「講演会」カテゴリーアーカイブ

西予市講演会 その3

講演会が終わってから、短時間でしたが、卯之町を少し案内していただきました。
雨模様もあってか、とっても落ち着いた静かな町でした。

連れて行っていただいたのは、宇和米博物館。
ここは、もと、宇和町小学校の校舎だった建物です。

これ、廊下ね。
長いでしょ。109メートルあるんだって。
こっちのほうがよくわかるかな。

廊下の雑巾がけ大会があるんだって。

こちらは講堂です。大正4年築。
広くって、声がとってもよく響くの。
ここで、おはなし会したいなあって思った。全校生徒が集まってもマイク無しで語れるよ。

こちらも大正時代からあるピアノ!

さてさて、あっというまに時は過ぎ、帰りの電車の時刻になってしまいました。
温かなおもてなし、本当にありがとうございました!

西予市は広くて、自然がいろんな形で人の営みに関わっているようです。
今回は、卯之町と海岸の景色を少し見せていただきましたが、山もよいそうです。カルスト地形の牧場で、酪農を営んでいるそうです。
地質的にとっても古いところが残っていて、いつか、何日かかけてゆっくり歩きたいなあと思いました。

あ、そうそう、お宿のあった明浜(あけはま)地区の段々畑のガイドをYoutubeでどうぞ⇒こちら
目の覚めるような美しい景色が広がっていますよ~

 

 

西予市講演会 その2 まなびあん

愛媛県西予市の卯之町に、図書館があります。正式の名前は、図書交流館です。
愛称は、まなびあん
その呼び名どおりあたたかで親しみのある雰囲気の図書館です。
2019年に新築されました。

こちらが外観。車が停まっている奥が玄関です。
雨模様でちょっと暗いね。

 

中へ入ってみましょう。

キッズルームや、授乳室もあります。
ゆったりとソファーでくつろぐこともできます。

こちらが図書室です。
吹き抜けです!ほっとします。
地元の木材を使った、ぬくもりのある内装です。

このむこうが階段。上っていくと・・・

 

おはなしの部屋です。

 

こちらは学習室。
見下ろすと・・

 

午前10時から午後8時まで開館しています。
詳しくは、まなびあんのホームぺージからどうぞ⇒こちら

講演は多目的ホールで行われました。
感染対策のため机の間隔を開けていましたが、ふつうなら100台以上の机が並ぶと思います。
当日は、一番後ろの席まで、いっぱいの参加で、とても熱心に聞いてくださいました。

「西予市読書推進活動グループ研修」ということで、ふだんから学校等でおはなし会をされている方々が中心に参加されていました。
こんな遠いところでも仲間がいるのだなあと、当然のことを実感できて、ちょっと感動。

わたしの話のテーマは「子どもたちに語りの世界を」です。

前半は、語り(素話)が子どもの想像力を育むことをお話しました。
かつて子どもからもらった絵がないから自由に想像できて楽しいという言葉を伝えたいと思ってお話した次第。
「七羽のからす」(『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館)
「あなのはなし」(『おはなしのろうそく4』)
「命のろうそく」(語りの森HP⇒こちら
を語って、子どもたちがどんなふうに話を聞くのかを、具体的に示しました。

後半は、昔話から学ぶ
昔話が、人から人へ対面で伝えられてきたこと、それで、語りの場が語り手の愛情と聞き手の信頼とで成り立ってきたことをお話しました。
そして、読書ボランティアとして、物語を子どもに伝えるとき、その場を、いろりばたのような愛と信頼の場にしたいと、いっつもいってることをお話しました。
語ったのは、
「ねずみのもちつき」(語りの森HP⇒こちら
「酋長カイレ」(『語りの森昔話集2ねむりねっこ』⇒こちら

質疑応答の時間が25分あったんだけど、みなさんとっても活発に的確な質問をしてくださいました。
これをきっかけに、語りを志すかたがおひとりでも生まれたら嬉しいなと思いました。

反省:いつもなんだけど、ちゃんと原稿を作って行ってるのに、話し始めると、言いたいことが次々あふれてきて、時間切れになってしまったT_T

はい、きょうはここまで。
次回は卯之町散策~

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昨日忘れてたおはなしひろばを更新
「せんりょうばこ」
ひとつ何かするとひとつ忘れる!
あかん、あかん。がんばろ!

