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語りの森を作った魔女

7月第1週のおはなし会🎋

2日(月)

支援学級 朝学習
絵本『ばったくん』五味太郎/福音館書店
絵本『わにわにとあかわに』小風さち文/山口マオ絵/福音館書店
絵本『ごきげんななめのてんとうむし』エリック・カール/偕成社
絵本『らくちんらくちん』高畠純/アリス館
もう一冊『だるまちゃんとキジムナちゃん』を持っていったんだけど、時間切れ。
子どもたちは「え~っ」と不満顔でしたが、あとで先生に読んでもらうことにして、教室に置いて帰りました。
わたし「かこさとしさんってしってる?」
子ども「知らん」
わたし「ほら、だるまちゃんのシリーズ書いた人やん」
子ども「てんぐちゃんとか、かみなりちゃんとか? 知ってる!」
ま、これも、ちょっとしたブックトークね。

小学6年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「三本の金髪を持った悪魔」『語るためのグリム童話』小澤俊夫編訳/小峰書店
おはなし「きつねの小判」『日本の昔話1』小澤俊夫再話/福音館書店(仲間)
おはなし「おどるがいこつ」『日本の昔話1』小澤俊夫再話/福音館書店(仲間)
ブックトーク「平和」
先週の残りの二クラスね。
ブックトークでは『ヌチヌグスージ』を始めに紹介して、私たち一人ひとりの命が今ここにある奇跡を実感しあったの。ちょっと感動するよ。

3日(火)
中学1年 朝学習
詩「すてきなひとりぼっち」谷川俊太郎『すてきなひとりぼっち』童話屋より
おはなし「酋長カイレ」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
中学校に入って最初のおはなし会。懐かしい笑顔がそこここに💗
カイレは、子どもに初めて語りましたが、ストーリーが進むにつれて、子どもたち、どんどん前のめりになっていきました。
眼が完全に物語の世界に入っているの。
確かに私も好きな話だから再話したんだけど、こんなに子どもの心をつかむ話だとは思わなかった。
ひとりの男の子は、最後のところで鼻をすすってたよ(風邪じゃなくってね)。

4日(水)
幼稚園4歳児 一クラス
てあそび「ろうそくぱっ」
おはなし「ギーギードア」『おはなしはたのしい』たなかやすこ
てあそび「ろうそくぱっ」
子ども「明日、すごい雷やった!!!」
わたし「そやったねえ(きのうだよ、ふふ)」
子ども「きょうも、雷なるよ~」
わたし「たいへん・・・」
子ども「ろうそくつけよっか!」
わたし「そやね。はい、ろうそくぱっ🎵」
おはなしのおばちゃんは、完全に子どもに仕切られております(笑)

5日(木)
警報☔が出て学校はお休み。やるはずだった小学3年生のプログラム、未練たらしく涙ながらに書いておきます。
おはなし「三つの五月のもも」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
おはなし「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話(仲間)
おはなし「てんとうむしのおじょうさん」語りの森HP《外国の昔話》村上再話(仲間)
おはなし「カンチルとワニ」語りの森HP《外国の昔話》村上再話
ブックトーク「身近な自然」

日常語で語るっておもしろい🌟

あのね、おはなしって語っていてどうしても言葉が出てこないってことあるよね。
忘れたんじゃないんだけど。子どもの前で忘れるようなことはできないからね。
でも、たまにすじの前後が頭の中でこんがらがったり、ひとことが出てこなかったり。

そんなとき、ヤンは即座に再話するの(笑)
で、知らんふりして先を続ける。
絶対同じ言葉を繰り返さないでいようと、みんなに言ってるでしょ。

でね、先日仲間がね、それやっちゃった。しかも4回も繰り返したの~
ところが、日常語で語ってたもんだから、それがめっちゃおもしろかった。本人も落ち着いたもんで、
「町へ出かけてったん。町へ出かけてったん。町へ出かけてったん。町へ出かけてったん。何回町へ出かけるねん」
もう子どもたちに大うけ(笑)
今思い出しても笑いがこみあげてくるのよ~

