きのうは、うちのサークル(ババ・ヤガーではない)の初級講座でした。
去年の入門講座の受講者を中心に、お話を初めてまだ1年未満の人が多数を占め
ています。
動機も年齢も、住んでいる地域もさまざまです。
みなさん、へえ、こんな話があるのかと、発見しながら、選んで、覚えて、語っ
てみて。
月一回の勉強会ですが、つぎつぎと新しいお話に挑戦しています。
まるで、幼子が、歩けることがうれしくて、一歩一歩足を踏み出しているよう
な、明るさと楽しさに満ちた集まりだなあ、と感じているのは、私だけで しょ
うか(笑)
「こねこのチョコレート」 『おはなしのろうそく20』東京子ども図書館
「貧乏神」 『語りつぎたい日本の昔話』くもん出版
「ぼたもちがえる」 『子どもと家庭のための奈良の民話3』
「ついでにぺろり」 『おはなしのろうそく4』
みなさん個性豊かです。
その個性を大切に大切に育てていきたいと思います。
それを、「変なクセ」として切り捨てたくありません。矯正したくもありません。
自分で気づき苦労して、でも楽しく歩いてほしいなと思います。
とうぜんテクニックはまだ持ち合わせていません。
もちろん、子どもにきかせるためにはテクニックは必要。
でも、誰かのまねであったり借りものであったりするのではなく、じぶんで身に
つけていってほしいと思います。
きのうは、めずらしく時間に余裕があったので、この4話のあと、少し先輩のお
ふたりに語ってもらいました。
講座のお手伝いのかたと見学のかたです。
「みんな、5年たったらこうなるよ〜」って、いちど聞いてもらいたかった。
でもね、ここまで来るには、おふたりとも、そうとうの努力をされているのですよ。
効果があったのかどうか、その日発表した初級の人たち、来月ももう一度同じ話
に挑戦しますって。
時間をかけて少しずつ、それぞれの歩幅で、進んでほしいなあと思います。
来週から、2015年度の入門講座が始まります。
今年も、10人募集に、15人の応募がありました。
図書館にお願いして、日程を増やし、全員のかたを受け入れることにしました。
新しい出会いが楽しみです。
またまた、「え〜っ、覚えるんですかあ〜っ」って言われそうやけど(笑)
ヤン
「日記」カテゴリーアーカイブ
9月更新 byヤン
ホームを更新しました。
読んでくださいね〜
≪日本のおはなし≫
「くじら石とはさみ石」
JR関西線の月ヶ瀬口で降りて山に向かうと梅林があります。
関西ではちょっと名の知れた梅林で、梅の季節にはたくさんの人が見物にやって
来ます。
ふだんは静かな村です。
この月ヶ瀬村に残っている伝説を紹介しました。
山間の谷川ならどこにでも見られる大きな石を、天狗が作ったと空想し、いかに
もそれらしく語り伝えています。
人間味あふれるユーモアが、好きです。
『子どもと家庭のための奈良の民話』のために再話したのですが、書籍では私の
日常語、ホ−ムページでは共通語で載せています。
共通語のままでもいいですし、ご自分の日常語に直してもいいですし、語ってみ
てくださいね。
「さかべっとうの浄土」
さかべっとうとは、白い蝶ともカゲロウともトビゲラとも言われている、羽のあ
る昆虫。
命の短いはかない羽虫で、それが群れをなして川をさかのぼるそうです。
昔話では、龍宮城とか山の中とかの異界に出かけて行って、三日たって帰ってき
たと思ったら、三十年、三百年たっていた、という話はよくあります ね。
その逆のバージョンです。
中国唐の時代の故事に「邯鄲(かんたん)の夢」というのがあります。立身出世
したいと、故郷を離れた若者が、仙人から望みのかなう枕をもらう。
その枕で寝るとたちまち出世して、結婚して、それからは落ちぶれたり救われた
りしながら紆余曲折の人生をへて、最後は幸せな余生を送り、天寿を全 うする。
と思いきや、ふと目を覚ますと、今までのことはみんな夢だった。人生とはそん
なもの、諸行無常、という話です。
この中国の故事と同じテーマです。
はかない羽虫の浄土に行くというイメージにひかれ、語ってみたいと思いました。
「地獄に行った吉兵衛さん」
地獄に行って、エンマさんを手玉に取って帰ってくる話。
昔話として、各地に様々な類話があります。
落語で有名なのは「地獄八景亡者の戯れ」。落語をもとに書かれた絵本『じごく
のそうべえ』も人気がありますね。
吉兵衛さんの気楽な生き方、うらやましいです(笑)
鬼たちも、あんまり恐くないし。
閻魔さんが鬼と引きつれて獄を回るところなんか、まるでお医者さまの回診!
