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3月のあったかペーチカ

ここ最近の雨風で、梅の花も散り散りに舞っていますね。再び、別れと出逢いの季節が巡ってきました。そして、桜の開花を待ちつつ、この気持ちを味わい、季節の移ろいを感じたいこの頃です。花粉のおかげで、鼻や目からは汁も出ます。春は何かと忙しいですが、今回のペーチカは、10人の参加がありました。

だんまりくらべ  『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森

雪女 『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

世界でいちばんきれいな声『おはなしのろうそく11』東京子ども図書館

命の水 『語るためのグリム童話5』小峰書店

しっぽ釣り 『日本の昔話5』おざわとしお/再びた話 福音館書店

靴をはきつぶすお姫さまたち 語りの森HP

雪娘 『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

いばら姫『語るためのグリム童話3』小峰書店

パティルの水牛 『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』語りの森

たにし息子 語りの森HP

Mさんの紹介絵本

「どいてよ へびくん」 五味太郎 偕成社

「へびのみこんだ なにのみこんだ?」作/tupera tupera  えほんの杜

「へびくんのおさんぽ」作・絵/いとうひろし 鈴木出版

「うまれたよ!ヘビ」写真・文/関慎太郎 岩崎書店

「ヘビのひみつ」写真・文/山内りゅう ポプラ社

「まるのみ へび」 花田鳩子/文 植垣歩子/絵 大日本図書

「さるのせんせいとへびのかんごふさん」穂高順也/文 荒井良二/絵  ビリケン出版

「へびのニョロリンさん」富安陽子/文 長谷川義史/絵

盛りだくさんのおはなし会、またもや満たされました。新年度を控え、おはなしおばさん達はせっせと語りの世界で遊び、学び合い、この豊かな時間さえも、おはなしを通して子ども達への贈り物になるんだなぁと思います。そして、Mさんは「へび」で絵本を探されたそうで、ノートにはまだまだ沢山のへび絵本が書かれていました!いつも知らない絵本に出会えて嬉しいです。あ、12月は「貧乏神大会」ですよ~!まだ先ですが、時々告知しますので、おはなしを探してみてください~🎵

次回は4/13(日)10:00頃~

2月の大人のためのおはなし会

昼間の気温が少し上がり、日差しに暖かさを感じる日が訪れました。とは言え三寒四温、まだまだ寒い日がありますので、油断せずに温かくして過ごすのがよさそうですね。おはなし会テーマは鬼。7名の方が足を運んでくれました。

おはなし「地獄へ行った吉兵衛さん」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森

絵本「ふくはうち おにもうち」内田麟太郎/作 山田孝/絵 岩崎書店

おはなし「まぬけなトッケビ」『おはなしのろうそく30』東京子ども図書館

おはなし「ミアッカどん」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子/編・訳 福音館書店

絵本「つのはなんにもならないか おにのこあかたろうのほん」きたやまようこ/作・絵 偕成社

おはなし「鬼子母神とザクロ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版

絵本『おにたのぼうし』あまんきみこ/作 岩崎ちひろ/絵 ポプラ社

色んな鬼が出てきました~。地獄の鬼、節分の鬼、韓国の鬼、イギリスの鬼、鬼の子ども、鬼子母神。最後はあまんきみこさんと岩崎ちひろさんが描く優しい鬼でした。おにたが、「おにも色々いる」と悔しそうに言っていたのです。鬼の気持ちを考えたことはなかったなぁと思いました。中国では、鬼というと亡くなった人や魂のことをいうそうです。人の心が作り出したであろう鬼の存在ですが、京都の有名な伝説では「酒呑童子」のはなしがありますね。本当にいたんだよ~と語り継がれてきたものです。目に見えない恐ろしいものを存在しているものとして、語り、描き、おはなしの中で生き生きと動き回る鬼達。お祭りなんかでは実際に鬼が登場して、子どもたちが泣き叫ぶようなことも。そんな鬼達は、私たちの背筋をしゃんとさせてくれる、そんなありがたい存在なのかもと思いました。おはなし会では、「ふふふっ」と笑ったり、先輩の鬼っぷりが最高~と喜んだり、心が温まったりと、大人なのに情操を育むという表現がぴったりな時間でした。心に響くプログラムをがんばって準備していますので、どなたでも気軽にお越し下さい~。

