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語りの森を作った魔女

語りつぐ者 📖

しとしとと雨がよく降ります。
花時雨(はなしぐれ)というそうです。やさしい名前ですね。

図書館の児童書の棚で、ふと目に留まった『語りつぐ者』を紹介します。

パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2013年

母親が亡くなって父とふたりで暮らしているエリザベス。父の仕事の都合で、母の妹にあずけられます。
父に見捨てられたような寂しさのなかで、新しいクラスにもなじめず、自分には何のとりえもないのだと落ち込みます。

そこで見つけた羊皮紙に描かれた古い絵。
描かれている少女は、エリザベスにそっくりです。
少女はズィーという名で、200年も昔にその土地で生きていた、エリザベスのご先祖さまでした。

200年前はアメリカでは独立戦争のころです。
エリザベスは、ズィーの人生をたどりながら、自分の持っている豊かな想像力と語る力を発見します。

わき役たちも、心優しく、魅力的です。

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今日のHP更新は《日本の昔話》
沖永良部島に伝わる「ねこのつら」です。
ちょっと長いけど、語ってくださいね!

 

 

お花見クラス会🌸

クラス会といっても、高校の教え子たちのクラス会。
毎年、呼んでもらっています。
今年も、京都府八幡市の背割り堤のお花見でした。
ちょっと古い日曜日の報告です。

土曜日に雨が降ったから、めっちゃ心配したんだけど、さくら、まだまだ見ごろでした!


御幸橋の上から、木津川と堤を臨む。


さくらはこんな感じ。
人出はすごかったです。たぶん半分以上は外国からの観光客で、さまさまな国の言葉がとびかっていました。

このクラス会は、ヤンが初めて担任を持った1年生のクラスの子たちの集まりです。子っていってもみんな還暦を過ぎてるけどヾ(≧▽≦*)o
高校一年生のころには想像できなかった人生を、50年近く生きて来て、身につけたさまざまなよいものを、少しずつ見せてくれました。
みんな、青春を懐かしみ、いっきに昔にもどって再びの交流を楽しんでいたと思います。
仲のいいクラスでした。
みんな、声も話しかたも表情も、昔のまま。だから、話していると、顔もかんぺき15歳!
教師としても人間としても未熟だったのに、今でも先生って言ってくれて、ありがたいなあ。
いま、ラインでつながっているのは17人。これを読んでくれている人の中に、「もとなな」でピンと来る人があれば、連絡ください。

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月曜のホームページ更新は《外国の昔話》「悪魔の宿屋」⇒こちら
わたし、こういうユーモアが大好きなのよ。

プライベートレッスン3月

3月のプライベートレッスンはおひとり。

「とめ吉のとまらぬしゃっくり」を語りたいんだけど、テキストにちょっと違和感があってということで、その確認でした。
出典は『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』松岡享子作/福音館書店。

もちろん語れる作品なんだけど、やはり創作。
昔話の語りになれていると、細かなところでひっかかります。
その引っかかった部分が、耳から聞いてイメージできるかどうかを考えます。

だいじょうぶ、ちゃんと見えるということなら、そのまま覚えます。
(すると、語り手の表現力が増します。語彙が増えます)

ただし、大前提として、語り手は聞き手の聞く力を知らなくてはなりません。
今回は、ターゲットは5年生。1年生のときからずっとお付き合いのある子どもたちだということでした。
これは心丈夫です。
こちらも知っているけれど、子どもたちもおばちゃんの声や話しかたを知ってくれているからです。
去年は少し集中しづらかったとのことでしたが、子どもの成長は早いので、多分大丈夫でしょう。
細かく検討した結果、違和感のあるところもほぼそのままで語ろうということになりました。

ただし、読めばわかるけれど、耳からだと誤解が生じる部分が3か所ほどあるので、前後を入れ替えたり、文を切ったりしました。

それから、話の台本ですから、体言止めや連体止めは避けて、きちんと「大よろこびしました」まで言いたいですね。

語り手にぴったりのおはなしだと思うので、語られるのを聴くのが楽しみです。

テキストに手を入れることについて、最近がっかりするケースが結構あったのですが、今回は節度を守ってくださっていて、ほっとしました。

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昨日のホームページ更新は、《日本の昔話》「千丁木」⇒こちら。
語ってくださいね~

