手を挙げて読ませてもらいました。
ヤンさんのコメントは、優しい口調で「練習しましたか? かまないように」でした。
申し訳ございません。
初歩の初歩でした_| ̄|○
では、オチがついたところで終わりとさせていただきます。
来年の講座も参加するぞ~~!