次回:3/21(金)テーマ「桃の節句」

2月の語りクラス

1月はお休みでしたので、久しぶりの語りクラスでした。皆さんわいわいと言葉を交わす最中、ヤンさんが出欠を取ります。「○さーん!」「はいー!」「△さーん!」「見かけましたので来てますー!」など、そんな様子を眺めながらこの一時に小さな笑みを浮かべるのです。ここ数ヶ月は語りのエントリーをしていないからそんな余裕があるのか。他にもそんな方がいるかも?語る方はそれどころではありませんもんね。あいすいません。さてさて、今日も心地好い緊張と共に楽しい時が始まりました。

手遊び ごんべえさんのあかちゃんがかぜひいた

「目ん玉落とした医者様」『語れやまんば5』藤田浩子の語りを聞く会

「かしこい羊飼い」『おはなしのろうそく34』東京子ども図書館

「プレッツェモリーナ」 『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』語りの森

「世界でいちばんきれいな声」『おはなしのろうそく11』東京子ども図書館

「パティルの水牛」『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』語りの森

入門クラスを終えた方「眠り虫の次郎」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森 

ヤンさん「ホレばあさん」『語るためのグリム童話2』小峰書店

この度は入門クラスを終えた2名の方が、見学に来られました。そのうちお一人は、先月最後のクラスに参加できなかったとのことで、発表の場として語っていただきました。堂々としておられ、素敵な語りでした。新たな門出に立ち会った喜びを感じ、晴れやかな気持ちになりました。ご本人は先輩方を前にして、さぞ緊張されたことでしょう!聞かせていただきありがとうございました。ヤンさんは、「自分の内から出てくるものをそのまま語り、子どもたちの声を受け取っていけば語りが自然と変わっていく」と言われました。初心に返りました。子どもたちの声は、語り手を育ててくれる贈り物ですので、あんな反応してたなあ~で終わるのでなく、あんな反応があるってことはそうか!という気付きになるように、語りの姿勢を調えて臨みたいです。ですので、語りに向くテキストでない、語り手との関係が不十分、語り手が緊張して子どもたちも緊張している、イメージを届けられていなくて子どもたちがおはなしから離れている(恐ろしい状況です😱)というようなことになると、反応が表れにくくなる。今日の語りの中でも「おはなしの姿」を捉える話がありましたが、語り手が捉え損なうと、聞き手は笑いたいところで笑えない、なんか変だなという違和感が漂います。おはなしの姿については→こちら 語り手の感性で選ばれたおはなしは、その人のすき!共感!伝えたい!の気持ちがぴったりあったものですし、その人にしかできない語りとなるものです。(どなたかの語りを見てあんな語りがしたい!というのは別です。うまくいかない事が多いそうです)語る責任を心にほどよく留めて、確認をしてから取り組みたいです。今回も忘れかけていた事を思いだし、色んな偏りを戻すこととなりました。「語り この愉しき瞬間」にもすべて書いてありますし、手の届くところに置いておきます!私事ですが、今手元にあるのは宮部みゆきの「きたきた捕物帖」でして、3から読み出したおかげで1と2を読みたくて、さくさくと時間を費やしています。何でもそうですが、没頭する事って子どもも大人も大事ですね。届ける語りも、そんな最高の瞬間にできるように準備します。語りのエントリーもしま…一年を回せるだけのレパートリーを獲得したからか、プライベートレッスンで濃密な時間を過ごすことに甘えているのか、自分の都合のいいように怠けているのです(-.-)語りクラスで語られる皆さんの姿勢は素晴らしいです。いつも楽しみにしております。

