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第8回昔話の語法勉強会👸

先週の金曜日、第8回昔話の語法勉強会がありました。
今回昔話の語法をさぐるおはなしは「かえるの王さま」です!
キターーーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/
っていうか、まだ来ていなかったのが不思議です。
何でいままでリクエストしなかったのか、大好きな話なのに…_| ̄|○

わたしはこの話を語っていますからおはなしは頭に入っているんです。
覚えている話だと、語法勉強会がより頭にすっと入ってきますね。
次々と、すっと入ってきてよかったです。
ただ、語法は定期的に勉強をしないと忘れますね。(あかんやん)
去年は昔話の語法講読会がありましたし、集中して勉強したんですがそれが終わると、あとは自分の頭に定着した部分だけで臨むことになりますから、やっぱり全部が全部は語法を覚えていませんでした(´;ω;`)ウッ…
この日は、語法について初めてのかたもおられたのでヤンさんは初歩から丁寧に進めてくださったのに…です。

テキスト(『子どもに語るグリムの昔話2』こぐま社)の最後に、エーレンベルク稿を付けてくださっていたので、7版(今回のテキスト)と比較できたのもよかったです。
7版はかなり長くなっているので、グリムさんが再話された軌跡がわかります。
ちなみにわたしが覚えているテキスト(『語るためのグリム童話1』小峰書店)は2版を主にしてありますので3つの比較もできます。
再話をするということのお手本みたいなものですね。
勉強することってホントにたくさんありますね。
わたし:「時間が無いがな」
天の声:「そんなん、みんな無いがな」
おっしゃる通り<(_ _)>
今後も精進します<(_ _)>

7月のがらがらどん

毎日暑いですが、みなさま体調の変化はございませんか?
家にいても熱中症の危険はあるそうですから気を付けましょう。

7月のがらがらどんの報告です。
吉四六さんの生き絵 『かたりつぎたい日本の昔話6』小峰書店
それからのうさぎ 『読んであげたいおはなし松谷みよ子の民話上』筑摩書房
竜宮童子 『日本の昔話2』福音館書店
ミアッカどん 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店
りこうなまほうの鳥 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
三枚のお札 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
カンチルとワニ 語りの森ホームページ → こちら
絵本の紹介

「吉四六さんの生き絵」で、〝生き絵〟という言葉が分かるかなあという心配があると語り手さんがおっしゃいました。たしかに、いきなり聞いて分かる言葉ではありませんね。アクセントを工夫しても知らない言葉だとどうしても分からない。
話を聞いていると内容で分かるかもしれません。分からないかもしれません。困りました。
でも、聞き手が困っていたら話が進みませんから、やはり聞き手の顔にハテナ(・・?が出たり、質問されたりしたときに短い言葉で言えるように用意しておく必要があると思いました。
短い言葉で、おはなしの世界にすぐ戻れるように説明するって、いつも難しいなと思います。

「りこうなまほうの鳥」をさせていただきました。みなさんがいろいろな意見を言ってくださいました。ありがとうございました。
このおはなしは、読んだとたんに心をわしづかみにされた、熱狂的に大好きな話なんです。
りこうなまほうの鳥がする話を聞いた者は、悲しまないという約束を守れずに悲しんでしまうためにこの鳥を捕まえることができません。
ヤンさんが、それがこの鳥の使命だと言われたので、その言葉にもハッとしました。悲しまない人がいたら、鳥は当然捕まえられるんですよね。もう、籠の鳥です。アカマツの枝にとまって、自由に暮らすことはできません。でも、ずっと昔からこの鳥は大自然の中で美しい歌をさえずっているんです。みんなが、どうしても悲しんでしまうからです。人間ってまだまだ捨てたもんじゃない、まだまだイケる!と、人類の希望を感じました。
そうです、この話は人類の希望なんです! 大袈裟ですか? でも私はそう思いながら、中学生さんに語ろうと思います。

「三枚のお札」は日常語で語られました。今月の日常語クラス(→ブログはこちら)で語られました。その時のアドバイスをもう取り入れて修正後の語りをされました。
速い! お見事でございました!! わたしも覚えます、一年以内に(笑)

ほかにもたくさんのおはなしと絵本を紹介していただきました。そして、ちょっと覗いてみようと来てくださったご新規さんもいらっしゃって、今回も楽しい時間でした。
8月は夏休みで一回お休み、次回は9月9日です(^O^)/

