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6月のあったかペーチカ

梅雨前の快晴、洗濯仕事もはかどります。あれやこれやと洗って、服もシーツもはたはた、くるくる、しています。きつい日差しに、ふとんはちょっと暑がっていそうです。さてさて、あったかペーチカは、9人の参加がありました。

「主がそうなら道具もそう」 語りの森HP

「宝下駄」 『語りの森昔話集5』語りの森

「仙人のおしえ」『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店

「かしこいモリー」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館

「アリ・ムハッメドのかあちゃん」 『世界の民話8中近東』ぎょうせい より再話

Mさん絵本紹介

『トガヒネズミ ひみつのくらし』六田晴洋/写真・文 世界文化社

『カップねこ』塚本やすし/作・絵 ニコモ

『オムライスだいすき』苅田澄子/作 いわさきまゆこ/絵 金の星社

『かくれんぼハウスへようこそ』ぬまのうまき/作 ほるぷ出版

『かんばんのないコーヒーや』かめおかあきこ/作 ほるぷ出版

『山の学校 キツネのとしょいいん』葦原かも/作 高橋和枝/絵 講談社

『うまれたよ!トカゲ』関慎太郎/写真・文 岩崎書店

『さるさるおさるこんにちは』乾栄里子/作 高畠那生/絵 金の星社

今回も盛り沢山のプログラムでした。私は準備が間に合わず、聞くだけになりましたので、それはそれで、楽しい~ほっこり~しました。語りのすごいところは、語れば語るほど変化していく、育っていくところ、語りの場一期一会な所ですね。おもしろいな~。「かしこいモリー」の語り手さんの初々しいかわいらしい感じも、もしかしたら今回限りかもしれませんし、来週また聞く予定の「主がそうなら~」「アリ・ムハッメド~」も、聞き手メンバーが変わりますし、語り手の状態も変われば、同じ語りにはならないですもんね。そして、私は新しいおはなしより、語ってきたおはなしを語る方が好きなのですが、先輩方でも新しい話をばんばん覚えるので、感心するばかりです。ある方は「同じ話もええけど、あきんねん!」と言われていましたよ。(これは帰り際立ち話で)また、絵本もたくさん紹介して頂きました。「カップねこ」おもしろい~!また来月のペーチカも楽しみです。

次回:7/6(日)

5月のあったかペーチカ

ころころと変わりやすい天気ですが、風と日差しとで過ごしやすい日が続いていますね!嬉しい🤗 さてさて、ペーチカは10人の参加がありました。

「犬神山のおおかみ」 語りの森HP

「とら猫とおしょうさん」 『同名絵本』おざわとしお再話 くもん出版

「馬の首」『おはなしのろうそく29』東京子ども図書館

「きんそうこうのはじまり」(原題:金瘡膏のいわれ)『日本の民話9』ぎょうせい より再話

「悪魔と仕立て屋」 『世界の民話6イギリス』ぎょうせい より再話

「舌切りすずめ」『日本の昔話2』おざわとしお再話 福音館書店

「めしを食わないよめさん」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森

「マカトのたから貝」『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社

「貧乏人と金持ち」『語るためのグリム童話5』小峰書店

Mさん絵本紹介

「たれてる」鈴木のりたけ/作 ほるぷ出版

「バルバルさんとおさるさん」乾栄里子/文  西村敏雄/絵 福音館書店

「アザラシのアニュー」あずみ虫/作 童心社

「くらべるえほん  いきもの」ちかつたけお/作・絵 GAKKEN

「ひこうきがしゅっぱつします」岡田光司/写真  岡田康子/文 文研出版

「ばったのタンちゃんうまれたよ!」ねもとまゆみ/作    たけがみたえ/絵    須田研司/監修 童心社

「そらとなかよくなる 天気の写真えほん そらのいろ」荒木健太郎/文・写真・絵 金の星社

振り返ると、恩返しの話がいくつかありました。動物による恩返し、そして、親切に対する報いと不親切に対する報い。はては、それが神様によるもの。ヤンさんが「子どもと家庭のための奈良の民話」で再話された中には、弘法伝説がいくつかありますが、親切に対する報いの話とその逆の話が一つ一つの話となっています。この手の話は全国的にものすごくたくさんあるそうです。身近な動物や神様、弘法さんとの交流は、大きな自然から頂く大切な知恵や行いについてのおはなしですね。時代や場所を越えて、人間の普遍性の表れを改めて感じます。また、登場人物が変わると違う話になってくる、テーマが変わってくる、お国の文化や雰囲気をまとう、でも良く似ている部分もあるので、繋がりを感じてしまう。ますます、昔話の真相・深層を知りたくなる。そうやって語り手たちは、昔話のトリコになっていくのでしょう~。そして、絵本も読んでもらえてほっこり幸せ。アニューがかわいすぎます。くらべるえほんは、子ども達の反応を確かめたい一冊になりました。あぁ、気づけば時間は昼下がりです!おはなしの世界が広がる楽しい時間でした。お気軽にどなたでもご参加ください。

次回:6/1(日)10:00頃~

4月のあったかペーチカ

不安定な天気は過ぎ去り、暑くなってきてしまいました!もうしばらく、春服を楽しみたいのに…。衣替えをするのが好きでして、狭いクローゼットの中で、活発にあれこれ服のことだけ考えた後、いらない服を一袋抱えて出ていく爽快感がけっこう好きなんです。そういえば、昔話の主人公も狭い箱に入りますね。何か心理的に関係があるかも?それはどうだかわかりませんが、ペーチカには9名の参加がありました。

