夏休みがとっくに終わって、8月は今日で最後。
学校が始まっても、まだまだ暑さは続く今日この頃です。
8月のプライベートレッスンは、3話でした。
1話目
「貧乏神の土産」
テキストを日常語に変えて、語りもされました。
残念ながら、参加できなかったので報告できません。
Mさん、よければ、出典やレッスンのようすをコメントでお知らせくださいね。
よろしくお願いしますm(__)m
2話目 語り
「おばあちゃんの話」『赤頭巾ちゃんは森を抜けて』兼岡糸子他/訳 阿吽社
フランスの古くから伝わる「赤ずきん」のおはなしで、一般に知られている赤ずきんの話とはだいぶ違います。
「くらいくらい」とか「ちいちゃいちいちゃい」のおはなしのように、怖がることを楽しむために、聞き手のようすを見ながら、語り手と聞き手が相互に交流するエンタメ的な話でとても面白かったです。
ペローの赤ずきんのように、男はおおかみだから気を付けるんですよ、みたいな感じがないんです。
7月のあったかペーチカの時にしてもらった、赤ずきんミニ講座に詳しく報告してくれていますので、どうぞそちらもご覧ください。 → こちら
3話目 テキストの整理
「鉄のストーブ」『語るためのグリム童話6』小澤俊夫/監訳 小峰書店
受講者さんは、同じ物が違った表現になっているところの言葉をそろえたり、必要ないと思う文を取るという作業をされていて、それでよいのかどうかを見てほしいということでした。
最初から順を追って見て行き、説明してもらいながらテキストを整理できて、悩みが無くなってから覚えるというのが、理想だということが改めて分かります。
これで心置きなく覚えられますよね。
この話は長い話なので、初めにヤンさんが整理の目的を聞かれたときに、短くするつもりかどうか聞かれました。
受講者さんはそれは考えておられなかったようですが、もしそれもしようと思ったらもっと考えることが多くなって、とてもプライベートレッスン一回では終わらなかっただろうなとあとで思いました。
テキストは多くの場合、整理や手直しが必要なように思います。
しかしそれはとても難しいことで大変だと、まだまだ至らなさを感じた次第です。
でも、何回も機会を増やすことが道を進むことなので、カメの歩みでも少しずつ歩んでいきたいなあと思いました。
何事も、やり続けないとですね(^^)/
ヤンさん、ありがとうございました。
貧乏神の土産の再話が見つからず、甲州弁の原話にたどりつきました。再話も探しましたが、みつけられませんでした。
文章が、語り言葉そのまままで、方言の意味やイントネーションなど語りづらく、自分で日常語に変えてみました。文章が、テキストとして使えるか、見てもらいました。
接続詞をとって覚えてみることは勉強になりました。
長い文を分け、そして、自分では変えにくい言葉や聞いてもらってわかりにくい言葉を、聞いてわかる言葉にかえることで、文章が整理されすっきりした。結末句も以前から何度も聞いていましたが、土地言葉の結末句なので、自分の言葉に変えました。
面白いおはなしが、また一つ増えたので、楽しんで語っていきたいと思います。
ジミーさん、報告ありがとうございます。
モリーさん、追加のご説明ありがとうございました。
おはなしを語る経験の中で出てくる課題が、みなさんそれぞれに深まって来ているなあと思います。レッスンでは、それを解決するためにあれこれ考えるのが、とても充実して楽しいです。
ちなみに、モリーさんの「貧乏神の土産」は『甲州昔話集』から見つけられました。『甲州昔話集』は土地言葉で採話されてますが、意味がわからないほどは難しくないです。国会図書館のデジタルコレクションで読めますから、みなさん、ほかの話も読んでみてください。興味深いですよ~
モリーさん、説明ありがとうございました。
テキストが、語れる形になってよかったですね。
ひとつのおはなしにこうやってテキストの段階から時間をかけて丁寧に向き合っておられる様子がよくわかりました。
時間をかけるのは難しいかもしれませんが、そうやって納得のいくテキストにすることが、自分の大切なお話を増やすことですよね。
わたしもひとつひとつのおはなしにそうしたいと思います。
ヤンさん、コメントありがとうございます。
出典を教えていただきありがとうございました。
土地の言葉で書かれている話は、少しわからない所が出てくるともうお手上げかと思っていました。
まったく外国の言葉かと思う場合はお手上げですが、ほぼ意味が分かる話なら、これからは読んでみようと思います。
今まではあんまり読めてないですが、たくさん読まないと、感覚がつかめないように思います。
ハードルが高いですが頑張ります~
ジミーさん、ありがとうございます
加えてお伝えします
ネットで「貧乏神」というワードから、この話を音声で見つけ、土地言葉のニュワンスを感じとることができたので、原話を日常語に変える時には、文字だけの情報より耳で聞いたことがより作業の助けになりました
原話に辿りつけたときは嬉かったです
まだまだ読めていない沢山のおはなしに出会っていきたいと思います