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4月のあったかペーチカ

不安定な天気は過ぎ去り、暑くなってきてしまいました!もうしばらく、春服を楽しみたいのに…。衣替えをするのが好きでして、狭いクローゼットの中で、活発にあれこれ服のことだけ考えた後、いらない服を一袋抱えて出ていく爽快感がけっこう好きなんです。そういえば、昔話の主人公も狭い箱に入りますね。何か心理的に関係があるかも?それはどうだかわかりませんが、ペーチカには9名の参加がありました。

腹を立てた貧乏神 『語りの森昔話集6』語りの森

マカトのたから貝『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社

ひなどりとねこ『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/編 実業之日本社

赤ずきん『語るためのグリム童話2』小峰書店

高野谷の狐 『遠州伝説集』御手洗清/著 遠州タイムスより整理

死人の恩返し『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社

鳥のみじさ『日本の昔話3』福音館書店

カメの笛『ブラジルのむかしばなし』カメの笛の会 /編   東京子ども図書館

Mさんの絵本紹介

『くろっぴーとねずみのきょうだい』新井洋行/作・絵 教育画劇

『りょこうにいこう!』五味太郎/作 偕成社

『あける』はらぺこめがね/作・絵 校成出版社

『10ぴきのおばけのけんこうしんだん』にしかわおさむ/作・絵 ひかりのくに

『クマダさんのどんぐりコーヒー』はやしますみ/作 アリス館

『もりのなかをとおるのはだあれ?』アルビン・トレッセルト/作 ロジャー・デュボアザン/絵 石津ちひろ/訳

『できるよ できるよ』ブリッタ・テッケントラップ/作・絵 木坂涼/訳 ひさかたチャイルド

『タケシのせかい』室井滋/作 長谷川義史/絵 アリス館 

リラックスしたまま語れるおはなし会。「マカトのたから貝」を語った方は、昨夜やっと最後の段落を覚え終えたところ。(そんな風には聞こえませんでした)「赤ずきん」では、語り手が笑いだし、ツボにはまってとまらなくなりました(笑)。「死人の恩返し」では、おはなし最終結末句手前の1行が出てこず、こんなことがあるなんて!と、語り手もびっくり。テキストを見て、教えてもらいました。(そこテーマやん!とつっこみが)「鳥のみじさ」では、語り手が戻しながら語る事を体験されていました!私が言うまでもなく、みなさんの語りはすばらしいです。その上で、緊張しない、しすぎず語れる場という事で、新たな道を切り開くような?色んな気付きがありました。絵本もたくさん紹介して頂きました!おはなしについてのおしゃべりの時間もありますので、おはなしの世界が広がって深まっていく嬉しい時間です。どなたでも遊びに来てみてください~(^^)

次回:5/8(木)10:00頃~

みんなでフーッフーッ!

図書館のおはなし会が始まる前、じゅうたんスペースの辺りには4組ほどの親子さんがいました。お父さんとお子さんが目立ちます!お父さん大活躍の子育て時代ですね。しかも皆さん読み聞かせをされていて、素敵な眺めでした😌3/22(土)子ども16人、大人12人。

手遊び うめにうぐいす

おはなし 「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく2』東京子ども図書館

絵本「そらとぶてっぱん」岡田よしたか/作・絵 ひかりのくに

絵本「もりのおるすばん」丸山陽子/作 童心社

絵本「なんのサンドイッチ?」たなか ひかる/作 大和書房

絵本「おとどけものです。」ロッド・キャンベル/あすなろ書房

「今日のおはなしは、スヌークスさん一家」とヤンさんが言ったところでまず、つっこみが入りました。「なんの話やねん!?」みんながそう思った的確なつっこみ(笑)そして、ヤンさんの口が上、下、右、左とひんまがるので、笑えてしょうがないおはなしおばさん達。この話はいったいどうなるのか?子ども達の意識はそこに注がれ、やっとのことでろうそくの火が消えた時には、安堵の雰囲気が広がりました。それでもまた、ろうそくの火が灯されてしまうので、(あ、あかん)という子ども達の顔がとてもいい反応でした!ヤンさんの間の使い方が子ども達を引き付けて離さなかったですし、大きな子から小さな子までほんとに最後までよーく聞いていたので、ヤンさんの「まだやろうか?」の問いかけにもしっかり「もういい!」と言っていましたね(笑)この話の醍醐味を知りました👏そして、どの絵本も大好評で「なんのサンドイッチ?」は、私も密かにリクエストしました~。そして、来週は春休みに入りますね。子どもの成長は早いです、子どもの時間は一瞬の時。色んな姿に出会わせてくれるおはなし会です。また来週~

