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児童文学を読む会⚔

11月の最初の金曜日は、児童文学を読む会でした。
この『児童文学論』(リリアン・H・スミス 岩波書店)を読む勉強会で今までいろいろなジャンルの児童文学を読み込んできましたが、今回はいよいよ、ついに、待ちに待ったわたしの好きなジャンル、11章歴史小説でした。
わたしは歴史小説好きなので、出番が来たつもりで(笑)、できるだけ本章にある本を読んで当日を迎えました!
ストーリー、ファンタジーの章も、お勉強はためになるし楽しいのですが、落ちこぼれました_| ̄|○
次回までにできるだけたくさんの本を読もうという目標をほぼ達成せずに当日を迎えておりましたが、今回は意欲が違いました(笑)

『児童文学論』の11章の中から、抜粋いたします。
〝歴史小説という場合、作家はまず語るべきストーリーをもっている。そして、歴史という布地に、ストーリーは織物のたて糸のように織りこまれていなければならない。〟
〝想像力と史料と筆力の結合したものが、その作品のできばえである。〟
〝過去の生活を復元し、現在とは違う時代の雰囲気、味わいをとらえていなければならない。〟
〝作者が、ある時代に特有な状況や問題を十分に知りつくして、その時代のなかで自由に行動できるほどそこに没頭し、かれの人物をそうした条件のもとに生まれた時代の子として、同情と理解の目をもって見る時、はじめて第一級の歴史小説がうまれる。〟

全くその通りですね。
ほんとにねえ、ちょんまげゆって、刀を差してたら時代劇だと思ってたら大きな間違いだと、時代劇ファンとしては常々思っておりました。
ちょっと違うと思われるかもしれませんが、今回はわたしの歴史小説愛とともに時代小説愛と時代劇愛も炸裂してるので何卒お許しください<(_ _)>

『さらわれたディヴィド』(ロバート・ルイス・スティーヴンソン)にしても、『銀のうでのオットー』(ハワード・パイル)にしても、主人公の少年は平穏に暮らしていた生活が一変して苦難の道に変わってしまいます。
変りかたが、なるほど、この時代はそうだったのねというのがよくわかるんです。
前者は騙されて船に乗せられ奴隷として売られる運命、後者は預けられていた僧院から急に盗賊まがいの実父のところに引き戻されて敵がたにさらわれます。
いまならば、警察が逆探知したり、道路を封鎖したりしてくれて一大捜査網を敷いてくれますが、この時代はとにかく運と自力です。
福祉制度も今と全然違いますから、親がいなくなった時は遠く離れた知らない親せきを手紙ひとつを頼りに探し当てなければなりません。
物語の時代背景が、その時代を知らなくてもよくわかる文章、そして、主人公の心細さ不安、勇気の入り混じった感情のうずを同時に感じることのできる素晴らしくワクワクする本でございます。
とにかく、主人公はとんでもなく困難な命にかかわる状況から脱出しないといけませんね。
生きるためになんとか進まないといけないんです。
さあ、どうやって、どんなふうに知恵と体力を使ってサバイバルするんでしょうか!
どんな人が、主人公を助けてくれるのかも大きな問題です。
ただ、いい人、優しい人とかではなくて、助けてくれる人にもその時代ならと納得するような理由や役割を担っていたりします。
歴史の授業では全く分からない、外国の昔の人たちの生活がありありと見えるように読み進めるごとに入ってまいります。

