ヤン のすべての投稿

ヤン について

語りの森を作った魔女

9月のおはなし会🎑

まだまだ夏の子どもたちのところに行ってきました。

9月17日(木)
こども園4歳さん 一クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ギーギードア」『おはなしはたのしい』たなかやすこ
ろうそくぱっ

運動会の練習が始まっているということで、元気な子はめっちゃハイテンション。しんどい子はめっちゃ疲れている、という環境で語ってきました。
懸念したとおり、うまくいきませんでした。なんだかふわふわと集中できないで終わってしまった┗( T﹏T )┛

9月18日(金)
こども園5歳さん 二クラス合同

ろうそくぱっ
おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/実業之日本社
おはなし「ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子/福音館書店
ろうそくぱっ

都合で二クラス合同でしたが、人数が多くてもちゃんと集中できました。

わたし「おいしい肉って、何のことかわかりますか?」
子ども「やぎ~~~~」
わたし「かしこいなあ」

終わったら、いつものごとく、「おばけ~~~」と口々に。
わたし「おばけばっかり、飽きひん?」
子ども「飽きる~~~」
わたし「お墓の上に骨が乗ってる話聞きたくない?」
子ども「ひえ~~」「聞きたい!」

「持っていきな!」で終わったら、ひとりの子が、「おばけといっしょやん!」
ほう、話型までわかるか。かしこいなあ(笑)

**********

今日のおはなしひろばは、「月のうさぎ」⇒こちら
ひと足早くおつきみです。

 

ふしぎの国のアリス♠

『世界で読み継がれる子どもの本100』⇒こちら より。

子どものころ読んだ『ふしぎの国のアリス』とはずいぶん違っていました。
アリスが、しょっちゅう大きくなったり小さくなったりする。あんなにしょっちゅう変身してたかなあというのがひとつ。
子どものころはスト-リーを追うのがメインで読んでいたからか、あんなにダジャレがいっぱい出てきたんだ、というのがひとつ。

『ふしぎの国のアリス』は、子どものために書かれた本の最初期のものです。
でも、子どもに教えようとか啓蒙しようという下心がないのがいいですね。
ただ、あのナンセンスは、あんまり笑えないのは、なんでかなあ。時代なのか年齢なのか。

****************

今日は、今年度おはなし入門講座の第1回でした。
絵本好きの人が多かった印象。
みなさん、どう化けられるか、楽しみです。
かつて「え~!覚えるんですか~?」といってた人がいい語り手になっているのを思うと、楽しみです。

****************

昨日のホームページ更新は、《日本の昔話》
動物昔話「みそさざい」です。⇒こちら
語ってくださいね~

 

 

ナンセンス詩🤣🤣🤣

エドワード・リアって詩人を知っていますか?
詩人で、絵描きで音楽家だったんだって。
ヤンは、恥ずかしながら知りませんでした。
1812年ー1888年
『世界で読み継がれる子どもの本100』⇒こちら で知りました。

地元の図書館にあった絵本は、
『たわごと師たち』福音館書店
『カングル・ワングルのぼうし』ほるぷ出版
初めて読みました。めっちゃ、ユーモアが効いています。

詩人としては、リメリックという五行詩を広めたそうです。
で、その詩集、読みました!

ナンセンスのお遊びのような詩ひとつひとつに、ゆかいな挿絵がついています。
英語の原詩も併記してあるので、韻をふんでいるのもしっかりわかります。
古い詩だから、真面目で堅苦しいかと思ったらぜんぜん!
いちど読んでみてください。

コリン・ソルターさんは、こういっています。
エドワード・リアが詩人として愛してやまなかったのは、言葉の純粋な美しさだった。・・・言葉の音、形式、構造・・・は、言葉の意味よりも重要だった。

言葉って、意味を伝えるだけのものって思うけど、読むより聞くほうが多い時代は、音として頭に入ってくるんですね。その感覚は、見直さないといけないなと思いました。おはなしを聞くとか、読んでもらうとか、それは音の体験なんですね。だったら、音の美しさって、大事じゃないかな。