3月の大人のためのおはなし会

少し冷たい風がありますが、春の日差しを感じる日となりました。テーマは桃の節句、常連の3名さんが来てくれました。

絵本「もりのひなまつり」こいでやすこ作 福音館書店

おはなし「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店

手遊び うめにうぐいす

絵本「もりのおるすばん」丸山陽子 童心社

おはなし「ボタンインコ」『天国を出ていく 本の小べや2』ファージョン作 石井桃子訳 岩波書店

ひなまつりや女の子が主人公のおはなしを揃えました。おはなし会はしっとりと心地好く進んでいくのですが、「いばら姫」の語りの時に、おひめさまとお城が眠りについたところからいっそう集中を促され、静けさを語られている最中で、時計の秒針の音がやけに大きく聞こえました。それは、おはなしの中ですが、100年の時を刻んだことを体感したような気になりました。そして、手遊びのリクエストがありましたので、みんなでじゃんけんを。「ボタンインコ」では、ファージョンの表現に魅了されました。言葉にできない感情を受けとります。涙が出そうになる、それが癒しでもある。終わってからの余韻でしばらく動けませんでした。創作の語り、また一つ学びました~。テーマのある素敵なおはなし会で、こんなにも充足した気持ちになれるんですね。ジミーさん、ヤンさん、ありがとうございました。

次回は4/15(火)、テーマは『きつね』です!

3月のあったかペーチカ

ここ最近の雨風で、梅の花も散り散りに舞っていますね。再び、別れと出逢いの季節が巡ってきました。そして、桜の開花を待ちつつ、この気持ちを味わい、季節の移ろいを感じたいこの頃です。花粉のおかげで、鼻や目からは汁も出ます。春は何かと忙しいですが、今回のペーチカは、10人の参加がありました。

だんまりくらべ  『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森

雪女 『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

世界でいちばんきれいな声『おはなしのろうそく11』東京子ども図書館

命の水 『語るためのグリム童話5』小峰書店

しっぽ釣り 『日本の昔話5』おざわとしお/再びた話 福音館書店

靴をはきつぶすお姫さまたち 語りの森HP

雪娘 『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

いばら姫『語るためのグリム童話3』小峰書店

パティルの水牛 『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』語りの森

たにし息子 語りの森HP

Mさんの紹介絵本

「どいてよ へびくん」 五味太郎 偕成社

「へびのみこんだ なにのみこんだ?」作/tupera tupera  えほんの杜

「へびくんのおさんぽ」作・絵/いとうひろし 鈴木出版

「うまれたよ!ヘビ」写真・文/関慎太郎 岩崎書店

「ヘビのひみつ」写真・文/山内りゅう ポプラ社

「まるのみ へび」 花田鳩子/文 植垣歩子/絵 大日本図書

「さるのせんせいとへびのかんごふさん」穂高順也/文 荒井良二/絵  ビリケン出版

「へびのニョロリンさん」富安陽子/文 長谷川義史/絵

盛りだくさんのおはなし会、またもや満たされました。新年度を控え、おはなしおばさん達はせっせと語りの世界で遊び、学び合い、この豊かな時間さえも、おはなしを通して子ども達への贈り物になるんだなぁと思います。そして、Mさんは「へび」で絵本を探されたそうで、ノートにはまだまだ沢山のへび絵本が書かれていました!いつも知らない絵本に出会えて嬉しいです。あ、12月は「貧乏神大会」ですよ~!まだ先ですが、時々告知しますので、おはなしを探してみてください~🎵

次回は4/13(日)10:00頃~

2月の大人のためのおはなし会

昼間の気温が少し上がり、日差しに暖かさを感じる日が訪れました。とは言え三寒四温、まだまだ寒い日がありますので、油断せずに温かくして過ごすのがよさそうですね。おはなし会テーマは鬼。7名の方が足を運んでくれました。

おはなし「地獄へ行った吉兵衛さん」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森

絵本「ふくはうち おにもうち」内田麟太郎/作 山田孝/絵 岩崎書店

おはなし「まぬけなトッケビ」『おはなしのろうそく30』東京子ども図書館

おはなし「ミアッカどん」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子/編・訳 福音館書店

絵本「つのはなんにもならないか おにのこあかたろうのほん」きたやまようこ/作・絵 偕成社

おはなし「鬼子母神とザクロ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版

絵本『おにたのぼうし』あまんきみこ/作 岩崎ちひろ/絵 ポプラ社

色んな鬼が出てきました~。地獄の鬼、節分の鬼、韓国の鬼、イギリスの鬼、鬼の子ども、鬼子母神。最後はあまんきみこさんと岩崎ちひろさんが描く優しい鬼でした。おにたが、「おにも色々いる」と悔しそうに言っていたのです。鬼の気持ちを考えたことはなかったなぁと思いました。中国では、鬼というと亡くなった人や魂のことをいうそうです。人の心が作り出したであろう鬼の存在ですが、京都の有名な伝説では「酒呑童子」のはなしがありますね。本当にいたんだよ~と語り継がれてきたものです。目に見えない恐ろしいものを存在しているものとして、語り、描き、おはなしの中で生き生きと動き回る鬼達。お祭りなんかでは実際に鬼が登場して、子どもたちが泣き叫ぶようなことも。そんな鬼達は、私たちの背筋をしゃんとさせてくれる、そんなありがたい存在なのかもと思いました。おはなし会では、「ふふふっ」と笑ったり、先輩の鬼っぷりが最高~と喜んだり、心が温まったりと、大人なのに情操を育むという表現がぴったりな時間でした。心に響くプログラムをがんばって準備していますので、どなたでも気軽にお越し下さい~。

次回:3/21(金)テーマ「桃の節句」