ファンタジーの面目躍如といったところです。
≪外国のおはなし≫
「みじめおばさん」
『グリム兄弟の知らなかったおはなし』が原話です。
弘法伝説のように、聖者が旅人として訪れる話は、ヨーロッパにもあります。グ
リム童話の「貧乏人と金持ち」もそうですね。
「みじめおばさん」もそのひとつです。
死神が木にくっついて離れなくなるモティーフも、ヨーロッパではよく出てきます。
わたし「それから、世の中はどうなったと思いますか?」
子ども「わからない」
子ども「老人が増える」
音声は、図書館でのおはなし会のようすを録音したものです。
「老人が増える」……いまどきですねえ(笑)
少し前は、子どもたち、「死ななくなる」といいましたね。
ライブ録音です。
ずうっとしゃべり続けている2歳さんの声、聞こえますか?(笑)
それでも、ほかの子たちの集中は途切れていないでしょう。
かつての囲炉裏端での語りのひと時も、こんな感じだったのかなあと思います。
「九尾のきつね」
怖い話です。
朝鮮半島の古い資料集から再話しました。
しっぽが九つあるきつねは、もともと中国の神話に登場するそうです。
日本では、歌舞伎の玉藻の前が九尾のきつねですね。絶世の美女に化けて出てき
ます。
しっぽが九つなくても、きつねは化けます。そして、人を化かします。
『子どもと家庭の奈良の民話2』には、きつねが化かす話をいくつか入れています。
そういえば、いぜん、夫と笠置温泉に行ったとき、帰り道で狐に化かされて、ど
んどん山の中に入っていったことがあります。
「ババ・ヤガー」
はい、私たちのサークル名です(笑)
≪ババ・ヤガーって?≫を見てください〜
ババ・ヤガーはふしぎな魔力を持っていて、その力で人を助けることもあるし、
人を害することもあります。二面性を持っています。日本のやまんばも 同じで
すね。
この話では、ひたすら恐ろしい魔女です。
小屋の中で機織りをしていますね。糸紡ぎをしていることもあります。機織りも
糸紡ぎも、本来女神の仕事です。
こういうところに、キリスト教以前の神のなごりが見えるのかなあと思ったりし
ます。
それから、日本のやまんばは、追いかけるのが好き。
「三枚のお札」も「馬方やまんば」も、めちゃ走りますね。
ここのババ・ヤガーも走ります。
私は、自分の中に、魔女的なものを感じることがあります。
いえ、魔女というようなハイカラなものでなくて、やまんば。鬼婆。
限界状況に近い場面で、根っこのように足が地面についているような落ち着きと
いうか、自信というか、世界と一体になった感じを持つことがありま す。
で、やまんばってこんなふうに生きてるのかなあと思うことがあります。
え? ただの開き直りやって?
≪語るために≫
「語りに向くテキスト」について書きました。
どんな話でも語りかた次第でテキストになります。でも、そういってしまえば身
もふたもない(笑)
テキストがうまく選べなくて、挫折することはままあります。とくに初めて間の
ない人は。
具体的な表現のひとつひとつをこのコーナーに書くわけにはいかないので、原則
だけ書きました。
聞いてわかりやすいかどうか、ひとりでは判断しきれないことがあると思います
ので、語り仲間たちと聞きあって学び合いたいものです。
このコーナーで取り上げたらいいと思われる課題、ぜひお知らせください。
お待ちしています。
ヤン
屋根裏の寄り合い 9月 byヤン
きのうは久々の寄り合い。
屋根裏は上からの照り返しがきついので、8月はお休みしました。
お集まりくださった方々、ありがとうございました。
地道な努力は実るということ、同じ話を繰り返して語ると自分のものになるとい
うこと。当たり前のことが実感できたおはなし会になりました。
プログラム
てあそび 「おさらにおはしに」
「ヤギとライオン」 『子どもにきかせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
「ついでにぺろり」 『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
「風の神と子ども」 『おはなしのろうそく9』東京子ども図書館
「トウモロコシどろぼう」 『子どもにきかせる世界の民話』
「上緒の主と金の石」 『宇治拾遺物語』
「おばけとモモちゃん」 『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子/講談社
「ものしり博士」 『グリム童話集』金田鬼一訳/岩波書店
「九尾のきつね」 ババ・ヤガー語りの森
それから、新刊絵本の紹介も、いつものごとく充実していましたよ〜
夏の疲れを癒してくれて、心があったかくなるお話ばかりです。
『あっ・ほっ』 五味太郎/絵本館
『きをつけて1〜3』 五味太郎/童心社
『だれかさん』 内田林太郎・今森光彦/福音館書店……切り絵絵本です。
『どこにいるか わかるかな?』 ブリッタ=テッケントラップ・木坂涼訳/ポ
プラ社……こんなプリント生地の服が欲しい〜って思ってしまった。
『はいくないきもの』 谷川俊太郎文・皆川明絵/クレヨンハウス……黙読すると
なんじゃいな?読んでもらうと最高!
などなど、いっぱい読んでもらいました。
しあわせ。
次回は11月。
え?10月はって?
