日常語で語るっておもしろい🌟

あのね、おはなしって語っていてどうしても言葉が出てこないってことあるよね。
忘れたんじゃないんだけど。子どもの前で忘れるようなことはできないからね。
でも、たまにすじの前後が頭の中でこんがらがったり、ひとことが出てこなかったり。

そんなとき、ヤンは即座に再話するの(笑)
で、知らんふりして先を続ける。
絶対同じ言葉を繰り返さないでいようと、みんなに言ってるでしょ。

でね、先日仲間がね、それやっちゃった。しかも4回も繰り返したの~
ところが、日常語で語ってたもんだから、それがめっちゃおもしろかった。本人も落ち着いたもんで、
「町へ出かけてったん。町へ出かけてったん。町へ出かけてったん。町へ出かけてったん。何回町へ出かけるねん」
もう子どもたちに大うけ(笑)
今思い出しても笑いがこみあげてくるのよ~

べつに推奨するわけではないけれどね。
語り手も聞き手もしゃちこばらないで、いかにもいろり端ね。
語り手が素になってるから子どもも自然に受け入れてるの。
だれだって忘れたり失敗したりするってことを当たり前に受け入れてる。

ほんと、楽しかった。
Nさん、暴露してごめん~💖

2 thoughts on “日常語で語るっておもしろい🌟

  1. 自分だったら、パニックになってしまって、「ごめん、もう一回やってもいい?」とかいうんじゃないかと思います。
    でも、それを聞き手が許してくれたとしても、自分では痛い失敗になると思うんですよね…。
    Nさんご自身を知っているだけに、余計にその場にいたかったです。
    録音…してないですよね。
    聞き手とのいい雰囲気を保ったままに、「何回町へでかけるねん」っていうNさんを100%想像できます(笑)
    落ち着いた対応と日常語による語り、すべてがうまく働いていてお見事としか言いようがありません。
    そして語りの場で、自分で自分に突っ込めるNさんに羨望のまなざしをビームにして送ります。

  2. ジミーさん、コメントありがとうございます。
    ね、お見事!でしょ。
    私もあんなふうには語れないな。というより、日常語って、語り手の個性がもろに出てしまうのね。だからひとりひとりみんな違う。で、それがおもしろい。
    ある意味こわいけどね。
    はい、人間修行やね~

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