べつに推奨するわけではないけれどね。
語り手も聞き手もしゃちこばらないで、いかにもいろり端ね。
語り手が素になってるから子どもも自然に受け入れてるの。
だれだって忘れたり失敗したりするってことを当たり前に受け入れてる。

ほんと、楽しかった。
Nさん、暴露してごめん~💖

今週のおはなし会🌊

25日(月)

小学4年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「石になった狩人」『子どもに語るモンゴルの昔話』こぐま社 (仲間)
おはなし「三つの五月のもも」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「竹の子童子」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
ブックトーク「ファンタジー」
このプログラム、けっこうイケてました。
ブックトークのとき、「これが楽しみやねん」と言ってくれる子がいて、きっとあとで読んでくれているんだと思って嬉しくなりました。本を集めるのも、子どもに配布するリストを作るのも、10分で紹介するのも力技だけれど、やりがいがあります。

27日(水)

小学4年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「かえるの王さま」『子どもに語るグリムの昔話』こぐま社
おはなし「ントジィの蛇退治」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
おはなし「カンチルとワニ」語りの森HP≪外国の昔話≫
ブックトーク「ともだち」
「かえるの王さま」はいまのところ、4年生がぴったりかな。男の子がかえるを諸に敵視しているのがおもしろかった(笑)
「ントジィの蛇退治」がおもしろくてねえ。「なんでやねん」って、何度も何度もつっこみが入るの。でも、出会う仲間が蛇退治の条件にぴったり一致しているのがわかったら、「すごい!」って感心してくれました。語法にぴったり当てはまると、聞いていても気持ちがよいようです。「「心臓がからだの中にない巨人」とおんなじや」って言ってた子もいましたよ。賢いなあ。
「カンチルとワニ」は、最初は、カンチルがいなばの白うさぎのように毛をぬかれるのではないかと心配そうに聞いていましたが、そのうち、「かしこい!」って言いながら笑っていました。
おはなしがふたつ終わったとき、子どもたちが、時計を見て「まだあとひとついけるな」って。
わたし「え、三つ続けて聞ける?」
子ども「そんなんふつうやん」
で、じゃんけんも手遊びも伸びもなしに三話続けてやりました。こっちがしんどいわ。
ここの子どもたちはとても自立していて、おはなし会のときは先生はほんとに黒子に徹しておられます。

学童保育 低学年クラスと高学年クラスそれぞれ約30分
低学年クラス 1~3年生約50名 (仲間二人)
おはなし「ちょうむすび」『黒いさくらんぼ』小澤昔ばなし研究所
おはなし「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
大型絵本『ドライブにいこう』間瀬なおかた/チャイルド本社
大型絵本『はらぺこあおむし』エリック・カール/偕成社
大型絵本『999ひきのきょうだい』木村研/チャイルド本社
大型絵本『へんしんトンネル』あきやまただし/金の星社
ほぼ年に一度のイベントなので、大型絵本で楽しんでもらいました。よろこんで聞いてくれていたそうです。
高学年クラス 4~6年生約20名
おはなし「七羽のカラス」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「なまくらトック」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「たこやき」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
絵本『太陽へとぶ矢』ジェラルド・マクダ―モット/ほるぷ出版
さすがに高学年、おはなしが続いてもじょうずに合いの手を入れながら聞いてくれました。日直さんが、「毎年来てくれてありがとうございます」って挨拶してくれましたよ。ここは、ふだんからおはなしを聞いている子たちなので、知らない人が来て語っても、とても集中して聞いてくれました。聞く姿勢ができてるんやね。

29日(金)

6年生 授業 一クラスずつ二回
おはなし「三本の金髪を持った悪魔」『語るためのグリム童話』小峰書店
おはなし「きつねの小判」『日本の昔話1』福音館書店(仲間)
おはなし「おどるがいこつ」『日本の昔話1』福音館書店(仲間)
ブックトーク「平和」
仲間の日本の昔話2題は日常語です。なんとものんびりしていて楽しかった。
去年に比べると、きゅうに最上級生になっていて、おどろきました。
まだ幼稚園の時の面影は残っているけれどグンと背が伸びていましたよ。
和気あいあいのクラスと、生真面目なクラスと、雰囲気は違うけれど楽しかったです。来週残りの二クラスがあります。

