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プライベートレッスン🌀

台風が近づいてきているせいで、ずっと雨が降っています。
被害の出ているところもあります。
ゆっくりすすむ台風は怖いですね。
はやくおさまってくれますように。

昨日、8月のプライベートレッスンがありました。
語り
「ジャックとまめの木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
この話を語る人はわたしのまわりでもたくさんおられて、話も面白いし、語り手さんの個性が出てそれも面白い。
もちろん子どもたちも喜んで聞いてくれるし、好きなお話です。

ヤンさんのアドヴァイスは、〝見えるように語る〟
・接続語を入れると緊迫感が無くなる
・緊迫感を語りで表す
・緊迫感が出るように再話してある(きちんと語ればいいというテキストではない)
他の話であれば、特に物語性の強い話はきちんと語ることで聞き手に伝わりますが、「ジャックとまめの木」はハラハラドキドキする話です。
きちんと均等に同じ調子で語っていては緊迫感が出ませんから聞き手の「来るぞ、来るぞ!」という気持ちには対応できません。
わたしも練習するときに、どこを丁寧に語って、どこを早く語るのかなと考えながら、どうしたものかと思っていました。
その答えを、テキストを見ながら要所要所を指摘してもらってよくわかり、大変勉強になりました(*^_^*)
再話したのが講師のヤンさんなので、再話者だからこそ聞ける話を聞けてとてもよかったです。

プライベートレッスンは、ZOOMを使っているんですが、始まる前にアップデートされたんですよ。
そしたら、下のほうに表示されるアイコンの中にAIなんとかというのがあって…。
こわくてクリックできませんが、わたしにはよくわからないAIが、自分のテリトリーを犯してきたと感じました(笑)
ああ、ついていけない…。
使わなければいいんですけどね。
ではまた来月、どんな話を勉強できるのか楽しみにしております(^O^)/

夏休みの終わりは…

8月24日の図書館のお話会の様子をお知らせします。
この日は、夏休み最後の土曜日でして、小学生が少ないような…。
あるいは、本を選んでそそくさと帰る…。
さては、宿題のラストスパートで家にこもっているのだな(笑)

手遊び トマトはとんとん
おはなし 「にんじんとごぼうとだいこん」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
絵本 『どんどんくるくる』中尾昌稔/文 岩田明子/絵 大日本図書
〃  『たこのコータ』星野はしる/作 西川おさむ/絵 ひさかたチャイルド
〃  『かかかかか』五味太郎/作・絵 偕成社
〃  『うしろにいるのだあれ うみのなかまたち』ふくだとしお/作 新風舎
〃  『おとどけものです』ロッド キャンベル/作 あすなろ書房
手遊び さよならあんころもち

小学生が少なくて、小さい子どもが多かったのでおはなしを急遽「にんじんとごぼうとだいこん」にされたんだと思います。
ナイスな選択!
こういうことを想定して用意されてたのかなと思いますが、さすがです!
手遊びが、次々と野菜が出てくるもので、そこにみんなで足していくんですが、ひとりの男の子がノリノリでもう体全体ではねてましたね(*^_^*)
かわいかったです。
夏の終わりはまだもう少し後のようですが、夏休みは確実に終わる…。
小さい子どもたちの楽しそうな姿を見ながら、必死で宿題をしている小学生を自分の苦い思い出とともに頭に思い描いたのでした。
みんな、頑張ろう~~(^O^)/

大人のためのお話会👻

8月も末になりました。
けれどもまだまだ暑さは続き、そして台風10号が日本列島に近づいてきているとのこと。
気が抜けませんね。
8月22日に行われた大人のためのお話会は、夏といえばこれでしょう!ということで、〝怖い話〟特集でした~

「金の髪」『おはなしのろうそく19』東京子ども図書館
「ミスター・フォックス」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
「ぼっこ食いあねさま」語りの森HP → こちら
「千人力」語りの森HP → こちら
「黄色いリボン」『ホラーセレクション(2)語られると怖い話』ポプラ社
「金の腕」『おはなしのろうそく22』東京子ども図書館

参加者は10人でした。
常連さんばっかりの安心感の中、一生懸命務めさせていただきました。
わたしたち語り手は、普段子どもたちに怖い話はほとんどしません。
できないというほうがより正確かと思います。
というのは、高学年でもクラスに一人か二人は本当に怖がる子がいるので、そうしますと語り手は怖さを緩めなくてはなりません。
たまに学校にやってくるだけのあまりよく知らないおはなしのおばちゃんが怖い話をするというのは、よほど注意しなければならないわけです。
しかし、大人のためのお話会ですから、いっさいの配慮は無用!!
ということで、怖い話を思いっきり怖~く語れるということでみんな張り切って当日を迎えました。
こんなチャンスは二度とないかもしれないですから。
でも、わたしとしましては、練習の段階で「金の髪」がいかに難しいかということを思い知らされ_| ̄|○、なかなかうまくできないことに恐怖を感じるという現実に直面していました(気づくのが遅い、遅すぎる…笑)

絵本なしでプログラムを組むというのは初めてでしたが、今回はこれでよかったかと思います。
みなさん、いろいろな怖い話を楽しんでくださっていたように思います。
「金の腕」も、大人のかたは驚いてくれるかどうか心配でしたが、この話を知らない人が二人くらいいらっしゃって、本当にびっくりされていて、「よっしゃ、成功~~、ラリホ~♪」と気持ちよく追われました。
ヤンさんは、まさかまさかの惜しくも病欠で残念でしたが、語り手3人で2話ずつ、みんなでがんばって、無事終わりほっとしました。
来年も、8月は怖い話特集やる?!