そして、歴史小説の中では騎士がたくさん主人公になってます。
わたしは、騎士についての知識はありませんでしたが、数冊読んだだけで、もうとってもわかった気になっております(笑)
『ナイジェル卿』(コナン・ドイル)、『アイヴァンホー』(サー・ウォルター・スコット)は、主人公が騎士です。
普段の服装、戦うときの鎧はどんな装束かからはじまり、知らないことばかりでしたが、手を抜かずに書いてくれていることで全く知らない騎士というものが鮮明にイメージできました。
本の内容は長くなるので書けませんが、ストーリーとはまた別にわたしが惹かれるのは、騎士のいる時代は馬が大変重要です。
昔話の馬方は、もちろん馬を大事にしましたが、騎士にとっても馬はどれだけ強い馬を手に入れられるかが重要でした。
馬がつかれてきたから休憩させなければならないとか、たいへん急いで目的地に行かなければならないときは馬が走れなくなるまで乗りつぶして、また新しい馬を調達して目的地まで急いで行くとか、倒した相手の馬をもらって帰って行くとか、そういう場面がしょっちゅう出てきます。
また、僧侶と騎士の違いってなに?と思うほど、聖職者が=軍人なんですよね。
あるいは、聖職者が高位の政治家で、なおかつ軍隊を持っているとか、もう、戦うお坊さんがたくさん出てきます。
だから、キリスト教がこの時代の人たちのひとつの宗派ではなくて、政治的な意味があり、人びとを支配していたのだという様子が感じ取れました。。
昔話の中にも、神さまが出て来る話がたくさんありますし、そちらではおもに信仰というものを感じ取れると思います。
歴史小説とはそのへんが、違うように思いまして、それぞれに面白いなあと思いました。
かつてはるか昔の歴史の時間に自分はなにを聞いていたのかと思わないでもないですが、歴史小説を読みながらこんなにおもしろかったんだと改めて思いました。

残念なのは、11章に出てくる本のなかで、日本語訳が手に入らないものが何冊もあることです。
でも、検索しているうちにわかったのですが、A・デュマの『三銃士』ですが、これは三部作で『三銃士』のあとに二部ありますが、三部の全訳が復刊ドットコムで出ております!!
わたしは今、第二部の途中を読んでおりますが、まあなんとデュマという人は話を作るのがうまいこと!
二時間ドラマと大河ドラマのいいとこだけを取ったような面白さとスピード感!
家事をしないでずっと読んでいたいくらいです。

長くなってすいません<(_ _)>
今回は、P343の終わりまで進み、次回は歴史小説の残りとまだ読んでいない章をします。
宿題は今まで同様、本章に出て来る歴史小説を読んでくることと、出来たらそれに派生する歴史小説も読んできましょう、です。
児童文学を読む勉強会も次回で最後です。
みなさん、次回も頑張りましょう(^o^)/

10月のがらがらどん

ついうっかりしているまに、11月になってしまいましたが、月末にあったんだから仕方がないと思っていただくことにして、10月のがらがらどんの様子をお伝えします(*^_^*)

赤ずきん 『語るためのグリム童話2』小峰書店
いばら姫 『語るためのグリム童話3』小峰書店
世界でいちばんやかましい音 『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館
ありこのおつかい 同名絵本 福音館書店
さるかに合戦 語りの森HP → こちら

新刊絵本を紹介してくださるMさんはお休みだったので絵本がなくてさみしい…(´;ω;`)
でも、今年のおはなし入門講座を受講しておられるかたが二人も来てくださいました(^o^)

おはなしを語ったのは、がらがらどんのメンバー4人とババヤガーの各クラスの参加者かつ、がらがらどんもほぼレギュラーのかたでした。
それとおはなし入門講座のお二人で、今回の参加者は合わせて7人で、いつもにもまして〝ちょっと、近所の知り合いが集まりました〟的な感覚を覚えました(笑)
茶飲み友だち(笑)

もちろん、おお勉強になる話もしたんですよ!
たまたま、語り手はすべて年季の入ったメンバーだったですから、それなりに、真剣な話もしたんですよ。
たとえば、「赤ずきん」にでてくる言葉でいまの子どもたちにわかりづらいものとか、「いばら姫」のドラマチックさを引き立たせるような語り方についてとか、「世界でいちばんやかましい音」「ありこのおつかい」では創作や絵本の物語の難しさとか。
「さるかに合戦」はヤンさんの再話ですからその話とか。
話題は尽きません。

でも、人数が少ないとちょっぴり寂しいような、でも、じっくり話せる利点もあるような…。
秋はいろいろ行事やイベントがありみなさん忙しいのかもしれませんね。
今月も来月もがらがらどんはありますので、お待ちしておりますよ~~(^o^)/

