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語りの森を作った魔女

さわやかなおはなし会

お隣の市へ、おはなし会を聞きに行ってきました。
ふだんは図書館や小学校などで子どもたちにおはなしをとどけているサークルの、25周年記念おはなし会です。大人向けのね。

ううむ。
ひとこと、ほんとに楽しかった!

詩を含めて12話
どこのサークルでもできるだけさまざまな種類の話を組み合わせますが、今日のプログラムは秀逸。古典的な話はもちろんのこと、新しい話や他ではあまり聞かない話にも挑戦されてました。
あ、そうそう、自分たちで原話資料から再話したものもふたつもありましたよ。
並べ方もうまかったなあ~

たっぷり聞いたのに、あっというまに終わってしまった。

いつも子どもたちを相手にされてるからなのかなあ、それとも天然なのかなあ、自分を前に出さない語り。
自分の語るこの話が大好きっていうのが、すうっとしぜんに伝わってくる語り。
みなさんそうだったから、サークルのカラーなんでしょうね。

ほら、大人のためのおはなし会でよくある「わたし語ってます」っていうのかなあ、そういうのは苦手なので、きょうは、ほんとに楽しかった~
とってもさわやかなおはなし会、ありがとうございました。

つぎにお会いするのが楽しみです。
なんか、とっても嬉しい一日でした。

もの想い 芸術としての

もの想うはずの秋もばたばたと暮れ、師走のあわただしいこの時期に、ふともの想いにふけっている。

わたしのしていることは何だろう。

語りは口承文芸(口伝えの文学)であり、文芸とは言葉を手段とする芸術である と、いつも入門講座でみなさんに説明する。

そこへ回帰することを、ふと忘れて目の前の諸々に対処している自分がいる。
より質の高い再話、より質の高い語りにむけて、一段ずつ登っていきたいと思ってはいるのだ。

ひとつひとつの再話、一回一回の語りは、子どもに向けて語ることで成り立つ。
少なくともわたしは、自分の語りが子どもに向かっての芸術でありたいと願う。

今朝の新聞に福田恆存の言葉が引用されていて、心のコリやしこりをもみほぐすのが芸術の役割だというようなことが書かれていた。

芸術活動は、選ばれた一部の人びとの高尚なものではない。
昔話の語法を学んでいると、そのことが納得できる。

子どもたちの心のしこりをほぐすことのできるような語りをしたい。
道ははるか遠くだけれど、もしかすると行き着くことのできない道かもしれないけれど、ひと足ひと足歩くことはできる。
のこされた時間は限られているけれど自己満足で終わらせたくないと思う。

わたしのしていることは芸術だと、いつか、いえるようになりたい。

今年の紅葉狩り 伊賀上野

あれやこれやとばたばたしてましたが、やっとチャンスを見つけて、紅葉狩りに行ってきましたよ~
最近は12月でも紅葉を楽しめる。あ、関西のはなしね。
忍者の里、松尾芭蕉の故郷、伊賀上野へ列車の旅です。

改札入って駅員さんと話してたら夫がいない。
階段を下り、上り、下り、やっと見つけた夫。
わたし「あかんやん。ちゃんとそばにおらんと」
夫「なんかしゃべってたから」
わたし「行くなら行くっていうてから行かんと、わからんようなるやん」
夫「じぶんかて、新婚旅行のときグリンデルワルドの駅でおらんようなったやん」
お~、まいわいふ、いずろーすと!
わたし「なんで百年も前のこというてんの」

ああ、いつもの珍道中・・・
JR関西線で、一路伊賀上野へ

沿線の紅葉も楽しもうと、欲ばり心で、列車の一番後ろに立ちました。

ちょっと色あせてはいるがまだまだ美しい。

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伊賀鉄道に乗り換えて上野市へ。
伊賀鉄道のワンマンカー、忍者の電車です。かわいいでしょ。

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じゃ~ん、上野城の天守閣!
きれいでしょ。

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上野城の紅葉です。

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おつぎは城下町で出会った忍者たち。

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二百石取りの入交(いりまじり)家のお屋敷です。
持ち家ではなくて官舎のようなものだったそうです。
長屋門はありましたが、母屋は瓦葺ではなくてかやぶきの簡素でコンパクトなお屋敷でした。

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朝のおはなし会のあと飛び出していったのでカメラを忘れてしまった。
ガラケーで撮った写真は、やっぱりぼけてるなあ。
お粗末!