絵本の読み聞かせ講座📖 実習編

講座の第4回と5回の報告をします。
この2回は実習です。
4回目は、地域のボランティアとか、仕事の一環としてとか、大勢の子どもたちの前で読み聞かせをする、これからしたいと思っている人の実習でした。
まず、ヤンさんから絵本の持ち方、タイトルや作者の読み方、めくるタイミングなどなどのおはなしがあり、「じゃあ、読みたい人手を挙げてください~」の運びとなります。
第3回の終わりに、各々が1冊絵本を選んでくることになっていましたから、全員用意しているんです。
だからみなさん、次々に手を挙げられて、時間いっぱいたくさんの絵本が読まれました。
第5回は、自分の子どもや孫に絵本を読んであげたい人の実習でした。
こちらも次々と手が挙がりました。
一冊絵本が読み終えられると、ヤンさんが読み方のアドバイスや絵本についてのプラスアルファの知識を教えてくれます。
わたしは近眼なので、常に一番前の真ん中に座ります。
そこから絵本を読んでもらうとほんとに絵がよく見えて素晴らしさが分かります。
そしてその絵本について教えてもらうこの至福の時間(*`艸´)ウシシシ
2回の実習でたくさんの絵本を読んでもらったのはほんとに楽しい経験でした。
絵本を人に読んでもらうことは、ボランティア同士の勉強会とか選書ではありますが、練習とはいえ、ほんとに読んでもらっているというのはほぼありません。
わたしが子供のころは幼年雑誌かキン〇ーブックしかなかったですから、1ヵ月のうちに暗記してたそうです。
それほど、種類がなかったんです。
ですからいま、絵本の読み聞かせ講座に参加して絵本を読んでもらえるのはラッキーだと思います。
ほんとに楽しかったです。
ところで、わたしはボランティアとして絵本を読む者ですから、お勉強しなくてはなりません。
忘れていたわけではありません。
手を挙げて読ませてもらいました。
ヤンさんのコメントは、優しい口調で「練習しましたか? かまないように」でした。
申し訳ございません。
初歩の初歩でした_| ̄|○
では、オチがついたところで終わりとさせていただきます。
来年の講座も参加するぞ~~!

児童文学を読む会📚 第4章昔話

連日、大雨による被害の報道が続いています。
みなさまのお住いのところは大丈夫だったでしょうか?
先週、6日に2回目の児童文学を読む会がありました。
この日は、和歌山方面をのぞく関西のJR全線が不通でした。
そのため参加できないかたもおられ、残念でした。

4章の最初に紹介されているアニス・ダフの『つばさの贈り物』は、読みやすく、おもしろいのでお勧めの本だそうです。

さて、4章の本文に入って読み進めていくと、聞いているうちにわたしは完全に語り手として読んでいました。
いままで参加した勉強会で教えてもらったこと、昔話とは何か、昔話の語法、語るための方法論などなどが、本章を読むヤンさんの声といっしょにあちこちから出てきました。
昔話は子どもだけのものではなく、大人も子どもも両方が楽しんできたから口承で伝え続けられてきたわけです。
昔話の世界にはいって、ふしぎなこと、およそ想像もできないような出来事、空想の世界でしかないことを体験することができるからです。
本章で、昔話について、質やおもしろさの記述を読みながら、語り手としてそれをどれくらい伝えられているのかなと考えていました。

「いばら姫」、「3匹のやぎのがらがらどん」、「長靴をはいたネコ」を取り上げて、その国の〝らしさ〟が現れているというのは、今まで昔話を〝ヨーロッパ〟せめて、〝南欧・北欧〟くらいにしか分けていなかった自分としては、ピンとこないというか、その違いがさっぱり分かりませんでした。
これには、正直ガックリ_| ̄|○(笑)きました。

そして怖い話を「ミスターフォックス」を例に出して説明してあります。
子どもは、怖い話を聞くことによって、自分の中にある怖さに区切りをつけ、また怖さを共有することによって不安を和らげるそうです。
わたしは、怖さというものは個人差が激しいと思うので、おはなしをするときは一番こわがりの子どもさんを基準にしようと思っています。
だから、覚えてもほとんどできないので覚えてません。
でも、この日学んだことで、怖い話への考えが変わりました。

