ジミー のすべての投稿

とんとん、とんでもない🐷

11月にしては、夏のように熱い土曜日の図書館のお話会。
11月4日は、「今って、秋ですよね?」と、誰にとはなしに問いかけたくなるような、暑い日でした。

手あそび ♪どんぐりころちゃん
おはなし 「三びきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子編・訳 福音館書店
絵本 『いわしくん』菅原たくや 文化出版局
絵本 『アボカド・ベイビー』ジョン・バーニンガム ほるぷ出版
絵本 『アブラカダブラカタクリコ』きたむらさとし ビーエル出版
絵本 『ピーターのいす』エズラ=ジャック=キーツ 偕成社
手あそび ♪さよならあんころもち

この日来ていたなかで一番大きい、たぶん姉妹であろう女の子ふたりが釘づけでした。
おはなしが終わった後に「子ブタがだました」と言っていたので、きっと今まで知っていた「三びきの子ブタ」との違いを知り、ほんとうの「三びきの子ブタ」の内容を的確に聞き取ったということでしょうか。
寝ころびながら聞いていた小さい子どもさんも楽しんでいました。
幅広い年齢で、それぞれが楽しめるところがありますし、改めて「三びきの子ブタ」のもつおはなしの力を感じました。

あと、「アボカドにはそんな威力があるのか!?」と、ほぼアボカドを食べたことのないわたしはびっくりしながら絵本を楽しませてもらいました。
好きです、ジョン・バーニンガム。
ナンセンスがたまりません!

〝あな〟つながり📚

土曜日の図書館のお話会、昨日のメニューは〝あな〟つながりで美しくまとまってました🎉

手遊び どんぐりころちゃん
おはなし 「あなのはなし」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
絵本 『はなのあなのはなし』やぎゅうげんいちろう 福音館書店
絵本 『がいこつさん』五味太郎 文化出版局
絵本 『うし』 内田麟太郎/詩 高畠純/絵 アリス館
手遊び さよならあんころもち

絵本2冊の裏表紙が、どちらも鼻の穴の絵が「● ●」こんな感じで一緒でした!
内容は違うのに面白いですね~~。
おはなしや絵本はまだ早いような、ちょこまかと歩き回るお子さんがいらしたんだけども、ヤンさんがどんぐりころちゃんをやると2回目からちっちゃなお手てでまねしたんですよね!
かわいかったです~(⋈◍>◡<◍)。✧♡
手遊びとそれをやるヤンさんのあったかい感じがわたしの癒しでした~~。
当初は『うし』の予定でなくてその部分にも穴つながりの絵本を用意していたということでしたが、当日の聞き手を瞬時に判断して『うし』に変更したんだそうです。
なるほど、勉強になりました。

最後まで正座で!?

運動会季節なんですね。
市内の小学校の運動会は学校によってばらばらな日程になっているようで、この日も運動会をしているところがあったそうです。
そんな10月14日土曜日の図書館のお話会は…

手遊び たまごをポンと割りまして
おはなし 「ホットケーキ」 『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
絵本 「かもさんおとおり」ロバート・マックロスキー 福音館書店
絵本 「わんわんにゃーにゃー」長新太/和田誠しあげ 福音館書店
手遊び さよならあんころもち

子ども6人、大人8人
親御さんに加えて、大人のかた単独の聞き手がいたために大人のほうが多かったんですね。
小さな女の子がいたんですが、たまたま始まる前にちょこんと正座して待ってたんです。
それで手遊びが始まって、おはなしが始まっての流れで集中して聞いているものだから正座のままだったんです。
「いつ足を崩すんだろう」と思ってみてたんですが、ほぼ最後まで崩さなかったんじゃないかな。
少なくとも「かもさんおとおり」の最後までは崩さなかったと確認しました(笑)
じっと聞いている女の子がヤンさんや絵本を見つめる目を見ているとほんとに子どもってすごいなと思いますし、「ああ、わたしは今子どもからパワーをもらっている~~」と感じました。

お話会の後ヤンさんに教えてもらったんですが、この日のメニューは〝つながり〟があったんです。
手遊びの最後、たまごを五つ割った後はホットケーキができます。
それでつぎにおはなしの「ホットケーキ」に続き、そのおはなしの後半にかもが出てくるので次の絵本は「かもさんおとおり」と続くんだそうです。
気づきませんでした!!
「気づかなくてもいいねん。楽しんでくれたら。」とのことでしたが、ヤンさん、芸が細かすぎます。
恐れ入りましてございます<m(__)m>

9月のプライベートレッスン

今日は、とっても涼しく感じる日で「秋になったな~」と思います。
というか、今年の夏が暑すぎたのでやっと涼しくなったというべきなのかも。
9月のプライベートレッスンの報告です。

