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北の魔女見習い

うり、初々しいいい匂い

 去年も、今年も、暑いですね😓 図書館おはなし会は8月17日土曜日はお盆でお休み、今日は遅くなってしまいましたが先週8月10日の図書館おはなし会の報告をします。一週間留守にしていた間に、蝉はツクツクボウシにかわり、夜には虫が鳴っているので帰ってきてビックリしているおらふです😊
 
 8月10日 子ども10人、おとな9人

手あそび くーるぽん
おはなし 「うりひめのはなし」『おはなしのろうそく12』東京子ども図書館
絵本 『ヴィンセントさんのしごと』乾栄里子 文/西村敏雄 絵/福音館書店
絵本 『どしゃぶり』おーなり由子 文/はなこうしろう 絵/講談社
絵本 『どんめくり』やぎたみこ/ブロンズ新社
手あそび さよならあんころもち

 おはなしに合わせて畑から自作の「ウリ」を持って来てくれたヤンさん。とってきたばかりだから、ウリの新鮮なにおいがいい匂い😊
 メロンが最高級品だった昔、庶民は「あんまりおいしくない」といいながら、マクワウリを大事そうに食べてましたよね。そのウリとは違うのでしょうか、ヤンさんは「お漬物にするウリ」と説明していました。形も丸ではなくて細長いシマのある緑のウリです。
 さて、ヤンさんの「瓜子姫」は、おはなしをはじめたころに覚えたものだそうで、ろうそくからのものですが、日常語です。その風景を見ていると、お家で子どもたちにおはなししているみたい。語り手と聞き手の距離がとっても近くて、子どもたちも自分のためにおはなししてくれてると感じるようです。
 ヤンさん「瓜ひめ、いるか」
 子ども 「!」
 ヤンさん「戸をあけてくれや」
 子ども「……だめ」
 ヤンさん「指のはいるほどあけてくれ」
 子ども「(うでをばってんにして)ダメ!」
 ヤンさん「手のはいるほどあけてくれ」
 子ども「(ばってんをさらに協調して)ダメダメ!」と、どんどんダメダメ言ってくれるんだけど、瓜ひめは頭の入るほどあけてしまって、子どもたちは「あ~」
 『おはなしのろうそく』の「話す人のために」記載されている「あまんじゃくが瓜ひめに戸を開けさせるまでのかけ合いが山なので」のとおり、もうそのまんま、見ているこっちは楽しいですが、聞いてる子どもたちは(またうまいこと女の子が多くて)ヒヤヒヤドキドキしていたことでしょう。あ~楽しかったです!絵本も暑さで弱った身体と心を和らげてくれました😊
 
 瓜子姫は子どもの頃に読んだ日本の昔話の中でも読む本によっていつも違うなぁと思っていたおはなしでした。青森から鹿児島まで全国に広く分布してバリエーションに富んだ話型とのことで、主に東北は瓜子姫は殺されてしまうし、岩手の方には姫の皮を剥ぐはなしもあるとか。でも、今回の長野県飯山の「瓜子姫」はハッピーエンドな形ですが、近辺の「おしらさま」には馬を桑の木にかけて皮を剥ぐというシーンもでてきます。マクワウリも美濃の国の真桑村がその名の由来とされているけど、各地で栽培されその土地のマクワがあるし、似ている言葉は出てくるけれど全然つながらない😓  昔話は奥が深くてとっても不思議です。とにかく8月27日の「ねずの木」とっても楽しみです!

 

おはなしが好きみたいで

 暑い暑い夏真っ盛りですが、立秋を過ぎたら日が傾いたみたいで、ますます日当たりよくなった気がします。暑すぎます😓
 さて、遅くなりましたが、先週8月3日土曜日の図書館おはなし会は、ヤンさんお休み、おらふの先輩が担当しました。たくさんの来館者でしたので、にぎやかにはじまりました~

 子ども15人 おとな7人

手あそび ちいさなはなけ
おはなし 「傘屋の天のぼり」『日本の昔話3』おざわとしお/福音館書店
絵本 『なつはぐんぐん』五味太郎/小学館
絵本 『しまりずくのぼうけん』マリア・テルリコフスカ作/ボフダン・ブテンコ絵/内田莉莎子 訳/福音館書店
絵本 『なんかひとりおおくない?』うめはらまんな/BL出版
手あそび さよならあんころもち

 暑いし集中力も散漫しがちなのでは……の心配もよそに、よくおはなしについてきてくれました。というのも、あの読書好きの3歳さんが4月から年中さんになり、ますます上手におはなしを聞くようになっていたのです!みんなもそれにグイグイ引っ張られて、いよいよクライマックス、
「青い窓があるが、のぞいてはいかんぞ。のぞくとおそろしいめにあうぞ」
子ども 「……あ」
「すると、雲のあいだに青い窓がありました。」
子ども 「あーあけたらあかん!あー!!」
 向かい合わせでおはなししていた先輩は、最高にかわいい顔がみられたことでしょう😊
 後の絵本も集中力もきれずに、それどころか『なんかひとりおおくない?』では、正体がざしきわらしとわかりはじめると、各ページごと丁寧に「あ!いる」「あそこにいる!」と群がることもなく指差しして楽しんでいました。なんか感動です。子どもは構いすぎても、構わな過ぎてもだめ、ちょうどいい塩梅がいいんですよね。ホントにホントに、お母さん、お父さん、子どもたちを大事に育ててくれてありがとうございます!

