月別アーカイブ: 2017年12月

ババ・ヤガー再話の勉強会K教室

え? いつのまにそんな教室ができたんやって?
そうなんですよ、もう3年目💖

このK教室がおもしろくって!
3グループあって、グループごとに再話の案をつくってきて、教室の全員で検討するの。
きのうは、まず前回検討したテキストを実際に語ってもらって、ちょっと手直し。
これでおはなしのテキストが3話完成しましたよ。

再話ってけっこうむずかしくてね。
これ、ほんとうに子どもに語れるの?っていう、???の再話ができてしまうことのほうが多いの。
個人の趣味とちゃうねんで、っていうのかな。
でも、きのうの3話は違った。どうぞみなさん語ってくださいって自信を持って言えますね。

読者のみなさま4月の総会をお楽しみに~

つぎに、新たな再話を各1話ずつ検討しました。
この原話が長くてちょっとてこずりましたね。
3話ともヨーロッパの昔話だったので、ここで活躍するのが昔話の語法の知識(笑)
語法を学んでいる人が多いので、ヤンがちょっといえばすぐにあ!って返って来るので楽しい。

みなさま語法の勉強やりましょうね。
(1月の語法勉強会「金の鳥」申し込みましたかあ?)

再話の勉強をすると何がいいかっていうとね。
1、昔話についていろんなことが自然に分かって来る。
2、既存のおはなしのテキストの良しあしがわかるようになる。
3、既存のテキストに手を加えて語りやすい聞きやすい、自分のテキストが作れるようになる。
4、だれも知らない珍しいお話を語れるようになる。
5、仲間つくりができる。
まあ5に関しては、けんかもありの覚悟が要りますけどね(笑)

それはさておき、K教室のみなさま。
これからもいっしょに楽しく手術をしましょうね~
あ、ばんそうこうだけで済んだグループもありましたよね~

絵本の研修会 📚

とある市の教育委員会主催の、学童保育指導員への研修がありました。
あ、ヤンが講師ね。
図書館主催の一般向け講座だったら、わが子や孫に読みたいとか、ボランティアの腕をあげたいとか、つまり絵本に関心のある人が受講する。目的があるのね。
高校の授業では、じきに保育園実習で子どもに読まないといけないから切実。やっぱり目的があるのね。
でも学童保育の先生って、必ずしも絵本を読まなくてもいいわけだし、どんな感じかなって思いながら話をしたの。
70名ほどかな。

ものすごく前のめりで聞いてくださった。
うなづいたり、書いたり、熱気がむんむん。
そういうときって、話しているこちらも一生懸命になる。楽しいの。

学童保育の時間って、子どもにとっては学校が終わってホッとして、家に帰って親にいい子ちゃんするまでのはざまの時間。
だから、先生が大変なのはとってもよくわかる。
でね、その時間にほんの少しでもいいから、絵本を読んであげてほしい。
おはなしと同じで、絵本も人生を語っているでしょ。
それを身近な大人が読んでくれることって、とっても大切だと思う。
というようなことを話しました。

そしてね、絵本の選び方で大切なのは、子どもを知ること。
私たちボランティアと違って毎日同じ子どもたちに接している先生は、この基本的な条件をクリアしているのね。
だから、頑張ってほしいな。
みなさん熱心だったから、きっと頑張ってくださるだろうな。

本と私を運んでくださった🚗ジミーさん、いつもありがと~

Skype デビュー 🌞

先日のことなのだが。
娘から電話があって、電話口に孫が出た。
何言ってるのか全く分からん。
(何歳なのかはここでは書けない。ヤンは娘が恐いのだ)

娘 「あかん、あかん、なめたらあかん!」
孫 「@*#&!!!」
娘 「Skypeにしよ。カメラ送るし」
わたし 「え? あの、その」

翌日、アマゾンでWEBカメラが届いた。
早いのだ。
娘はとにかく何でも早いのだ。

その日の夕方。
娘 「とどいた?」
わたし 「うん。とどいた」
娘 「そしたらとりあえずインストールして」
わたし 「え? あの、その」

夜。
娘 「できた?」
わたし 「えっと、気合入れんならんから、日曜日にする」
娘 「ふうん。まあ春にでも帰省するとき設定してあげるわ」

わたしは燃えた。
娘に負けてはいられない。

数日後。
できた~!

