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語りの森を作った魔女

こども園おはなし会 11月12月🤶

まとめて失礼!
こども園のおはなし会です。

11月18日

4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』 瀬川拓男・松谷みよ子著/偕成社
ろうそくぱっ

「ならの木の実」は「どんぐり」に変え、「長者」は「大金持ち」に変えましたが、それでも足りません。まず「小判」が分からない。「昔のお金」と説明しましたが、お金がいっぱい落ちてくるのに感動できない子どもたち。そやなあ、カード払いやからなあ。大金持ちのありがたみが分からへんのかなあ。「倉」も分かりません。そんなこんなで、とっても盛り上がりに欠ける「おはなしかめさん」になってしまいました。
時代は変わる(;´д`)ゞ

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「三枚のお札」『日本昔話百選』稲田浩二・和子/講談社
ろうそくぱっ

これはてっぱん。
子ども「はや!」「みじか!」
わたしはストレス発散。

12月16日

4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

クリスマスも近づいてきたからでしょうか。
どちらのクラスもノリノリで、「7にんのはらぺこぼうず」からずっと笑い続けでした。こんなときは、笑いの合間を縫って次の言葉をいうんだけど、「おじさんぽじさん」と言おうものなら、またひっくり返って笑っています。
「おしまい」っていったら、ころんころんひっくり返った子どもたちで床がいっぱいでした~

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「三匹の子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子訳/福音館書店
絵本『たれてる』鈴木のりたけ/ポプラ社
ろうそくぱっ

このクラスは、絵本を読めとうるさいので、持って行きました。が、まずは「三匹の子ブタ」
初めは余裕で聞いてたんだけど、かぶの所まで来るとぐっと集中しましたね。1匹目と2匹目がおおかみに食べられたので、これはちょっと違うぞって思ったらしい。3匹目がどうなるか、スリル満点で聞いてました。
りんごの所まで来ると、「4時!」「4時!」
シャンクリンの町まで来ると、「2時!」「2時!」
「ははあん、それじゃきみは、ぼくをみてこわがったんだな」のあたりからは、子どもたちみんな子ブタになって、めっちゃ得意そうな顔。
「なべのなかにスポンと落っこちてしまいました」で、「やった~!」
おしりをなでて熱い熱いとして見せる子もいます。でもね、
「おおかみを煮て晩ご飯に食べてしまいましたとさ」っていったら、一瞬きょとんとしてから、お腹をかかえて大笑いしていました。やっぱり、ころんころんひっくり返った子どもたちで床がいっぱいになりました。

 

富士山を見に👁️👁️

富士山、小さいころからずっとあこがれてたんですよ~
東海道新幹線は絶対山側の席を取るし。
でも、チラッとしか見えへんし。
いっぺん飛行機から見たときは感動した!
でも、すぐに飛び去ったし。

でね、いっぺん本気で富士山を見ようと思った。
あこがれに会わないと死んでも死に切れん。

行って来ました!

富士宮駅からバスで田貫湖へ。

最高に晴れてて、2泊3日、堪能しました。


富士宮駅からの富士山。
右の宝永山の火口もばっちり見えています。


浅間大社から見た富士山


まずは旅の無事を祈り、ここまで来れたお礼をします。


国指定の天然記念物湧玉池(わくたまいけ)。
富士山の湧き水でできた池で、水がすきとおっていてとってもきれい。


同じく。
鴨がいっぱいいました。


着いた日の夕方、宿の窓から。雲が夕焼けでピンクに染まってる。


つぎの朝、日の出前。
春にはダイヤモンド富士がみられるそうなんだけど。この日はだいぶ東(右手)からお日さまがのぼりました。


田貫湖(たぬきこ)

田貫湖の周りを歩いて一周します。
杖をつきつき、4キロを2時間かけて歩きました。

田貫湖は、人造湖。もともとたぬき沼っていう湿原だったんだけど、昭和の初めに、田畑に水を入れるために、堤防を作って湖にしたんだって。
だから、たぬきに「田貫」って漢字を当てたそうです。

田貫湖から少し山に入ったところに小田貫湿原っていうのがあるって、地図にあったので、行ってみました。
ところが、行けども行けども山の中に入って行くばかり。
結局行きつけず、引き返しました。
こだぬきに化かされましたあ。