リラ~ックスおはなし会

 梅雨明けしましたね!暑いです😓今年は土用の丑の日が二回もあるんですか⁈ う~ん暑い夏の予感……。
7月20日土曜日の図書館は、たくさんの人の熱気でクーラーのききも悪いのかなと思うほどです。

子ども13人 おとな8人

手あそび ちいさなはたけ
おはなし「三匹のくま」『語りの森昔話集4』村上郁/語りの森
絵本  『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック/じんぐうてるお訳/冨山書房
絵本  『いわしくん』菅原たくや/文化出版局
絵本  『ふしぎなナイフ』作:中村牧江 林健造/絵:福田隆義/福音館書店
絵本  『パンダおかおたいそう』いりやまさとし/講談社
手あそび さよならあんころもち

 夏休みに入ってすぐの土曜日ということで、お出かけはまだ先なのかな。でも、気分は夏休み。子どもは素直ですよね、みんなずいぶんリラ~ックスしてきいていました。しかしツッコミは忘れません。表紙のかいじゅうをみて「こわそー」と、そんなにこわそうでもなさそうに言ってみたり、「ぼくはおよいだ」のいわしに「えっ⁈」と反応したりと、かわいいのです。季節の変わり目でしたので、集中力も落ちてしまいますが、常連さんがおはなし会に来てくれるのは本当にうれしいです。ヤンさんの鈴がなるようなきれいでかわいい声が、おおきいでっかいくまと、ちゅうくらいのくまと、ちいさいちっぽけなくまを楽しそうにおはなししているのを聞いて、と~っても幸せな気持ちになりました😊

かめはまんねん

 梅雨空の三連休の7月13日土曜日、図書館おはなし会はたくさんの人が集まってくれました😊

子ども 19人 おとな 9人

手あそび ちいさなはたけ
おはなし 「かめのピクニック」『語りの森昔話集2』村上郁 再話/語りの森
おはなし 「ちいさなのはら」『小さなおはなし集1』おはなしかご
絵本 『かめのおひるね』山﨑克己/福音館書店
絵本 『かめまんねん』ほんまわか/文研出版
絵本 『かえるがみえる』まつおかきょうこ さく/馬場のぼる え/こぐま社
絵本 『かさ』太田大八/文研出版
絵本 『なんていいひ』リチャード・ジャクソン作/スージー・リー絵/東直子 訳/小学館
絵本 『これはのみのぴこ』谷川俊太郎 作/和田誠 絵/サンリード
手あそび さよならあんころもち

 かめつながりでホントに楽しいおはなし会でした。見て下さい、このステキな本の数々。まず、じわじわくる~という感じの、おはなし「かめのピクニック」。自分だったらどうするか考えながら、おはなしが進んでいくので、知らず知らずのうちに入り込んでしまいます。でも子どもたちは真面目に、とっても真剣に聞いていたそうです(笑)小学校高学年くらいなら、おもしろさを味わえるですけどね😊
 最近は缶詰がプルトップ式になってしまって、缶切りが必要なくなって、このおはなしのおもしろさが伝わりにくくなりつつありますよね。1800年代半ばに登場した缶詰ですが、缶切りで開けられるようになったのはその50年後だとか。私たちに身近だったものが、ほんとうに昔話のアイテムになるってことですか……。それにしてもこのカメの家族は、今もまだまだ働き盛りの若いカメさんってことですよね⁈カメは万年恐るべし!
 そしておはなし会目指して息を切らして汗かいてき来てくれたのに、時間に遅れてしまった子どもさん3人のために、おはなし「ちいさなのはら」をしてくれました。良かったね😊続く絵本の数々が梅雨のうっとうしさを忘れさせてくれる面白さ、ぜひ一度読んでみてくださいね!大人も子どももとっても楽しいおはなし会でした😊

楽しいは今も同じなのね

 ちょっと前まで帰宅すると真っ暗な玄関に蛍がチラッと迷い込んだりしていたのですが、最近はもう見かけなくなりました。蛍、これからと思うんですけど…。
 さて、6月15日土曜日図書館のおはなし会は、おはなし会目指して来てくださる方が多くなってきたなぁと、とっても嬉しくなりました。
 
 子ども11人 おとな6人

手あそび ちいさなはたけ
おはなし 「あなのはなし」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
絵本 『あな』谷川俊太郎/和田誠 絵/福音館書店
絵本 『いちねんせい』谷川俊太郎/和田誠 絵/小学館
絵本 『はなのあなのはなし』やぎゅうげんいちろう/福音館書店
絵本 『ふんがふんが』おおなり修司/丸山誠司 絵/絵本館
手あそび さよならあんころもち

 なつかしの「ちいさなはたけ」💓楽しいですよね!大人も子どももめっちゃ笑顔!私こういうのホントに楽しいです!大好き!そして今日のおはなし、みなさんよくご存じの「あなのはなし」、楽しいですよね!それから、谷川俊太郎の詩集『いちねんせい』から「あな」と「わるくち」。子どもたちを取り巻く環境は変化しているはずなのに、何年経っても子どもたちの楽しみ方はおんなじ。変わらないんですね!感動しました😊そのつぎは『はなのあなのはなし』おもしろいけど、かがくのともですから、楽しくきけるのはワザありプログラムだからこそですよね。さすがヤンさんの究極の一年生プログラム‼ さいごは『ふんがふんが』で笑って、はい、おしまい。楽しかったで~す😊