春眠あかつきを・・・・🤤


テレビ観ててもとちゅうで寝てる。
本読んでてもとちゅうで寝てる。
動画観ててもとちゅうで寝てる。
ストレッチしながらとちゅうで寝てる。

え?
わたしのことよ。

それは平和やということや。

嫌なこと気がかりなことがわんさかあるのに、考えてるうちにとちゅうで寝てる。

図書館でリクエストしたら下が先に届いた『プロジェクト・へイル・メアリー』
1週間後に上が届いたから、上下合わせて一気に1週間で読まないといけませんでした。
とちゅうで寝ながらぎりぎりセーフ、読めました。
けっこう軽いSFで、ま、おもしろかった。
そしたら、なんと、映画化されたんやね。
映画を観に行ってもきっととちゅうで寝るやろうな。

江戸時代に、雪の越後の国を描いた『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』って随筆があってね。もう何十年も前に読んだんだけど。
その『北越雪譜』が出版されるまでの人間模様が小説になってるのを見つけた。
木内昇著『雪夢往来(せつむおうらい)』
時々とちゅうで寝ながら読んだ。
山東京伝とか滝沢馬琴とかが出て来て、学生時代を思い出して懐かしかった!
近世を勉強してたんでね。
読書日記に書いたから見てね⇒こちら

ヒノキ花粉はなんぎやけど、やっと暖かくなっていいなあ。
花もきれいに咲いてるし。

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今日のおはなしひろばは「太陽を射る」
聴いてくださいね~

 

七万年のものさし😯

福井県には、恐竜博物館など、生命の長~~~い歴史を学べる博物館がありますね。
今回は、三方湖のそばにある年縞(ねんこう)博物館に行って来ました。

福井県の三方五湖のうち、水月湖(すいげつこ)は穏やかな湖です。
その湖底に、1年に0.7ミリずつ、プランクトンとか鉄分とか時には葉っぱとかが積もっていきます。季節によってちょっとずつ異なるものが積もります。だから、バウムクーヘンのように縞になります。
その縞を年縞(ねんこう)といいます。
水月湖はあまりにおだやかな湖なので、7万年ものあいだ、しずかにしずかに積もりつづけて、それが45メートルにもなりました。

その45メートルの年縞を見に行きました。
研究者たちがそうっと掘り出して横に並べてあるのです。

7万年前といえば、わたしたちホモ・サピエンスがアフリカを出発したころです。
わたしたちが世界中に広がって行くとき、水月湖の年縞も一年一年積もっていきました。

大山の火山灰も縞になっています。鳥取県の大山が大噴火してその灰が福井県まで飛んできたんですね。縞しまを数えていったら、その大噴火は約6万年前だったことが分かります。

積もっている縞の成分によって、気候変動も分かります。
だから、年縞は、地球の変化を知るものさしといえるんですね。
年縞は世界じゅうにあるんだけど、水月湖のものが世界一長いそうです。

最初の縞からひとすじひとすじ見てると、いっきにさかのぼって7万年前の地球に生きているような気持になります。
奇跡を見ているような感動でした。

日常のささいなごたごたは、気にかけるのもあほらしくなり、逆に、ささやかな楽しみや幸せは奇跡のようにいとおしくなりました。

年縞博物館の公式ホームページです。⇒こちら

 

これは、博物館そばの三方湖。
野鳥が観察できます。
この向こうに水月湖があります。

博物館には縞(しま)という名のカフェがあります。

福井梅カレーと、年縞コーヒー。
おいしかった~
食べたかった名物の年縞SANDは売り切れだったあ。

年縞博物館のある縄文ロマンパークには、若狭三方縄文博物館もあります。
ところが、たまたま整理休館日で、入れませんでした(;´д`)ゞ

 

これは野外に復元された竪穴式住居。

中に入れます。

 

小浜線の車窓から。
山には雪が残っていました。

敦賀で途中下車して、丸三商店で焼きサバを買って帰りました。

非日常を楽しめた日帰り旅でした。

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今日のおはなしひろばは、「うぐいすの内裏」
聴いてくださいね~