みなさまお元気ですか?
なんだか急に寒くなって、風邪をひきそうな予感がし、「あかん、あかん、特に今はやば~い!」と、慌ててあったかい服や布団を引っ張り出しました。
10月の中級クラスを報告します。
「三びきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子編・訳 福音館書店
「名人四人きょうだい」『おはなしのろうそく31』東京子ども図書館
「ギーギードア」『おはなしはたのしい』田中康子編
「がちょう番の娘」『語るためのグリム童話5』小澤俊夫監訳 小峰書店
「舌切りすずめ」『日本の昔話2』おざわとしお再話 福音館書店
ヤンさん
「元気な仕立て屋」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子編・訳 福音館書店
どれもこれも、みんな面白く楽しかったんですが、今回は「三びきの子ブタ」にアクシデントというか、ハプニングがあり、このことについて書かせていただきますね。
これは、語り手ならば誰にもあることですが、語っている最中に言葉が出てこなくて、頭が真っ白になったということがまさにこの日、「三びきの子ブタ」の最中におこったのですよ。
語り手さんは十分練習をしてこられていて、覚えたてとかではなかったし、家では滑らかに語れておられたそうです。
しかしながら、最初のほうで一か所小さく引っかかってしまったのを起点に、その後失速してやがて、練習では間違ったりしなかったところでなぜか言葉が出てこなくなったんだそうです。
これは、だれにでもあることなんでしっかり対策を勉強しないといけないと、わたしは気を引き締めたものでございます。
練習して滑らかに語れるようになると、自然とリズムが生まれてきます。
この話は、三回の繰り返しがあり、その繰り返しのリズムがうまれます。
そして、1回目から3回目へ進むにつれて子ブタがだんだん強くなっていくクレッシェンドもあります。
こういうことを意識しながら家で一人で練習していると、生まれてきたそのリズムが定着してきます。
そのリズムは、自分にとって心地よいリズムでもあるわけです。
そのリズムで必死に練習しますよね、みんな。
これで大丈夫と思って勉強会でみんなの前で語ったときに、始めのほうの小さな引っ掛かりがその定着したリズムを狂わせてしまい、その後雪崩のようにうまく続かなくなったということがおこったというヤンさんの解説に、大変納得いたしました。
練習しているときは、リズムができたと思ったらそれを疑わずに練習を続けますもんね。
自分だけのリズムというのは、当然聞き手や語りの場のその時の空気を予測できるものではありません。
語りながら、聞き手の様子を見て判断することですもんね。
ですから、一人で練習するときには自分の好きなリズムだけでなく、早口言葉のように早く言ってみたり、反対にゆっくり言ってみたり、いろいろやってみるのがいいそうです。
そうしてどんな風にも語れるように練習しておいて、初めて本番で聞き手が求める間で語れるようになるということです!!
納得!!
このクラスは初心者ではなくて中堅どころが集まっていますがやっぱりいろんなことがありますよね。
他人事ではないので、大変勉強になりました(^_^)
あったかペーチカ(仮)のかたが案内に来てくださって、11月からの会のお誘いをしてくださいました。
初級クラスと中級クラスのメンバーがいっしょに語るというのはとっても面白いと思います。
お世話してくださってありがとう~~(^^)/~~~