ジミー のすべての投稿

6月のプライベートレッスン

今日で6月もおしまいです。
一年の半分がもう過ぎてしまいました。
今月のプライベートレッスンの報告です(^^)

1日目
語り
「魚のなる木」語りの森HP外国の昔話 → こちら
日常語のテキストになおす
「ぼっこ食いあねさま」語りの森HP日本の昔話 → こちら
ひとりで一度に2話、エントリーされました。
〝せっぱつまっている〟とはおっしゃっていましたが、なんというエネルギーでしょうか!
すごいです。
つぎつぎと話を覚えていかれる熱意に頭が下がります。
「ぼっこ食いあねさま」は、8月の大人のためのお話会用の怖いおはなしです。
わたしもその日のための怖い話をただいま覚えております。
7月の語りクラスにエントリーしているので〝せっぱつまっている〟状態で、わたしも頑張らねばと決意を新たにいたしました。

2日目
テキストを日常語になおす
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3』語りの森
こちらは残念ながら参加できませんでした。
原話(『丹波和知の昔話』稲田浩二編/三弥井書店)を見つけられ、それを読んでからテキストにトライするということを先に聞いていました。
興味がわいて期待値が上がるというのに参加できず_| ̄|○
「しんぺいとうざ」は好きな話なので、語られる日を楽しみにしております。

連日の雨…☔
自分は張りぼての人間か? と思うくらいわたしは雨でぬれるのが嫌いなんです。
大学生くらいの男性が、結構な雨でみんなが傘をさしている中、たたんだ傘を右手に持ち、左手は荷物なしの状態で平気でぬれながら道を歩いているのを見ました。
「なぜ? Why?? 持っているなら傘させよ」
まったくわたしには異星人に見えました。
梅雨明けまで、わたしにとって理解できない光景が他にも見られるのかも…。
それはそれで生活の彩というか、単調な生活に一石を投じておもしろいかもしれません(笑)

語法勉強会「ヘンゼルとグレーテル」

相変わらず、梅雨の曇り空と雨のくりかえしで、からっと晴れた日が恋しいです。
6月25日、第28回語法勉強会「ヘンゼルとグレーテル」がありました。

資料としたテキストは、『語るためのグリム童話1』(小澤俊夫/編訳 小峰書店)です。
いつものように、昔話の語法の指摘をしてもらい、その後にこのテキストとグリム童話の2版と7版のテキストとで、三種類のテキストの比較の結果を説明してもらいました。
「ヘンゼルとグレーテル」の話は、創作を思わせる、つまり昔話的でない個所があるので、テキストの比較をしてそれらを丁寧にみていくという作業をしたもらったわけです。
翻訳されているグリム童話の2版は『完訳グリム童話Ⅰ』(小澤俊夫/訳 ぎょうせい)です。
7版はいろいろの訳が出ています。
グリム童話は、エーレンベルク稿から7版まで、グリムさんが版を重ねるごとに手を加えておられるので、「ヘンゼルとグレーテル」も2版より7版がだいぶ長くなっているのがよくわかりました。
どの部分を長くしているのか、家に帰ってから改めて2版を読んでみると、短いぶん2版はやっぱり簡潔です。
主人公の幸せに向かって、始めから終わりまで一直線に進むために昔話の語法があると思います。
そこが、創作の物語と大きく違うところです。
個人的には、「ヘンゼルとグレーテル」は、前半のふたりが親に捨てられるところの説明が話の筋になっているので長く、どういう風に明るく語ってみても悲しいので(笑)、覚えるのには二の足を踏んでいました。
でも、お菓子の家という夢のようなアイテムもあるし、女の子の成長の話としてはいい話だと思います。
好みの問題でしょうが、わたしは2版のほうが耳で聞くのにわかりやすいし、かわいそう感が少ないと感じました。
ただし、そのままではわたしは語れませんから、振り出しに戻る状態になってしまいますが。
今回の勉強会は、語法の勉強に加えて、テキストの版の比較をしてもらって新たに分かったことがありました。
わたしは、グリム童話を覚えるときは他を当らずに『語るためのグリム童話』一択だったのでしたが、「ちょっと待てよ~、ほかの版も比較したほうがいいよ~、早まるなよ~」と言ってもらったことで、教訓になりました。
グリム童話は大好きなので、これからはテキストを決めるまで慎重に比較してから覚える段階に進みたいと思いました。

テキストを決めるときや再話を勉強しているときに思うのですが、何か探し物をしているのと似ています。
今日も、探し物があって天上収納に入ったのですが探し物はなく、関連するものは出てきたけれど使えずすてることにし、となりにあった物が全く別物ですが別の用途で使えるから持って降りたということがありました。
で、探していたものはないので買うことになるのですが、ごちゃごちゃの天上収納に上がって探さないとこの要件は完結しないというのが、テキスト決めや再話に
似ていると思います。
わたしだけですかね?
どうもすいません<m(__)m>

今回も梅雨の湿気を忘れさせてくれるような、楽しい勉強会でした(^O^)/

おかゆって知ってる~?