10月のおはなし中級クラス🍬🍭

二か月ぶりの中級クラスがあり、今回も濃い中身でした。
とはいえ、わたしは今回もラスト1話の批評というところで早退したので残念無念(´;ω;`)ウゥゥ
お勉強は以下のメニューで、まずエントリーした人が順番に語り、そののちに批評の時間という進め方でした。

「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店
「おばけ学校の三人の生徒」『おはなしのろうそく28』東京子ども図書館
「だんまりくらべ」『子どもに聞かせる日本の民話』実業之日本社
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「金を生むねこ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』奈良の民話を語りつぐ会
「三枚の鳥の羽」『語るためのグリム童話4』小峰書店

「いばら姫」は、わたしが語り、テキストの疑問個所を勉強させていただきました。
指をつむにさす、といいまちがえてしまうことについて、みなさんはそんなことありませんか?
ありませんか、そうですか、わたしだけですか、すいません<(_ _)>
テキストでは、最初に「つむを指にさして死ぬであろう」と出てきて、次に出て来る時には「指につむをさしてしまいました」と出てきます。
わたしは、覚えるときにすでに罠にかかるな(決して罠ではないのですが)と自覚していましたので気を付けていたのですが、語るときに一回目は「つむに指をさし」てしまい、二回目は「指をつむにさし」てしまったのでした(笑)
いや、笑い事ではないですね。
不可能ですから、つむに指をさすなんて、格闘家ではないんですから…
聞き手の頭の中にお姫さまが浮かんでいるときにつむが先に出て来るよりは指が先に出て来る方がイメージしやすいです。
お姫さま→指(当然お姫さまの指を思い浮かべますよね)→つむ(ああ、ささってしまうんじゃないかな、とか、ささったんだなと聞き手が思う)
この順番です。
ということを勉強しました。
他にもこの手の細かいこと、そしてこのおはなしの深いところを単語を細かく見ながら指摘していただきました。
中級クラスはこんなふうにテキストや語りを細かく見ていきます。

「金を生むねこ」は、テキストがヤンさんの日常語になっているという、語り用にしては特殊な本です。
今回の語り手さんは、関西弁という大きなくくりでは同じですからそんなに違和感なく語っておられると思いますが、厳密にいうと違う関西弁ですから(それぞれ地域によってちがいますよね)、それについてのお話もありました。
「おばけ学校の三人の生徒」は、創作です。
このテキストは生徒であるお化けのセリフが、大きさや太さ、書き方がいろいろ違うように書いてあり、語るときに違いが分かるように語らなければならないということを表しています。
演じないといけない珍しいテキストです。
語り手によって、セリフをオリジナルに考えることになりますが、みなさんどんなふうに語られるのかとかんがえると楽しくなりますね。

一話ずつにたくさんお勉強したのですが、あんまりたくさんになってしまうので書けません、ごめんなさい_| ̄|○
でも、どの語りも面白かったですしよかったです。
次回のエントリーは、もういっぱいなんでしょうかね?
(さりげなく、自分を売り込む)
次回も楽しみです!(^^)!

おはなし入門講座〝おはなしの選び方〟

先週の火曜日に第2回目のおはなし入門講座がありました。
2回目のテーマは、おはなしの選び方です。
いつものように、最初はおはなし会のようにいすを並べてヤンさんの語りを聞かせてもらいました。

➀「かめのピクニック」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
➁「がちょうはくちょう」『おはなしのろうそく27』東京子ども図書館