************

今日のおはなしひろばは「ねこのつら」⇒こちら
スケールの大きい話です。聞いてくださいね~

 

 

グリムの森

経験したことのないような大雨が、各地で降り続いています。
そうかとおもえば、日照りで水がない地方もあります。
それは世界規模の災害のようです。
各地で大きな地震も発生しています。
そんな災害に暑さが追い打ちをかけています。

ほんのひとときでも心穏やかにすごせますよう、語りの森がお役に立てればと願っています。

以前にご紹介した『グリム兄弟ー魔法の森から現代の世界へ』⇒こちら、に、グリム童話にとっての森にどんな意味があるのか書いてあって、おもしろかったので、すこうし紹介します。

自分を殺せという王の手紙を持ってお城に向かった若者は、とちゅう、森の中で道に迷ってしまいます・・・三本の金髪を持った悪魔
親指小僧は旅を続け、森の中で盗賊の一団に出会います。・・・親指小僧
あるとき、森の番人が、森の中に入っていくと、木の上から子どもの鳴く声が聞こえました。・・・みつけどり
白雪姫は森の中を走って行きました。・・・白雪姫
ヘンゼルとグレーテルは、森の中で、両親を待っているうちに眠ってしまいました。・・・ヘンゼルとグレーテル
若者が森の中に入っていくと、ひとりの男が大きな木を引っこ抜いていました。・・・六人男世界をのして歩く

などなど。
グリム童話の主人公たちは、ことあるごとに森に入っていきますね。
そして、森の中で、道に迷います。けれども、そこで人生に大きな意味を持ったものと出会います。自分の運命を変えるものと出会う場所が、森です。
森の中で賢さを身につけ、偉業を成し遂げてもどってくる。

グリム兄弟は、『古いドイツの森』という雑誌を刊行していたそうです。
グリム兄弟にとって、物語のなかの森は自然の森ではなく、自由で魅惑的で危険だけれど、そこに分け入ることで、自分たちドイツ民族の習慣・法律・文化の本質的な真実を見つけることができると考えていたのだろうということです。
伝承文化=森
ということです。

いまわたしが子どもに語るとき、森は心理的な未知の世界の象徴と感じています。
「おいしいおかゆ」の女の子は、森から宝のなべをもらい飢えから救われるばかりでなく、宝を正しく使うことで町を救います。
そんな力を与えてくれる森は、グリム兄弟にとっての森と本質的にはおなじ意味があると思います。
孤立的に語られているからこそ、グリムの時代にも現代にも通じるのでしょう。

********************

今日のホームページ更新は《外国の昔話》キューバに伝わっている「ふたごの兄弟」です。聞いてください、語ってください。

 

アンデルセン再読🦢

『世界で読み継がれる子どもの本100』⇒こちら
第3作はアンデルセン。

幼児のころ、人魚姫、親指姫、みにくいあひるの子、はだかの王さま、マッチ売りの少女、なんかを絵本で読んでもらっていました。
クリスマスプレゼントに「雪の女王」をもらったんだけど、今回再読して懐かしかったのは、マフ。そのとき、あのふかふかのマフの存在を知ったのでした。それと、プレゼントにはスィートポテトももらって、わたしにとって「雪の女王」は今でもスィートポテトの香りがするのです。

高校・大学のころ、岩波文庫のアンデルセン(旧版)にはまってしまって、全十巻を何度も何度も読みました。
あの頃好きだったのは、「柳の木の下で」「プシケ」「天使」「鐘」

じつは、いま、語れる形にできないかと再話を試みています。
情景描写が丁寧で、それがアンデルセンの世界の美しさでもあるので、聞いて分かるイメージできる文章にするのはとっても難しいです。
でも、わたしにとって再話は、その話を深堀する一つの手段なので、とっても楽しい。
そのうち、語りの森HPでアップしますね(^///^)

アンデルセンを読むなら、おすすめは、『完訳アンデルセン童話集』大畑末吉訳/岩波文庫 です。

********************

昨日のホームページ更新は《日本の昔話》「魚の玉」⇒こちら
沖永良部島の昔話。大好きな話です!