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語りの森を作った魔女

語るためのテキスト

ストーリーテリングの勉強会で、気になること。
みんな、語りたい話をコピーして(手書きも含め)それをテキストにして覚えていきますよね。
そのテキストなんだけど、わりに簡単に言葉を変えてもいいと思ってるふしがある。
あ、一部の人ですけどね。

たしかにわたしはわたしが語るためのテキストに手を入れます。
でも、それはわたしのテキストであって、あなたはわたしではない。

勉強会で、どうしても困っている人には、手助けします。
また、自分でも変えられるように力をつけてほしいとも思う。
わたしは、一字一句変えてはいけないとは思っていない。
けど、なんでもかんでも変えるといいとは思わないでほしい。

どうしても困ってからにしましょうよ。

近江商人の町💰

京都からJR東海道線で半時間あまり。近江八幡に行って来ました。
雪はほとんど解けていて、でも、たまに、古い酒屋の屋根からどさっと落ちてきてびっくりしました。
京都府南部よりは寒かった。

近江八幡の地名のもとになった日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)です。

3日が鬼やらい、豆まきの行事があるので見たかったんだけど、夜の7時からということで断念しました。

豆まきの準備中。

八幡山のロープウエー

頂上からのながめ。かつてここには豊臣秀次のたてた八幡城がありました。
近江八幡の街並みが広がります。

頂上には、豊臣秀次のお母さんが秀次の菩提を弔うためにたてた村雲瑞龍寺があります。

城下町が栄えるもととなった八幡堀。

和船が観光客を乗せて運行してたんだけど、寒かったので、やめました。
堀端にすわって、ういろうを味わいました。あ、丁稚羊かんも素朴でおいしかったよ。あと、おみやげなら、丁子麩と、あかこんにゃくがお勧め。

 


新町通り。
古い町並みが保存してあります。
郷土資料館や歴史民俗資料館、豪商の旧宅が並んでいます。


近江兄弟社。そう、メンタムの会社ね。
その向かいに、建築家ヴォ―リスの像があります。

この日は休暇村で宿泊。
近江牛のビュッフェ。
牛のステーキ、牛のすき焼き、牛のしゃぶしゃぶ・・・
1週間分の牛肉をたべました・・・うぷ╰(*°▽°*)╯

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今日のおはなしひろばは、「おにの子」
聞いてくださいね。

 

 

さっぶ~🥶

2月です。

寒いです。

今年雪でなくなったかたが、去年クマでなくなったかたの数を超えました。
自然を畏れること忘れてはいけません。

さて、ふとしたことで、子ども向けに書かれた昔話集を2冊、見つけました。
書名は『炭焼長者』と『山の神とほうき神』。
『炭焼長者』は、関敬吾著/中央公論社、ともだち文庫11 昭和22年刊
『山の神とほうき神』は、関敬吾編/彰考書院、世界昔ばなし文庫 昭和23年刊

子ども向けに再話された話ですが、その原話の出典もちゃんと明記してあります。
さすがに研究者の編んだものだなあと感心します。
ヤンは、この出典をさがして再話と読み比べてみようと思っています。少しでも腕を磨いて、語るためによい再話をつくって、みなさんに提供したいからです。それが、かつての語り手たちと本にした研究者たちへの恩返しになるから。

『炭焼長者』のあとがきにこんなことが書いてありました。

文藝の様式には、文字で伝えるものと口から耳へ伝えるものがある。文字のなかった時代や文字を知らない民族の間では口承の文学しかない。オデッセイやイリアッドも、ニーベルンゲン、カレワラ、インドの古代の物語も。
口承の文芸は、作者は不明。幾世紀の長いあいだに多くの人々の口によってみがかれ、民衆によって作り上げられた文学だ。(要約)

ふうむ、これ、子ども向きですよ。
子どもをちゃんとひとりの人として、大人扱いしてますね。

あと1話ずつの解説がついています。
これがまた興味深いのよ。

さらに、「米福粟福」の解説に、これは、シンデレラ話で、ヨーロッパをはじめとして、アジア、アフリカ、アメリカと、世界じゅうで語られているとあります。そして、昔話は読んでもおもしろいけれども、同じ話がいろいろな国に伝えられている原因を考えるのも興味深い。「みなさんも、大きくなって、こうした物語に興味を持ったら、研究してみるべき問題です」

この文章が発表されたのは、昭和22年。
日本が戦争に負けたのが、昭和20年。

敗戦の2年後、まだ焼け跡の残る混乱期に、関敬吾は、若い人たちに向けて、広く世界に目を向けて、過去から受け継いできた目に見えない文化を知ってほしいと書いたんですね。

あれから80年近くたっています。
来週の総選挙の争点のひとつに、外国人問題や移民問題が浮上していますよね。
ちょっとまってよ、わたしたち、関敬吾があれを書いた時代からいったい何を学んできたんよ、といいたい。

人間って、進歩しないのかなあ。

いや、そんなこと思いたくないなあ。

『炭焼長者』『山の神とほうき神』は、国会図書館デジタルコレクションにあるので、ネットで無料で読めますよ。

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《日本の昔話》のなかの「奈良の民話」を再開しました。
できるだけ毎日1話ずつアップしていきますね。

 

1月のおはなし会 2🍢🍢

急に寒くなりましたねえ。
全国的に大雪のニュースが!
雪の多い土地のかたがた、くれぐれも気をつけてくださいね。
京都府南部はお天気がいいので雪は降らないけれど、空気の冷たいこと!

