「日記」カテゴリーアーカイブ

わ~お👀

白内障の手術をしたんですよ!

もともと強度の近視なんだけど、ほら大人になるとあんまり近視は進まないていうでしょ。なのに、最近、どんどん見えなくなっていて、お風呂に入るのも眼鏡なしでは恐くてね。
とくに右目が、どうしても焦点が合わなくなった。
で、新たなメガネを買いに行こうと思った。

夫「さきに眼科で診てもろたらどうや」
わたし「そやな、緑内障もあるしなあ」

で、眼科に行った。
「白内障が進んでるね。手術しよか。今やったら4月7日が空いてるけど」
「えっ、えっ、えっ」
あれよあれよという間に手術することになった。

目とはいえ、手術だから、内科的な検査が必要。
提携している内科医院で、思わず、
わたし「メスとか、見えるんですよね・・・」
せんせい「眼のすぐ前にある物、見える?見えへんでしょ」

日が近づくにつれて、どんどん気が重くなって、逃げたくなった。

合同説明会のとき、恐そうなおじさんが、ハイっと手をあげて質問。
「わし、眼底検査の時でもじっと目を開けてられへんのです。手術中、瞬きしたらどうしたらえんですか」
せんせい「瞬きできないように固定するから大丈夫です」
わたし「(心の中で)よかったあ。よかったあ」
じつは、こっそり瞬きしない練習をしてたんです§(* ̄▽ ̄*)§

何歳になっても初めての体験はあるんやね。
で、初めての体験って、興奮するね。

勝手なもんで、コロナのこともウクライナのことも日常の背景に遠ざかり、手術のことしか考えられない日々を過ごしました。

当日、手術は5分で終了。

おかげさまで、今はすきっと見えるようになりました。
昨日新しい眼鏡ができてきたので、ばっちりです。
今日は朝から家の内外の小さなごみやほこりをそうじしました。
今まで見えてなかったんです。
忙しくなりました。

新しい眼鏡は、ブルーライトカットのものなので、PC仕事が楽になります。とどこおっていたHPの更新もがんばろう。

お休みしちゃった初級クラスのみなさま、ごめんなさいでした~

とりあえず、ご報告ですo(〃^▽^〃)o

 

 

春爛漫

そろそろ入学式ですね。
中学校の校門前の八重桜は満開でした。
校門前には、2本の八重桜があって、我が子の入学式の頃は、ちょうど隣の小学校のソメイヨシノが散るころに、赤みの濃いしだれ桜が満開になりました。
今は、一本は枯れてしまって、少し寂しい。でも、写真とって来ました。

さて今年度、ストーリーテリングの会は再開するでしょうか。
中学生のおはなし会はエキサイティングです。

小学校の前から田んぼを歩いて、ため池と竹の子の取れる丘をぶらっと歩いて春を満喫してきました。

ゆきやなぎ

もも
むかしは、この辺りはももの山地で、いい桃が取れるというので有名でした。
料亭に出荷されるので、地元民は食べられませんでした。
隣の市から峠を越えて、トンネルをふたつぬけて来ると、桃源郷。桃の花であたりがぱっと明るくなったものです。
今では後継者が減って、桃畑もずいぶん少なくなりました。

たんぽぽ
これはセイヨウタンポポです。
まだ在来のカンサイタンポポもあるし、シロバナタンポポもあります。

すみれ
すみれは色んな種類があって、私には見分けがつきません。
小さくてつつましやかで、華やかな春の野で見つけるとうれしくなります。

 

 

心機一転というほどのことでも・・・😁

ちょっとばかりリニューアルしたんですよლ(╹◡╹ლ)

気づいてもらえました?
《外国の昔話》のレイアウト。

いままでおはなしをアップした順にずらずらと並べてきてましたよね。
あれって、探しにくいんじゃないかなって思って、分類分けしてみたんです。
基準は国際昔話話型カタログATU。

ATU⇒語りの森
動物昔話⇒動物たちの話(25)
魔法昔話・宗教的昔話・愚かな鬼の話⇒まほうの話(79)
現実的説話⇒人間たちの話(11)
笑話と小話・形式譚⇒おかしな話(17)

そしたら、発見!
なんて偏った選話なんでしょ(⊙x⊙;)
(  )の数字が話数。

まほうの話がダントツに多いやん。
しかも同じ話型の話が重なってるし。
これまで、新しい話を見つけては、おっもしろ~いと思って再話してきたらこうなった。
だいたいが子どもの頃から一貫してファンタジーが好きやったからね。
でも、全国の語り手たちがみんなおなじ好みのはずはないし。
子どもたちにもいろんな話を聞いてもらいたいし。
となると、このアンバランスを何とかしなくては!