次回は3/11(火)です

2月のあったかペーチカ

先週は雪がよく降りましたね~滑らないようにと気を付けながら、犬の散歩に行きました。いーぬは喜び♪という歌詞の通り。うちの犬は興味深々で気持ちも落ち着かず、しっぽをぶんぶん振っておりました。

一週間あっという間でして、少し時間が空いてしまいましたが、9名参加のあったかペーチカがありました。

「あなのはなし」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館

「かしこい羊飼い」『おはなしのろうそく34』東京子ども図書館

「鬼の面、お福の面」『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』語りの森

「ロバの耳をした王子さま」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森

「ラプンツェル」『語るためのグリム童話1』小峰書店

「地獄に行った吉兵衛さん」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森

「幸せハンス」『語るためのグリム童話5』小峰書店

「鬼子母神とザクロ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』村上郁再話 京阪奈情報教育出版

Mさん絵本紹介(スージー・リー/絵)

『いつかまたあおうね』パット・ジトロー・ミラー文 偕成社

『せん』スージー・リー/作 岩波書店

『あたしのすきなもの、なあんだ?』バーナード・ウェーバー/文 松川真弓/訳 評論社

『なみ』 スージー・リー/作 講談社

『どうぶつえん』スージー・リー/作 松岡礼子、姜汶政/訳 サウザンブックス社

『ALICE in wonderland』スージー・リー/作 Maurizio Corraini

『わたしを描く』曹文軒/作 甲明浩・広松希子/訳 あかね書房

『なんて いいひ』リチャード・ジャクソン/作 東直子/訳 小学館

『このあかいえほんをひらいたら』ジェシー・クラウスマイヤー/文 石津ちひろ/訳 講談社

『かげ』 講談社

いつものことですが、おはなしのプログラムはもりだくさん、聞き応えのあるものになりました。みなさん各所語りの場で語られる予定とのこと。ヤンさんは今回「幸せハンス」をメルヒェンのお蔵から解き放たれました!語った時の子ども達の顔やエピソードが思い出されるそうです。(過去のブログ→こちら)その後の再話での、おはなし選びにも影響しているなんて、素敵な巡りが起こるんですね。

絵本は四冊読んでいただいて、気に入ったもの、借りたいものなどをみなさん選ばれていました。スージー・リーさんの絵はほっとする優しい線と色ですね。

次回:3/18(火)10:00~ どなたでもお気軽にお越し下さい(^^)

1月の大人のためのおはなし会

テーマは「お正月」2名の方がご参加くださいました。

絵本 「おもち」彦坂有紀・もりといずみ/作 福音館書店

おはなし 「笠地蔵」『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

絵本「十二支のお節料理」川端誠/作 BL出版

おはなし「貧乏神」語りの森HP

絵本「鬼ぞろぞろ」船崎克彦/文 赤羽末吉/絵 偕成社

絵本「どいてよへびくん」五味太郎/作 偕成社

おはなしファミリーでの集まりとなりましたので、和気あいあいとした和やかな雰囲気で開催しました。みなさん年末年始はどのように過ごされましたか~?大掃除はほどほどに、お節の準備やお餅味わったり、お正月気分を振り返るようなプログラムとなりました。おはなしや物語絵本は、大晦日から元日にかけての話や、出来事の始まりが大晦日というものでした。大晦日は、神様や鬼など異次元のもの達に会いやすい時なんだな~と改めて感じました。あちらの世界の声をちゃんと聞けているか、大自然の神々やご先祖さまへ感謝を示しているか。そんなことも思いました。そして、新しい年をいい年にしたいと願いますが、時には大変な苦難や受け入れがたい事もやってきます。まわりの人の助けも借りながら、自分もまわりを助けながら、できる事を増やして楽しんでいきたいところです!

おはなし会では、おはなしの世界を広げる要素も含まれていますし、また聞きに来たいなと思ってもらえるようなプログラムを組んでいます。しかも大人のためですよ!参加者みなさんとおはなしを通して、楽しい時を共有できたらと思います。次回は2/27(木)10:30~11:40 テーマは「鬼」です。外国の鬼も登場します。おたのしみに~(^^)