日別アーカイブ: 2023年4月27日

昔話の語法「三匹の子ブタ」感想で~す2

遅くなりましたが、「三匹の子ブタ」の語法勉強会の、参加されたかたからいただいた感想、つづきですo(*^@^*)o

Eさん
「三匹のこぶた」の勉強会ありがとうございました。
物理学を無視していることに全く思い言い足らず語っていました。そう言えばそうですよね、いかに一般的常識にのっている自分にびっくりでした。色々勉強になりました。

Fさん
今回も、語法を深く学ぶことができました。
・外的刺激をきっかけとして、主人公が本質なものと出会うために旅に出る。
・三回の繰り返しがクレッシェンドしていくこと。
・出来事による言葉の繰り返しと言葉の出来事の繰り返し。
・物理学を無視(危機一髪のとき)。
・抽象性の中身はいくつかが絡み合っている。=イメージがクリアになっていく。お話に入っていきやすい。
語法を勉強することで、「三匹の子ブタ」のお話がはっきりみえてきました。

*稲田浩二さんの、幼い子には動物の話から始める
子ども 「自分はちいさい弱い存在」 
昔話で “大丈夫だよ!”
*「三匹の子ブタ」弱いものが強いものに勝つ話
おおかみは抹殺しないとダメ
あなたは大丈夫と伝える話

◎以前覚えかけてそのままにしているけれど、自立していく年長さんや一年生のこもたちに語っっていきたいと思いました。

Gさん
先日の3匹のこぶたの語法勉強会ではお世話になりました。
3回の繰り返しが入れ子式になっていて、クレッシェンドになっていることも興味深かったです。
また、2番目のこぶたが作った家は、「木の家」だと思い込んでいたのですが、「ハリエニシダ」なのですね。オンラインでも質問させていただいたのですが、後で確認しますと、石井桃子再話では、「ハリエニシダ」、瀬田貞二再話では「木のえだ」となっていました。
私が幼い頃、一番初めに見た絵本には日本家屋で使用されるような木材が描かれていたので、材料は木だと思っていたのです。しかし、ハリエニシダについて調べますと、イギリスでは荒地を覆う植物として一般的によく知られ、黄色い花を咲かせる草丈2メートル程度の株のようである。日本語ではハリエニシダだが、ゴースと呼ばれ、荒地を覆う植物としてイギリス文学に登場しています。
なので、藁よりも少し丈夫な小枝、といったところなのですね。オオカミが木の家を吹き飛ばす場面で、そんなに木の家は弱いのか?オオカミの吹く力は台風以上に凄いのか、と幼少期に疑問を覚えたので、なんだか納得しました。
さまざまな気付きをいただき、ありがとうございました。
私も語れるようにしたいと思います。

みなさま、ありがとうございました!

わたしも勉強会の準備をするときや、当日みなさまにお話するときに、とってもよい復習ができています。
語法を確認することで、その話の価値を確認しているって感じです。
うまく録画できたので、おんでまんどくらぶにアップしますね。

あ、そうそう、最後の疑問や感想を言いあう中での意見交換、いつもおもしろいです。