秋の気配はあるのですが、気温がどうしようもなく夏ですね(⊙x⊙;)
あついなか、再話勉強会がありました。
原話は岩波文庫の『スペイン民話集』から、「熊のファニート」です。
当番のYさんは、できる限りたくさんの類話を読んで、できるだけ完成度の高い原話をさがされました。
それでも、欠けた部分がたくさんあって、それをどう処理するかが悩みでした。
再話では、原話選びがいちばん大切です。
そのためには、ふだんから、原話にできる昔話資料をたくさん読んでたのしむこと。
ヤンは、毎日少しずつ資料を読んでいます。10分か20分くらい、お茶しながら読みます。
読んでると、こんな話を考えるなんて、人間って、おもしろいなあと思います。そして、その話をだれかに伝えたくなって、付箋を貼って、順番に再話していきます。
再話の方法は、ここではいちいち説明できません。
その気があれば、《外国の昔話》《日本の昔話》には各話テキストの末尾に原話資料を明記していますので、それと再話テキストをつきあわせれば、ヤンがどんなふうにしているか分かります。
どの言葉をどの順番に声にすれば、聞き手に情景が見えるかに心を砕いています。
基本は、昔話の語法の知識と、子どもに語る経験です。
ババ・ヤガーでは、2015年から再話の勉強会をひらいてきました。
とちゅう中断があって、新規メンバーも加えて続けてきましたが、それも昨日でいったん終わりました。
みなさんが、再話はおもしろいなあと思ってくださっていたら幸いです。
あとは、ご自分で、ぼちぼち、途切れることなく続けていってくださいね。
ヤンさん、長い間再話のご指導ありがとうございました
今まで勉強会を何種類もしていただいている中で、再話の勉強の時が、一番エネルギーを使ってらっしゃるのではないかと思います。
というのは、私がいちばん再話のあとに疲れているから(笑)
ずっと頭で再話文を考え続けますから、講師のヤンさんはもっとだと思います。
ほんとにありがとうございました。
気になる、《再話できる力がついたのか?》問題ですが…
自分は原話選びが完璧とは言えない段階。
アカンやん!
とは、思わなくて、スタートした時に比べたら色々分かってきてます(自分比)
自分で既存のテキストに手を入れられるようになりたい。
原話を再話できるまでは遠すぎて、それは望まないと思っていましたが、それは間違いだとわかりました。
再話できるようにならないと、既存のテキストに手を入れる力もないということだと思い知りました。
これだけでも良かったと思います。
これからも、個人で地道に続けられるかが課題ですね。
でもみんな、力をつけてもらったから、これからはプライベートレッスンで再話を見てもらう段階に行けると思いますので、引き続き頑張らないとですね✨
やり続けないと、もったいないですから、頑張ります
ヤンさん、再話のご指導ありがとうございました。本当にたくさんの事を教えて頂きました。ヤンさんのように、自学と体験を積み重ねてこられた人はなかなかいません(と思います)。勉強不足の私達にも分かるようにいつも言葉を尽くしてくださり、驚きと感動が幾度となくありました。とにかく、楽しかった!この経験を元に再話を続けていきたいです。そして、クラスのみなさんと共に再話の時間を過ごせてよかったです。
ジミーさん、この10年、おつきあいくださって、そしてみなさんのお世話をしてくださって、ほんとうにありがとうございました。
やり続けないともったいない、実感します。
学ぶことには時間とエネルギーが必要ですが、それらを注ぎこんだ年月は、自分だけの大切な宝。とちゅうで放り出すのはもったいないです。
どうぞ楽しみながら続けてくださいね。
ウーカーさん、コメントありがとうございます。
勉強会はかつてしばらく中断したんだけど、たしかウーカーさんたちがやりたいって言って、それで再開したんじゃなったかな。
若い人の積極性が、年寄りを後押ししてくれるもんです。
いい後輩に恵まれてるなあって思います。
楽しかったっていてくださって、とてもうれしいです!