「児童文学を読む」カテゴリーアーカイブ

アンデルセン再読🦢

『世界で読み継がれる子どもの本100』⇒こちら
第3作はアンデルセン。

幼児のころ、人魚姫、親指姫、みにくいあひるの子、はだかの王さま、マッチ売りの少女、なんかを絵本で読んでもらっていました。
クリスマスプレゼントに「雪の女王」をもらったんだけど、今回再読して懐かしかったのは、マフ。そのとき、あのふかふかのマフの存在を知ったのでした。それと、プレゼントにはスィートポテトももらって、わたしにとって「雪の女王」は今でもスィートポテトの香りがするのです。

高校・大学のころ、岩波文庫のアンデルセン(旧版)にはまってしまって、全十巻を何度も何度も読みました。
あの頃好きだったのは、「柳の木の下で」「プシケ」「天使」「鐘」

じつは、いま、語れる形にできないかと再話を試みています。
情景描写が丁寧で、それがアンデルセンの世界の美しさでもあるので、聞いて分かるイメージできる文章にするのはとっても難しいです。
でも、わたしにとって再話は、その話を深堀する一つの手段なので、とっても楽しい。
そのうち、語りの森HPでアップしますね(^///^)

アンデルセンを読むなら、おすすめは、『完訳アンデルセン童話集』大畑末吉訳/岩波文庫 です。

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昨日のホームページ更新は《日本の昔話》「魚の玉」⇒こちら
沖永良部島の昔話。大好きな話です!

グリム再読❓❓❓

『世界で読み継がれる子どもの本100』⇒こちらの2作目は「グリム童話集』

いまさらなので、再読はしてませんo(^▽^)o

著者コリン・ソルターさんのことばから。

普遍的なテーマーそれは、生と死、善と悪、愛と欲、そして見返りを求めぬ心。人びとが物語を語り継ぐようになると、こうした人としてのありようがさまざまに描かれた。このような民話は時代や国境を超え、心の琴線にふれる。子どもでも大人でも、わけへだてなく。

この言葉にそのまま共感するには、ちょっとおおざっぱかなあと思います。
ここでいう「民話」は、もう何千年と語り伝えられてきたし、それがどのように琴線に触れて来たのかは証明するものがない。
ただ、その民話を未来に向けて読むものにしたという点で、グリムさんはすごい。ソルターさんはそういうことをいってるのかな?

ここの情報で知ったんだけど、世界初の長編カラーアニメ映画って、ディズニーの「白雪姫」だったんだって。
1937年。(そら、日本、戦争で負けるわな)
これが、戦後日本に入ってきて、日本語吹き替え版が封切られたのが、1958年。
わたし、幼児期に、映画館で観てるのよね。
あざやかな色彩となめらかな動きに、ぼうっとなったことだけ覚えています。
そのあとは、毎日、近所の友だちとおひめさまごっこ!
グリムの改作であろうとなかろうと、とにかく幼い心をわくわくうっとりさせてくれました。

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アイキャッチは、手作りのカップとスプーンとお皿

ペロー再読📚

もうどうしようもないほど暑くって疲れ果ててたけど、台風がなぜか東のほうからやって来て、涼しくなって、ホッと一息。
被害にあわれたところ、少しでも早く日常がもどることをお祈りしつつ。

『世界で読み継がれる子どもの本100』⇒こちらの、第1冊目は『ペロー童話集』です。
ペローは、お勉強のためには何度も読んでるんだけれど、今回は、楽しんで読んでみました。世界で読み継がれているのは、楽しいからのはずですから。

ペローについては、昔話雑学にあるので見てくださいね。⇒こちら

当然ですが、グリム童話とはずいぶんストーリーが異なります。それがおもしろいんだけれど、それ以上に笑えたのが、各話のおまけについている「教訓」。
ちょっと紹介しますね。

「眠りの森の美女」の教訓
お金持ちで、人好きがしてやさしい
そんな結婚相手を手に入れるのに
あるていど待つということは
かなり、あたりまえですが、
しかし百年も、ずっと眠ったまま待つなんて
いまどきそんな女性はいませんよ、
そんなにおとなしく眠る女のひとなんて。
(以下略)

「青ひげ」のもうひとつの教訓
みなさんの気さえ確かなら
そして「世の中」のしくみにさえ気がつけば、
この物語はただの昔話だと
誰にだってすぐわかる。
こんな恐ろしい夫や、
不可能を要求する夫はもういない
いくらやきもちやきで、不満やでもね。
みんな、奥さんの言いなりだよ。
たとえひげの色が何色であれ、
どっちがご主人だやら、よくわからない。

上記の出典は『ペロー童話集』天沢退二郎訳/岩波少年文庫

解説がついていてお勉強になるのは、岩波文庫。
児童文学じゃないけどね。

みなさんも、ぜひ読んでみてくださいねヾ(^▽^*)))

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アイキャッチは、野洲の守貞って蕎麦屋さんのトマトそばです。
生そばでおいしかった。これまで食べた中でいちばん細いそばでした。

 

世界で読み継がれる子どもの本100🛋️

コリン・ソルター著/金原瑞人+安納令奈訳/原書房 2020年

コリン・ソルターは児童文学の研究者ではありません。歴史作家で、『歴史を変えた100冊の本』『歴史を変えた100のスピーチ』『歴史を変えた100の手紙』などの著者です。
え?そっちも読みたいって?
そして、子どもの本100冊を選んだのは、出版社のスタッフたちでした。お気に入りの児童書をあげていったんだそうです。
だから、あんまりお勉強っぽくなく気楽に読んでいけるかなと思います。

リストの中になつかしい大切な作品をみつけたら、喜んでほしい。初めて知る作品や作家をみつけたら、ぜひ、読んでみてほしい。児童書の前ではだれもが、永遠の子どもなのだから。・・・「はじめに」より

このガイドブックを手にあらためて子どもの本を読み直してみようと思います。

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ところで、ここんとこほぼ毎日「奈良の民話」をUPしてるの、どなたか気づかれましたか~?

語りつぐ者 📖

しとしとと雨がよく降ります。
花時雨(はなしぐれ)というそうです。やさしい名前ですね。

図書館の児童書の棚で、ふと目に留まった『語りつぐ者』を紹介します。

パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2013年

母親が亡くなって父とふたりで暮らしているエリザベス。父の仕事の都合で、母の妹にあずけられます。
父に見捨てられたような寂しさのなかで、新しいクラスにもなじめず、自分には何のとりえもないのだと落ち込みます。

そこで見つけた羊皮紙に描かれた古い絵。
描かれている少女は、エリザベスにそっくりです。
少女はズィーという名で、200年も昔にその土地で生きていた、エリザベスのご先祖さまでした。

200年前はアメリカでは独立戦争のころです。
エリザベスは、ズィーの人生をたどりながら、自分の持っている豊かな想像力と語る力を発見します。

わき役たちも、心優しく、魅力的です。

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今日のHP更新は《日本の昔話》
沖永良部島に伝わる「ねこのつら」です。⇒こちら
ちょっと長いけど、語ってくださいね!