 

西予市講演会 その1

愛媛県西予市の図書館にお招きいただきました。

その報告なんですけどね、まずは地理的なことお話しますね。
西予市のかたがたが京田辺市をご存じないように、日本国じゅう知らない所って多々ありますよね。特に、合併で市町村名が変わっちゃって、余計に「当たりをつける」のも難しくなった。
西予の予は伊予の国の予。だからかつての伊予の国の西部ですね。
山あり海ありの自然豊かなところで、ジオパーク(地質遺産)に認定されています。その自然と人々が共存している土地です。

生まれてから今まで、いわゆるベッドタウンに暮らしている根無し草のわたしには、土地の人々との交流(といってもほんのわずかでしたが)が、とっても刺激になりました。
地域愛がうらやましかったです。

さてさて、コロナ後初めての遠出です。
旅はしょっちゅうしてますが、こんなに久しぶりなのは初めてで、どきどきでした。しかもまだコロナ終息してないし。

娘「防護服着て行きや」
わたし「うん。両手にシュッシュ持って」

あさ8時半、JRの最寄り駅から出発して、新幹線で岡山へ。岡山から特急に乗り換えて予讃線で松山。乗り換えて卯之町。「うのまち」と読みます。
15時過ぎに到着しました。
「坊ちゃん」で有名な松山から特急で約1時間です。

感覚としては、大阪までの在来線以外は、感染対策がしっかりしていて、恐れることはありませんでした。

座席はずっと海側をとっていたので、ほんと久しぶりに海を見てうれしかった~

あ、それからね、岡山からの特急、アンパンマン列車やったんですよ~
旅の初めから、ひとり盛り上がりました\(0^◇^0)/
ご紹介~

それで、子ども用の座席がこれ!

アンパンマンのマーチは、語りの森総会の歌でもあります。
できるだけ早い時期に、総会で歌いたいです。

あ、そうそう、講演で「七羽のからす」についてお話したんですけどね。
主人公がガラスの山の前で、自分の指を切り落としてカギ穴に差し込むことの象徴的な意味。
自分が兄さんたちを見つけ出して呪いを解いてあげなければと決心して、世界の果てまで旅をしますよね。太陽や月に脅かされたけど、親切な援助者の星に出会って、ひな鳥の骨(ガラスの山の戸を開くかぎ)をもらいます。
そのキ―をなくしてしまう。
大事なものをなくす経験はだれにもあります。特に子どもには。
だから、子どもたちは、この時の娘の焦りと絶望を知っています。
「どうすればいいでしょう」
この時、主人公は、思いがけない行動に出ます。自分の指を切ってキーにするのです。
リアルに情景を見ている、というか、主人公になり切っている子どもは、ハッとしますね。時には自分の指をにぎりしめたりします。
子どもは、この自己犠牲の行動を物語のなかで体験するのです。
とてもとても大事な経験です。
ここまでは講演の内容。

あとで気がついたんだけど、「七羽のからす」の主人公とアンパンマン、おんなじだと思いません?
自分の頭をちぎって、おなかのすいた人にあげる。自己犠牲ですよね。
じつは、やなせたかしさんが、最初にアンパンマンを世に問うた時、大人からの批判が相次いで、本が売れなかったんだって。頭をちぎるのが残酷だからって。
ところが!
子どもが絶大な支持をしたんだって!
それで続編が出て、シリーズが出て、アニメになって~~~

子どもは本当のことを知っている。

ああ、総会でアンパンマンのマーチ、歌いたいよ~
やなせたかしさんは、高知県出身で、それでJR四国ではアンパンマン列車を走らせてるのです。
高知にはやなせたかし記念館もあります。行ってみたいなあ。

はい、今日はここまで。次回に続く~