1月おはなし会の続報です。

1月21日(水)

こども園 5歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「がちょうはくちょう」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「暗ーい、暗ーい」『語りの森昔話集』
ろうそくぱっ

わたし「今日のおはなしは、がちょうはくちょう」
子ども「笑~笑~」
わたし「(心の中で)なんでもおもしろいんやねえ」
わたし「このお話はロシアのおはなしでね。ロシアっていうのは、日本よりずうっと北の・・・」
子ども「にほんって何?」
わたし「・・・ほな、京都って知ってる?」
子ども「知ってる!」
わたし「ロシアっていうのは、京都よりずっとずっと遠くの寒い寒い広い広い国ね」

というわけで、なかなか本題に入れません。
でも、おはなしに入る前の、子どもたちとの知識や言葉のすりあわせが、好奇心と、聞くことへの集中を生むんだと思います。
「がちょうはくちょう」をものすごい集中力で聞いてくれました。
子どもにひっぱられて、わたしもめっちゃ早口で語ってしまった(笑)

「暗ーい、暗ーい」は、どうしても集中が途切れてストーリーに出たり入ったりしていた子(どちらのクラスにも1人はいます)がリクエストしました。

わたし「2月は最後のおはなしやね。長いおはなしと短いおはなしと、どっちがいい?」
子ども「なが~~~~~いおはなし」
わたし「じゃあ、なが~~~~いおはなしね」
子ども「箱の中からおばけ!と」
わたし「おばけもね!」

さてさて、最後のおはなしは何にしようかな???

1月22日(木)

小学3年生 2クラス合同

おはなし「ホレばあさん」『語るためのグリム童話』小峰書店
おはなし「はらぺこピエトリン」『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社
じゃんけん ちーちゃん、ぱーちゃん
おはなし「ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店

この子たちは、自分でも『語りの森昔話集』からおはなしを覚えて、保護者のかたがたも交えて語りの会をしました。グループ討論でそれぞれ語ったおはなしについて、テーマとかその国のこととかを話し合いました。
それもあって、ものすごく集中してお話を聞いてくれました。
12月に初めて会ったときもほんとに反応が良くて楽しかったんですが、今回はさらに深く想像しながら聞いてくれたようです。

最後に、みんなのなかから、推薦で、ひとりの子が前に出て語ってくれました!

「かめのピクニック」『語りの森昔話集1』

ほんとうにおもしろかった!
あんなかめのピクニックは初めてです!!!
もちろん、まちがえることもなくストーリーを進めていったんだけど、3匹のかめの会話が、なんというか・・・・
もう笑って笑って、涙が止まりませんでしたo(*^@^*)o
みんなに聞かせてあげたいよ~~~

幸せな幸せなひとときでした。

今週はおはなし会の連続で気がぬけなかったんだけど、毎日どのおはなし会も子どもの素敵な笑顔で心が満たされました。
おはなし、つづけてきてよかったな。

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今日のおはなしひろばは「かくれみの」
彦市話です。
聞いてくださいね~

 

1月のおはなし会🍢

1月19日(月)

ことも園 3歳さん1クラスずつ3回

ろうそくぱっ
おはなし「にんじんとごぼうとだいこん」『日本・中国・韓国の昔ばなし集3』小澤俊夫再話
ろうそくぱっ

生まれて初めてのおはなし会。
まずは、おはなしのろうそくの手遊びから。
わたし「ろうそくってしってる?」
子ども「しってる!」「ケーキにつけるやつ!」
みんなの知っていることからおはなしの世界に入って行きます。
わたし「わたしのまねをして、ろうそくに火をつけようね」
といっても、そのことがよくわからない子が半数。
そうやね、見たことない人の言葉って、小さい子には呑みこめないよね。
ひとりひとりの目を見ながら、丁寧に話しかけます。子どもも、一生懸命耳を傾けてくれます。

ようやくろうそくに火がついて、おはなしが始まります。
わたし「人参とごぼうと大根が仲よくいっしょに住んでいました」
子ども「笑~笑~」
何がおかしいんやろうねえ(笑)

わたし「はい、おしまい」
子ども「はや!」「早!」「はっや!」

とっても上手に聞いてくれてありがと~~

1月20日(火)

こども園 4歳さん1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ねずみじょうど」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
おはなし「暗~い暗~い」『語りの森昔話集4』
ろうそくぱっ

どちらのクラスも、部屋に入って行った瞬間から、おはなし嬉しいモードに入っていて、語り始めるとめっちゃ集中しました。
そばもちが、コロンと地面に落ちたとたん、口々に「おむすびころりんや!」
となりの欲張りじいさんがやってきたら、「ほら、やっぱり!」って笑います。

暗い穴の中をこうこうと風を切って飛んでいくと、子どもたち、しーんとして目はまんまるになっていましたよ。
ラスト、欲張りじいさんが、まっくらがりの中で手をのばしてあたりをごそごそ探るところも、口を半分を開けて、しーん。
情景がちゃんと見えているようです。
どちらの場面も、わたしが大好きなシーンなので、子どもたちと共有できてうれしかったです。

「ねずみじょうど」は、このまえ、図書館で失敗してたので、今日はどうしようかとちゅうちょしたんだけど、思い切ってやってよかったです。

おまけの話は、また「くらいくらい」です。
子ども「おばけの話!」
わたし「またあ?}
子ども「がっちょぶっちょの話!」
わたし「あれは長いなあ」
子ども「がいこつの話!」笑~笑~
わたし「よし!がいこつの話!」
子ども「わあああああ」
わたし「むかし、あるところに、くらーいくらーい山がありました」
子ども「え~~~!山あ???」
結局、さいごは、「おばけ!」じゃなくて「がいこつ!」
みんなひっくり返って折り重なって笑い転げていました。

子どものあんな姿を見るのは、ほんと、幸せです。