➀は、大きい子ども向けのおはなしです。
簡単な内容なのになぜ大きい子向けかというと、18か月という数字が出てきます。
これは一年半だとすぐわかる必要があります。
そして、この話が面白いと分かるには、ナンセンスがわかる年齢というか、聞いたことをそのままに理解する小さい子には「それ、ほんと?!」となりますと、笑えないことになるわけです。
だから、あるていど大きな子どもといっしょに遊ぶおはなしです。
➁は、長い話ですが、小さい子ども向きです。
登場人物が幼い姉弟ですし、弟がさらわれて姉が救出するという単純な筋です。
最初にババヤガーとがちょうはくちょうの説明をしたら、小さい子どもにもじゅうぶんついていけます。
このようにタイプの違う話があるということをまず勉強しました。
今回は、たくさんあるおはなしの中からどれを覚えるか、〝おはなしの選び方〟でございます。

選び方は次の三つの立場から考え、それを自分の場合におきかえて考えてみます。
1.語り手の立場から
語り手とは自分のことですね。
好きな話を選びましょう。
好きな話は、覚えるという単純作業を乗り切るのに絶対条件です。
短い話だから、他の人が語るのを聞いて感激したから、というのは好きな話には入りません(笑)
2.聞き手の立場から
聞き手の子どもたちは、おもしろい、楽しい、と思えなければ聞いてくれません。
じっと、おとなしくしているから聞いてくれているとは限りませんよね。
怒られるからじっとしているだけ(笑)
子どもたちが満足してくれる話とは、子どもたちがいま求めている話です。
それは、年齢や、場所や、子どもたちの雰囲気によって違いますからそれを知る努力をしましょう。
学校の場合は学年が決まっていますから、同じ学校に行くのならば子どもたちの成長が見られますからとらえやすいです。
図書館などの異年齢・不特定の聞き手の場合は、子どもたちと話をして探りましょう。
そして、常連さんを作りましょう。
そうして、自分の聞き手の成長段階、好み、雰囲気などから、どんなおはなしがいいか頭をフル回転させて考えましょう。
3.話について(内容と文章)
➀結末が満足できること。
ハッピーエンドでなければいけないということではなく、最後に聞き手が納得できるもの。
悲しい話を美しいと感じられるのは高学年以上になるので、それ以下の年齢には、悲しい結末や、考えさせる結末はさけます。
➁聞いて分かりやすい文章を選ぶ。
本のなかには、登場人物紹介とか、この物語のあった場所の地図とか、元々ページをもどって見られるようにしてあるのがあります。
もちろん、なくても分からないことがあれば後ろにもどって読み直せます。
でも、おはなしは戻れませんので、耳で聞いて一回で分からないといけません。
耳で聞いた話が何世代にもわたって語りつがれてきた昔話は、登場人物は少なく、複雑な展開はありません。
主人公が過去を振り返って長々とエピソードを突っ込むなんてことはありませんね。
アラビアンナイト形式の話もありますが、ひとつひとつが独立していて、同時進行ではありません。
聞いて分かりやすい文章というのは、昔話の文体であるといえます。
具体的には、つぎの5つのことに注意して、たくさん本を読みましょう。
・話の筋が単純であること。
・幸せな結末に向かって、早いスピードで一直線に進むこと。
・登場人物が少ない。
・情景描写が少ない。
・心理描写がほとんどない。
昔話の文体の特徴は、HPの昔話の語法に詳しくあります → こちら
そして、これという話があれば、しっかり声に出して読んで、自分の口に合うか確かめてみましょう。

たくさんお勉強しましたね(*^_^*)
講座が終わって疲れておられるかなと思ったら、意欲の強さというか、熱心さというか、「ああ、分かりました、バッチリやってきます~~」的な頼もしさを感じられて、どんなおはなしを選んでこられるのか楽しみにしております。
いままでは、「まだ覚えないで下さいよ」と、出走したいお馬さんを引き留めている状態に近かったので(笑)、次回はいよいよ覚え方のお勉強です。
みんなで頑張りましょう(^o^)/

 

再話クラス🍐🌰🎑

今年度2回目の再話クラスの報告をします!(^^)!