ノルウェーのグリムともいわれるアスビョルセンとモー(訳注P402)の本について、調べたので報告します。
勉強会の中で出た、岩波文庫の『太陽の東月の西』は、佐藤俊彦さんがノルウェー語から直接日本語に訳されているようです。
そしてアスビョルセンとモーの集めた昔話を英語圏に広めたダセント(訳注P397)の英訳本は、今もAm〇zonで買うことができます。
1850年代に英訳された文章がそのまま今も支持されているんですから、すごいですね。
(ちなみに、1冊持っていますので見たい人は言ってね。)

さて、次回は第8章絵本です。
宿題も出ました。
リストにある絵本を読んでくるんです。
こんな楽しい宿題、やったー!✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌
あとは、時間と今読んでしまうと2か月後に忘れているからその辺のちょうどいいゾーンをどこに持ってくるかです(笑)

7月の日常語による語りクラス🌂

今日も雨です。
昨日は雨が激しく降ったかと思うと曇りから晴れになり、それを一日に何度も繰り返すというストレスフルな一日。
それで景気づけに、以前バナナ大福を見つけたお店に、こんどはレモン大福を買いにいきました。
でも、両方ともありませんでした(´;ω;`)
もう期間は過ぎていたのです。
今のイチ押しは、冷やし白玉大福でした。
モチロン買いました。
そしてほかの商品も買いました。(その意志の弱い買い方はだめなのでは?)

今月の日常語による語りクラスの報告です(^^♪
語り
「笑という字」 『ナーミンのための奈良の民話』村上郁/再話
「あめは毒」 『日本の昔話3』福音館書店
「三枚のお札」 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上郁/再話
「こんび太郎」 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上郁/再話
「なぞ問答」 『日本の昔話1』福音館書店
テキスト
「豆っこの話」 『日本の昔話2』福音館書店
「まほうの鏡」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上郁/再話
「いうなの地蔵」 『日本の昔話4』福音館書店
ヤンさんの語り
「駅前の自転車あずかりのはなし」

「三枚のお札」の語りについて、語り手さんが「まあだだ、まだだ」の言い方が難しいと言われました。
どういうふうに言ったらいいのか悩んでおられる様子でした。
この部分も含め、「三枚のお札」は小僧さんが逃げて逃げて、何度も危機を脱して和尚さんのところにたどり着くのが息をのむ面白さです。
ですから逃げるところをよく練習して本番では、かまない・まちがわない!
そして、聞き手のハラハラする気持ちの速度に合わせて、語るスピードも速く遅くを自在にできるようにしておくのがいいとのことでした。
はじめから、語り方を決めておくより、自在に合わせられる練習を怠りなくということですね。
わたしはこのおはなしをまだおぼえていませんので、本当に取り上げてくださってラッキーでした。
教えていただいたことを踏まえて、あとは覚えるだけ(*^-^*)

テキストでは、「まほうの鏡」がでました。
これはギリシアの昔話です。
それを広島の言葉にされています。
広島の言葉は、その地方で生活した人でないと分からない言葉もありますが、そうではなくて誰でもが理解できる広島の言葉にされています。
わたしの印象では、〝やわらかい広島弁〟という感じです。
とはいえ、広島弁には変わりないのですが、ギリシアの昔話を違和感なく聞きました。
わたしはまだ、外国の昔話を関西弁にはできないです。
その反対で、外国の話のなかで、わざわざ共通語アクセントで覚えるおはなしもあります。
覚えるときに、自分がおはなしの世界に入れないからです。
日常語による語りクラスでは、原則として日本の昔話を日常語にすることになっています。
「まほうの鏡」のかたは、超ベテラン語り手さん!
やはり、力量の差かと遠くの一点を見つめるわたし…(笑)
日常語による語り、昔話の語法、カメの歩みでも地道に続けて精進するしかございません!

忘れてはいけない「駅前の自転車あずかりのはなし」
これは怖い話ですが同時に爆笑ものの話でもあります。
聞けたみんなは大喜びでした!!
でもね、これは語るとなると、とっても難しいと思います。
ヤンさんだから面白いんだというのはあると思いますよ。
どう難しいかはたくさん説明できるけど、本番は一回だからわたしは滑るのが怖い(笑)
おはなしの姿にあった語り方というのも、精進です!

今回のブログは、病欠のかぶちゃんのかわりにジミーが報告しました(`・ω・´)ゞ
かぶちゃん、「お薬飲んで、早く良くなれ」←(田村正和の昔の風邪薬のCM調で←古い、誰も知らん)