きのうは、図書館主催の絵本読み聞かせ入門講座の4回目。
コロナ対策のため定員が10名と少ないのですが、少人数を活かした学びができないかと、司書の方と相談して進めてきました。
絵本とは何か、子どもにとっての絵本の意味は、など、基本的な講義もしつつ、今年は、先週第3回で、「私の大切な絵本」を受講者の皆さんに持参していただき、おはなし会形式で読んでもらいました。
子どもの頃の絵本や、子育てや孫育てで出会った絵本などなど、10冊が個性的に並びました。そして、その思い入れも語っていただきました。
人と絵本との出会いやかかわりについて考えることができました。
それだけでも大変興味深かったのですが、きのうは、司書さんが、その10冊と、同じ著者の作品や同じテーマの作品を数冊ずつ、会場に展示してくださっていました。
おかげで、先週本を紹介した本人もふくめ、みんなにとって世界が広がりました。
司書さんのプロの仕事に、拍手!
で、きのうは、「よい絵本の見つけ方」がテーマでした。
みなさんには、この本どうかな?と疑問に思うものを持ってきてくださいと、宿題を出しておきました。
これがまた、おもしろい本が並びましたよ。
たとえば。
『みてる』(岩合光昭)を取り上げて、わたしは好きなんだけど、幼い子には写真より絵のほうがいいんだろうかっていう疑問。
もちろん、写真だからこその意外性や面白さがあります。それで、写真絵本の良さを確認することができました。
たとえば。
『もこ もこもこ』(谷川俊太郎・元永定正)を取り上げて、これって、子どもにどんなふうに読めばいいんだろうという疑問。
どんなふうにでもいいんですよね。自分の感性で楽しんで読むのが大事。そして、子どもに「もう一回!」て言われるうれしさ。
たとえば。
『えじえじえじじえ』(谷川俊太郎・佐藤可士和)を取り上げて、これはどう読めばいいんだろうという疑問。
じつは、わたし、まだ読んだことなかったんですよ。お恥ずかしい。
強烈におもしろい絵本です。
などなど、疑問からこそ学びが広がるんだなあと実感しました。
少人数だからこそできる学びです。
次回は最終回。
4回の学びをもとに、図書館でこれぞという本を探してきてもらうのですが、めっちゃ楽しみです。
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きのうのおはなしひろばは、ペローの「長ぐつをはいたねこ」。
聞いてくださいね~
ああ、北風にのって、わた雲が飛んでいく~
とてもとても楽しそうですね。
今年は行けなかったんで、うらやましさが倍増です。
コロナのために人数が少なくなってできた内容だと思います。
でも、コロナのためにわたしは行けなかったのでありますから、やっぱりコロナが憎いな~。
ヤンさん、次回も頑張ってくださいね!
あ~あ…(ふんぎりがつかない)