語り(耳で確認)
「しじみの三兄弟」『日本昔話通観第15巻三重・滋賀・大阪・奈良・和歌山』同朋舎
しじみの兄弟が竜宮に行ことしますが末っ子しか行くことができなかったというおはなしです。
どうして兄ふたりは行けなかったのかの種明かしが、この話の面白いところです。
繰り返し部分が出てきますが、〝繰り返し部分をそろえるかクレッシェンドさせるかは、話によって違う〟というのが、お勉強のポイントでした。
「人と動物の寿命」『昔話―研究と資料―第四六号』日本昔話学会
これは、前回のテキスト検討の時もおもしろくてみんな笑いながらでしたが、語ってもらうとやっぱり面白いんですよね。
人の寿命に関するはなしで、人間は動物たちの寿命をもらっているから長生きだけれども、その分辛いこともあるよ、というような内容で、子どもが聞いたら「ふ~ん……」で終わりそうです(笑)
で、老人施設で語られたそうです。
案の定、爆笑!
テキストとしては、原話の後半は世間話の様相であることと、人間の人生のとらえ方が少々前時代的で現在の状況に合わないんじゃないかということと、加算していく数字が間違っているんじゃないかとか、原話の問題が出ました。
原話というものは、こういうことがあるんだと改めて考えさせられました。
テキスト検討
「岩泉の桃太郎」(原題:桃太郎の岩泉がたり)『まわりまわりのめんどすこ―続・岩泉の昔ばなし―』熊谷印刷出版部
岩手県のおはなしです。
前半は桃太郎が、犬・さる・きじにきび団子をやって鬼退治に鬼が島に向かいます。
続いて、針・牛のふん・かに・臼がでてきて、桃太郎の家来が増えます。
鬼が島についてからは、あとから増えたご家来衆が活躍して、さるかに合戦のクライマックスと同じです。
戦闘配置は、桃太郎が指図します。
最後は桃太郎と全ご家来衆が宝物を持っておじいさんとおばあさんの元に帰ります。
ふたつの話が合体したような、こんなおはなしがあるんですね。
原話探しはたいへんだけど、お宝発掘に似ています。
原話では、牛のふんにだけ、〝どの〟がついていて、〝牛のふんどの〟になっているんです。
テキスト検討では、他と統一して〝牛のふん〟にしましたが、原話の語り手さんはきっと、牛のふんにだけ〝どの〟をつけることによって笑いを取ってたんだろうな、とヤンさんが言われました。
はあ~~、なるほど、言われてみれば納得です。
そこまで読み取るなんてさすがです!
自分もたくさん原話を読み込んで、語り手さんの息吹というか、語られたときの雰囲気を読み取りたいもんだと思いました。
原話の中には、語りのテキストにはない躍動感が残っているんですね。
「ぼた餅と豆腐の伊勢参り」『日本昔話通観第14巻京都』同朋舎
これは、わたしの知る伊勢参りシリーズのなかで、最短で「ぷっ」と笑わせてくれる、さらっと上質の一話のように思います。
ぼた餅と豆腐が伊勢参りをする道中の話ですが、形体の違いから進み方が違うから差が出るという、こんなまとめ方をしたら何にも面白くないんですが、それがとっても面白い話なんですよ。
擬態語と擬音語が何ともいえず効いています。
聞いたことのあるもの・聞いたことのないもの、両方入っているんですが、様子をよく言い表していて笑えます。
擬態語・擬音語があると、語るときに工夫というか、気持ちが入るというか、何か素通りできないわたしですが、この話ではむしろ何も考えていませんという風に、そのまま語るのがほんとにはまって面白いと思いました。
次回、語っていただくのが楽しみです。

原話を探すのは、とにかく原話を読むことが必要で、時間に追われている身では読みだす一歩がなかなかなんですよね。
そして、読みだしたら時間がかかります。
夢中になってしまって、途中で止められませんからね。
原話の世界に入ったら、洗濯とかご飯の用意とかがどんどんできなくなりますから(笑)
でも、原話本一冊とか、話型を調べて類話を集めてみるとか、やっぱりやらなくちゃ再話はできないわけですから、お宝発掘に精を出そうと改めて思いました。
今回、見学のかたがおられまして、うれしいことに入会を決定されました。
みんなで再話、楽しく頑張りましょう!!