ジミー のすべての投稿

5月の再話クラス🌧

5月28日の再話クラスの日は本当にひどい雨でした☔
まさに雨にも負けず、参加者全員で細かいところをつつきまわすという再話の勉強ならではの濃~い時間になりました。

今回は、再検討が2話です。
「天狗のうちわ」(原題:鳥うちわ)『丹波和知の昔話』稲田浩二/編 三弥井書店
本当に細かい箇所をひとつひとつ検討していって、楽しい笑い話として完成しました。
「おめでとうございます!」と言いたいです。
日常語で再話されましたので、主語だけ書いて述語は書かないという試みをされていましたが、テキストの時点では述語も入れてそれで覚え、何度も何年も語っているうちに主語も述語も抜いて会話だけにしたらいいということになったら、その時テキストを修正すればいい。
そのためにも、最初は主語と述語をきちんと入れておくほうがのちに考えるときの自由度が上がるということでした。
ほんとにそうだと納得しました

「狩人と三人の友だち」(原題:弓の名人と友だち)『ソビエト昔話選』宮川やすえ/編著 三省堂
こちらは、大変な苦しみを伴う再話の作業でした。
この話は、三回の繰り返しが2セットあるのですが、繰り返しの中身が違うのです。
みんなで一緒に三回の繰り返しの場面の言葉をそろえてみたのですが何しろ中身が違うのできれいにそろえることは難しいしもちろん内容は変えられない。
それでも、どうにか揃えられるところはないかと、みんな身をよじるような気持ちで悩みました。
長い話でもあります。
でも、耳で聞いて分かりやすい話にするためには、ストーリーだけを一直線に追えるように、かなり文章をそぎ落とさないといけません。
原話の半分近くまで短くすることを目標に、もう一度チャレンジすることになりました。
担当者さん、本当にお疲れさまでしたが、もうひと踏ん張り、みんなと一緒に頑張りましょう(^O^)/

次回は7月23日です。
みんな、元気でお会いできますように~~💛

いやよ、そんなめんどくさい~

昨日は朝から大雨でしたね
夜なかには雷もなっていたそうで、大荒れの一日でした。

けれども25日の図書館のお話会の日はとてもいいお天気でした。
参加人数は、子どもが8人と大人が6人。

手遊び じゃがいもめだした
おはなし 「なまくらトック」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
絵本 『ふんがふんが2』おおなり修司/作 丸山誠司/絵 絵本館
絵本 『ふしぎなたけのこ』松野正子/作 瀬川康男/絵 福音館書店
絵本 『めしあがれ』視覚デザイン研究所/作 高原美和/絵 視覚デザイン研究所
手遊び さよならあんころもち

この日、いつもヤンさんの膝の真ん前を占領する常連さんたちが来ていなくて、ヤンさんの真ん前が空いたんですね。
そしたら、いつもは遠慮してたのかな、毎回お母さんと一緒に来ている女の子が、ここぞとばかり膝前をひとり占めで陣取って、おはなしにいちいち反応するんですよね、楽しそうに。
めんどくさがりのトックのセリフに「ええ~~!」って(笑)
みんなの雰囲気も良くなるし、女の子のお母さんも楽しそうで、その場の雰囲気を後ろで見ているわたしも楽しくなりました。
お話会を楽しみに来てくれているのがしみじみわかってうれしかったです。

『ふんがふんが2』面白かったです。
文章が、最初から最後まで「ふんが ふんが」しかないんですよね。
しらべたら図書館には『ふんがふんが』もありましたので、そちらも借りてみます。
1のほうも、「ふんが ふんが」ばっかりなのか気になりまして(笑) 

もってまいりましょう ぴぴらぴ~

5月11日の図書館のお話会は、参加人数が子ども16人、大人14人。
連休が終わって、ややあって、すっかり図書館に人が戻ってきた感じです。
館内の人口密度が連休中と全く違いました(笑)

手遊び じゃがいもめだした
詩 「春が来た」『こども詩集わくわく』全国学校図書館協議会・田中和雄/編 童話屋
おはなし 「鳥のみじさ」『日本の昔話3』おざわとしお/再話 福音館書店
絵本 『わたしとあそんで』マリー・ホール・エッツ/文・絵 与田凖一/訳 福音館書店
絵本 『ブタくんのとどかないとどかない』ふくだじゅんこ/作 大日本図書
絵本 『うえきばちです』川端誠/作 BL出版
絵本 『おしりじまん』齋藤槙/作・絵 福音館書店
手遊び さよならあんころもち