7月のプライベートレッスン

ほぼ毎日猛暑続きなので、ZOOMで行うプライベートレッスンのありがたさを改めて実感します。
次々に開発される技術についていけないけれど、ヒイヒイ言いながらついていく苦しさも少しは報われたと思う瞬間です(笑)

7月のプライベートレッスンは2話でした。
語り
「黄色いリボン」『語られると怖い話』岡村綺堂、半藤一利他/著 赤木かん子/編 ポプラ社
アメリカ民話です。出典本に解説がありまして、〝語ってもらわないと面白くない話の典型です。朗読するだけでも面白くならないのです。〟とのこと。
ご存じない方のために、どういう結末かは書きませんが、怖い話特集のお話会にぴったりなおはなしです。
どういう風に怖く語るのがいいのかということをみんなで考えました。
怖い話を怖く語るのは当たり前で、声を低くするとか簡単に思いつくと思いますが、いざ一つの話に向き合うとそう簡単ではないというのがよくわかりました。
怖い話といっても、怖さがそれぞれ違います。
そして、始めから全部怖いのか、最後が落ちになっていてそこでド~ンと怖いのか、後半から怖くなっていくのか。
そして、語り手さんの声とかにじみ出る雰囲気がどんな効果をもたらすのか。
「はぁ~~、笑い話は難しいというけれど、笑い話のほうが楽なんじゃないの?」
と思うほど、どうしたらいいんだろうかと頭を使いました。
でも、語り手さんが練習の方向をつかんでくださる結果となりましたし、少人数のプライベートレッスンは、まさに頭を突き合わせて一緒に考えられるからこそできたことかもしれません。

テキストを日常語にする
「ちょうふく山のやまんば」『日本の昔話3ももたろう』おざわとしお/再話 福音館書店
この話、いいやまんばの話でわたしも好きなんでうれしかったです。
お月見が出てくるので秋に語るのにぴったりです。
ヤンさんから、「これからは、テキストを自分で日常語に変えて、覚えて、勉強会には語りから出してみてはどうか…」と語り手さんに提案がありました。
回を重ねられて自分で日常語テキストをつくる力がついてこられたということで、ヤンさんが提案された瞬間に立ち会えたことになぜかわたしが「おおっ、出ました通行手形!」と、感動したのでした。
やり続けることで進んでいけるというのを横で見られるということは、自分も頑張ろうと思えて元気をいただきました。

季節柄、セミの抜け殻とセミの死骸をよく見ますが、人によって平気か平気でないかが違うようで、両方絶対気持ち悪いとか抜け殻は大丈夫だけど死骸は無理とか…
わたしは両方平気なんで、死骸でも指でつまんでポイッと捨てますが、抜け殻か死骸かの会話に「ああ、夏やなぁ~」と思った次第です(笑)
ではまた、次回のプライベートレッスンで~(^O^)/

7月🌤大人のためのお話会

7月の大人のためのお話会は、お暑い中にもかかわらず、思いのほかたくさんのかたが来てくださいました。
その中の大部分は数回目以上の常連さんで、このお話会も定着してきたのかなとうれしくなりました。
先月来てくださったかた2人と新規のかたの合わせて3人の男性を含み、全部で15名の方が来てくださいました(^^)

絵本『ぼくはふね』五味太郎/作・絵 福音館書店
おはなし 「魚のなる木」 語りの森HP → こちら
おはなし 「さるの海岸見物」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
絵本 『わたしはふね』曹文軒/作 石川えりこ/絵 小学館
おはなし 「くじら大王」『子どもと家庭のための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版
絵本 『クジラがとれた日』小島曠太郎 えがみともこ/作 ポプラ社

今回のテーマは〝海🌊〟
「魚のなる木」はパラオ、「くじら大王」は奈良の話です。
外国と日本の話に、船の絵本、くじらの絵本。
美しいプログラムとなっております(自画自賛!)
終了後メンバーだけの時間に、絵本の読み方についてヤンさんから改めて基礎的なことを学びました。
わたしは、ベテランとは言えませんが、年月だけは重ねまして中堅となり、でもこうやって基礎を繰り返すことの大切さと、それができる師と仲間がいることのありがたさを実感いたしました。
そして来月は、8月22日、テーマは〝怖い話〟です。
子どもたちにはめったにできない、あるいは決してしないような話を、メンバー総出で語ります。
まさに、大人対象にしかできないお話会!!
一同、怖い話を思いっきり語れるチャンスと張り切って練習しています~~
みなさんのおいでをお待ちしております(^O^)/