今朝もはやくからセミが盛大に鳴いております。
遠くのほうからだとまだましなんですが、たまに近くで鳴かれると音が大きくてビックリします( ゚Д゚)
昔話の再話を勉強する講座も最後になりました。
今回は、前回検討したテキストの修正版を持ち寄る〝再検討〟です。
原話は以下のとおりです。
「ふしぎな白馬」『世界の民話28オーストリア』小澤俊夫/編 飯豊道男/訳 ぎょうせい
「コマドリとミソサザイの結婚」『新編世界むかし話集1イギリス編』山室静 文元社
「地蔵浄土」『新装日本の民話9山陽』稲田和子・立石憲利/編 ぎょうせい
「母の目玉」『鈴木サツ全昔話集と語り』小澤俊夫他/編 福音館書店
「はなたれ小僧」『中国山地の昔話-賀島飛左嫗伝承四百余話-』稲田浩二・立石憲利」/編 三省堂
「小僧の歌くらべ」『鼻きき甚兵衛-出雲の昔話-』臼井甚五郎/監修 田中瑩一他/編 桜楓社
「瓜子姫」『丹後伊根の昔話』京都府立総合資料館/編 京都府
「サヴィトリ姫と死神」『新編世界むかし話集7インド・中近東編』山室静 社会思想社
「知らない人に買ってもらいな」『ラテンアメリカの昔話』三原幸久 岩崎美術社
再話者が再話を読み上げて、ヤンさんが再話者がまだ疑問に思っている箇所やしっくりこないと思っている箇所を聞き出し、その部分について検討し、さらにヤンさんの指導が入ります。
みなさんは再話をするのは初めてのかたばかりでしたから、相当頑張っておられたことと思います。
わたしも再話の勉強会は久しぶりでしたし、とにかく時間中ずっと原話と再話を見ながら頭をフル回転させるのでエネルギーを使いました。
自分はどこまでができて、どこからができないのか、分かっていないのかを確認するということができたのがわたしの収穫でした。
やっぱり、どの原話を選ぶのかは決め手となるのに難しく、わたしはまだまだそれができません。
今回の原話はオッケイでしたが、今まで何度も失敗してきました。
自分が再話をしたい原話と、再話できる原話は、わたしの能力的にまだ違うのだと分かりました。
ヤンさんも言っておられたように、スケジュールがこれ以上取れないので3回目で講義は終わりますが、再話クラスでは細かいところを詰めていくために、みんなで喧々諤々の検討をこれからやるのです。
そして、最終的に耳で聞いて確認します。
再話するとはどういうものか、この入門講座で知ってもらいましたが、再話クラスの勉強はもっとテキストを突き詰めていくというところが違います。
できることなら再話クラスに入るとか、プライベートレッスンを受けるとかの方法で、再話完成までの過程を知っていただきたいなと思います。
これからも再話の勉強を続ける人がひとりでもたくさんおられたらいいな~(*^▽^*)
ご参加を待ってます~~(^o^)/
ジミーさん、報告ありがとうございます。
みなさん、よくがんばってトライされましたねヾ(≧▽≦*)o
再話をすると、さいしょの原話探しの段階で学びがあるんですよね。まず世の中にはこんな話が残ってたのかという驚き。次に、わたしはどれが好きなのかていう自分を知ろうとする学び。さらに、わたしたちは語り手ですから、必ず聞き手がいるわけで、どんな話を聞いてもらいたいのか、他者を知ろうとする学びがあるんです。
で、やっと原話が決まったら、原話の語り手の思いを追求しようとする。そのうえで、こんどは、どんな表現をすれば自分の聞き手に伝わるのかを考える。
再話は、媒体としての語り手(=再話者)の仕事を突きつめる作業だと思うのですよ。
なあんて、再話したことのあるかたにしかわからん事、書いちゃったかな~?
入門終了の皆さん、ぜひ学び続けてくださいね~
ヤンさん、コメントありがとうございます。
なるほど!
原話選びの段階でそれだけのことをていねいに考えられるのですね。
わたしは好きな話であること、破綻がないかを主に考えていました。
そしてなぜか選ぶときに焦ってゆったり選べてないんじゃないかと思います。
1話完成するまでに時間がかかるので、気持ちが焦っているのでしょうが、焦る必要ないよね?と思いました。
でも期日のある時はそれも考えながら、それでも丁寧に選んでいきたいと思います(*^▽^*)