はじめてのSkypeでのご対面 🎊

わたし・夫 「わあ~。○○ちゃ~ん」
孫 「・・・・・・」

わたし 「見えてるのに何も聞こえない」
娘 「こっちは聞こえてるけど何も見えない。そっちの設定おかしいよ」

娘はいつも自分が正しい。

その晩。
夫 「むこうがおかしいよな」
わたし「そやな、むこうがおかしいよな」
不安げな夫婦の会話であった。

結局、聞こえないのはこちらのスピーカーの設定の間違いであった。
見えないのは、こちらが受話器をとり間違えたのだった。

数日後。
じじとばばは、パソコンの前でわーわー、きゃーきゃー叫んでいた。
孫は無視して遊んでいた。
わずか10分間で、娘はカメラの腕をあげた。

やっぱり今週もお話会 🌌

ー木曜日ー
小学校3年生 1クラスずつ3回 授業
1クラスめ
おはなし「とりのみじい」『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店
おはなし「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
おはなし「はらぺこピエトリン」『子どもに語るイタリアの昔話』剣持弘子/こぐま社
おはなし「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』瀬川拓男/偕成社
おはなし「たこやき」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
2クラスめ
おはなし「ハヴローシェチカ」村上再話/語りの森HP
おはなし「とりのみじい」
おはなし「こびとのおくりもの」
おはなし「はらぺこピエトリン」
おはなし「たこやき」
おはなし「しばをからずにくさかった」『子どもと家庭のための奈良の民話3』村上再話
3クラスめ
おはなし「ハヴローシェチカ」
おはなし「とりのみじい」
おはなし「こびとのおくりもの」
おはなし「はらぺこピエトリン」
おはなし「たこやき」

初めて語りを聞く子どもたちです。
何も見ないで物語るのに驚いたようでしたが、とても新鮮だったようで、ほんとに楽しそうに聞いてくれました。
手遊びもなしで、おはなしばかりなのに、全員が物語の世界に入りこんでいました。
おはなしの後、質問タイムでは、何年おはなしをやっているのかとか、いくつおはなしを覚えているのかとか、どのお話がいちばん好きかとか、どうやって覚えるのかとか、どうしておはなしを始めたのかとか、質問攻め(笑)
「ハヴローシェチカ」の三人の娘の目がどこにあるか想像したり、「こびとのおくりもの」と「瘤取り爺さん」の違い、「はらぺこピエトリン」と「おおかみと七匹の子やぎ」の最後のモティーフの違いとか、いろいろ言ってくれましたよ。
帰りに会ったら、「たこやき」をお家の人に語るのが今日の宿題になったって、嬉しそうに言っていました。
好奇心いっぱいの、でも天使のような少女たちです。
来年もう一度会うのが楽しみ!

ー金曜日ー
小学2年生 1クラスずつ3回  授業
「ハヴローシェチカ」 村上再話/語りの森HP
「かしこいモリー」 『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館 (仲間)
「風の神と子ども」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館 (仲間)
ブックトーク 「アーノルド・ローベル」
このうち2クラスは「どんぐりころちゃん」でじゃんけんをしました。
始まる前はちょけてる男の子がいましたが、話が始まると、夢中で聞いていました。かっわい~
3話とも、まったく姿の違う話。うん、いいプログラムだった(笑)

さてこれで、2学期の授業のおはなしはおしまい!
楽しいのに、終わると嬉しい(笑)

今夜は第九の練習で、もう声が出ないよ~♬