「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

ヤンさんのお話が子守うた

毎日毎日暑い日が続いていますが、おげんきですか?
ホント、暑すぎますよね。ウナギを食べてもこの暑さには勝てません😭
先週土曜日(7月27日・土用の丑の日!)の図書館おはなし会の報告です。
この日は朝から雨が降ったり、やんだり、すごく降ってきたりで、
そのせいかお客さんも少なめ……。(子ども8人、大人2人)

 手遊び   「メロンパン」
 おはなし  「カンチルとわに」語りの森昔話集3しんぺいとうざ 村上郁再話
 おはなし  「ヤギとライオン」子どもに聞かせる世界の民話 実業之日本社
 絵本    「ぼうし」  井上洋介え・ぶん イースト・プレス
 絵本    「わたしのおじさんのロバ」 トビー・リドル作 あすなろ書房
 絵本    「なつはうみ」 内田麟太郎ぶん 村上康成え 偕成社
 手遊び   「さよならあんころもち」

「カンチルとわに」って、話しの流れからイメージがしやすくて、
「あんたは丸太か、わにさんか~♪」は、キタキタって、かんじですよね。
「もしもあんたが、〇〇なら、くるりと~♪」ここで、また
改めてイメージするんですけど、 〇〇は、丸太?わに? 
そのとき、間髪入れず、「丸太やろ!」と常連女の子。すごい!
なぜ、言葉が即座にでるかというと、寝る前にはヤンさんの音声を聞きながら
眠りにつくんですって。ほぉ、そういう使い方もあるのですね!
どうりで冒頭「カンチルってしってる?」に「シカ!」と答えていたわけだ。
そして最後、カンチルが通りがかりのとらに、
「ねえ、とらさん。あんた、野ぶたをほしくないかい」
「野ぶたは大好物だ。どこにいるんだい」「そこの穴だよ」~
カンチルはどこにもいませんでしたとさ。ここで、
「え?もう終わり?カンチルは?」と質問する女の子。
ヤンさんが、あれこれ紐解くと、「あぁ、そうか!」と嬉しそう。
今週は、和気あいあいとしたおはなし会でした😌

夏のおはなし会🍉

夏休みになると、幼・少・中のおはなし会がなくなって、図書館と学童保育だけになります。
目新しい話を聞いてもらいたいし、それに、レパートリーの貯金もしておこうと思うんだけど、毎年計画倒れです。
むか~しむかしの夏休みの宿題とおんなじね。
みなさんはいかがですか?

きょうは、学童のおはなし会。
二クラスに分かれたので、たった14人。和気あいあいと30分を過ごしました。
おはなし「うりひめの話」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館(日常語で)
おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
絵本『あそびにいこう』マイク・クラウト作/福本友美子訳/マイクロマガジン社
絵本『かめくんのさんぽ』なかのひろたか作/福音館書店
おはなし「ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店

子ども「川から流れてきたはなし、知ってる!」
わたし「あ、そうなんや。桃が流れてきた話は?」
子ども「ももたろう!」
わたし「ほな、箱が流れてきた話は?」
子ども「はこ太郎!」
わたし「・・・・」
わたし「あんな、箱の中に犬が入ってるねん」
子ども「はこいぬ太郎!」
わたし「あれれ?ここ掘れワンワンっていうの知らんか?」
子ども「・・・?」
ううむ。つぎは「花咲かじい」をしなくては。季節はずれやけど。

「うりひめ」は、瓜の季節にぴったり。「ヤギとライオン」は、夕立の季節にぴったり。
『あそびにいこう』は、「ちいさなエリオット」シリーズで、夏の巻です。遊園地の乗り物に、子どもたちはワクワク。こわがり屋の主人公のエリオットに、笑いが起きます。でも、この子たちはやさしいので、やっとエリオットが安心して楽しんでいるのを見て、喜んでいましたよ。
『かめくんのさんぽ』は幼児向きだけど、こういうのも一冊入れておくと、1年生がほっとするのです。
最後の「ちいちゃいちいちゃい」で、みんな飛びあがって、おちまい!

こんな日もあるんですね

ヤンさん、前回報告に早速のコメントありがとうございます。
昨日「今日も楽しみ!」っといった、その図書館おはなし会(7月20日土曜日)
の報告でございます。
ムシムシと暑い毎日に体力も奪われてしまいますが、みなさん、お元気ですか?
子どもたちは、いつの間にか、夏休みですね!
そのせいか、おはなしのお部屋はぎゅうぎゅうでした。子ども27人!大人8人!
しかし、しかし、はじまるというのに、常連さん、ウロウロ、
初めて来てくれた子どもたち、たくさん。なかでも
男の子が二人、ヤンさんが話してる横で、なぜか直立不動...。

 ――と、いう感じで、おはなし会始まりました~💛

 手遊び  「メロンパン」
 おはなし 「ギーギードア」
 絵本   「コートニー」 ジョン・バーニンガムさく ほるぷ出版
 絵本   「からだがかゆい」  岩合光昭しゃしん 福音館書店
 絵本   「まんまるおつきさん」 ねじめ正一さく 偕成社
 手遊び  「さよならあんころもち」

自分に気持ちを向けてほしい思いがあるのか、ヤンさん横で男の子二人は
聞き手とじぃーっと対峙して、何を思ったことでしょう。
おはなしは聞き手自身が主人公。
その二人に、たくさんの主人公を経験してほしいな、の思いを込めて、
帰るとき「また、来てね!」と声をかけると、
「仮面ライダー〇〇ってしってる?」と、たくさんの仮面ライダーの名前を
いって(教えてくれて)帰っていきました。
あれやこれやいうみんなの声に、ドアのギーギーが聞こえない「ギーギードア」、
常連さんのお母さまが「こんな日もあるんですねぇ」と帰っていきました。
また別の常連さんのお母さまも「ホントに、こんな日もあるんですねぇ」
と帰っていきました。(お母さまがた、おやさしい)
でも、ヤンさんはどんな時でも最善を尽くしていたのです!
「コートニー」もみんなよく聞いてよかったし、
「からだがかゆい」では、こっちもかゆくなってきたし、
「まんまるおつきさん」も、みんな集中力切れかかったてけど、
なんとかつっこみ入れようと頑張っていた姿も面白かった!
「さよならあんころもち」では、みんななんだか ‘ホッ’ っと
したように見えましたよ😊
図書館おはなし会、ほんと、何が起こるかわかりませんね~

ハイ、おしまい

まだまだ開けそうにない梅雨に蝉の声………。
ごめんなさい!先週の土曜日(7月13日です)の図書館おはなし会の報告です!