近畿地方は、ついに梅雨入りしましたね。
今年は遅くて、6月21日でした。
その翌日に行われた図書館のお話会は、前回よりもなお人数が増えてました。
子どもが16人、大人が15人。
付き添いのご家族以外に、大人単独の参加が多めでした。

手遊び ちいさなはたけ
おはなし 「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
絵本 『フルーツめしあがれ』視覚デザイン研究所/作 高原美和/絵 視覚デザイン研究所
絵本 『マーシャとくま』М・ブラートフ/再話 エウゲーニー・М・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店
絵本 『ねんね』さえぐさひろこ/文 アリス館
絵本 『あしたうちにねこがくるの』石津ちひろ/作 ささめやゆき/絵 講談社
絵本 『だるまなんだ』おおなり修司/文 丸山誠司/絵 絵本館
手遊び さよならあんころもち

前回と同じ手遊びが始まると、もうみんなノリノリ(笑)
小さい花から、だんだん大きくなるのがとっても楽しいです。
そしておはなしの前にヤンさんが「おかゆって知ってるか?」と聞いたら、前にいた常連さんが「どろどろ~~!」って言って、それだけでなんでこんなにおかしいのかわかりませんがわたしも面白くて、これ以上ないほど場が温まっていました。
絵本の『ねんね』の時は前の子どもたちが本当に寝ころんで、寝ている自分をアピールしていました(笑)
『だるまなんだ』は前回の『ふんがふんが』と同じ作者の絵本です。
『だるまなんだ』のほうがより参加型ですが、おおなり修司さんの作風というか、今の流行というのを感じられました。
面白い絵本でした。
ヤンさん、『だるまなんだ2』もよかったらおねがいします<m(__)m>

6月のあったかペーチカ🍒

6月のあったかペーチカの会の報告です。
今月は、ピンチヒッターで、ジミーが書かせていただきます(`・ω・´)ゞ

「金の髪」『おはなしのろうそく19』東京子ども図書館
「かもときつねとからす」『語りの森昔話集4』語りの森
「神さまのお返し」 語りの森HP外国の昔話 → こちら
「ふるやのもり」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
「豆の上に寝たお姫さま」『子どもに語るアンデルセンのお話』こぐま社
「クラバート伝説」『むかしむかし 近江昔ばなし大学再話集』近江昔ばなし大学実行委員会
「鳥のみじさ」『日本の昔話3』福音館書店
「空飛ぶじゅうたん」『子どもに語るアラビアンナイト』こぐま社

いつも参加者のほとんどが語るので、いろんなおはなしがたっぷり聞けるあったかペーチカの会ですが、この日はいつにもましていろんな話がてんこ盛り、大盛り状態でした!
長い話、短い話、怖い話、笑い話、魔法、宝物、神さま、ありえない設定などなど、まったく昔話は何でもありですね~
全部で一時間半以上だったと思いますが、あっという間でした。
休みなしでもだれも休憩を入れようとか途中で手遊び入れようとかもなかったので、ほんとみんなお話が大好きなんだなと思います。
「鳥のみじさ」の歌のところの話題が出ました。
「鳥のみじさ」を語る人全員にどんな風に歌っているかやってみてもらいました。
それぞれにメロディーが違いましたし、歌わないでそのままふつうに語るという人もいて、つまり全部違う!
おもしろいですね。
同じ話でも、語り手が違うと印象が変わるというか、同じだけども違うというのが歌ひとつにも現れていると思いました。
どれもおいしいんだけれども、それぞれの味の違いが分かるような、そんな気がしました。

初めて参加して語ってくださったかた、久しぶりに来てくださったかたもおられてうれしかったです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
次回のあったかペーチカは、7月2日(火)です。
また、みんなで一緒におはなしを楽しみましょう(^O^)/

5月のプライベートレッスン

なんにも考えないでいたら、一週間にブログを三つ続けてわたしが書いている…。
いろんな人が書くのがいいと思うのに、先のことを考えるのを忘れ、気付くのが遅すぎる。
自分の無計画さに直面しています(苦笑)

さて、今月のプライベートレッスンは2話
日常語による語り
「油かけ地蔵」 『大和の伝説増補版』高田十郎等/編 大和史蹟研究会
研鑽を重ねられて、自分の力で日常語によるテキストを作られ、プライベートレッスンでは語りを出されるようになりました。
素晴らしい!
毎月熱心に続けておられたことがこんな風に実を結ぶのだと見せていただきました。
この油かけ地蔵の話は奈良の伝説ですが、京都にも油かけ地蔵はあるそうです。
ですが、話の中身は違うそうです。
お地蔵さんに油をかける…
それだけ聞いたら謎ですが、内容を聞いてみたらそれぞれに面白いです。

語り
「オオナムチとスクナヒコの国作りの旅」 語りの森HP日本の昔話 → こちら
日本の神話で、オオナムチは大国主命の別の名前だそうです。
中学校で語るそうです。
日本の各地を二人…と言ってはいけない二柱でまわって国作りをしていくので、ストーリーには三回の繰り返しも、山場も特にありません。
そして、地名がたくさん出てくるという、ロードムービーのようで聞いていてとても楽しく、覚えるのは絶対に避けたい(とわたしは思った笑)話でした。
アイヌの話もそうですが、日本の神話もわたしにとっては一段高い所にあるような気持ちがします。
手が出ないわけではないけれど、ちょっとためらうという、こういうのをチキンな奴というのでしょうか(笑)
でも、面白い話がいっぱいあるし、いつかは日本の神話にも挑戦したいです(^O^)/

今月も楽しい勉強会でした!