でも、でっち羊羹はおいしかったし、地元の人とのちょっとした会話はあたたかくて心がほどけました。

行ってきました! みんぱく昔話ツアー ♬

大阪府吹田市にある国立民族学博物館は、世界の昔話を知るうえで、なくてはならない宝物庫だと、思っております。
人びとの手あかのついたぬくみのある品々。
昔話が語られる場から、あったか~い風が吹いてくるような気がするのです。
で、行ってきましたよ~ 総勢14名。
土砂降りの雨の中~
だれや、雨女は!!!

まずはおはなし会。・・・さすが語りの森 ♪

「貧乏神」『日本の昔話5』おざわとしお再話/福音館書店
「赤ずきん」『子どもに語るグリムの昔話5』佐々梨代子/こぐま社
「おはなし亀さん」『朝鮮の民話』瀬川拓男/偕成社
「三枚のお札」『日本の昔話5』おざわとしお再話/福音館書店
「フクロウの神の自ら歌った歌」京都昔ばなし大学再話研究会わたしぶねグループ再話
「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく2』東京子ども図書館
「こびとと靴屋」『語るためのグリム童話2』小澤俊夫監訳/小峰書店
「アリョーヌシカとイワーヌシカ」『まほうの馬』高杉一郎/岩波書店
「九尾のきつね」語りの森HP

img_0734はい、おしまい。

おはなしに堪能した後は、腹ごしらえ。
そして、いよいよ、クイズラリーのスタートです。
クイズはぜんぶで25問。
そのうちの何問かを写真とともにご紹介しましょう。

*フィンランドのバター桶、こぶたが入れるのは細長いほう?丸いほう?

img_0744う~ん。どっちかなあ~

こたえ=右の長細いほうの桶です。左のは攪拌用の取っ手と足がついてて転がらない(笑)

*『もどってきたガバタばん』はアフリカのお話。ガバタばんは東南アジアにもあるゲームです。なんと呼ばれているでしょう?

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だれや? 学芸員さんに質問した人は~?

こたえ=チョンカック

*日本の芥川賞作家が乗っているアフリカのお祭り用の操り人形は何と呼ばれていますか?

img_0741あら、こんなところに。

こたえ=ソゴ・ボ

わたしのいるとこどこでしょう~???

img_0750わたしも迷子、あなたも迷子、世界じゅうで迷子!

*モンゴルのゲルの屋根には何が乗っているでしょう?

img_0759エコやね~

こたえ=太陽光発電のパネル

*「三年峠」のおじいさんの家を見下ろしているのは誰でしょう?

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ふうん。このひと、だれ?

こたえ=檀君  (朝鮮の伝説上の王さま)

*アイヌの家「チセ」の神の窓は家のどの方角にありますか?

img_0764イナウがたくさん供えてあります。

こたえ=南東 (神の窓は第一の窓ともいって、東に作られているのですが、ここでは南東にありました)

*モンゴルの馬頭琴は何の象徴になっているでしょう?

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彫刻がうつくしい~

こたえ=富

*生駒のはなさかじいさんの箕のそばにある、もっとハイテクなもみをふるう農具は何ですか?

img_0765ううむ。これのことかいな?

こたえ=唐箕(とうみ)

ラリーのあとは表彰式。
一問だけ△であとはぜんぶ正解のNさん、トップ賞おめでと~

土砂降りの雨の中、疲れ果てて帰りました(笑)

参加できなかったジミーさん、直前まで準備をがんばってくださってありがとうございました。
あなたがいなかったら今日のくたくた、いや、らんらんはありませんでした。

だいたい、博物館ってつかれるけどね、特にみんぱくは必死で観てしまうからね、みなさん、ほんまにお疲れさまでした~
ヤンはたのしかったです!

昔ばなし大学基礎コース 募集!

和歌山で、昔ばなし大学が開校されます!
実行委員さんが「和歌山第2期昔ばなし大学」の募集要綱を送ってくださったので、ご紹介します。
下のほうに張り付けましたので、見てくださいね。

ところで、ヤンは、2003年に昔ばなし大学基礎コースで勉強を始めました。
当時、おはなしを語り始めて16年目、すでに日常語で語っていましたが、テキストを触っていはいけないという環境で育っていたので(笑)、こっそり、こっそり、やっていました。
もちろん、学ぶ場もなく、罪悪感との戦いでした。
それならテキスト通りに語ればいいようなものですが、なんの、子どもたちの絶大な支持が後押ししてくれていたのです。

だから、小澤先生のおはなしを聞いたときは、感涙にむせびました。いえ、けっしてオーバーではないのですよ。
ほんまのことです。

昔話が語る子どもの成長の姿のことや、人間と自然、命の真実についても、理論的な説明が深くしみいりました。

みなさん、チャンスです。ぜひとも、ご参加、お考えくださいね。

 

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