きのう、文庫の赤ちゃん絵本の会で。
………
おかあさん「あのう、村上さんって、ひょっとして、あのむらかみさんですか?」
わたし「あ、う、えっと、どの?」
おかあさん「幼稚園に来てくださってる?」
わたし「あ、はいはい。おはなし会」
いつも行っている幼稚園の4歳児のお母さんが、下のお子さんを文庫に連れてこ
られてたのでした。
そして、こんな話をしてくださいました。
わたしに、そこに座ってくださいっていうんですよ。
それで、すわったら、子どもが、「これからむらかみさんをします」っていっ
てね。
「ろうそくぱっ♪」
むらかみさんって、いったい何かなあって思ってました。
「ホットケーキ」が好きで、何べんも読まされて、「おじさんぽじさん」とか
ほとんど覚えてるんです。あの『おやすみなさいのまえに』って、い いですね〜
………
『おやすみなさいのまえに』というのは、毎月、おはなし会の後、幼稚園が保護
者に配布するプリントです。
その日のおはなしのテキストをそのままプリントしてあります。
で、おわりに、そのお話についてのちょっとした説明を数行書いています。じょ
うずに読まなくていいのですよとか、子どもはくり返しが好きなのです とか。
あ、わたしが書いているのですけどね。
つまり、幼稚園で聞いたお話を、家に帰ってから、こんどはおうちの人に読んで
もらおうというプリントなのです。
子どもにとっては、みんなで聞いておもしろかったお話を、毎日、何度でも、こ
んどは親や兄姉から聞かせてもらえるのです。
ね、いいアイデアでしょ。
わが市の幼稚園ではどの園でもこのプリントがあります。
これ、うちの市の自慢ね〜
ヤン
「日記」カテゴリーアーカイブ
秋に想う byヤン
長い人生で
どれほど人を傷つけてきただろうか。
そして、どれほど人に傷つけられてきただろうか。
どれほど人に励まされ、人に許され、また憎まれてきただろうか。
たくさんの失敗。たくさんの恥ずかしいこと。
それなりの喜びと、ほんの少しの自負。
それらで今の自分が生きている。
わたしの人生は今、秋である。
秋の実りを探しにわけいって、ただとほうにくれている。
孤独が私をしめつける。
それでも、木の葉のしたにわずかなきのこが生え、つるの先にはあけびが下が
り、イガの中には栗が見える。
天からの贈り物を、子どもの驚きと笑顔の中に見る。
わずかな宝物をたずさえて、冬に向かって歩いている。
そこは雪と氷しかない土地だろうか。
せめて暖かな火が燃えているだろうか。
ヤン
あやちゅうちゅ byぽん
ぽんです。
10/14付けの当ブログ「9&10月おはなし会」に、かぶさんが、長〜文の
コメントを二つ、載せてくれています。
内容が興味深いので、新たにその件についてのブログをたてました。
【10/14付けブログへのかぶさんのコメント・要約】
(1つめ)
お年寄りのおはなし会に行きました。大感動。
昔話って子どももお年寄りも関係ないんですね。同じように喜んで聞いてくれま
した。
「鳥のみじい」
大爆笑。「あやちゅうちゅう…〜…びびらび〜ん」大受け。
最後には「…びびらび〜〜〜〜〜〜〜ん」になっちゃいました。
(2つめ)
二日後、2年生で同じお話を語りました。そう「鳥のみじい」
お年寄りと全く同じように反応して、喜んで聞いてくれました。
で・も・ね・・・・。
「あやちゅうちゅう…〜…びびらび〜ん」の鳴き声の所、お年寄りと同じように、
だんだん盛り上がって、最後には「…びびらび〜〜〜〜〜〜ん」には ならなかっ
た。一回目が一番笑ってくれて、その後はだんだんデクレッシェンド。
あれっ?なんで?
お年寄りはクレッシェンド。2年生はデクレッシェンド。
この違いは、なぜ?
さあ、何故でしょう?
皆さんどう思われますか?
みなさんが「鳥のみじい」を語った時は、どんな感じになりますか?
さあさあ、書いて下さい。「私の『鳥のみじい』」
かぶさんの「鳥のみじい」はこぐま社の『子どもに語る…』のシリーズが出典。
他の出典でもOK。
皆さん書いて下さいね。
ちなみに私もこぐま社で語ります。かぶさんと一緒。
ヤンさんは確か小澤先生再話の福音館の五巻本でしたよね。それを、日常語で語
られてたかな?