へへへ、屋根裏を出て遠足で〜す。
ヤン
私も2学期がはじまりました
ぽんです。
雨の中、お話会に行ってきました。
〇保育所 4才 25名ぐらい ろうそくなし、25分ぐらい
ろうそくのうた
お話「こすずめのぼうけん」 同名絵本
ルース・エインズワース/作
石井桃子/訳 堀内誠一/画 福音館書店
絵本「うれしいさん かなしいさん」
松岡享子/作絵 東京子ども図書館
絵本「かさもっておむかえ」 征矢清/作 長新太/絵 福音館書店
ろうそくのうた
今年の6月から行き始めたので、今日が4回目のお話会でした。
この保育所の子ども達は、お行儀がとっても良くって、しっかり聞いてくれます。
日頃からそういう保育をされているんでしょうね。
「うれしいさん、かなしいさん」は時々お話会で読んでいます。まだ、子ども達
との関係がよそよそしい時に、子ども達に一緒に声を出して「うれしい さんに
なりました」と「かなしいさんになりました」と言ってもらって、子ども達とよ
り仲良しになるために選んでいます。
今回もそれを狙って・・・。狙いはばっちり。でもこの子達にはちょっとものた
らなかったようだったので、もう一冊を長めの絵本にしました。
今日は丁度雨だったので「かさもっておむかえ」。長いし難しいかな?最後まで
聞けるかな?と若干不安はありましたが、この保育所のこのクラスで は、大丈
夫でした。
今年は4カ所の保育所に行かせて貰っています。保育所のカラーってありますよ
ね。ここの保育所では〇だったのに、別の保育所では×だったり。年齢 が同じで
も反応はいろいろ。よく考えてプログラムを作らないとなあ、と反省することも
多々あります。
ちなみに、各保育所の私の担当クラスは、A保育所−4才 B保育所−4才 C
保育所−3才と5才 D保育所−4才と5才(秋からは3才も始まりま す)
いろいろ比較出来て、おもしろいっちゃあ、おもしろいですが。
そんな訳で、私も2学期がはじまりました。
byぽん
赤ちゃん参加のおはなし会 byヤン
きのうは図書館のおはなし会。
今年度から、毎週土曜日だけでなく、月1回水曜日にもお話会をしています。
水曜日は、土曜日ほど参加者が多くありません。落ち着いたお話会です。
最近どこの図書館でもおはなし会の低年齢化が言われているようです。
ヤンのところは、年齢差拡大が起きています。
というのは、これまで通り5〜8歳中心、プラス小学校高学年の子も来るのです
が、0〜2歳も増えてきたのです。
きのうは、小学生3人、幼稚園児2人、なんと、1歳が5人!
ふだんは上の子のオマケで連れられてくる赤ちゃんが多いのですが、きのうは五
組全員、おかあさんが、赤ちゃんのためにやってきました。
関西人としては、お客様みんなに満足して帰ってもらわなあかんという、サービ
ス精神が無意識にはたらきます。
どんなプログラムだったと思います?
てあそび 「ちーちゃん、ぱーちゃん」
おはなし 「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/
実業之日本社
おはなし 「エパミナンダス」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本 『ごはん』平野恵理子作/福音館書店
絵本 『とっとこ とっとこ』まついのりこ作/童心社
絵本 『ぴょーん』まつおかたつひで作/ポプラ社
てあそび 「さよならあんころもち」
てあそびはどちらもわらべ歌。1歳児はからだを揺らして楽しみます。
おはなしふたつ。これは、たまたまですが、くり返しのある話。
幼稚園児以上は、もちろんストーリーを楽しみますが、1歳児はリズムを感じて
くれます。それを信じて、「ね〜むれ〜♪」と念じながら語りました (笑)
なんとかおとなしくしていてくれましたよ。
ここまでで、1歳児はかなり集中がなくなっています。
お茶を欲しがったりね。かばんや本で遊びたくなったり。
そこで、絵本です。
『ごはん』は、今年4月に出たばかりの本。
赤ちゃん絵本ではない。でも、ページをめくるたびに、おかあさんたちが、
「わぁ〜」って驚いてくれる。
小学生も、あれ食べたいこれ食べたいと、口々に言う。
1歳児はその雰囲気に適応する(笑)
やっと赤ちゃん絵本の出番です。
1歳児たち、だいぶ疲れています。でもね、
「とっとこ、とっとこ」っていったとたん、あっち向いていた小さな目がいっせ
いに本に集中。
やっぱり赤ちゃんには、赤ちゃん絵本。絵本の作り手の力量を感じます。
そして、大きな子たちもいっしょに笑って楽しみます。これも作り手の力量。
『ぴょ−ん』は、おかあさんもいっしょにぴょ〜ん。
文庫で、赤ちゃんと親(orばば)のための赤ちゃん絵本の会をしています。
が、こんなふうに、大きい子もいるおはなし会に赤ちゃんが参加するのもいいな
あと思っています。
小学生の女の子が、たいくつした赤ちゃんのお相手をしていました。もちろん知
らない者どうしです。いいなあ。
ヤン