宿の近くに田貫湖ふれあい塾っていう小さな博物館があって、そのあたりの自然が学べるの。職員さんや研究員さんが常駐していて、今回は、ガイドをお願いして、いろいろ教えてもらいました。
クイズなんかも出してくださって、まるでブラタモリ。
1時間半ほどのお勉強で、富士山自然博士認定証をもらった~

温泉はちょっと熱かったけど、お湯につかりながらの富士山は、最高でした。


笠をかぶった富士山。
富士山が笠をかぶるとつぎの日は雨ということなんだけど、夜が明けると晴天。


またまたピカピカの富士山でした。

足腰はもうパンパンだったけど、自分の足で歩けてよかった。
これからも、リハビリと筋トレをがんばって、あちこち行くぞ。

といいつつ、2日後は、孫を連れて、奈良公園を歩いてきました。

 

 

 

ふかいことをおもしろく📖

図書館でふと手に取った一冊、井上ひさしの『創作の原点 ふかいことをおもしろく』PHP研究所
井上ひさしさんといえば、「ひょっこりひょうたん島」。子どものころ、父の週刊誌をとばし読みしていて、この人の連載記事を読んでは笑っていたのを思い出します。
小説家にして劇作家です。

標題の『創作の原点 ふかいことをおもしろく』は、インタビューをもとにまとめたもの。とっても読みやすかったです。
でね、この歳になったから心に響く言葉もあった。
たとえば、

明日命が終わるにしても
今日やることはある

自分が使いこなせる言葉で
ものを考えることが大切

「それ、わかりませんので教えてください」
と無知のふりをして聞き返せばいい
やっぱり無知が一番かしこいのです

井上ひさしさんが、座右の銘にしていた言葉
むずかしいことをやさしく、
やさしいことを深く、
深いことを面白く
は有名ですね。

それが語りと再話にもぴったり当てはまると気づいて、うれしくなりました。

かつて昔話の語り手は、人生や自然や命のありかたといったむずかしいことを、子や孫にやさしい言葉でやさしく語ったのね。
再話者は、資料に記録されているそのやさしい言葉を深く読み取り聞き取って、人間が伝えてきた大切なことをくみ取る。
その深いことを、たのしくおもしろい語りにして次の世代に伝えるのが語り手の仕事。

今日やれることを精いっぱいやっていこうと思えた本でした。

 

 

 

ハサハサハサと・・・だれやっ!

ゆうべ。
ぐっとひと眠りして目が覚めた。

ハサハサハサ。ハサハサハサ。

何かおる(っ °Д °;)っ

うちには、巨大グモがいて、追い出しても追い出しても入ってくるので、「うちのタランチュラ」と呼んでかわいがっている。

それかな?

真っ暗闇の中、ハサハサハサ。ハサハサハサ。
走っている・・・?

いや、どうも空中を飛んでおる。
うちのタランチュラは、障子を駆け巡るが、空中は飛ばない。

だれやっ!

そっと起き上がって明かりをともした。
ふっと音が消えた。
みまわすと・・・・おった!

天井近くの壁に、真っ黒なものが張り付いていた。

携帯を取り出し、夫に電話する。
「ふくろうがおる!」
「へ?」
「ふくろ。ちがう、こうもり」

最近言葉がすぐに出ないのだ。

それから窓を開けて棒を持ってふりまわして、やんややんやの大騒ぎでこうもりを追い出した。

とっても静かなおとなしいこうもりだった。
人間だけが騒がしかった。

どうしてうちの中に入って来たのかなあ。

 

 

魔女がやってきた!🧙‍♀️

『魔女がやってきた!』
マーガレット・マーヒー作 尾崎愛子訳 はたこうしろう絵
徳間書店

わたし、マーガレット・マーヒーのファンなんです。
『足音がやってくる』『めざめれば魔女』『贈り物は宇宙のカタログ』『クリスマスの魔術師』などなど
翻訳が出るのを待って夢中で読みましたね。
「魔法使いのチョコレートケーキ」「葉っぱの魔法」は覚えました。子どもたちに語るチャンスはなかったけど。

そのマーヒーの、魔女の出てくる短編を5話集めた本がこれです。
しかも、挿絵が、大好きなはたこうしろうさん!
これは買わんわけにはいかんでしょ╰(*°▽°*)╯

どの話も、とっても楽しいです。
一番好きなのは「魔女のお医者さん」
サビナみたいな美しくて強い魔女になりた~い。

3年生の孫に送ります。