最近、ババの勉強会とかで、ちょっと驚いてることがあるんですけど。
みなさんのサークルなどではどうかなと思って、ちょっと書いてみますね。
おはなしの練習をするときに、自分の語りを録音する人が、たまにいるようなんですよ。
その録音を後で聞いて、間違ったところがないかとか、変なところはないかとか、語りの癖がないかとか、確認するんですって。
ときには、テキストを読んで録音してそれを聞いて覚えるとか。
みなさんはどうですか?
他にも活用方法があるんでしょうかねえ。
ヤンはあんまりお勧めできないなあ。
というか、やめた方がいいと思う ⊙﹏⊙∥
ヤンは、「ちょっと録音して聞いてみたら」ってアドバイスすることはある。それは、その人のその話について、ヤンが説明しても分かってもらえてないなと思ったときだけです。
常時、またはしょっちゅう録音して聞くなんて、ぜったいアドバイスしません!
だって、語っててまちがったら、すぐに気がつくでしょう。
変なところも、語りながらわかるでしょう。
語り癖なんて、自分で聞いても分からないっていうか、分からないから癖なんよね。
そして下手な読みを録音してそれで覚えたら、当然、語りも下手になる。だいたい、読むのと語るのでは、間(ま)がぜんぜん違うんやから。
それより、一回分の録音を聞く時間に、一回分練習をしよう!
あのね、録音の一番の弊害は、「後で聞くわ」って思ってると、語ってるとき同時進行で自分の声を聞こうとしなくなることだと思う。
自分の声を聞くことはとてもとても大事。
でもそれは、録音して聞くんじゃなくて、語りつつ聞くことが大事なの。
口から直接耳へ。
録音すると、自分の語りが時間にピン留めされてしまう。
でも語りって、本来、生きていて、一回一回違っているものでしょ。
「イメージする」⇒「言葉に出す」⇒「伝わるように話す」、それが練習ね。そしてそれをしながら同時にその声を聞くってこと。
聞きながら、「これでいいかな」って確認しながら、次の言葉を出すの。
「あかんな」って思ったら、すぐ前にもどってやり直す。
それって、集中力がすごくいるのよ。
でもそうすることで、聞く力がきたえられると思う。
聞く力は語る力でもあるからね。
ヤンは、自分が練習するとき、録音は使いません。
え?
ホームページに録音があるって~?
うん、ホームページでは、文字テキストを読まない人にもお話を楽しんでもらうために録音してるのです。
ホームページ用に録音するときは、これが現状で最高っていう所まで完成させてますけどね。
でも、練習のためには使わないなあ。
あ、まちがってもわたしの音声を聞いて覚えたり参考にしたりせんといてくださいね(^∀^●)
あなたには、あなたの語りが一番なんやからね~
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まだ5月やのに、関西は梅雨入りやって。
ほんまかな。
きょうは《日本の昔話》「豆と炭とわら」をUPしました。
語ってくださいね~