7月13日といえば私の住んでいたところではお盆でした。
もともとのお盆は旧暦の7月15日でしたが、今も新暦の同じ日付で
お盆をするそうです。京都はやっぱり旧暦なんですね☆
先祖の霊が訪れる7月13日には迎え火をともして、そして、
きゅうりやなすに割り箸をさして精霊馬をつくるのは、子どもの私たちでした。
今の子どもたちもこんなんしてんのかな~

さぁ、子ども16人、大人5人、どんなおはなし会❓
 手遊び   「メロンパン」
 おはなし  「うりひめのはなし」 おはなしのろうそく12より
 おはなし  「アナンシと五」
 絵本    「そらから ぼふ~ん」 高畠那生 くもん出版
 絵本    「おべんとうめしあがれ」 高原美和 絵 視覚デザイン研究所
 絵本    「おやおやおやさい」 石津ちひろ 福音館書店
 手遊び   「さよならあんころもち」

先週と打って変わって常連さんがゾロゾロ、ウロウロ。
しかし、さすがに耳がいい、
「瓜ひめが機を織っていると、山からあまんじゃくきて~」で、ピタッ‼
と動きが止まるんですね。「うりひめのおはなし」はヤンさんの日常語です。
だからウロウロしていても耳に入ってくるのでしょうか。
話が入ってくれば、もうノリノリです。
どこでヤンさんをいじってやろうかと待ち構えています。
「おべんとうめしあがれ」、一ページごとのごちそうに、なぜか、
「ハイ、おしまい」の合唱。続いて、
「おやおやおやさい」の韻をふんだような言葉遊びにまた合唱して、
楽しんでいましたね~。私もこの本こうすると生きるな!っと勉強しました。
こんなふうに、おはなし聞いて、ちょっと参加して、子どもは大満足。
おはなしの部屋に入ってきたときのイライラ顔もどこへやら、でした。
今日もどんなんかな~。楽しみ!

7月のおはなし会2🎋🎋

7月8日(月)
5歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「舌切りすずめ」村上再話(日常語)
ろうそくぱっ
日常語の語りに少し慣れてきました。
わたし「つづらの中からお化けが出てきて、おばあさんをかみ殺してしまいました」
子どもA「なんで?」
子どもB「すずめの舌を切ったからやん」
わたし「(心の中で)Bちゃんありがと~」
おとなになると、子どもの「なんで」の意味が理解できないことが往々にしてあります

7月9日(火)
中学2年生 朝15分
おはなし「まほうつかいの弟子」『しんぺいとうざ』村上再話/語りの森
ブックトーク『クラバート』
きょうの聞き手たちは、完全の中の不完全を現出していました。
全員がピタリと語り手を見つめてファンタジーの世界に遊んでいます。
が、まんなかの一番前にすわっていた彼女だけは、休むことなく持ち物検査をしていたのです(笑)
ときどき、目がピタッと合います。きれいなまん丸い目でわたしを見つめます。
で、また体操着をたたみはじめます。
なんだか彼女とゲームをしているような錯覚に落ちいりました。
話が終わってブックトークの時、「プロイスラーっていったら『おおどろぼうホッツェンプロッツ』を書いた人ね。読んだことある?」ってみんなにきいたら、彼女だけが、こっくりとうなづいてくれました。にっこりほほえんで。
ずっこけましたあ~

7月11日(木)
4歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「あなのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『はぐ』佐々木マキ作/福音館書店
ろうそくぱっ
幼い子は聞く態勢がしっかり整ってからでないと語り始めてはいけない。
一クラスは失敗。まだごちゃごちゃと用事があったようですが、OKなんだと思って始めてしまいました。
用事をしながら聞くということはまだできないのね。
ストーリーのあるおはなしは冒頭が分からなければ楽しめない。

7月12日(金)
支援学級 朝15分
絵本『ぼくはおこった』ハーウィン・オラム作/きたむらさとし訳/評論社
絵本『こねてのばして』ヨシタケシンスケ作/ブロンズ新社
絵本『はぐ』佐々木マキ作/福音館書店
絵本『うし』高畠純絵/内田麟太郎詩/アリス館
絵本『ほね』堀内誠一/福音館書店
わたし「おはようございます」
子ども「おはよーございます。ひさしぶりや」
ほんと、去年までは毎月あったおはなし会が、今年は学期に一度です。だから、3月以来。
喜んでくれましたよ。
わたしもうれしかった。まるで、嫁に孫をひき離されたようなって、いいすぎか(笑)
あるところに孫がおばあちゃんと住んでいました。ある日、塾の先生がやって来て、きょうからはお勉強をしなくてはいけません。つまらないむかし話はもうやめましょうといいました・・・
いや、ちがうな。『クマのプーさん』の最後やね。クリストファーロビンが学校に行くことになって、森を離れる場面。
とはいえ、めったに会わないから、会えた時は珠玉の時間を過ごせるね。楽しかったよ~