わたしは「鳥のみじさ」の〝あやちゅうちゅうこゆちゅうちゅう〟と鳥が歌うところが大好きなんですよね。
いろんな語り手さんの「鳥のみじさ」を聞かせてもらって、全くメロディーが違う歌もありますし、おそらく同じグループであろうメロディーもありました。
「わたしは○○さんの語りを聞いて同じメロディーで歌っています」と言われたことがありましたが、でも微妙に違う(笑)
語り手の個性が隠れきれずに、ほんのわずかの隙間をみつけて出てきたという気がして、おもしろいです。
そして絵本の『うえきばちです』を読んでおられるときに一人の女の子が怖いといってお母さんに抱きついてました!
読み手さんはすばやくそれに対応されましたが、特に怖い本ではありませんが絵が気味悪かったんでしょうか、最後まで怖がってましたね。
もちろん、終ってからもその女の子に話しかけてフォローしておられました。
おもしろかったのは、その『うえきばちです』を借りて帰った子が二人もいたこと!
子どもの感受性のちがいと、絵本の持つ味というか力というか、それぞれのふり幅の大きさに驚いた日でした。

4月のプライベートレッスン

明日からゴールデンウイークですね。
京都府南部の今日は曇り、外出の予定がある人は、明日からの天気が気になるところですね。
4月のプライベートレッスンは合計3話でした。
残念ながらわたしは1話しか同席できず、ほかの2話はタイトルと出典だけのご報告です<m(__)m>

1日目
テキストを日常語になおす
「じいにすいつこう」『子どもと家庭のための奈良の民話三』京阪奈情報教育出版
主人公のおじいさんの背中には金がくっついて、隣のおじいさんの背中には馬の糞がくっつくという笑い話です。
重箱の隅をつつくように、一つ一つの疑問を丁寧に解説していただきました。
何度も聞いている内容ですが今回も心に刺さったのが〝何でも知っている語り手になってはいけない〟!
この先どうなるのかわかっているからこそのテキストへの手の入れ方や語り方をしてはいけないということですね。
ついついやってしまう~~、ありがち~~と、心で叫んでましたワタシ(笑)
自分が知っているから初めてこの話を聞く聞き手のことを忘れちゃってるんですよ。
わたしにとっての落とし穴です。
そしてもうひとつが、語り方で〝言葉を飲みこむ〟
これは、〝言葉を立てる〟の反対です。
飲みこむように、小さく、さらっという。
決して強調してないよ、言ってるけども過度に注目しないでね、的な気持ちを込めて小さく語る感じでしょうか。
短い笑い話は間の取り方が難しいですが、それに加えてこの話は〝言葉を飲みこむ〟も入るんですよね。
でも、先に分かっていればあとは覚えて練習するのみ!
勉強会で聞かせていただくのを楽しみにしておりますね~(^O^)

2日目
テキストを日常語になおして語る
「きつねのお産」『子どもと家庭のための奈良の民話二』京阪奈情報教育出版
語り
「金のがちょう」『語るためのグリム童話4』小峰書店

「きつねのお産」と「金のがちょう」も聞きたかったな~
「金のがちょう」は、一度覚えたけれども今はもうすっかり忘れてしまったという残念なことになっていまして(笑)
好きな話なんで聞かせてもらいたかったです。
ああ、残念でした(´;ω;`)ウッ…
みなさま、よいゴールデンウイークをおすごしくださいね~~(^O^)/

小さな子にも分かるように🌷

桜は散りましたが、ハナミズキやツツジや藤など、次々にたくさんの種類の花が咲いていますね~
すっかり春になりました。
夏日の日もあるくらい暖かくなりましたね。
土曜日の図書館のお話会の報告です。

手遊び 祇園の夜桜
おはなし 「元気な仕立て屋」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子/編 福音館書店
絵本 『いそげ!きゅうきゅうしゃ』竹下文子/作 鈴木まもる/絵 偕成社
絵本 『ぼくはふね』五味太郎/作・絵 福音館書店
絵本 『ふみきりかんかんかーん』視覚デザイン研究所/作 くにすえたくし/絵 視覚デザイン研究所
絵本 『おべんとうめしあがれ』視覚デザイン研究所/文 高原美和/絵 視覚デザイン研究所
手遊び さよならあんころもち

参加人数は、子ども12人、大人8人。
最近の天気のいい土曜日は図書館へ来る人自体が少ないようで、この日もそうでしたが、始まってみると常連さんが走ってきてくれたりしていつもどおりの人数になりました。
終ってからこの日のメンバー三人で、オープンスペースでお話会をすることとコロナ前のお話のお部屋ですることのちがいについて話しました。
オープンスペースになってからは、子どもたちの年齢層が低くなりましたので、当日小さい子にも聞ける話に変えることがあります。
でも、この日はそれをせず、ちょっと難しいかなと思う話ですが当初の予定通りの話をし、小さい子にも分かるような語り方をすることに神経を集中したそうです。
それを聞いて、なるほどなと思いました。
1~2才さんばかりではさすがにしないけれども、それより少し大きい子どもたちならばそれは可能とのこと。
いつも自分に厳しく、語りに妥協を許さないヤンさんの決心を聞いてさすがだと思いました。
「わたしの当番の時だけは、おはなしのお部屋にしてほしいなぁ」とは、言えませんでした(笑)
図書館としては、まだまだ換気の問題でおはなしのお部屋を使うことは考えていないということなので、わたしも修行の場として図書館のお話会に気合を入れて臨もうと改めて決心しました。