「日記」カテゴリーアーカイブ

ゆく年くる年🎍

新しい年が明けました。
みなさまいかがお過ごしですか。
なにごともないおだやかな日をむかえられましたでしょうか。

昨年は病院にお世話になることが多かったけど、年年歳歳、そうなっていくんやなあと思います。
できなくなってから後悔しないように、今できることを精いっぱいやりたいし。
できなくなったからといって悲しまないように、心をゆるやかに育てておきたいと思います。

もう以前のように全力投球で子どもに語るパワーはないけど、子どもに伝えたい話がいっぱいある。
ここに公開することで、みなさんが語ってくださることを願って、よい再話ができるように努力したいと思います。

世の中は、自然災害や戦争が絶えないし、しかもそれが他人ごとではないという不安が、日々大きくなっています。
でもね、そんななかでも人々が語り継いできた宝物がある。そのことに勇気づけられて、今年も頑張って歩いて行きたいです。

********************

昨年最後のHP更新は、《外国の昔話》「東風夜雨」です。
中国の昔話でね、前半は笑い話みたいなんだけど、ラストはじーんときます。
語ってくださいね~

今年もバンバンいきますよ~

 

 

 

フランスからお便り🎁

今年もそろそろ暮れようとしています。
いろいろ、ばたばた、やらんならんことに追いかけられています。
でも、そんななかでも、ふと目を背けてお月さんやら夕焼雲やらをぼお~っとながめるひとときがあります。
あったかい紅茶とナッツを楽しみながら、平穏をよろこびます。
世の中のことに目をとじて、たまにはこのひと時を味わってもいいんやないかと思ったりします。

と思っていたとき、夏にフランスに越していったババ・ヤガーの仲間からメールが届きました。

写真はストラスブールのノートルダム大聖堂。
クリスマス市でにぎわっているところ。
フランスとドイツのあいだにあって、両方の文化が入り混じっているそうです。めっちゃ興味深いですね。
クリスマス市では、いろんな国の言葉が飛び交っているとのこと。
異郷で暮らすのは苦労も多いだろうけれど、おもしろいだろうなあって、いろいろ想像をふくらませています。

お元気そうで何より。
またお便り楽しみにしています。

富士山を見に👁️👁️

富士山、小さいころからずっとあこがれてたんですよ~
東海道新幹線は絶対山側の席を取るし。
でも、チラッとしか見えへんし。
いっぺん飛行機から見たときは感動した!
でも、すぐに飛び去ったし。

でね、いっぺん本気で富士山を見ようと思った。
あこがれに会わないと死んでも死に切れん。

行って来ました!

富士宮駅からバスで田貫湖へ。

最高に晴れてて、2泊3日、堪能しました。


富士宮駅からの富士山。
右の宝永山の火口もばっちり見えています。


浅間大社から見た富士山


まずは旅の無事を祈り、ここまで来れたお礼をします。


国指定の天然記念物湧玉池(わくたまいけ)。
富士山の湧き水でできた池で、水がすきとおっていてとってもきれい。


同じく。
鴨がいっぱいいました。


着いた日の夕方、宿の窓から。雲が夕焼けでピンクに染まってる。


つぎの朝、日の出前。
春にはダイヤモンド富士がみられるそうなんだけど。この日はだいぶ東(右手)からお日さまがのぼりました。


田貫湖(たぬきこ)

田貫湖の周りを歩いて一周します。
杖をつきつき、4キロを2時間かけて歩きました。

田貫湖は、人造湖。もともとたぬき沼っていう湿原だったんだけど、昭和の初めに、田畑に水を入れるために、堤防を作って湖にしたんだって。
だから、たぬきに「田貫」って漢字を当てたそうです。

田貫湖から少し山に入ったところに小田貫湿原っていうのがあるって、地図にあったので、行ってみました。
ところが、行けども行けども山の中に入って行くばかり。
結局行きつけず、引き返しました。
こだぬきに化かされましたあ。

宿の近くに田貫湖ふれあい塾っていう小さな博物館があって、そのあたりの自然が学べるの。職員さんや研究員さんが常駐していて、今回は、ガイドをお願いして、いろいろ教えてもらいました。
クイズなんかも出してくださって、まるでブラタモリ。
1時間半ほどのお勉強で、富士山自然博士認定証をもらった~

温泉はちょっと熱かったけど、お湯につかりながらの富士山は、最高でした。


笠をかぶった富士山。
富士山が笠をかぶるとつぎの日は雨ということなんだけど、夜が明けると晴天。


またまたピカピカの富士山でした。

足腰はもうパンパンだったけど、自分の足で歩けてよかった。
これからも、リハビリと筋トレをがんばって、あちこち行くぞ。

といいつつ、2日後は、孫を連れて、奈良公園を歩いてきました。

 

 

 

ふかいことをおもしろく📖

図書館でふと手に取った一冊、井上ひさしの『創作の原点 ふかいことをおもしろく』PHP研究所
井上ひさしさんといえば、「ひょっこりひょうたん島」。子どものころ、父の週刊誌をとばし読みしていて、この人の連載記事を読んでは笑っていたのを思い出します。
小説家にして劇作家です。

標題の『創作の原点 ふかいことをおもしろく』は、インタビューをもとにまとめたもの。とっても読みやすかったです。
でね、この歳になったから心に響く言葉もあった。
たとえば、

明日命が終わるにしても
今日やることはある

自分が使いこなせる言葉で
ものを考えることが大切

「それ、わかりませんので教えてください」
と無知のふりをして聞き返せばいい
やっぱり無知が一番かしこいのです

井上ひさしさんが、座右の銘にしていた言葉
むずかしいことをやさしく、
やさしいことを深く、
深いことを面白く
は有名ですね。

それが語りと再話にもぴったり当てはまると気づいて、うれしくなりました。

かつて昔話の語り手は、人生や自然や命のありかたといったむずかしいことを、子や孫にやさしい言葉でやさしく語ったのね。
再話者は、資料に記録されているそのやさしい言葉を深く読み取り聞き取って、人間が伝えてきた大切なことをくみ取る。
その深いことを、たのしくおもしろい語りにして次の世代に伝えるのが語り手の仕事。

今日やれることを精いっぱいやっていこうと思えた本でした。

 

 

 

ハサハサハサと・・・だれやっ!

ゆうべ。
ぐっとひと眠りして目が覚めた。

ハサハサハサ。ハサハサハサ。

何かおる(っ °Д °;)っ

うちには、巨大グモがいて、追い出しても追い出しても入ってくるので、「うちのタランチュラ」と呼んでかわいがっている。

それかな?

真っ暗闇の中、ハサハサハサ。ハサハサハサ。
走っている・・・?

いや、どうも空中を飛んでおる。
うちのタランチュラは、障子を駆け巡るが、空中は飛ばない。

だれやっ!

そっと起き上がって明かりをともした。
ふっと音が消えた。
みまわすと・・・・おった!

天井近くの壁に、真っ黒なものが張り付いていた。

携帯を取り出し、夫に電話する。
「ふくろうがおる!」
「へ?」
「ふくろ。ちがう、こうもり」

最近言葉がすぐに出ないのだ。

それから窓を開けて棒を持ってふりまわして、やんややんやの大騒ぎでこうもりを追い出した。

とっても静かなおとなしいこうもりだった。
人間だけが騒がしかった。

どうしてうちの中に入って来たのかなあ。