1日目
「アリョーヌシカとイワーヌシカ」『魔法の馬』岩波書店
先月、「りくでも海でもはしる船」を読み物としての文章を聞いて分かりやすい文章にするために少し手を入れるという作業をされましたが、今月は別の方がこの勉強に臨まれました。
わたしは惜しくも参加できませんでしたので、ご本人から頂いた感想を乗せさせていただきますね。
”自分なりに考えた案を事前にヤンさんに送って、当日そちらを読み上げて、再度考えて手を入れました。おはなし選びは、ほとんど語りの森のテキストからしていたので、できるだろうか?と不安に思いながら向き合いました。疑問を持つ、違和感に気づく、語法が活きているか、耳から聞いてわかるかなど。ヤンさんには経験に基づくアドバイスをたくさんいただきました。特に学んだ事は「テキストをそのまま活かすところ」です。変えない方がいい所、変えてはいけない所があります。その言葉が表現する雰囲気、人物の行動や会話文による場面の色。それを変えてしまったり、取ってしまうと、その雰囲気や色合いが「なくなる」わけです。それはストーリー全体の奥行きにも関わります。これが分かるようになるには、読んだり、聞いたり、文学的なものに触れていくことが大事ですかね。いつもと違う楽しさがありました。ありがとうございました。”

2日目
「北林家の狸」『ナーミンのためのならのみんわ』
共通語のテキストを日常語になおす作業をされました。
もうだいぶと慣れられて、すいすいと自分の言葉になおされているように思いました。
熱心に途切れることなくプライベートレッスンを続けられているのを拝見しているのでまさに「継続は力なり」を体現されています。
この話は笑い話ではありませんが、参加者さんが今興味を持たれている笑い話の語り方についての話が出ました。
そこでヤンさんが言われた言葉が心に残りました。
語りはその都度その都度、語りの現場で成立するかどうかを考えたほうがいいのではないか。
何度も語ると慣れてくるし語り方も成熟してくるけれども、語りの現場はその日の聞き手とどんな関係を作れるか、やってみないと分からないところがある。
ストーリーを聞かせる話は聞き手もついてきてくれるのでいいけれど、笑い話はどこで受けるかわからない、予測がつかない。
自分の考える間と、子どもたちの間は合致しなことのほうが多い。
そして、子どもたちと語り手の人間関係ができていたら、笑ってくれやすい。
笑い話はその意味で高度である。
ほんとにそうですね。
〝高度〟とおっしゃたときに、身が縮む思いと引き締まる思いがしました。
自分では、笑い話の間はある程度分かっているつもりでしたが、大人の間と子どもの間が合うとは限らないということを考えていませんでした。
わたしは幼稚園のころから毎日のようにテレビで漫才を見ていたので(関西人あるある)、大人とこどもの間が違うなんて考えもしませんでした。
新しい発見!
ありがとうございました(‘◇’)

9月の日常語クラス

朝晩は、少し過ごしやすくなってきましたが、みなさんのところではどうでしょうか?
とはいえ、日中はやはり暑いです!
そんなことにはめげずに、日常語クラスの勉強会が行われました(‘◇’)

この日は、たまたまなんですが語りのエントリーばかりでして、予期せず楽しい語りの会のようになりました!
「さるかにがっせん」『語りの森昔話集4』語りの森
「危機一髪」『語りの森昔話集5』語りの森
「かちかち山『語りの森昔話集4』語りの森
「舌切りすずめ」『日本の昔話2』福音館書店
「あちちぷうぷう」『語りの森昔話集4』語りの森
「ゆうれいのおんがえし」『子どもと家庭のための奈良の民話一』京阪奈情報教育出版
ヤンさんの語り 「母のめだま」『子どもと昔話18号』古今社

自分はエントリーしていなくて聞くだけなので申し訳ないですが、ほんとに楽しい〝おはなし会〟でした!
たっぷり聞かせていただきました(^O^)
お勉強の時間の中でわたしが特に共鳴したのは、〝行くが行くが行くと〟について、笑い話の語りの難しさ、そしてどんな姿をもつ話でも子どもを傷つけないように語れる語り手の技量を身に着けたい、の三点でした。
他にもいろいろ課題やアドヴァイスはありましたし、どれもいい学びをいただきました。

ここでお知らせなんですが、日常語クラスは今回でおしまいになります。
開催側の事情がありまして、残念ながら今までと同じように続けることを断念いたしました。
今後は、メンバーがそれぞれの経験に基づいて初級クラスと中級クラスにわかれ、そこで日常語の語りを勉強していただくことになりました。
引き続きこれからも頑張ってくださいね。
ヤンさん、今後ともどうぞよろしくお願いします(^O^)/