さて、来週からはおはなし会も終盤にかかります。
お、その前に明日は図書館のおはなし会。楽しみ~

心機一転🌞

というほどのことでもないのですが(笑)
このページの右の欄を見てごらん。ここの部分をブログのウィジェットって言うんだけどね。
ちょっと変えたの。わかる?
あ、タブレットやスマホの人はウィジェットはいっちばん下にあるんやね。探してみて。

カレンダーが「今月のおしゃべり」になってるでしょ。ふふふ
「最近の投稿」が「最近の話の種」。ふふふ
でね、新しく「話題をさがそう」ていうのを作ったの。見て見て!
「おはなし会のプログラム」をクリックしてご覧。

先週、さだまさしさんのコンサートに行ってきたのよ。
2年ぶり。
感動して反省して、自分に定年を作ることをやめにした。

年をとると、頑固になったり独りよがりになったりする人、多いでしょ。で、上から目線の偉そうな人、いるでしょ。
まわりが迷惑する。そろそろ引退してよって。
そんな老害を振りまきたくないから、自分は70歳を定年にしようって考えてたの。

でも、それって、甘えだって、いきなり気付いたの。
何歳になっても嫌がられない生き方をする。自分を律する。それが大事なんよね。
50歳60歳でもはた迷惑な生きかたってあるもの。
それにひきかえ、90歳過ぎても、若い人から敬愛される生きかたをしている人もいる。

いつまでも、子どもを見つめて、時代の変化と変わらないものとを見極めて、ちゃんと生きていきたいな。
だから、ウィジェットを~、というわけやない(笑)

いまね、ちょっとおもしろいこと考えてるの。
ホームページ使って、何かできないかなって。

限られた人生で、いま、何ができるか、めっちゃ楽しみ。

今週のおはなし会🐌

6月18日(月)
幼稚園4歳児 一クラス
てあそび「ろうそくぱっ」
おはなし「あなのはなし」
てあそび「ろうそくぱっ」
この日のことは18日の井戸端会議に書きましたね~
おっと、初めての面白い反応がありました。
わたし「森の中に一軒の小屋がありました。小屋にはだれもいません」
子ども「おおかみの家や!」
わたし(ぎょぎょぎょ!)
さあ緊張感がぐっと高まりましたよ!なんで狼の家で寝るんやあ!えらいこっちゃ!
わたし「夜中になると、おおかみがやって来ました」
子ども「な、やっぱり!おおかみの家や!」
おもしろかったですねえ。

6月20日(水)
小学4年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「石になった狩人」『子どもに語る中国の昔話』こぐま社
おはなし「三つの五月のもも」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「竹の子童子]『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
ひとつ目のクラスは入室が遅かったので、竹の子童子はやりませんでした。
それからひとつ目のクラスのときは、「三つの五月のもも」のほうが長いので、先にやったんだけど、内容的には「石になった狩人」のほうがテーマが重いので先にやるほうがよいと考えて、ふたつ目のクラスでは上記のようにしました。
「三つの五月のもも」は気楽に聞いてくれたらいい話だしね。「石になった狩人」はしっかり聞いてほしかったから。
それと、ふたつ目のクラスでは、何や知らんけど「ちーちゃんぱーちゃん」が気にいって最後にまたやりました。一回勝負でね~

6月22日(金)
6年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「鉄のハンス」『語るためのグリム童話』小澤俊夫監訳/小峰書店
おはなし「竹の子童子」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
ブックトーク「日本の歴史」
長い話をよくしんぼうして聞いてくれました。
わたし「長かったね~。よう聞けたねえ。からだはしんどかったけど、おもしろかったでしょ?」
子ども「おもしろかたあ」
わたし「グリムって面白いのよ。語ったら一時間半もかかるのがあってね、けど、おたがいに体力もたへんよねえ。だから、読んでみてね」
子ども「うん!!」
ほんとはね、「恐がることを覚えに出かけた若者のはなし」とか「二人兄弟」とか語りたいんやけどね~笑
「竹の子童子」は「もうひとつ!」にお応えして語りました。けど、6年生向きではなかったな(笑)