私の「鳥のみじい」も書きたいんですが、ちょっと時間切れ。
後ほどコメントに書きます。
かぶさん、【要約】間違ってたら、訂正してね。
かぶさんのコメントを読みたい方は当ブログの10/14付けを見て下さい。
パソコンでは横にカレンダーがありますよね。その14日の所をクリック。
すると私の書いたその日のブログ記事が出てきます。
その一番下の赤字で『Commet』と書いてある所をクリック。
すると、かぶさんのコメントが出てきます。
では。ホンマに皆さん書いてね。お願いします。 byぽん
10月更新 byヤン
今回はほんの少しお話を足しました。
読んでくださって、語ってくださるとうれしいです。
≪日本のおはなし≫
「くらいくらい」
入れ子細工のお話です。
いろいろなバージョンがあるようですが、わたしは、かつて所属していたおはな
しサークルの今は亡き仲間から聞き伝えたものを語っています。
「くら〜いくら〜い」と語り始めるので、子どもたちは恐い話だとすぐに分かっ
て乗ってきます、
音声は5歳児に語ったときのもの。聞いて下さったら分かるように、入れ子の面
積がせまくなるにつれて、笑いがクレッシェンドしています。こわいこ とを期
待して、はずされるので、笑うのです。
からだを寄せ合って、いっしょに怖がって、いっしょに笑う。まさに、愛と信頼
の語りの場です。
この話を伝えてくださった仲間に心から感謝しています。
この話、一回やると、次回も、またその次の回も、リクエストされます。何回
やっても同じように恐がって、同じようにびっくりして、同じように喜び ます。
ときには、道で出あっても、「くら〜い、くら〜い、やって!」って言われます
(笑)
でもまあ、おまけの話です。
ジャンピング・ストーリーなので、急に大きな音や声が聞こえると心身に変調を
きたす子が、いないかどうか、確かめてから語ってくださいね。
「こんな目か」
奈良の民話から。これもどこにでもあるこわくて面白いお話。「こんな顔」とい
う話型です。
ちょっとオーバーにやると楽しいですよ。
いまは、炭焼きという仕事もほとんどなくなってしまいましたが、かつては、山
の仕事で生計をたちる人たちがいました。
自然が日常的にそばにあった時代、自然の中で暮らしていた時代には、人間の知
では理解できない現象が起こったようです。魑魅魍魎ーちみもうりょ う。
奈良は山国ですから、山での怪談が結構残っています。
これもおまけの話です。
≪外国のおはなし≫
「九尾のきつね」
音声を差し換えました。
4年生に語っています。本気で恐がっているでしょ。
「まほうの鏡」
動物報恩+婿選びの話です。
動物たちが、うろこ一枚、羽一枚、毛を一本くれる。とても孤立的で、イメージ
がクリアですね。頭の中に像がくっきりと浮かぶ。
だから後半、聞き手の子どもたちはすぐに、動物たちからの贈り物を燃やせばい
いと気がつくのです。
また、魚は深い海の底へ、ワシは天の果てへ、狩人を隠してくれます。極端性は
昔話の大事な性質です。イメージがクリアであるだけでなく、想像の世 界が空
間的にぐうんと広がっていくのを感じます。
子どもたちは、どこに隠すのかなという謎解きの面白さだけでなく、このイメー
ジの広がりに驚嘆します。
しかも、最後はおひめさまのいすの下に隠れる。極端に近いところです。そし
て、この極端な近さのおかげで、狩人はおひめさまから隠れおおせたので す。
三回の繰り返しもあり、昔話の語法の面白さをとっても感じさせてくれるお話で
すね。
後半、くり返しの一回目は、魚が狩人を隠してくれる。2回目は、ワシが隠して
くれる。
3回目、きつねを呼び出した狩人は、みずから指示して、きつねにほら穴を掘ら
せていますね。
はじめの2回は受け身だけれど、3回目は自分の知恵でかくれます。そして、そ
の3回目に成功しておひめさまを手に入れる。
ここに、若者の成長が語られているなと感じます。
この話は、グリム童話の「あめふらし」と同じ話型ですが、この点で、わたしは
「まほうの鏡」のほうが好きです。
音声は、4年生のおはなし会。
ヤン
9&10月おはなし会
ぽんです。
サボってました。ダメな子です。(子じゃないか、おばさんやね)
9月後半と今日までのお話会のプログラムです。
〇保育所
3才
ろうそくなし 30名 20分
ろうそくのうた
お話「三びきのやぎのがらがらどん」 同名絵本 せたていじ/訳 福音館書店
絵本「いたずらこねこ」 バーナディン・クック/文 レミイ・チャーリップ/絵
まさきるりこ/訳 福音館書店
絵本「ぼくじょうのうしさん」 笠野裕一/作 福音館書店
童唄「さよならあんころもち」
ろうそくのうた
ちょっとわくわく感が減って、落ち着いた普通の感じになってきました。
さて、10月は何にしましょうか?
