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ヤン について

語りの森を作った魔女

ありがとうございました。どうぞこれからも

毎日再話の勉強をしています。
今日は、ぎょうせいの世界の民話から、コーカサスの話を試し始めました。
小沢俊夫編訳。
訳者によって文章に癖があります。
ああ、これ、いかにも小澤先生やなあって思いながら、再話しています。
かつて、先生が「この訳はだめだね」と冗談混じりにおっしゃっていた言い回しも、今は残したい思いにかられます。

この話の主人公の若者は、なまけもので、両親からも親方からも追い出されます。
極端で孤立的な存在です。
主人公が前に進むためには外的刺激が必要。内面を持たないから。平面性の表れです。
主人公は本質的なものと出会うためには旅に出なければならない。
昔話で語られるこの基本的な法則を、先生に教わりました。
それは昔話に限らず、人生の基本じゃないかと、感動したのを忘れません。先生のおだやかなお声とともに。

つぎからつぎと昔話を読み、再話する作業を通じて、人と自然との関りや人間って何かということや、成長するってどういうことかを、学び、積み重ねていく、その楽しいこと!
指針は、すべて、小澤先生とわたしの聞き手たちから教わりました。

わたしは、ちゃんと、過去から未来へとつなぐ媒体になれているかしら。
「わたしたちは伝承の途中にいる」
このことばに励まされながら、努力を続けたいです。
先生、ほんとうに、ありがとうございました。

付:小澤俊夫先生が、4月18日に永眠されました。

 

お口チャック🤐

夫「よう寝たか?」
わたし「寝たような寝てないような」

というのが、ここ毎日続く朝の会話。
ところが、夕べは・・・

夫「よう寝たか?」
わたし「寝た、寝た」

じつは、毎晩、2,3回、口の中がかわいてカラカラになって目が覚める。
時には、息ができないくらい乾く。
で、枕もとに水を入れたコップを置いて寝て、目が覚めるたびに口を潤す。
それで、もう何か月も、ずうっと寝不足。
このままやったら、倒れるわ。
それで、昨夜は、口に傷テープを貼って、口が開かないようにして寝た。

わたし「昨夜、くちに傷テープ貼って寝てん!」
夫「えつ!窒息するで!」
わたし「・・・だいじょうぶや。息が止まる前にはずす」
夫「けど、鼻が詰まったらどうする?花粉症やのに」
わたし「鼻にメンタムを塗って寝てる」

夫は、口に傷テープを貼ったら死ぬと思い込んでいるようだ。

つまらない話でごめん(;´д`)ゞ
けど、語り手にはのどのメンテナンスが大切です・・・
ほんと、つらかったから、うまくいってよかった。
みなさん、そんなことって経験ありません???

 

語りつぐ者 📖

しとしとと雨がよく降ります。
花時雨(はなしぐれ)というそうです。やさしい名前ですね。

図書館の児童書の棚で、ふと目に留まった『語りつぐ者』を紹介します。

パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2013年

母親が亡くなって父とふたりで暮らしているエリザベス。父の仕事の都合で、母の妹にあずけられます。
父に見捨てられたような寂しさのなかで、新しいクラスにもなじめず、自分には何のとりえもないのだと落ち込みます。

そこで見つけた羊皮紙に描かれた古い絵。
描かれている少女は、エリザベスにそっくりです。
少女はズィーという名で、200年も昔にその土地で生きていた、エリザベスのご先祖さまでした。

200年前はアメリカでは独立戦争のころです。
エリザベスは、ズィーの人生をたどりながら、自分の持っている豊かな想像力と語る力を発見します。

わき役たちも、心優しく、魅力的です。

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今日のHP更新は《日本の昔話》
沖永良部島に伝わる「ねこのつら」です。⇒こちら
ちょっと長いけど、語ってくださいね!

 

 

お花見クラス会🌸

クラス会といっても、高校の教え子たちのクラス会。
毎年、呼んでもらっています。
今年も、京都府八幡市の背割り堤のお花見でした。
ちょっと古い日曜日の報告です。

土曜日に雨が降ったから、めっちゃ心配したんだけど、さくら、まだまだ見ごろでした!


御幸橋の上から、木津川と堤を臨む。


さくらはこんな感じ。
人出はすごかったです。たぶん半分以上は外国からの観光客で、さまさまな国の言葉がとびかっていました。

このクラス会は、ヤンが初めて担任を持った1年生のクラスの子たちの集まりです。子っていってもみんな還暦を過ぎてるけどヾ(≧▽≦*)o
高校一年生のころには想像できなかった人生を、50年近く生きて来て、身につけたさまざまなよいものを、少しずつ見せてくれました。
みんな、青春を懐かしみ、いっきに昔にもどって再びの交流を楽しんでいたと思います。
仲のいいクラスでした。
みんな、声も話しかたも表情も、昔のまま。だから、話していると、顔もかんぺき15歳!
教師としても人間としても未熟だったのに、今でも先生って言ってくれて、ありがたいなあ。
いま、ラインでつながっているのは17人。これを読んでくれている人の中に、「もとなな」でピンと来る人があれば、連絡ください。

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月曜のホームページ更新は《外国の昔話》「悪魔の宿屋」⇒こちら
わたし、こういうユーモアが大好きなのよ。

プライベートレッスン3月

3月のプライベートレッスンはおひとり。

「とめ吉のとまらぬしゃっくり」を語りたいんだけど、テキストにちょっと違和感があってということで、その確認でした。
出典は『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』松岡享子作/福音館書店。

もちろん語れる作品なんだけど、やはり創作。
昔話の語りになれていると、細かなところでひっかかります。
その引っかかった部分が、耳から聞いてイメージできるかどうかを考えます。

だいじょうぶ、ちゃんと見えるということなら、そのまま覚えます。
(すると、語り手の表現力が増します。語彙が増えます)

ただし、大前提として、語り手は聞き手の聞く力を知らなくてはなりません。
今回は、ターゲットは5年生。1年生のときからずっとお付き合いのある子どもたちだということでした。
これは心丈夫です。
こちらも知っているけれど、子どもたちもおばちゃんの声や話しかたを知ってくれているからです。
去年は少し集中しづらかったとのことでしたが、子どもの成長は早いので、多分大丈夫でしょう。
細かく検討した結果、違和感のあるところもほぼそのままで語ろうということになりました。

ただし、読めばわかるけれど、耳からだと誤解が生じる部分が3か所ほどあるので、前後を入れ替えたり、文を切ったりしました。

それから、話の台本ですから、体言止めや連体止めは避けて、きちんと「大よろこびしました」まで言いたいですね。

語り手にぴったりのおはなしだと思うので、語られるのを聴くのが楽しみです。

テキストに手を入れることについて、最近がっかりするケースが結構あったのですが、今回は節度を守ってくださっていて、ほっとしました。

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昨日のホームページ更新は、《日本の昔話》「千丁木」⇒こちら。
語ってくださいね~