プチ・リニューアルのおかげで、反省というか、見直しができました。
今まで再話しなかった傾向の話をさがそう!

もし、もしよ、全話型を再話したなら、2300話あまりになるぞ。
そらちょっとなんぎやなあ(笑)

そのうち、《日本の昔話》もレイアウトをリニューアルしますね~

 

 

あっという間に🌸🏫🌸

百花繚乱
さくら、はくもくれん、れんぎょう、はなもも
卒園、卒業、おめでとうございます。
たいへんななか、よくがんばりました。
入園、入学、進級、おめでとうございます。
無理しないで、そろりと歩いて行きましょう。

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きのうは、絵本のこみちを更新しました。
「友だち絵本」に出会えますように!

 

 

おおきなかぶはなぜ抜けた?

入学を迎える前に、国語の教科書に出てくる名作を子どもたちに楽しませておきましょう~
なんて、書いたら、学校の先生に怒られるかな?

子どもの頃、教科書をもらったら、すぐに読んじゃったって経験ありません?
私は、そういう子どもでした。そして、教室で習ったらちっとも面白くなかった、といういやな子でした~

1年生でかならず出てくるロシアの昔話「おおきなかぶ」
絵本になってますね。
A・トルストイ再話/内田莉莎子訳/佐藤忠良絵/福音館書店
昔話絵本の中でも3本の指に入る名作です。

この話は累積譚こちら⇒《昔話雑学》で、体の大きい者(おじいさん)からディミニエンドして最後は最小のねずみでおしまいという、とってもきれいな形をとっています。
かぶはたった一つ。⇒孤立性
かぶはめっちゃ大きい。⇒極端性
引っ張るときの掛け声をふくめ、同じ言葉が繰り返される。⇒抽象性(同じ場面は同じ言葉で繰り返す)
一番小さな一番最後の存在が決定的な力を持つ⇒最後部優先の法則

とまあこう書けば、昔話の語法の勉強の典型例みたいですね(笑)

でも子どもはそんなこと知りませんからね。
めっちゃ大きなかぶにびっくりし、次々走って出てくる者に歓声を上げ、繰り返しのリズムにのって楽しみます。
うんとこしょ、どっこいしょは、みんな必ずいっしょに歌いますね~

テーマなんてどうでもいいんです。
教訓はいりません。
お遊びですから。

さて、今日ご紹介したいのは、『「おおきなかぶ」はなぜ抜けた?』という昔話についての本です。
小長谷有紀編/講談社現代新書
世界じゅうの昔話や伝説について、その成り立ちやら多様な伝承の形を、分かりやすく説いています。

目次の一部を紹介します。
*なぜ「じゅうたん」が空をとぶのか?
*森にお菓子の家があるのはなぜか?
*英雄らしくない英雄が人をひきつける理由
*おなあさんはなぜ桃を食べたのか?

などなど、ね、読みたいでしょ~

「おおきなかぶ」の論考に、こんなことが書いてましたよ。
もともと「おおきなかぶ」は子どもの遊び歌だったらしいのです。それでね、「大きな仕事を成し遂げるには、みんなが力を一つに合わせることが大切だ」とか、「仕事を成し遂げるには、最後のひと踏ん張りが大切だ」とか、そんなことはどうでもよくて、子どものように素直にあるがままに受け入れて、ただただ楽しむことだって。

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きのうのHP更新は、久々に《日本の昔話》
愛媛県の子育て幽霊譚「幽霊和尚さま」
菜の花の季節に語ってくださいね~