5才
ろうそくなし、35名 30分
ろうそくのうた
お話「おいしいおかゆ」 『子どもに語るグリムの昔話①』 こぐま社
絵本「おさるのジョージ」 H・A・レイ/文絵 光吉夏弥/訳 岩波書店
ろうそくのうた
絵本はちょっと大型の方を使っています。
2年ほど前から、5才には毎年読んでいます。でも、今日はイマイチな感じ。
ジョージ、私、子どもの頃大好きで、何度も何度もそれこそ100回ぐら い読んだ
ので、お話が短いときに使ってたんです。今頃出版されてる新しいシリーズやア
ニメとは趣の違う、最初の頃の作品を、ぜひ、子ども達に知っ て貰いたいと
思って、お話会を何度も経験している子達に読んできたんですが。語り手の私の
思い込みやね。
知って貰いたいなんで、強く思うと空回りするっていうことね。
なんかちょっと、退屈そうにしてた子がいました。
〇小学校4年生
ろうそくなし 35名 30分 毎月行ってます
お話「赤鬼エティン」 『おはなしのろうそく15』 東京子ども図書館
お話「あたしがテピンギー、この子がテピンギー、あたしたちがテピンギー」
『魔法のオレンジの木』 岩波書店
9月に前半として書いたブログの中の小学校と同じ所、残りの1クラスに行きま
した。
とっても良く聞いてくれて、語りやすい。
そして、後日談ですが・・・。
実はテピンギーを語った後、3クラスとも「魔法のオレンジの木」をちょっと紹
介しました。
中に載っているお話を二つほど、ほんのちょっとだけ、紹介したんです。
そして、最後に「この図書室のあそこの棚に入ってるよ」って言いました。
そしたら、なんと・・・。
只今、予約待ちの子が何人もいるんですって。
嬉しい限りです。
出典が子ども達の手に届くところにあるっていいなあ、実感。
〇小学校4年
ろうそくあり 30名ちょい 45分 2クラス
お話「おどっておどってぼろぼろになったくつ」
『子どもに語るグリムの昔話①』 こぐま社
お話「小石投げの名人、タオ・カム」 『子どもに語るアジアの昔話②』こぐま社
絵本「このよでいちばんはやいのは」
ロバート・フローマン/文 あべ弘士/絵 福音館書店
絵本「ぞうの金メダル」
斉藤洋/作 高畠那生/絵 偕成社
年に5回、ずっと通っている小学校。お手本となるくらい、ちゃんと聞いてくれ
ます。
ホントに子ども達のおかげ。
時間配分もばっちりでした。
〇保育所
ろうそくなし 30人 30分
4才
ろうそくのうた
お話「おだんごぱん」 同名絵本 福音館書店
絵本「びっくりまつぼっくり」 多田多恵子/文 堀川理万子/絵 福音館書店
絵本「お月さまってどんなあじ?」
マイケル・グレイニエツ/絵と文 いずみちほこ/訳 セーラー出版
ろうそくのうた
この保育所はいつも昼食とお昼寝の間の時間に行かせて貰っています。
今日はプログラムの最後が「お月さまってどんなあじ?」でしっとりほっこり終
われたので、みんな上手くお昼寝に移行できたかな?
この絵本、4才〜1年生ぐらいでよく使ってきました。
で、その結果、今、4才に使うのが一番いいなあと思っています。
この絵本を読むときには、極力、書いてある言葉以外の言葉は発しないように気
を遣って読んでいます。聞いてる子ども達に、この絵本の世界その ものを味
わって欲しいと思ってそうしています。
「どんな味かなあ?」とか「お月さま食べたことある?」とか「次は何が出てく
るかな?」とか、言いたくなりますが、ガマンガマン。
そっとそっと、読みます。
子ども達もその方が、すっと心に落ちて、満足してくれるように思えます。
ああしんど。10月分は近日公開。
byぽん