爽やかな秋晴れが続いていますが、秋の味覚、堪能してますか~?
柑橘類が大好きな私は、青い早生みかんを山ほどいただきました。
ちなみにレモンの旬は冬から春にかけての寒い時期だとご存じでしたか?
お料理にもお菓子にも重宝されるレモンは脇役として優秀です。
語り手も、お話と聞き手をつなぐ脇役ですが、おひとりおひとりの解釈や想いや愛が語りにじみ出て、それがまたいいですよね。
今回の初級クラスも、語り手が引き立て役となり、お話の中にいざなってくれました。
<手遊び>*両手の親指と人差し指で三角形を作って
メリークリスマス メリークリスマス メリークリスマス トゥーユー
メリークリスマス メリークリスマス メリークリスマス トゥーオーオー
<語り>
三匹の名付け親 / 語りの森昔話集3 / 語りの森
やまたのおろち / 語りの森HP〈こちら→〉
ねずみのすもう / 日本の昔話5 / 福音館書店
小さいコマドリくん / 新編世界むかし話集より再話 / 文元社
吉四六さんの生き絵 / 語りつぎたい日本の昔話 吉四六さん / 小峰出版
お経を忘れた和尚さん / 語りの森昔話集4 / 語りの森
<ヤンさんの語り>
ホレばあさん / 語るためのグリム童話 2/ 小峰書店
<講評より>
・切る必要のない所で切ると、言葉を探しているように聞こえる。
・くり返しのフレーズは毎回同じようにリズミカルに語る。
・不必要な動詞があると、聞き手が混乱する(再話の場合)
・初級クラス用の”語りのお話リスト”は「手を入れなくても大丈夫なお話」
・唱える箇所や歌は、語り手があまり上手にやるとしらけてしまう。
・覚えにくい言葉は誰でもあるが、なんとかねじこむ。容易に変えずテキストに合わせる。
私が今回、一番ハッとさせられたのは「語り手はそのお話の先を知っていて語っているけれど、聞き手はそうじゃないから」とヤンさんが(他の方に)おっしゃった言葉です。これ、あるんです、あるんです、あるんです!(あえて3回書きました)今回の私が正しくそうでした。その事で起こる問題に気づかないということは、練習の時に聞き手の立場になって、聞きながら語る練習ができていないということですね。質の良い練習なしにはそのお話への解釈も想いも愛もへったくれもナイんですよね~(前向きな自虐です、ハイ)
お話を選んで覚え始めるのが最初のスタート、私達のように勉強会という場に恵まれていたら、まずはそこで語らせてもらって講評や感想をいただいて、またリスタート。実際に聞き手に聞いてもらって、その反応から学びをいただいて更にリスタート。リスタートする度に「お話を語る」ということへの理解が深まっていくのですね。
『語りの場を持つこと』に前向きに!
次回初級クラスは 12月13日(火)です。
フルーツさん
早っや~~~い!
わたしまだ反省が・・・
簡潔かつ濃い報告をありがとうございます。
「語り手はそのお話の先を知っていて語っているけれど、聞き手はそうじゃないから」って、どの場面で言ったんだろうか?フルーツさんのお耳、鋭いですね。
これって、語るときも再話するときもとっても気をつけないといけないことなんです。
このあたりに神経をもっていかないと、聞き手は新鮮な驚きを感じられないのですよ。で、物語自体の魅力があせてしまう。
ヤンはどうしてるかっていうとね、語りながら自分の声を聞いて、まるで初めて聞いてびっくりしたような気持で語るのです。ただそれだけのことなんだけど、子どもとの一体感が生まれる。
みんな、試してごらん!
あ、そうだ、大事なこと忘れてた。インフォメーション!
1月2月は寒くてお部屋の換気が十分にできないから、コロナ期間中はお休みです。だから、来月12月の後は3月までありませんよ~
ようく考えてエントリーしよう。
来週の中級クラスもおなじですよ~
ヤンさんも速攻でコメントをありがとうございます 笑
「語りながら自分の声を聞いて、まるで初めて聞いてびっくりしたような気持ちで語る」
何度も何度も、ひと言ひと言と対峙して覚え、理解を深めたテキストをいざ語る時に、初めて聞いた時の感動をよみがえらせる。
究極の、仕上げのための隠し味!
語り手が、お話を語りながら聞き手の立場になるという事の答えだと思います。
目指すべき練習の意味と、仕上げとは何なのかを教わった気がします。
そして「わかる」と「できる」は違います。
「できる」までやっぱり練習と体験を重ねることですね。
フルーツさん、報告ありがとうございます。
この日もいろいろなおはなしが聞けて楽しかったです。
個人的には、「やまたのおろち」が、今調べている話型の類話なので、テキストを確認しようかなと思っていたところ、語りを聞けてよかったです。
ほんと、ラッキーでした。
あと、「ホレばあさん」の前歯って、なんで大きいんでしょうかね?
大きいと不気味かもしれないけど、そんなに怖くないですよね?
子どもには怖いかな?
どっちかっていうとユーモラスな感じがするんですがね。
「まあ、ええんやけどね」という程度なんですが、語りを聞くとどうしてもイメージが上がってくるんで、なんか意味があるんかなと(笑)
ジミーさん、コメントありがとうございます。
同じ話型を集めて研究なさっているのですね。昔話は色々な学び方、楽しみ方がありますね〜
「ホレばあさん」私はお話の内容の前に「ホレって何?と思ってしまいました。お話の中に「惚れ」薬も出てこず、地面を「掘れ」でもないなぁと調べてみたら、ドイツ語の題名が「Frau Holle」Frauはドイツ語で「夫人」つまりここでは「ばあさん」の部分。Holle(ホレ)は名前なんですね!
語りのお話は、イメージは聞き手ひとりひとりのものでしかないので、みなさんどんな「前歯」を想像したのでしょうね。ちなみに私は出っ歯な前歯です。
ホレばあさんは、自然をつかさどる女神さま。
大きな歯(笑)
子どもたちはたいてい、最初、顔を見合わせます。こわくはないけれど、普通の人ではないことを直感しますね。怠け者の娘のときは、「おばあさんの歯が大きいことはもう聞いて知っていたので」というと、くすくす笑います。