腹を立てた貧乏神 『語りの森昔話集6』語りの森

マカトのたから貝『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社

ひなどりとねこ『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/編 実業之日本社

赤ずきん『語るためのグリム童話2』小峰書店

高野谷の狐 『遠州伝説集』御手洗清/著 遠州タイムスより整理

死人の恩返し『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社

鳥のみじさ『日本の昔話3』福音館書店

カメの笛『ブラジルのむかしばなし』カメの笛の会 /編   東京子ども図書館

Mさんの絵本紹介

『くろっぴーとねずみのきょうだい』新井洋行/作・絵 教育画劇

『りょこうにいこう!』五味太郎/作 偕成社

『あける』はらぺこめがね/作・絵 校成出版社

『10ぴきのおばけのけんこうしんだん』にしかわおさむ/作・絵 ひかりのくに

『クマダさんのどんぐりコーヒー』はやしますみ/作 アリス館

『もりのなかをとおるのはだあれ?』アルビン・トレッセルト/作 ロジャー・デュボアザン/絵 石津ちひろ/訳

『できるよ できるよ』ブリッタ・テッケントラップ/作・絵 木坂涼/訳 ひさかたチャイルド

『タケシのせかい』室井滋/作 長谷川義史/絵 アリス館 

リラックスしたまま語れるおはなし会。「マカトのたから貝」を語った方は、昨夜やっと最後の段落を覚え終えたところ。(そんな風には聞こえませんでした)「赤ずきん」では、語り手が笑いだし、ツボにはまってとまらなくなりました(笑)。「死人の恩返し」では、おはなし最終結末句手前の1行が出てこず、こんなことがあるなんて!と、語り手もびっくり。テキストを見て、教えてもらいました。(そこテーマやん!とつっこみが)「鳥のみじさ」では、語り手が戻しながら語る事を体験されていました!私が言うまでもなく、みなさんの語りはすばらしいです。その上で、緊張しない、しすぎず語れる場という事で、新たな道を切り開くような?色んな気付きがありました。絵本もたくさん紹介して頂きました!おはなしについてのおしゃべりの時間もありますので、おはなしの世界が広がって深まっていく嬉しい時間です。どなたでも遊びに来てみてください~(^^)

次回:5/8(木)10:00頃~

みんなでフーッフーッ!

図書館のおはなし会が始まる前、じゅうたんスペースの辺りには4組ほどの親子さんがいました。お父さんとお子さんが目立ちます!お父さん大活躍の子育て時代ですね。しかも皆さん読み聞かせをされていて、素敵な眺めでした😌3/22(土)子ども16人、大人12人。

手遊び うめにうぐいす

おはなし 「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく2』東京子ども図書館

絵本「そらとぶてっぱん」岡田よしたか/作・絵 ひかりのくに

絵本「もりのおるすばん」丸山陽子/作 童心社

絵本「なんのサンドイッチ?」たなか ひかる/作 大和書房

絵本「おとどけものです。」ロッド・キャンベル/あすなろ書房

「今日のおはなしは、スヌークスさん一家」とヤンさんが言ったところでまず、つっこみが入りました。「なんの話やねん!?」みんながそう思った的確なつっこみ(笑)そして、ヤンさんの口が上、下、右、左とひんまがるので、笑えてしょうがないおはなしおばさん達。この話はいったいどうなるのか?子ども達の意識はそこに注がれ、やっとのことでろうそくの火が消えた時には、安堵の雰囲気が広がりました。それでもまた、ろうそくの火が灯されてしまうので、(あ、あかん)という子ども達の顔がとてもいい反応でした!ヤンさんの間の使い方が子ども達を引き付けて離さなかったですし、大きな子から小さな子までほんとに最後までよーく聞いていたので、ヤンさんの「まだやろうか?」の問いかけにもしっかり「もういい!」と言っていましたね(笑)この話の醍醐味を知りました👏そして、どの絵本も大好評で「なんのサンドイッチ?」は、私も密かにリクエストしました~。そして、来週は春休みに入りますね。子どもの成長は早いです、子どもの時間は一瞬の時。色んな姿に出会わせてくれるおはなし会です。また来週~

3月の大人のためのおはなし会

少し冷たい風がありますが、春の日差しを感じる日となりました。テーマは桃の節句、常連の3名さんが来てくれました。

絵本「もりのひなまつり」こいでやすこ作 福音館書店

おはなし「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店

手遊び うめにうぐいす

絵本「もりのおるすばん」丸山陽子 童心社

おはなし「ボタンインコ」『天国を出ていく 本の小べや2』ファージョン作 石井桃子訳 岩波書店

ひなまつりや女の子が主人公のおはなしを揃えました。おはなし会はしっとりと心地好く進んでいくのですが、「いばら姫」の語りの時に、おひめさまとお城が眠りについたところからいっそう集中を促され、静けさを語られている最中で、時計の秒針の音がやけに大きく聞こえました。それは、おはなしの中ですが、100年の時を刻んだことを体感したような気になりました。そして、手遊びのリクエストがありましたので、みんなでじゃんけんを。「ボタンインコ」では、ファージョンの表現に魅了されました。言葉にできない感情を受けとります。涙が出そうになる、それが癒しでもある。終わってからの余韻でしばらく動けませんでした。創作の語り、また一つ学びました~。テーマのある素敵なおはなし会で、こんなにも充足した気持ちになれるんですね。ジミーさん、ヤンさん、ありがとうございました。

次回は4/15(火)、テーマは『きつね』です!