初級クラスが行われた日、近畿地方の梅雨入りが発表されました。
長袖でも少し肌寒い日でしたが、内容のしっかりしたお話ばかりで、雨が降っている事も、決まっていないお夕食のオカズの事もしばし忘れて、それぞれのお話の世界観に引き込まれた豊かな時間でした。
【手遊び&輪唱】
もどろう もどろう 桃の葉 もどろう
かえろう かえろう 柿の葉 かえろう
【語り】 *ヤンさんからの講評
1.まほうの鏡 / 語りの森昔話集1・おんちょろちょろ / 語りの森
*再話する時に、極力ストーリーだけを提供する事で、聞き手それぞれが違う感じ方ができる。実際に語ってそれを共有してもらう事で、語り手のお話に対する理解がより深まる。お話選びの時にも、ストーリーそのもので選ぶやり方が良い。
2.三匹の名付け親 / 語りの森昔話集3・しんぺいとうざ / 語りの森
*三人漫才のようなお話。漫才には山場はないので(落ちはありますが)そこは気にしないで語れば良い話。
3.主人と召使い / 語りの森HP 外国の昔話 こちら→
*笑い話は「間」が難しい分、語っている時は言い直しはしない方が良い。寝ていてもスラスラ言えるぐらい練習する事。あと「賭け」の条件については、聞き手が聞き流さないように、しっかり理解させる語り方を心がけると良い。
4.地獄に行った吉兵衛さん / 語りの森昔話集2・ねむりねっこ / 語りの森
*この話のオチになっていることわざについて、どう聞き手の子どもにわかってもらったら良いかというご質問に、ひとつは子どもが知っている情報(例えばポケモンなど)を使うか、あるいはお話の前にことわざについて教えておくと良い。(辞書にあるような説明はいらない)
5.つぐみひげの王さま / 語るためのグリム童話3 / 小峰書店
*一時期はよく語られたグリムの話の中でも有名な話。語り手がお話を理解する時、その極端さは主人公の成長の為に必要だからと理解し、時代性よりも時代を超えたお話が持っている「伝えたい事」に注目する事が大事。
6.ジミーさんの語り さきぼそがらすの神 / 語りの森HP 日本の昔話 こちら→
今回はヤンさんの代わりにジミーさんが語ってくださいました。それも私が大好きなアイヌのお話でした。アイヌのお話は一人称で語るので、実際語ってみるととても難しいと感じたひとりですが、ジミーさんの語りはとても自然で、りりしい主人公とジミーさんがダブって見えたほどでした!
勉強会の後は、気持ちの良い空腹感でいつもよりお昼ご飯が美味しいと感じるのは私だけでしょうか?そして帰ってから今日聞かせていただいたお話を改めて読んでみたり、次のお話を探してみたりする時間が一番楽しいです。(覚える時間はちょっと大変ですから~)お夕食のオカズの事はすっかり忘れて、ご飯を炊いてからはっと気づき、しばし呆然と立ち尽くしたのでした・・・。
次回は7月12日(火)です。
フルーツさん、アップするのが速いですね!Σ(・□・;)
ブログを書いたり、当日のおはなしのテキストを読んだりと、復習のオンパレード、いやあ~すごいです。
その馬力にいつも驚いていましたが、そうですか、ご飯を炊いてからおかずを考えましたか~
「逆やがな!」
一言突っ込んどきます(笑)
思いがけず、練習できてラッキーでした。
ほめていただいてありがたいですが、でもまだ講評前で来週の中級クラスまでにもっと仕上げないといけません。
トム・クルーズが〝考えるな、行動しろ!〟って映画で言ってましたが、まるで自分に言われているように思いました(笑)
おかず~
今夜のおかず~
高速で報告、ありがとうございます!
今月は、うまいぐあいに、前半は笑える話、後半はシリアスな話でしたね。
講評しなくてよかったら、楽しかったやろなあ。
え?語るほうもそのほうがいいって?
ジミーさん、コメントありがとうございます!
復習というより、ただ、ただ、聞かせていただいて楽しかったら、読みたくなるだけなんです。まだまだお話を聞く、お話を知るという経験を欲しているんだろうと思います。
さきぼそがらすは中級で語られる予定なのですね。このお話、今月のペーチカでも語っておられますよね?(ブログでストーカー?笑)覚えてしまってから、練習する期間が長いんですね!見習わせていただきます。
ヤンさん、コメントありがとうございます。
たぬき饅頭もごちそうさまでした!
お口の中でとろける餡の柔らかさ(^ν^)
講評があるか無いかでは、ヤンさんは聞き方が違うという事なのですね!
意外なような、当たり前のような…
いつもとってもニコニコ楽しそうに聞いて下さっていて、リラックスされているように見えますし、反応して下さるので語りやすくなります。
そして以前、どなたかがおっしゃったように、時々テキストにちょこっと書き込まれる様子も以外とこちらから良く見えます 笑
だからといって講評が無い方が良いとは皆さん思っていないと思いますよ〜
むしろ、それが無いと色々な疑問がそのままになりますし、励み甲斐がなくなってしまいます。
ジミーさんのように講評に向けて前向きに研鑽を積めるようになるには、とにかく今はたくさん語る場を経験する事なのかもしれませんね。